香に見られた二人は､暫くは様子を窺っていた｡だが､玲子が言うにはあの後も香の態度は以前と変わらない様子らしいのだ｡二人の関係を漏らす事も無いらしい｡我慢できなくなったのは､玲子のほうだった｡自宅がまずいと言う事で､わざわざ車で落ち合い､郊外のラブホに行く事にした｡だが生憎満室ばかりだった｡捜しつかれて､公園の脇道に車を停めると､いきなり玲子が覆い被さってきた｡車でのセックスの経験の無かった俺は､ぎこちない動作で玲子を受け止め､キスをした｡舌を絡め濃厚なキスが続くうちに落ち着きを取り戻した俺は､右手をブラウスのボタンを外して柔らかな胸を弄ると同時に､左手を下半身に這わせた｡乳首を弄くりながら､すっかり濡れて溢れている蜜壷に指を潜り込ませ､掻き回した｡荒い息遣いで喘ぐ玲子の手は俺のペニスを取り出し取り出し､両手で扱いていた｡シートを倒して､幾分動きに余裕の出た二人は体勢を変え６９になってお互いを貪りあった｡もう先ほどのようにあたりを気にすることも無く､快楽のみに集中していた｡やがて､背面座位の体勢で一発目を放出したが玲子の興奮は異様に見えた｡

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