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その熟女はマラソンをしていただけなのに
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:強姦輪姦 官能小説   
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1:その熟女はマラソンをしていただけなのに
投稿者: 尾奈兄さん ◆kr0AbkBuKU
菅原珠代がマラソンを始めたのは、弛んできた腹部をどうにかしたいとようやく本気になったからだ

った。五十路を目前にして初めて健康診断で引っかかった数値を改善するには、お医者さんいわく、痩

せることと運動不足の解消が一番なのだそうだ。運動などまるでしてこなかった珠代が何をしようかと

悩んでいたところ、ちょうど帰省していた息子が色々調べてくれたのがマラソンだった。

「お金をかけずに効果があるものって、これくらいだよ」

「でもただ走っているだけなんて、続けられるかしら」

 どうせ何したって続けられないんだからこれでいいじゃん、と軽口をいった息子を見返してやろうと

、取り敢えずこの子が夏休みを終えて東京へ戻るまでやってやろうじゃないの、と普段は行かないショ

ッピングセンターのスポーツ用品売り場で、ジョギングウエアをブツブツ文句を言いながら購入した珠

代だった。

 ところが始めてみると意外にも性に合っていたのかだんだん楽しくなっていき、息子が長期休みを終

え東京へ戻る頃にはすっかり習慣化できていた。マラソンコースも決まっていた。家の近所は道路幅も

狭く、あまり走るには適さない環境だったので、車で少しのところにある市民公園の外周を回ることに

していた。田舎町なので平日の昼間なんかは、公園を利用している人は少なかった。なので珠代は他人

の目を気にすることなく、走ることに集中することができた。

 少し肌寒くなって気候のある日、珠代はいつもように愛車の軽自動車に乗って市民公園へ行った。か

なり広い駐車場には他に車はなかった。いつものように奥の隅の方に車を停めた。社内でジャージの上

着を脱ぐとオレンジ色のジョギングウエアが、最近少し引き締まってきた珠代の体を包んでいた。ぽっ

ちゃり体型から少しずつ脱却しているが、まだお腹まわりは気になる。車を降り少しストレッチをした

後いつも通りのコースを走ることにした。

 郊外にあるこの市民公園は、国道に出るまでかなりの距離があった。遊具などもほとんどないため、

子供を連れてくる人もいなかった。時々営業マンなのか社名が入った車が止まっていることもあるが、

平日は静かだった。だが公園自体は高台にあるので、土日などは景色を眺めながらピクニック的な家族

がお弁当を持ってきて賑わうこともあった。

 軽快な足取りで走りだした珠代がしばらくすると、駐車場のほぼ真裏にある停車スペースに若い男性

が数人いることに気がついた。彼らのものであろう大きなワンボックスは派手な色合いをして、ガチャ

ガチャうるさい音楽を大音量で流していた。しゃがんでタバコを吸っていた彼らは、自分の息子くらい

の年令だろうが、見るからに柄の良さそうな雰囲気ではなかった。珠代はなるべく彼らを見ないように

その脇を通り過ぎた。金髪の片方の鼻にピアスをしている男が、談笑をやめて珠代のことをじっと見つ

めていた。珠代はその視線を感じていたが、刺激をしないように走り去った。

 するとすぐに「ねえ、おばさーん」と声がした。
 周りには珠代以外に人影はない。
 鼓動が早くなった。
 悪いことに巻き込まれそうな予感がした。
 珠代は聞こえないふりをして、いつもよりペースを上げた。
「おーい。おばさーんてば」
その声の主は駈け出してきてる。

 嘘。

 なんで。

 あたし何かした?

 珠代は怖くなり、短距離走のようなペースになった。
 早く駐車場に。

「おい! 待てよ! 聞こえてんだろ!」

 男もスピード上げて走ってきている。

 嫌だ。

 怖い。

 誰か。

 珠代は無我夢中で走った。息が苦しい。肺が痛い。でもそれ以上に怖い。

 マラソンを始めた頃の珠代だったら、とうに疲れ果ててしまっていただろう。

 しかしここ数ヶ月で走れる体になってきた珠代には、スタミナがあった。

 少なくとも、若いとはいえ喫煙をしているような連中よりは。

 男の声が徐々に離れていった。
 
 駐車場が見えた。

 ピンクの軽自動車はまだ先にあった。 

 なぜ入り口の方に車を停めなかったのか、少し前の自分に本気で腹が立った。

 最後の力を振り絞って、更に珠代は加速した。

 ポケットに入っている車のキーレスのボタンを押した。解錠完了の合図としてハザードランプが二回

点滅した。

 もう少し。

 その時、背後から大音量の車が猛スピードで近づいてきた。急ブレーキの乾いた音が場内に響いた。

轢かれるかと思った珠代が身を固くした。スライドドアが開いて中から手が伸びてきた。次の瞬間、珠

代の体はワンボックスに引きこまれてしまった。
 
2016/02/15 00:50:16(/Cq8dKRx)
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