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1:女の性
投稿者:
(無名)
上下が紺色のスーツを身に着けて、とても控え目なチェーンネックレスでデコルテを飾る。
薄手の襟のない白のトップスが清潔感と清楚さを醸し出し、膝が見える程度のセミタイトスカートが嫌味なく中年となった恵子をグレードアップさせる。 髪の毛を後ろで束ね、薄化粧でも十分に通用する肌を保ったひとりの母親が小学3年生の娘の授業参観へと向かっていた。 40を過ぎても美しさを失わない恵子は母として娘の自慢らしく、授業中に何度も後を振り返る我が娘を仕草で、前を向きなさいとその都度促さなければならなかった。 北陸の出身の恵子は肌が白く、毎朝の日課として続けているジョギングが功を奏しているのか未だにプロポーションを保ち、体重の増加も3キロ以内に留めている。 代謝の良い身体にしていれば食事のコントロールで戻せるし、何と言ってもこれも継続させているホットヨガの効果が素晴らしいのだ。 インナーマッスルをしっかり使わなければならず、それが大量の発汗に繋がる。 産後に崩れたウエスト周りはこれで引き締まり、腕を使わない倒立はお腹もお尻も引き締まる。 お肌の調子も良いからメイクの乗りも良いし、体系の維持にも良い。 お風呂上がりに全裸で鏡の前に立つ自分の身体は見事なクビレが形成され、薄っすら縦の筋が出来たお腹を見て、冗談ではなくビキニを着ても似合う自信がある。 流石に恥ずかしくて身に着ける勇気はないけれども、月に数回通うプールでは競泳水着を着て数キロは今でも泳ぐ。 当然ノーメイクを晒しているのに、良い身体つきをした若い男性が必ずナンパをされるのだ。 始めはからかわれているのかと思っていたけれど、どうもひと回り若く間違われていると分かって正直に実年齢と娘がいると告げると、彼らは驚いて笑顔を引きつらせながら離れていった。 未だに女に見られて悪い気はしないけれど、自分には娘がいる。 もう遊べる身分ではないと戒められるし、理解と信用のおける男性じゃないと、恋愛をする気にはなれない。 以前に1度だけ娘に引き合わせたことがあったけれど、激しい拒絶反応を見せる娘に諦めざるを得なかった。 彼女にとって父親はひとりであり、今では彼は月に1度だけ娘に合うだけの元夫という立場になってしまっている。 女でいる前に母親であることを選んだことに後悔はない。 娘は何物にも代え難く、正に宝物なのだから。 それでも独り寝が寂しい……そんな夜はある。 そんな恵子には、ある異性がいた。 といっても彼は毛むくじゃらで、人間ではない。 近所に住み着く野良猫で、この界隈では知られたボス猫だった。 骨太で大きな身体は5〜6キロはあるのではなかろうか。 猫好きな誰かに食べさせてもらって悠々自適、いつも険しい目をして見知らぬ人を近づけない。 恵子はそんな彼を見かける度に話しかけ、いつしかその身体に触れる許可を彼から受けていた。 傷だらけの身体をした彼は数少ない信用の出来る人間として恵子を受け入れ、撫でられて気持ち良さそうに目を閉じてゴロゴロと喉を鳴らす。 恵子と彼の短い至福の時間は双方を癒やし、野良猫の彼も恵子を待ちわびるようになっていた。 そんな彼がいつの頃からか姿を見せなくなり、彼を探す恵子を見兼ねた猫好きの主婦がこっそりと教えてくれた。 猫好きばかりが暮らしているわけではないから、同類だとすぐに分かったらしい彼女は言った。 あのボス猫に餌を与えていた人が引っ越して居なくなり、近所では疎まれる存在の彼は居場所を無くして虐められて姿を隠してしまったと……。 諦めきれなくて空腹であろう彼を探し、1ヶ月がたった頃にやっと彼を見つけた。 痩せ細った身体に油か何かをかけられてフラつく彼を見たときには夜だったこともあり、すぐに彼だとは気が付かなかった。 弱った猫に手を差し伸べようと声をかけ、振り向いた彼の顔を見て絶句したのだ。 力のない目をした彼は怯えて身を低くして恵子を見詰め、脚を引きずりながら逃げようとして倒れたのだ。 泣きながら抱え起こした彼は抵抗をする力も残ってはおらず、生きているのが不思議なくらいその身体は軽くかった。 