第五部

子どもの冬休み前日に嫁絵美から嬉しい報告があった
「うちの両親が武史連れて泊まりに来ないか？て
まだあなたは仕事だから先に武史だけ預けて後から行こうと思うんだけどどうかな？」
『おっいいんじゃない？武史もご両親も喜ぶんじゃないかな？』
「あなた仕事いつまでだった？」
『27まで仕事だわ』
「そっか～じゃあ28日の午前中に武史預けに行って、二人でゆっくりして、29日に二人で行って31日の午前中に三人で帰ってくるてのはどう？
やっぱり年末年始は家で家族で過ごしたいしね♪」
『それでいいんじゃないかな』
「じゃあ決まりね♪お母さんに連絡しとくね♪」
(決行日は28日か！いよいよ…いよいよ夢を実現する日がきたぞ！)
それを確信した時点で勃起してしまった

2018年12月28日は私にとって最高の記念日であり、絵美にとっては最悪の記念日となるのだ
勿論絵美に気づかれたら私にとっても最悪の記念日となる

28日の為にまずはビデオカメラのチェックだ
中には子どもの記録がびっしり
まずはＳＤカードを購入。決行日まで保管
そして手錠とアイマスクのセット、バイブとアナルスティックを購入
ローションも考えたが、以前絵美が昼寝をしている時に悪戯をした際、しっかり濡れていたのを確認済み
「あなた、寝てる時何かした？」
と言われて焦ったが…

人間とは嬉しい事があるとこうまで変わるものなのか
仕事もスムーズにこなし、上司から誉められる
今まで以上に育児、家事もこなす
「あなた、何かいい事あった？」
さすが女という者は鋭い
これが世に言う『女の第六感』なのだろうか…
『もうじき年末休みだからね♪』
「そうね♪ね～28日武史預けたらランチしない？久しぶりに二人っきりでデートしよ♪」
『いいね♪じゃその後は…いやなんでもない』
「ん？何々？」
『なんでもないなんでもない(笑)楽しみだね♪』
「うん♪」
その後はホテルでも行こうか？と言いかけたが、また絵美の機嫌を損ねてはまずい
そんな事言わなくてもじっくりと絵美を堪能できるのだから
いい嫁なのに…勿体ない
セックスレスの旦那さんならわかって頂けるだろうか
自分の愛する嫁は最高だ
見た目も体型も性格も文句のつけようがない
だが、セックスだけはさせてくれないこのもどかしさ
しかし！そのもどかしさも後数日の我慢だ！

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