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あの彼女は今
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:強姦輪姦 官能小説   
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1:あの彼女は今
投稿者: 吉川 ◆NFxnuteN1g
僕の大学時代からの回想録です。
かな~り強烈に長いですが、長編小説という事でお許し下さい。

高校時代からやっていたサッカー、大学へ入学してからもすぐサッカー部
に入部したが、体育会という軍隊のような厳しさを実感しながらの練習の
日々だった。
5月のある日、いつものように講義を終えてから僕ともう1人の1年の2
人で部室に行くと、ドアの前に2年の先輩が2人立っていた。
サッカー部は人数的に部室が2つあり、「お前ら今日はあっちを使え」と
僕のロッカーがある部室ではない方へと指示された。
理由は分からなかったが先輩の指示は絶対なので従った。
僕のロッカーに入れてある練習で使う物は全てその先輩たちが代わりに取
ってきてくれ、僕たちはその部室へは入れてもらえなかった。
翌日もまた違う先輩が立っていて、同じようにその部室は使わせてもらえ
なかった。
僕は以前からロッカーに色んな雑誌や講義で使うテキスト類を数十冊も入
れていて、あるテキストを取りたい旨を伝えると先輩が取ってきてくれ
た。
しかし僕が望んでいたものではなく明日どうしても必要だと告げると、そ
の先輩は面倒くさそうに「全部は重いし・・・30秒で取って来い」と僕
が取りに行く事を許可してくれた。
部室に入り急いで自分のロッカーへ向かうと、ロッカールームの奥にもう
一つ、広さ的には4畳半ほどの小さな部屋があるのだが、そこのドアが少
し開いていて中に4年の先輩たちが居る姿がチラッと見えた。
僕は気にせずに自分のロッカーへと直行し「5、6、7・・・」と、秒を
数えながら目当てのテキストを探していると、「嫌っ」というような声が
一瞬だけ聞こえた。
「今のって・・・女の声?」と思ったものの、空耳かとも思いながら耳を
澄まして聞き入っていると、「やめてっ」とまた聞こえた。
「これは、もしかしてレイプ?」と思った。
僕は驚くと同時に動きが止まり、ロッカー越しに少し開いたドアの中の様
子を見てみた。
でも、先輩が何かをしている姿くらいしか見えないので静かにドアに近寄
り、その部屋を覗いてみた。
やはり、4年の先輩たちが4人で女の子をレイプしていた。
床に全裸で仰向けに寝転がされ、頭は奥側で顔は僕の反対側を向けられて
いて見えなかったが、色の白い女の子だった。
1人の先輩はオマンコにチンコを入れて腰を振り、1人は乳首に電マやロ
ーターを当て、2人は代わる代わるチンコを咥えさせているのが見えた。
咥えさせた口から「う~っ う~っ う~っ」と女の子のうめき声が出続
けていた。
「こっちも咥えろ」と先輩が言いながら交互に咥え換えさせる度に開いた
口から、「やめて・・・」「嫌・・・」「許して・・・」と泣いているよう
な、か細い声が何回も聞こえていた。
無理矢理に奥まで咥えさせながら髪の毛を掴んで強引に頭を動かしていた
ので、その女の子はゲボゲボと何度もむせていた。
次の瞬間、僕は外に居た先輩に腕を掴まれ「早く来い」と小さな声で言わ
れて部室の外へと連れ出された。
僕が30秒以上経っても出て来ないので連れ戻しに入ってきたのだ。
「お前、この事をもし誰かや何処かに言ったらどうなるか想像はつく
な?」とその先輩に言われたが、いわゆる口止めだった。
誰にも言うつもりはなかったが「お前ら1年もそのうちやらせてくれる
よ」と言われたので、「先輩もやったんですか?」と聞くと、「俺たち2
年もまだ。明日まで4年で明後日は分からない。もしかしたら3年」と言
われた。
ようするに、この2年の先輩たちは見張りのようで、入室禁止になった昨
日から明日までが4年、その後は順番に後輩へと回ってくるのかと思っ
た。
事件としてニュースなどでは話を聞くが、実際に自分の身の周りでこんな
