二人組みの男に連れ去られた女子高生････松田麻美。

今学期の期末試験を終え少し浮かれた気分で繁華街を友達と遅くまで遊びま
わっていた。

友達は各々の門限の時間になると一人･･･二人と帰っていった。

彼氏がまだいない麻美にとって
友達と遊ぶことが楽しくて仕方がなかったのだが
基本的にあまり外に出ない麻美にとって友達がいないと遊ぶところも見つけ
られないのだ。

「あーぁ、もう帰ろうかな」

最後まで付き合ってくれたクラスメートが帰ったとき麻美はつぶやいた。

クラスメートとは乗る電車の駅が違った場所にあった。

慣れてしまえばなんということのない繁華街も18歳の純朴とさえ言える麻美
にとっては迷路のようだ。

さんざ道を迷って何とか電車に乗り
地元に着いたときにはすでに門限を過ぎていた。

「１０時かぁ･･･。怒られるなぁ」

いまどき珍しく厳格な家庭、特に母親は門限には厳しかった。
ともあれ、試験終わりなどには少々のお目こぼしはしてくれたのだが
この時間はマズイ。

「電話入れておこう･･･」

携帯電話をかばんから取り出そうと視線をかばんに移した瞬間。
一瞬だった。
あわてていて気付かなかったのか･･･。
背後から強い力で抑えられ、口元に布があてがわれた。

･････なに、これ･････家････帰らなきゃ････・

遠のく意識の中で車の中に押し込まれるのを感じた･･･。

泥のような混濁した意識は一瞬のようで長い･･･。
時間の感覚がわからない。

やがて頬をたたかれて気がついた。
見たことのない場所。
かび臭い････。

この人たち誰?

ここ･･･どこ？？

ぼやける意識で思考が整理できない。
･･･あ、早く帰らなきゃ。

起き上がろうとすると足につけられた手錠に気がついた。

「おはよう、松田麻美ちゃん」
「え、ど、どなたですか？」

男が振り上げた手に生徒手帳。その背後にあるテーブルの上には
学校かばんの中身がぶちまけられていた。

「さ、いいことしようか？」
意味がつかめなかった。ただ、徐々にただ事ではない状況に置かれているこ
とが理解できた。

悲鳴を上げようとした刹那、男の手が口元を押さえた。
「騒ぐと行方不明な子になっちゃうよ？」
「はやってるから気をつけないとね」

背後から別の声、もう一人いた。
嘗め回すようないやらしい視線が刺さる。

ハッと、自分の姿を確認する。

めくれ上がったスカートが白い下着をあらわにしていた。
あわてて隠す。

しかし、その動作を男は許さなかった。

「いや、いや、いやぁぁぁぁ！！！」

一人が胸元を強くつかみ、もう一人が足を押さえつける。

いくら必死とはいえ男二人の力に女子高生ではかなわない。

･････犯される!犯される!････

思考のすべてを自衛に持っていこうとするが
男たちは待ってはくれない。
そう、男たちは計画的な誘拐犯でも話のわかる自分の知ってる大人たちとは
全く違う、私の体を弄ぶことが目的な最悪の人種“強姦魔”なのだ

一線だけは守りたかった。

無我夢中で暴れた。

「おい！動くなや!」
切れた男が怒号とともに腹を殴った。

「うえ、ごほっ、ごほっ」
････殺される!抵抗したら殺されちゃう!･･･

そう意識すると痛みではなく恐怖で体が動かない。

「おぉ～君は優等生だね」
制服がめくりあげられ下着があらわになったのを見て男たちが歓喜の声を上
げた。“いやだ、いやだ”
思えば思うほど体は震えて声も出せない。

「いい子にしていたらすぐ帰れるから、ねっと」

男がすばやく下着を脚の間から抜き取る。
「あ、いやっ！」
閉じようとするが押さえつけられてままならない。
むしゃぶりつく男。
「はっ、なに？いや！」
男性に興味もなく、付き合ったことすらない麻美はその行為がおぞましいと
しか思えなかった。
「しょんべんくせぇぇ～、うめぇぇぇぇぇ」
歓喜の声を上げる男。
べちゃべちゃと唾液を膣に送り込む男。
顔を背けているともう一人の男が顔を抑えた。

振り替えさせられた瞬間、男が唇にしゃぶりつく。
もちろんファースト･キスだ。
しかし、お構いなしに舌を送り込んでくる。
歯を食いしばって抵抗するが、やがてそれも押し切られる。
「んーーーー！！んーーーーーー！！」
「こっちはいい味だよ!」
まだ股間に夢中の男に唇を奪った男が言う。
「けほっ、はぁはぁ････」