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1:幻光
投稿者:
浦島プウ
僕がよく行く公園には今、イチョウの大木が葉っぱを黄色く色づかせているんです。
もみじも紅葉して、小春日和の温かさの中、とてもすがすがしい気分で散歩が楽しめます。 日曜の午後、人出も絶好調。 ベビーカーを押す家族連れやお年寄りのご夫婦、大学生風の友人同士数人の集まりが、がやがやと通り過ぎて行く。 僕はぼーっとベンチに腰かけていた。 そのまま夕刻になり、寒くなってきたら帰ろう。 そう思って。 やがて、日が大きく傾き少し暗くなってきたころだった。 しかし、今日は暖かいなあ。 そうこうするうち、冬の日は、たちまち沈むのである。 まるで僕の人生のようだ。 今、老境に差し掛かり何をしようか考えている。 だが、とりま、コンビニでコーヒーでも買っておこうか。 僕はいつもそうだった。 とりま、何につけてもトリマ。 今さえよければそれでいいんで、難しいことは先送りしてしまうのだった。 あれは、半月ほど前のことだった。 帰りがけのいつものコンビニは、暗闇に沈んだ海上を行く船のようだ。 駐車場には、うん? 僕の記憶では、ありふれたその白い車のナンバーは、ビンゴ意中の女のものだった。 近くに車を止めて見ていると、意中の女はすぐに店内からレジ袋を持って現れた。 店内の明かりで逆行となるそのシルエットは、ポニーテール、ニットとスキニー。 記憶の中の女とそれは合致するものだった。 車を降りて、店に入り、コーヒーを買う。 気もそぞろ、コーヒーが入り次第、蓋をして車に戻った。 まだ、女の車は止まっている。 その隣のスペースには、車がやってきては去っていったが、いっかな女は車を発進しようとはしなかった。 僕はコーヒーを飲み終えてしまった。 と、そのとき女は突っ込んでいた車をバックさせ、こちらに向かってきたかと思うと目の前を横切った。 横顔は口を開け泣いているように見えたんだよ。 僕の脳内でお花畑が一斉に花開いた。 ボーっとしてるんじゃねーよ。 女の子の声がした。 僕は女の車を追いかけ、行きついた場所で、女を車から引きずり下ろし、着ていたものをはぎ取ると、 細い足首を持ち上げてブイ字に開いた。 我慢の限界を超えた怒張を女の股間へとぶち込んだ。 強姦なんてしないでよ。 そういえば、昔、そんなことを言われたことがあったね。
2023/12/04 08:24:19(HW9Tl5at)
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