恐らく3キロあるかどうかの彼を慌てて動物病院に運び、獣医には今夜が山だと告げられた。 頭を持ち上げる気力も体力もなく横たわる彼は、脱水症状を脱する為の点滴がまず行われた。 血液検査の数値も悪く、あとはこの猫の生命力に欠けるしかないと言う獣医……。 恵子は彼に必死になって話し掛け、明日も来るからと何度も励ましたことを覚えている。 彼は何とか持ち堪え、次の日には頭を起こす力を取り戻してまた恵子を泣かせた。 入院は1ヶ月にも及んで費用は恵子のボーナスでは足りなかったけれど、恵子を認識してここから出してくれと鳴く彼を自宅に連れ帰った。 彼と暮らし始めて気付いたことは、元は人と暮らした過去があるとその行動が示していること。 トイレも1度で覚え、寄生虫の駆除が済むと恵子と一緒に寝たがった。 外暮らしをどれくらい続けていたのか知らないけれど、恵子が彼を知ったのは3年前。 少なくとも3年以上を外で暮らし、生き抜くためにボス猫になるしかなかったのだろう。 あんなに険しかった顔つきは危険がない暮らしの中で穏やかになり、体重も戻って恵子にベッタリな甘え猫に変貌していた。 好きで野良猫になったわけではなく、人に捨てられて外ぐらしを余儀なくされていた彼は、本来の姿に戻ったのだ。 尻尾を立てて恵子や娘にすり寄り、お腹を見せて甘え、冬は布団の中に潜り込んできて人間の温もりに包まれて眠る……。 猫との暮らしは母親の役目を除けば寂しさを忘れさせ、質素な暮らしに潤いを与えてくれた。 娘が成人するまであと11年。 その時の自分は54歳、その時にはもう女は卒業していることだろう……。 せめて綺麗で健康でいたい、一緒に暮らす家族となった猫と娘を守るのだ。 嬉しそうに授業を受ける娘の未来を想像し、目を細める恵子を密かに見詰める男の存在に、この時の恵子はまだ気づいていなかった………。 健康の為に始めたジョギングだったけれど、内蔵脂肪がついていたお腹は半年もすれば元通りになった。 不摂生を見直さない友達が変貌を見て自分もと、ジョギングに付き合うようになった。 倒れそうになる太一を一足先にスリムなお腹を手に入れた剛が励まし、叱咤激励する。 半年も経つと太一もお腹が凹み、学生時代に戻ったように軽やかな走りで数キロのジョギングを走れるようになっていた。 彼らがジョギングを続けるのは身体を動かさないと気持ちが悪いと感じ、調子が出ないのもある。 それとは別の理由も、あった。 むしろその間理由こそがジョギングを続ける動機であり、やめられない理由だった。 それは毎朝ある女性と会うが楽しみで、堪らないからだ。 彼女は決まってスパッツ姿で現れ、長い脚に形の良いお尻を拝ませてくれる。 お尻に食い込んだスパッツがそのままお尻の形を露わにさせて、黒いスパッツのときには分からなかった事実にある時から気付くようになった。 彼女が黒以外のグレーや水色のスパッツを履いてくる日は、あそこに食い込んで恥唇の形が露骨に浮き出ていることを………。 ワンサイズ小さいのか生地が薄いのか、あるいは思い切り引き上げているのかは知る由もない。 走っているうちにそうなるのか、分からない。 初めのうちはTシャツを着ていた彼女も汗で重たくなるのを嫌ったのか、スポーツブラを見せて走るようになった。 それはなにも彼女だけではなく、公園を走る自分たち以外の女性ランナーに何人もいるからあまり気兼ねする必要もないのだろう。 胸を8の字に揺らし、特徴的なメーカーの印の付いたスポーツブラに2つの突起が浮き出ているのに気付いたときには小躍りしたくなった。 海外留学をしていたときには当たり前のように見る機会はあったけれど、そういうことを気にする男は成熟していないと蔑まれ、セクシーさをアピールすることに寛容な西洋文化だからこそ見られた光景だ。 保守的な日本では衣類からブラジャーが透けることすらも嫌い、マナーだといってトップスの下にインナーを身に着けて透けて見える下着を隠す。 そんな日本において乳首を浮かび上がらせるようなスポーツブラを身に着ける、そんな女性は本当に少ない。 理由は定かではないけれど、だからジョギングを止める理由が見つからないのだ。 