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1:双子 Episode 6
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Blue Roses
グランドピアノが置かれた広い部屋。ベランダに面した窓は開かれ、夏の暑い空気がどっと流れ込んでいる。部屋の床には汗まみれになりながら裸で絡み合う三人の男女の姿。一人は美しい人妻。残りの二人は全く同じ姿形をした若い男達だ。
双子の前で潮を吹いてしまった麗子は、精神的に打ちのめされながら、二人の愛撫を受けていた。四つの手が体中をまさぐってくる。払いのけても払いのけても、すぐに別の手が伸びてきて愛撫されてしまう。手は次第にその数を増した。何十本もの手が自分の体を愛撫しているような錯覚。麗子はその白い肢体を激しくくねらせた。 やがて麗子は唇を奪われた。差し込まれた舌は先端を尖らせ、くねくねと口の中を動いた。麗子もまた、自分でも恥ずかしくなるほど舌をくねらせて、双子の舌にからめた。二人が時折息継ぎする音と、ねちゃねちゃとした唾液の音が、麗子の興奮を高める。 ― 素敵・・・ ― ふいに麗子の足が大きく開かされた。麗子が一瞬目を見開く。ねっとりとした感触が麗子の性器を襲った。 「む、む!」 双子の片割れが、麗子の股間に顔を埋めていた。唇を麗子の性器に強く押し付け、舌で襞の内側をなぞり、尿道をくすぐり、膣口をえぐった。そして・・・ 「ふ、ふぐ!」 哀しいほど硬くそして熱くなったクリトリスを優しく転がされた。麗子はたまらず腰を浮かし、その快楽からのがれようと体をくねらしたが、双子の口は股間にしっかりと張り付き、どうしても離れない。ふさがれた麗子の口の端から、唾液が噴き出した。 ― ああ! 気絶しそう! ― 麗子は言葉もなく、体をけいれんさせた。絶頂の波が繰り返し襲いかかる。麗子の意識が何度も遠のいた。 双子に見守られながら、麗子はその肉体をさらして、ぐったりとしていた。体をかくす気力もない。 「麗子さん」 「麗子さん」 双子達が顔を近づけてよびかける。 薄目を開けた。二人と目があった。顔をそむけた。そして麗子は、手を伸ばすと、一本のペニスをつかんだ。つかまれた双子が尋ねた。 「欲しいんですか?」 麗子は答えるかわりに、顔をそむけながら、ペニスをしごき始めた。 「麗子さん、僕も」 もう一人が麗子に自分のものも握らせた。 麗子は両手で二本のペニスをしごき続けた。 ― 硬い・・・ああ、こんなに硬くして・・・― しごいていると、手の中の硬いものが自分をえぐっている様子が頭に浮かんだ。 ― 欲しい・・・ ― 双子は麗子の手をペニスから引きはがして、立ち上がった。そして二人で並んだ。 「麗子さん」 何を求められているのかは分かっていた。麗子は素直に二人の前にひざまずき、髪をかきあげながら、片方のペニスを口に含んだ。麗子の頭が前後に振られ、髪がゆれた。 「む、むぐ・・・ぐ・・・」 「麗子さん、僕もお願いします」 もう一人が求める。麗子はしゃぶっていたものから口を離し、もう一本のペニスにむしゃぶりついた。 「麗子さん、こっちも」 「麗子さん、こっち」 麗子は二本のペニスを両手で握りながら、言われるままに、顔を真っ赤にして交互に奉仕し続けた。 猛烈な解放感。プライドも羞恥心も、全てがはぎ取られ、心が丸裸にされたようだ。自分が性欲のかたまりとなってペニスをくわえている事実にとてつもない興奮を覚えた。子供のように頭をなでられた。気がつくと、目から涙があふれていた。 人妻の舌技に満足した双子が、麗子の口からペニスを抜き取り、いったん麗子から離れた。麗子は両手で顔をおおって体を丸めた。丸まった麗子の背中を双子が優しくさする。麗子は震えていた。 「麗子さん、ベッドに行きましょう」 双子は手を取って麗子を立たせた。