俺が高校１年生の時だった。
父ちゃんと大喧嘩をして、プチ家出をして
公園のトンネル状の遊具の中で寝ていた時だった。
たぶん夜の2時頃ー
数人の男の声と女の悲鳴で目が覚めた。
トンネルから外を見ると、4人の暴走族風の男たちに、
背広姿の30歳くらいの男と20過ぎ女性が囲まれていた。
何かに因縁をつけられて、からだを小突かれている。
公園の常夜灯に照らされた女の人の顔はかなり可愛い。
たぶん、女の人に絡んできた暴走族に男が言い返した言葉が、
あいつらの狂暴性に火をつけたのだろう。
「こいつ、カッコつけやがって・・・」
と言われて、背広姿の男の人が腹を殴られ、女性が泣いていた。
情けない話だが、俺は怖くてからだが震えて動けないでいた。
女の人の衣服を一人の男が脱がし始めた。
やめてー、と女が悲鳴をあげ、やめろよー、と男が叫ぶ。
暴走族の一人が地面に倒れた女に覆い被さろうとする。
「タカシー、そりゃ、まずいんじゃねー」
「懲役くらうだろーが」
他の暴走族が止めにはいる。
「こちらの男にさせようやー」
背広姿の男は一人に羽交い締めにされ、別の男に下半身を裸にされると、
手でチンポをシコシコされていた。
その間に女の人も下半身を裸にされると、アソコがまる見えの状態で、
男に向いて無理矢理両脚を開かされている。
チンポを高速でしごかれていた男性は完全に勃起してしまい、
背中を突かれて女性に覆い被さった。
「早くやれよー、やったら放してやるからさー」
女性は目をつぶって顔を横に向けていた。
男性はためらっていたが尻の後ろを暴走族に足で踏まれ、
女の人と下半身同士がピッタリ合わさると、ピストン運動を始めた。
女性は険しい表情で眼を閉じていたが、
一度だけ眼を開いて、覆い被さっている男の顔を見ていた。
暴走族たちはそれを見てニヤニヤ笑っていた。
男性の腰の動きが早くなり、男の顔が逝きそうな表情になったとき、
暴走族が二人がかりで無理矢理男を引き剥がし、両腕を挟んで立たせた。
「ほら、ほら、ダメだよー、レイプは犯罪ですよー」と暴走族。
男性は立たされたまま中空に向かってピユッ、ピユッ、と射精していた。

それを見た瞬間、俺は気持ちが悪くなって吐いた。
やがて暴走族達が笑ながらいなくなり、女性が服を抱えて反対方向に走っていった。
男性はぐったりしていたが、ノロノロとズボンを履いてどこかへ去っていった。

俺は夜中に家に帰り父ちゃんに土下座して謝って、許してもらった。
結局、今日まで誰にもあの夜に俺が見た事は言えないでいる。

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