彼女は海外に住んでいたことがあるのかもしれない、そう思いながらすれ違うときにスポーツサングラスの下から股間を凝視して、後を追う形なった日はお尻を穴が開くまで見続けた。 やめられなかった………。 ジョギングを始める時、新たにスポーツスパッツを購入しようかとも考えたけれど、無駄にお金を使いたくなかった。 それはヨガ用のスパッツが、幾つもあったから。 柔らかくて伸縮性があり、見た目だっていわゆるスポーツスパッツとほとんど見分けはつかない。 羞恥心からショートパンツやミニスカートを履く人も少ないけれど、本格的にスポーツに打ち込む女性はスパッツを履いたそのままではないか。 その姿が潔くて格好良くて、感銘を受けた恵子はヨガ用のスパッツを履いたそのままの姿で外に出た。 何のことはなく動揺の姿で走る女性の姿が何人もあって、どうということもない。 そのうち汗で肌に張り付くTシャツが疎ましくなり、スポーツブラだけで走るようになった。 このスポーツブラだって、新しいものではない。 使い古されて見た目には変わらないけれど、旧いモデルだからか使用頻度が重なって内布が破れ、使い心地が悪くなったものだ。 捨てるのも勿体なくてパッドを買うことも考えたけれど、お金をかけるのも勿体なくてニプレスを貼った。 そのニプレスもなくなると絆創膏を貼るようになり、その無駄遣いが嫌でそのまま身に着けるようになった。 現行モデルのように丈夫な生地を使用されていない内布は、どれも劣化が進むと内側を取り去らざるを得なくなった。 早朝に走るときに身につけるだけで、誰が見てるわけではない。 慣れてしまえばどうということもなく、恵子はそれを使用し続けたのだ。 元来の何事も気にしない性格が股間とお尻の食い込みを男性に注目されているとも知らず、浮き出る乳首もリーズナブルだからと旧いタイプの競泳水着を購入し、プールを泳ぐ恵子には抵抗感はすぐに気にならなくなった。 けれど早くに結婚して子供を授かった彼らはまだ20代後半と若く、毎晩のようにしたいのに共稼ぎと子育てに疲れた妻は、そう安々と営みに応じてはくれない。 そんな彼らはには、恵子の姿は堪らなかった。 ある日曜日のこと。 息子を連れて商店街を歩く太一、その息子が同級生がいると言い出した。 息子の目線の先に、毎朝その魅力的な身体を見せつける女性が娘を連れて、買い物をしているではないか。 毎朝スポーツサングラスをして髪の毛を一纏めにしているけれど、あの色白の肌と特徴的なほくろが顎の下にあるのを見て、太一は確信した。 女性の娘は自分の息子に気付いたけれど現代っ子というのか、素知らぬ態度を見せる。 女性のほうも太一を一瞥したけれど、サングラスと帽子を被って走る太一と、普段の姿が違いすぎて分からなかったようだ。 理由もわからず、ドキドキした。 ノースリーブのワンピースを着たあの下に、あの卑猥な身体を隠していると思うと股間に血流が集まるのを禁じ得ない……。 不意に息子が、こんなことを言い出す。 今度さぁ、授業参観があるじゃん……。 パパ、来てくれる…………? それから息子からの話ではあの子にはパパがいないと聞かされ、あの女性はシングルマザーだと知った。 1ヶ月後のその日に貴重な有給を取り、相方にもそのことを伝えると彼も休みを取ったと連絡が来た。 教室で他の親に混じり我が娘を見詰めながら佇む女性を見て、相方と目を合わせる。 もう後戻りはできないと、覚悟を決めた瞬間だった………。
2025/06/22 15:39:14(UNZTZLlo)
投稿者:
(無名)
午前の授業が終了すると、後の出入り口から退出していく親たち。
