[序章]
あたしを犯してるつもりの人達には、言ってませんが…。
最近では、感じてしまい、待ち遠しくさえあります。
勿論、最初は嫌でした。
だけど、彼等は決して暴力的な行為ではないんです。
時間を掛けた3~4人でされる滑らかで執拗な愛撫。
スローなストロークに大量の唾液を絡めたディープキス。
足の指の先から、顔まで丹念に全員に舐められ、アソコと口には、同時に男性器を迎え入れながら、身体中いぢりまわされる。
軽く締められる首や、あまり強くはない顔やお尻へのスパンキング。
やがて、いつしか私から懇願するのです。
「もっと、叩いてくださいっ!!」
「もっと、強く、首を絞めて!!」
「乳首をつねって!!」
そう。
私は、彼等の奴隷。
いえ。
彼等が、私に快楽を与える「快楽奴隷」
彼等は、時間も忘れ、夢中で私の体を貪る。
休み無しに葉を食べ続ける毛虫みたいに。
これは、わたしの運命だったのかも、知れない。