事が起こっているのが信じられず、当然その日は練習に身が入らなかっ
た。
やはり途中で4年の先輩たちが順番に交替で居なくなったりしていた。
練習を終えて帰宅してからも部室で見た衝撃的な光景が頭から離れず、1
年の番になったらどうするか考えると複雑だった。
各学年が何日ずつなのかは分からないし、毎日なのかどうかも分からなか
った。
でも当然1年は何でも一番後回しにされるので、恐らく早くても来週だろ
うと思っていた。
その後も集中できない練習の日々が続いたが、日曜以外の毎日が入室禁止
だった。
そして翌週になってもまだ1年に声はかからなかった。
途中で居なくなる先輩たちを元に今日は何年なのかを気にしていたが、こ
んな事を考える自体、「僕は順番を待ち望んでいるのか?」と自問自答し
ていた。
結局1年に声がかかったのはその週の、あの光景を見た日から日曜を挟ん
だ8日後だった。
その日は練習が始まって間もなく1年全員に集合がかかり、「いい経験さ
せてやる」と言われ4年の先輩2人に部室へと連れて行かれた。
1年の他の奴らは何も知らなかったので不思議そうな顔をしていたが、僕
は「いよいよか・・・どうしようかな」と凄く緊張してドキドキしてい
た。
中に入ると2年の先輩が3人で全裸の女の子をレイプしていた。
騎乗位で突き上げながら、両手に先輩2人のチンコを握らせ咥えさせてい
た。
「お前ら溜まってるだろ?好きなようにしていいからな。今日は練習に出
なくていいぞ」と言って僕たちを連れて来た4年の先輩らは立ち去った。
そして女の子の顔を見た瞬間、我が目を疑うと同時に凍りついた。
その女の子は同じゼミの菜々美ちゃんだった。
僕の学科はA~Cの3つのゼミに分かれていて、僕と同じAゼミに凄く可
愛くて上品な菜々美ちゃんという子が居た。
学部的に女子も多くて華やかだったので他にも可愛い子や綺麗な子は沢山
居たが、菜々美ちゃんは別格で、僕はこの清楚な可憐で爽やかな菜々美ち
ゃんが好きだった。
例えると、チュー○ッヒ自動車保険のCMに以前出ていた松木里菜っぽい
子。
○○県から出て来て最寄り駅近くのマンションに一人暮らしをしていて、
本人は自分の育った環境や生い立ちは隠していたが、地元では有名な会社
の社長令嬢との噂だった。
“お嬢さん”だが嫌味がなくて性格も良く、庶民的でお金持ちというの
を感じさせない色々と配慮の出来る子だったので、男子から絶大な人気が
あり、女子の友達も多かった。
ライバルはかなり多かったが僕は真剣に惚れていて、「絶対にこの子と付
き合いたい」「この子をお嫁さんにしたい」とまで思っていた程だった。
特に彼女の爽やかな笑顔は誰が言い出したのか知らないが“菜々美スマイ
ル”と皆から言われていて凄く素敵な笑顔だった。
そしてラッキーな事に僕と彼女の名字は似ていて学番が1つ違うだけだっ
た。
だから入学当初から座席指定の講義などでは必ず前後か隣の席だった事も
あって仲が良く、周りの奴らから羨ましがられていた。
そして彼女に恋人は居ないとの事だったので、誰もが彼女を狙っていた。
Cゼミにもサッカー部の高木というやつがいて、彼も彼女の事を凄く気に
入っていたので僕が同じAゼミで近い存在である事をいつも羨ましがって
いた。
先日からここでずっとレイプされていたのがこの菜々美ちゃんだったとは
思いたくなかった。
「本当に菜々美ちゃんか?」と何度見直してもやはり菜々美ちゃんに間違
いなかった。
彼女をレイプしてる先輩たちに「やめろ・・・」と心の中で叫んでいたが、
声や行動には出せなかった。
「う~っ う~っ う~っ」と、あの時と同じうめき声を出しながら先輩
たちのチンコを根元まで深く咥えさせられ、髪を振り乱しながら下から突
き上げられる動きと同時に「うっ うっ うっ・・・」と声を出してい
た。
やがて3人の先輩たちはそれぞれ彼女の顔、口の中、胸元へと射精し、射
精後のチンコも咥えさせて精液を舐めさせていた。
それを見ていた僕は心の中で「やめろ・・・そんな事させるな」と先輩に、
そして「やめろ・・・そんな事するな」と彼女に叫んでいた。
そして彼女は息を切らしながら無表情で顔や髪の毛にかかった精液を手で