1度帰宅して昼食を摂る人もいれば、近くにある飲食店に向かう人達もいる。 恵子は自宅に戻ろうと考えて廊下を歩き、その最中に基本的欲求を覚えていた。 学校で済ますのもどうかと思って、自宅との間にある毎朝ジョギングをする公園に寄ろうと足を向けた。 今朝も走ったばかりの公園に、その日のうちに寄るなんて考えてもいなかったけれど勝手知ったる場所だからトイレ事情も把握している。 管理が行き届いていて、清潔なのだ。 少し我慢すれば自宅なのに、10分も歩けばすぐそこに清潔なトイレがあると知っていて、寄らない理由はない。 緑豊かな公園が見えてくると、自然に早足になってくる。 最後は小走りになってトイレに駆け込む恵子を、 距離を開けて2人の男がさり気なく後をつけていた。 平日とあって人の姿は見える範囲にはほぼなく、トイレを利用する人は恵子以外には居ないと信じるしかない……。 トイレの入口には目隠しの壁があり、その内側に回れば仕切りはなく、普通ならば男女それぞれが双方の入口に向かう。 2人の男は迷うことなく女子トイレの入口を潜り抜け、個室が並ぶドアを見詰めると幸いにも閉じているドアはひとつだけだった。 真昼の公衆トイレの女子トイレ側に、男たちが潜んでいるなんて誰が想像しただろう………。 水の流される音がしてしばらくするとドアが開き、出てきた恵子が後から口を塞がれ恐怖しながら仰向けに倒された。 男の身体の上に仰向けに乗った恵子の暴れさせる両足を、太一が掴んで持ち上げると即座に顔を埋める。 顔の間近まで膝を持ち上げられ苦しげに顔を歪ませる恵子の股の間、そこのストッキングに歯を当てて食い破り、ショーツに鼻と口を押し付ける。 強烈なアンモニア臭が、鼻を突き抜ける。 自分の両肩に恵子の膝裏を乗せて、大きく破れたストッキングの穴に手を入れてショーツを脇に寄せる。 そこには毎朝見せ付けられたスパッツの卑猥な割れ目が口を開け、色素沈着の縁取りが一際いやらしい陰裂が出迎える。 悠長に構えていられる時間はなく、いきなり敏感な所に舌先を這わせて暴れさせる。 太一は夢中になって塩味を堪能し、濃密な女の匂いに我を忘れて舌を動かしていた………。 理由が分からなかった。 ドアを開けていきなり後から口を塞がれて、拘束された身体を倒されていた。 こんな治安の良い街のこんな場所で暴漢に襲われる相手の目的は、ひとつしかない。 恐怖しながら必死に暴れてみたけれど、身体を折り曲げられて男の力に捻じ伏せられてしまった。 気が付けば股の間に男の頭が見えて、信じられない場所を舐められる気持ち悪さを覚える自分がいた。 同じ所に顔を埋められて悶えたこともあったけれど、記憶の彼方にあるだけで思い出せない。 少なくてもこんな苦痛はなかったはずで、屈辱的な格好で抗う術もないまま蠢く男の舌に、この後の自分がどうなってしまうのか考えるのが怖かった。 娘の顔を思い浮かべ、愛娘を残してどうにかなるわけには行かない……。 誰かがトイレに入ってくることを期待したけれど、その気配はいつまで待ってもない。 聞きたくもない恥部を舐められる音と、鼻息荒く鬼畜の呼吸音だけが辺りに響き渡る。 そのうちに妙な感覚が沸き上がるのを覚えて、身体を必死に暴れさせた。 恵子は思い出した。 こんな男に感じさせられるなんて、受け入れられない。 どんなに身体に力を入れようともびくともせず、身体が抵抗することを、拒絶し始める。 こんな所で、こんなの嫌っ……! 激しく拒絶する気持ちとは反対に受け入れ始めた身体が背反する反応を示し、言うことを聞かない。 痺れるような快感に身体が弾みんで力が入るのに、抗う力は抜けていく………。 こんなはずじゃないのに………。 違うのに…………。 開いた唇の中に指を入れられ、甘噛する。 舌先で男の指を舐めて、クリトリスを舐められる快感に腰が波打つ………。 思考が停止して、欲情に支配されていく…………。 太一の口はいつしか泥濘みに汚れ、包皮から顔を出したクリトリスを吸い出していた。 内腿を震わせて感じる恵子に興奮を覚え、うねうねと動く腰を抑えて舌を暴れさせていく。 痺れて感覚がおかしくなった舌を叱咤して動かし続け、上目で恵子を窺うと官能に沈んだ女の顔をする恵子がいた。 スカートからブラウスを引き抜かれ、相方に胸を揉みしだかれる恵子が濃いピンク色のクリトリスを吸われ、何度も身を捩る。 舌触りの良いツルツルした感触が心地良く、両手をスカートの中に差し込んでパンストとショーツを一気に引き下げる。 暴れる隙を与えず足から抜き取って、再び股の間に顔を埋める。 正気に戻りかけた恵子がすぐに快感に引き摺り戻され、堪らない顔をする……。 身を起こして相方に目配せをすると恵子ごと彼も上半身を起こし、ズボンを下ろして準備をしていたペニスをあてがう。 ハッとしたように恵子が足をバタつかせたときには亀頭が中に入り始めて、時すでに遅かった。 