麻衣子の正面に座る加藤は、驚いた顔で直樹を見た。
直樹の視線に、言葉が冗談ではないと確信したのか息を飲む。
そして右手を、ゆっくりと麻衣子に伸ばした。

加藤の手が、人差し指と中指を伸ばした形で麻衣子の机を上を移動する。
正面からまっすぐに、捲られているスカートの中に向かって伸びていく。
そして麻衣子の足の間に触れる。

・・・クチャッ

静かな教室に、卑猥な音が響いた。
それはクラスにあるはずのない、卑猥な音だった。

クチュ、、、クチュ、、、クチャ、、、クチュ、、、、

加藤健二の二本の指が、その全てを擦り付けるように動いている。
指先から根元までが、スカートを捲って立つ麻衣子の股間の上を滑っていく。
そして指の腹が膣口の上を通り過ぎるたびに、クチュ、と音をたてていた。

麻衣子の体は加藤健二の指がクリトリスを擦るたびにビクッと跳ねていた。
スカートの裾を強く握る左手は、プルプルと震えている。
漏れそうな声を、右手で口を塞いで抑えている。

佐藤祥太は目の前にある異常で卑猥な光景を見ていた。
無意識に開いた口で熱い息を吐きながら、信じられないまま、それを見ていた。

ほんの少し前までクラスメートが授業を受けていた空間。
さっきまで大勢が話し、笑い、歩いていた場所。
そんなクラスの真ん中で、自分の席で立ち、スカートを捲っている森下麻衣子。
その股間には下着がなく、細い陰毛が見えている。

そして自分の右側に座る加藤の手が、自分の前で森下麻衣子の股間に伸びて前後に動いている。
加藤の手が動くたびに、クチャ・・・クチュ・・・と音が聞こえてくる。

森下麻衣子の左手は、スカートを握りしめて震えている。
右手で口を塞ぎ、体を震わせている。
その表情はとても苦しそうで、今にも崩れてしまいそうで、言い表せないほど艶やかだった。



ふと、中島直樹の視線に気づいた。
中島は自分の目の前で前後に動く加藤の腕の先、正面から自分に向けられていた。
中島直樹はニヤニヤと唇を歪ませ、楽しそうに、けれど強い視線で自分を見ていた。

佐藤祥太はその視線に煽られた気分になった。
良いのか？お前はしないのか？加藤だけにやらせるのか？したくないのか？
たまらない気分になり、何をすれば良いのか自分でもわからないまま、左手を森下麻衣子の尻に伸ばした。

罪悪感に似た感情に、なかなか触れる事ができなかった。
触わりたくて手を伸ばすのに、自分の中の何かが邪魔をした。
数センチが遠かった。
けれど、指先が柔かい肉に触れた瞬間、全てが消し飛び乱暴に貪った。

麻衣子は自分の正面に座る加藤が伸ばす手に、その人差し指と中指に弄られた。
加藤の指は前後に動き、愛液を塗りつけるように膣の粘膜を擦り続け、硬くなったクリトリスを挟んで摘んだ。

右側に座る佐藤祥太の左手は、スカートを捲り上げながら入ってきた。
下着のない尻肉を揉まれ、右手で乳房を揉まれた。

声を耐えられなくなり助けを求めて左を見たが、直樹の目は、さらに乱れる自分を期待していた。
その目を見た瞬間に、逃げる場所などないのだと確信してしまった。
そして、麻衣子の口に喘ぎ声を上げさせた。


前からクリトリスに伸びる指が、後ろからクリトリスを狙う指が、奪い合うように襲いかかった。
直樹は、体をビクッと跳ねている麻衣子を、喘ぎながら体を反る麻衣子を見上げながら、満足そうに笑っていた。
麻衣子は左手でスカートを握り捲ったまま、襲いかかってくる快楽に喘ぎ始めた。

ぁあぁあぁぁぁっ！！

あぁっ、あぁっ、あっ、あぁっ、、、

加藤の指が擦れるたび、クリトリスを摘むたびに体を反らして喘いだ。
佐藤の指がクリトリスに触れるたびに体をビクッと反応させ、乳房を乱暴に揉まれる刺激に悶えた。
そうしながら、直樹が２人に次の言葉を言うのを見ていた。

立ち上がった佐藤は、小さな唇が開くのを見ていた。
制服のままチンポだけを出し、見下ろしている。
そして暖かい口に包まれる感情に、無意識に体がブルッと震えた。

床に跪いた麻衣子が、頭を動かしていく。
右手はチンポの根元を扱いている。

頭を振るたびに、長い髪が揺れていた。
吸い付く口は、ジュボッ、ジュボッ、ジュボッ、ジュボッ、と音をたてていた。

「おい、早く代われよ」
そう不満を漏らす加藤は、佐藤と同じように下ろしたチャックからチンポだけを出して立っている。
その声は、自分のチンポを扱く麻衣子の左手の刺激に上ずっていた。



小便をする時のような姿の男子生徒が、麻衣子を囲んでいる。
勃起したチンポを突き出し、立っている。
そして麻衣子は２人を交互に舐め、口に含んで頭を動かし、扱いていた。

自分の中に湧いた疑念を、変態だと認めてしまいそうになる心を振り払うように激しく頭を振った。
その動きにクラスメートに自分を変態だと確信させ、直樹にさらなる凌辱を想像させながら、夢中で頭を振り続けた。


唇は、太さの違いを感じていた。
指は固さの違いを感じた。
口の中に入れると、形の違いが伝わった。

佐藤は、伸ばした体を固くした。
大きく開いた手で麻衣子の頭を掴み、その口の中でチンポを痙攣させた。
唇に包まれた肉棒が、舌の上で喉に向かって　ビュッ、ビュッ、ビュッ、と精液を放った。
直樹よりも粘ついた精液だった。

加藤は両手で麻衣子の頭を左右から掴んだ。
自分の腰に引き寄せたまま膝を曲げ、体を屈めて、麻衣子の頭を抱き抱えるような姿で体を　ビクッ、ビクッ、ビクッと痙攣させた。
佐藤よりも深い場所で、舌に押し付けられた尿道が精液を吐き出す。
麻衣子の舌はチンポの脈動を感じ、押し付けられたままドクッ、ドクッ、ドクッ、と出てくる精液を感じた。
３人の中で一番苦かった。



「じゃ、今日はおしまい！」

言葉に２人は口々に不満を言った。
けれど視線は、自分が犯し射精した麻衣子の唇を見続けていた。


「もう一回！」

「な？頼むよ！」

２人は直樹に頼み込んでいる。

「じゃぁさ、写真だけ！写真、送ってよ！」

「ああ、今も撮ってただろ？な？」

麻衣子は立ち上がり、カバンを肩にかけたまま、２人の携帯が受信音を鳴らすのを見ていた。