拭い終えると放心状態でぼんやりと座っていた。
2年の先輩たちは「お待たせ~お前らの番だよ」「かなり調教されてるか
ら何でもあり。遠慮するなよ」「バイブや電マとか他にも色々あるから好
きに使えよ。夜までごゆっくり~」と言って出て行った。
1年の1人が「可愛い~なぁ~マジで?何て子?」と言ってると、高木が
「吉本菜々美っていう俺や吉川と同じ学部で、吉川とは同じゼミだよ」と
言った。
「これ、まずいよ・・・やめようよ・・・」と、皆に止めさせる言葉として
この程度の事しか僕は言えなかった。
すると「何言ってんだよ!せっかくのチャンスだぞ!」と言われ、「そん
なんだからお前はいつもココ一番でシュート決めらんねぇんだよ!」と僕
は皆に鼻で笑い飛ばされた。
1年は僕を入れて9人居たが、そのうち4~5人が彼女の体を触り始め、
高木が早速「菜々美ちゃ~ん、咥えて~」とか言いながらチンコを出して
彼女の口元へと持っていった。
「俺も俺も!」と数人が彼女にフェラチオさせ始め、他の奴らも彼女の胸
を揉んだりオマンコを触ったりし始めて彼女に群がった。
僕は1人だけ何もせず、ただ立ち尽くしているだけだった。
どうしても見ていられず僕はすぐに部室を出て練習に戻り、その日は家に
帰ってからも強烈に落ち込んだ。
他の子だったらいいという訳ではないが「何でだ・・・何で菜々美ちゃん
なんだよ・・・」と思い、僕自身の心の中をえぐられるような気持ちだっ
た。
入室禁止になったのが月曜日、そう言えば先週は確か火曜日から彼女を見
かけなかった。
ただ休んでいるのか、すれ違っている程度としか思わなかったが、まさか
こんな事になっていたとは思いもしなかった。
通報すれば大事件になるだろうしサッカー部も終る、彼女を救う方法はな
いかと色々考えても思いつかなかった。
 
2011/06/05 01:42:11(2FYltFVD)
7
投稿者: 吉川 ◆NFxnuteN1g
7.

これも相変わらずだったがまた勃起させようとそのままむしゃぶり付くように
激しく続け、荒々しい熱い吐息をチンコにかけながら彼女は自分でオマンコに
指を入れていた。
まるで僕は彼女にレイプされているかのようだった。

少ししてまた勃起すると彼女は「入れて下さい」と、しおらしく言いながら大
きく足を開いてオマンコを丸見えにしながら僕に向けた。
正常位でチンコを入れようとすると、亀頭部分がちょっと入った瞬間にすぐ彼
女は腰を僕に押し付けてきてオマンコの奥深くまで入れて腰を動かし始めた。
「久々のチンコ気持ちいい・・・」と彼女は言いながら足で抱きつくかのよう
に僕の腰に両足を回して締め付け、オマンコとチンコを密着させながら腰を激
しく動かして「ああ~ん ああっ! いい~!」と大声で喘ぎ始めた。
そして彼女は少しすると「ああ イキそう イク イクウッ!」とイッて、そ
の後バックの体勢になってオマンコにチンコを入れていると「アナルにも指入
れて下さい。お願いします」と言い始め、それからも色んな体位になったが彼
女のド淫乱な奴隷ぶりは健在だった。
しかし以前のMとはちょっと違って、積極的にねだってきて大胆なので少し驚
いていた。
彼女は何度も繰り返しイッていたが、僕もイク度に彼女の妖艶さの増した可愛
い顔にかけたり口の中へ注ぎ込んだり、アナルの中に出したり色んな所に射精
した。
それからも彼女は相変わらず僕のチンコを握ったまま離そうとせず、僕が壁に
もたれて休憩していても彼女はチンコを握って舐めながら話をし始めた。
「私、普通のセックスが分からない」と彼女は話し始めた。
彼女は高校3年の終り頃に初体験をしたらしいが、その後少しして卒業と同時
に別れてしまい、それからあの日にレイプされたとの事だった。
セックスの事も全く分からず、フェラチオすらした事のなかった彼女があんな
事をされて超短期間で淫乱M奴隷に特殊養成されたという事だ。
社会人になって2人の男性と付き合うもセックスとなると毎回どうして良いか
分からず、自分なりの行動しようとすると相手に驚かれ、無意識に出てしまう
丁寧語に引かれ、それからは怖くてセックスが出来ず、やがて他の理由もあっ