苦痛に歪ませていた恵子の顔は、数分と経たずに妖艶な女の顔に変貌を遂げていく……。 太一の動きに合わせて広がる中が優しく包み込み、抱きつくように締め付けてくる。 そういう体質なのか恵子は太一が経験してきたどの女性よりも貪欲に感じ、あまりにも露骨に喘いで見せる……。 クワガタの角を重ね合わせるように、腰を地に付けて脚を伸ばした太一の脚に、伸ばした恵子の脚を重ね合わせる。 後ろ手に身体を支え、腰を躍動させて出入りをする結合部と恍惚とする恵子の顔を見る。 手前を動かせば酔いしれた表情を浮かべ、奥を突けば首を後ろに倒して起こした顔は悩ましげに歪ませている………。 身を起こして、本格的に腰を躍動させていく。 声を我慢出来なくなった恵子の口を相方が塞ぎ、ひたすら奥を突き続ける。 眉毛を八の字に下げた恵子が、眉間に深い皺を刻んで相方の指の間から熱い吐息をくぐもった声と共に吐き出していく…………。 時間の感覚がなくなり、深く甘い快感に飲み込まれていく自分を止められない。 相手が何者だとか自分は誰かなんて、今はどうでもいい………。 忘れていた快感に酔いしれて、女であることをある意味で思い出す………。 男の汗の匂いと耐え難い快感に身を捩り、気が遠くなっていく……。 不意に、その時がやって来た。 理由がわからぬまま身体が弾み、気が狂わんばかりの快感に包まれる……。 久しぶりのオーガズムに、身体が震える……。 数十秒の後、男の躍動が再開される。 下火になっていた炎が激しく燃え上るように、押し寄せてくる快感に抗うために頭を激しく左右に振る。 絶え間なく中を押し広げながら前後するペニスが甘い感覚を引き連れて、恵子を急速に高みへと導いていく………。 2度目のオーガズム…………。 身体の痙攣が収まると男に抱き寄せられて、身体の上に乗せられる。 下から突き上げられる鈍痛よりも、凌駕する快感が堪らない………。 今なら逃げ出せるのに、身体が言うことを聞いてくれない。 足をそれぞれペタンと横に伸ばし、男が下から突き上げてくる。 流石に足の裏を地につけた恵子が、止まらぬ男の躍動に閉じる暇のない口から涎が垂れ下がる。 疲れたらしい男が身を起こして恵子を再び寝かせると、激しく喘ぐ恵子を見ながらペニスを突き立てていく。 これまでどれほどの男を喜ばせてきたのかを想像して、嫉妬した太一が渾身のピストンを繰り広げる……。 口を塞がれた恵子がくぐもった喘ぎ声を狂ったように出し続け、ペニスを締め上げる反応からその時が近いことを知る。 自分ももうこれ以上、保ちそうにない……。 がむしゃらに腰を打ち付け、その誘惑に抗う術を失ったとき…………。 頭が弾けそうな快感を引き連れて、恵子の中へと放出を果たしていた。 入れ替わりに相方が腰を振る間、恵子は獣のような低い声を上げて便器に腰を下ろした相方の上で、狂ったように腰を振る恵子がいた。 正体を無くし、欲望のままに解れた髪の毛を振り回す……。 相方は3回の精液を献上しなければ、開放されなかった。 後で分かったことと言えば、生理の少し重い恵子は低用量ピルを服用していたことである。 あれから2週間が経ち、太一は恵子に呼び出されてラブホテルのベッドの上にいる。 味を占めた恵子は太一を脅し、自分の顔を跨いで座る恵子の恥部を舐めさせられていた。 自分ひとりで恵子を満足させられるだろうか……。 自分の身体の上で身体を踊らせる恵子を見ていて、太一には自信が持てなかった。 恵子が身体を下に移動し、ペニスを起こす。 あてがった恵子が、腰をゆっくり下ろしていく。 温もりの中に包まれるのと同時に、恵子の顎が弾かれたように跳ね上がった………。
25/06/22 22:00
(UNZTZLlo)
投稿者:
(無名)
文章に品がありつつも卑猥な内容とのギャップがとてもよかったです。素晴らしいです。
25/06/25 06:55
(ly0UpeXD)
主人公の女性がとてもよかったです。最後まで読ませていただきました。
25/06/25 07:31
(ly0UpeXD)
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