初めて強姦罪で仲間と捕まったのは14歳の夏だった。不良とまでいかない中途半端な俺たちは弱いからつるんでいたに違いない。俺が最年少で上は21歳が3人の15人のグループだった。誰が言ったでもなく、喧嘩なんか怖くてしないし、見たら仲間をおいて逃げるような中途半端な仲間だった。そんな俺らが勝てるのは女しかないなぁと言う話から、誰が言い出したかわからないが、初めは仲間意識を高めるために強姦をすることにした。なんせぇ、気も弱いから捕まりたくない。周到に準備を進めた。狙ったのは俺のクラスメートの地味子。顔はまぁまぁだが声を聞いたことがないくらい、おとなしいやつだった。帰りはいつも一人だし、母子家庭で母親は夜の仕事に出るから鍵っ子らしかった。帰り道も都合の良いことに襲いやすい、人気のない空き地を通る。パターンをバッチシ調べて、決行の日が来た。空き地には3畳ほどのほったて小屋があった。下は土だったから毛布を持ち込んでおいた。小屋にぎゅうぎゅうづめに隠れて待った。俺が地味子の尾行担当やった。