私の友人にレイプ魔がいる。もうすでに２０年も前から続く所業だ。数々の失敗を糧として
彼の手口は鮮やかで、用意周到で、血も涙も無い。これから書くのは当然、その彼から聞いた
話であって、私の体験談では無い。

彼は狙った女については、時間をかけて調べる。一人の女についてのピソードを書く。
彼は週末、特に金曜日の夜、駅で狩りをする。狙いをつけた女は、自宅まで後をつける。
一人住まいの女しか狙わない。バスに乗ったり、徒歩で帰る女もいるが、基本彼は原付バイクで
スクーターしか使わない。もしもパトカーに追われても、絶対逃げ切れるのはスクーターだからだ。
その女は、駅から歩いて１０分ほどの、築１５年ほどのマンションに入った。全体が見渡せる場所から
部屋の明かりが付くことで部屋位置を確認する。その日はこれでいい。
週明けに朝早く出て、張り込む。働いてる会社を突き止める為だ。彼は興信所に勤めていた経験から
情報をとにかくたくさん集める。その女は、都内の建築会社で事務を担当する２８歳だとわかった。
名前さえ分かれば、出身地、携帯番号、借金、預金すべて分かる。怖い時代だ。
しかもその女は、１０ヵ月後。地元の石川県に帰り結婚する事が決まっていた。まさに最高の獲物だ。
彼は派手では無く、顔も体も普通の女を狙う。経験上騒ぐこともしない、警察にも届けないからだそうだ。
１０日から一ヶ月をかけてじっくり調べて、決行の日を決める。地味で結婚の決まった独居の女は、金曜日
夜は家にいる事が多い。ピッキングで部屋の中で待ってもいいが、手っ取り早いのは、帰宅して鍵を開ける
瞬間だ。いっしょに玄関になだれ込み、サバイバルナイフを突きつけて、鍵を閉める。これで終わる。
彼は徹底的に殴る蹴る。顔は殴らない。恐怖を植えつけて、声を上げられない為だ。本当に死と直面したと
感じた女は実に従順だ。後ろ手に縛り上げ、しっかりと目を見ながら言う。

「お前のことは全部知っている・・生まれた場所も恋人も両親の名も・・会社も給料の額も。貯金も少しだがあるな？
これからお前は俺に犯される。後で騒いでもいいが、そのときはお前の人生も道連れだ・・・いいな、よく考えろ、、」

彼は通報された経験が無い。目を見て顔を覚えさせて、恐怖を植えつける。

絶望のうちに目を閉じた女の首筋に舌を這わせる。安物であっても女の化粧品はいい香りだ。ちょうどいい大きさの乳房を
もみしだきながら、乳首を軽く噛む。さるぐつわをした女の口元から軽い嗚咽が漏れる。躊躇することなく下着に手を入れて
性器に指を突っ込む。すでに失禁している奴もいるが、この女の膣は少し乾き気味だった。おかまいなしに指を二本分、根元まで
突き入れる。痛さからか、身をよじるが関係無い。ゆっくりと入れた二本の指を回す。回しながら。首筋を、乳首を、腹を
舐めまわす。たいがいの女は、犯されていても５分で濡れてしまう。膣の条件反射だ。指を抜いて、濡れそぼった指を女の顔に
擦りつけて言う。

「いやらしい女だな、、おまえ、、こんな臭い汁出して、、感じてやがるのか、、彼氏が見たら泣くだろうな、、、」
女は嗚咽を漏らして泣き出す。

下着を剥ぎ取って挿入する。全部埋めて恥骨がぶつかるまで押し付ける。動きはしない。ゆっくりと押し付ける。
最初硬く挿入を拒んでいた膣は、次第に緩み、潤い、彼の性器を包み込む。それから動き出すのだ。女の顔からは、汚れた分泌物
の匂いが漂ってくる。彼は動きを止め、鈍いうなり声と共に、女の膣に彼の精液を流し込む。長い長い時間だ。
女は悲鳴とも何とも言えない声を上げる。

シャワーで局部を洗わせて、何度も何度も犯す。そして最後にこう告げて立ち去るのだ。

「○美、ずっとお前を見ているぞ・・・忘れるな・・破滅するなら、おまえもいっしょだ」

彼は一度犯した女には絶対近ずく事はしない。その代わり、何のお咎めも無いのだ。

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