そして二人で麗子をぎゅっと抱きしめると、そのまま両側から肩を抱いて歩き始めた。麗子が二人の腰に手を回した。全裸の三人は固く密着したまま寝室へと向かった。 広い寝室。大きなベッドが置いてある。気がつくと蒸し風呂状態だったピアノの部屋に比べ、冷房がよくきき、ほてった体に心地よい。麗子は双子にエスコートされ、柔らかなベッドの上に体を横たえた。体がふわっと沈みこんだ。 双子達がよく冷えたおしぼりをもってきて、汗と唾液でよごれた麗子の体を丁寧に拭いた。拭き終わると、麗子をはさんで並んで横たわった。二人で順番に麗子を抱き寄せ、キスをする。麗子も腕を回してキスに応えた。 全てをさらけだした麗子は、もはやすっかり双子のものとなっていた。 「ねえ、麗子さん」 「なあに?」 「さっきはごめんなさい。あんなに、恥ずかしいことして」 「い、今さら言わないで。逆に恥ずかしいわ」 「麗子さん?」 「なあに?」 「麗子さん、セックスは好き?」 「なんて事聞くの・・・好きよ・・・嫌いな女なんている?」 「舐められるのは?」 「大好きよ。舐めるのも好き」 「ペニスは?」 「そんな・・・も、もちろん好きよ」 「さっきあんなに激しくしゃぶってた」 「やめて・・・ね、ねえ、あなた達、私としたかったんでしょう?」 「麗子さんとしたかった」 「裸にしたかったんでしょう?」 「裸にしたかった」 「は、裸にしてどうしたかったの?」 声が震えた。 「裸にして・・・めちゃくちゃにしたかった」 「め、めちゃくちゃ・・・」 双子は言葉で麗子を犯し始めた。二人で麗子の乳首をつまみあげながら、甘い声で、自分達がいかに麗子を欲しかったか、そして、いかに先ほど麗子がいやらしかったかについて、耳元でささやき続けた。 「麗子さんみたいな・・・淫乱な女性初めてです」 「そ、そんな! ね、ねえ! したいんでしょう!? あなた達の好きにしていいわ! 何してもいいのよ!」 「麗子さんが欲しい」 「き、来て!」 双子の一人が麗子の上になった。麗子が大きく足を広げる。硬いペニスが麗子の性器を押し分けてゆっくりと挿入された。麗子はあごを上げ、喜びの声を上げた。 「はうう! い、いい! いい!」 麗子に入った双子の一人は、上体を起こし、豹のようなしなやかさで腰を振り始めた。振るたびに、硬いものが麗子の中をえぐる。もう一人がすかさず、顔にキスの雨を降らせながら乳房をゆっくりと揉みほぐした。麗子は叫び続けた。 「あうっ! もっと突いて! もっと! おお! おお! 」 腰の動きが次第に加速された。麗子は耳元で刺激的な言葉をささやく双子の手を指が白くなるほど握り締めた。 麗子は激しくエクスタシーに達した。双子はかわるがわる麗子の体の上になり、麗子をいかせ続けた。 どのくらいの時間が経過したのだろうか? 何度絶頂に達したかは全くわからない。麗子は汗まみれになって、ぐったりとしていた。薄目を開けてみると、二本のペニスが見える。 何をしているのだろう? やがて、双子が自分達のものをしごいていることに麗子は気づいた。 「ああ・・・いいわ・・・かけなさい・・・」 双子は麗子の両脇に膝で立ち、麗子を見下ろしながら自慰を続けた。手の動きは次第に速くなっていった。 二人は全く同時に放出した。それは麗子の顔と乳房に飛び散った。 レッスンは終わった。 双子に見送られながら、麗子は車に乗った。腰に力が入らない。夢を見ていたのだろうか? 朝、この屋敷に来たときとは、自分が別人になってしまったようだ。 車を発進させた。バックミラーの中の双子の姿。麗子は髪をかきあげた。 麗子の車が門を出て見えなくなった時、双子達は互いに顔を見合わせた。 < To Be Continued >
2004/03/22 13:02:25(Y1eB3To9)
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