て別れてしまったとの事だった。
丁寧語は無意識に出てしまうようで、自分で考えて発している訳ではないと言
っていた。
そんな彼女は欲求不満が積もりに積もり、家でオナニーする事が多くなるも、
実家に居る今の環境ではバイブや電マを買う事すら出来ないと言っていた。
精神的にも不安定になり自暴自棄になって会社を辞めて風俗で働いたりAV女
優になる方がいいのかと本気で考える事もあるが、親の手前それも出来ないと
言っていた。
「でも風俗やAV女優も大変な仕事だと思うよ」などと、変ななだめ方しか僕
は出来なかった。
こんな話をしながらも彼女はチンコを放さずに握りながら「明日明後日、何か
予定あるの?今から日曜までずっとセックスしよ」「お願い!何でも言う事聞
くから前みたいに無茶苦茶にしていっぱい気持ち良くして」と言われた。
こんな事を必死で懇願する彼女はやはり強烈に欲求不満なんだと思った。
それからも、とにかく彼女はチンコを離さなかった。
「トイレに・・・」と言って離れようとすると「はい」と言いながら握ってい
たチンコを咥えて以前のようにオシッコを飲む準備をするか、「私も行く」と言
って一緒にトイレでオシッコするほどだった。
食事は出前やピザを注文し、2人とも全裸のまま食べてはまたセックスの繰り
返しで、結局彼女の言うように日曜の夜までずっと腰が砕けるほど何度もセッ
クスした。
僕は大人になったのか学生の時ほどの無茶な事はしなかったが、またこんな関
係が復活してしまった。
それからの彼女は頻繁に僕の家に来るようになった。
車で1時間半もかかる距離なのに、週末は金曜の夜から泊まりで来る事が多
く、平日も仕事を終えてから一日か二日おきに来ては夜遅くに帰るようになっ
た。
食事をしたりデートのような事もしていたが、部屋に彼女が来て僕が手を出さ
ずに居た時は「私とセックスして下さい・・・」と言って必ず求めてきた。
彼女の家は厳しいだろうから泊まりや夜が遅いのは心配したが、社会人になっ
てからはある程度は許されているとの事だった。
学生時代があまりにも壮絶な日々だったので、社会人になって普通の生活との
ギャップが大き過ぎ、かなり慢性的で極度の欲求不満が続いていたようだっ
た。
あの頃の彼女は日曜以外、毎日のように少なくとも10人以上と狂ったように
セックスしていて、4年間で相当の回数のセックスをしていた事になる。
そんな病的で異常な生活が突然終わったので、溢れる性欲に我慢に我慢を重ね
ていたのが一気に噴き出したような状態かと僕は感じていた。
そのせいか彼女自身が積極的で大胆に求めてくる事が格段に増えたのが、以前
の奴隷状態の彼女とは大きく変わっていた。
セックスする時は彼女を散々イカせ、僕も何度イッても「もっとやりたい」と
彼女はチンコを咥えっぱなしで放さず、呆れるほどの性欲で僕は貪り尽くされ
るようになり、体重も5キロほど減った。
捨ててしまった以前の変な下着や電マやバイブなども彼女がいつの間にか通販
で買ったようで僕の部屋に届き、それらもまた使うようになった。
それらを使うのはお互いが楽しむ為というのもあるが、今の彼女を僕一人で相
手するには体が持たないのでちょうど良いと思っていた。
学生時代より中身もパワーアップしていた彼女の行為と言動に少し怖さを感じ
るほどだった。
「私、もうセックスがやめられないの・・・」と言う彼女は、卒業後2ヶ月ほ
どした頃からレイプの後遺症が出てきて仕事が続けられず、それが原因で入社
後3ヶ月で退職したそうだ。
誰にも内緒で県外の精神科や婦人科に通っていた時期もあるという話もしてく
れた。
県内の病院だと彼女を見かけた人たちに変な噂を立てられる事を恐れて数時間
もかけて県外の病院まで通っていたそうだった。
学生時代から既に病気だとは思っていたが、やはりセックスしていないと自分
の存在が分からないほどの重症だったと言っていた。
彼女は婦人病や精神的な色んな症状や病状を詳しく話してくれた。
少しは良くなったそうだが精神的な面の完治は難しく、それらの症状と上手く
付き合っていくしかないとの事だった。
彼女の異常な性欲は欲求不満が少しずつ解消されると共に少ずつ落ち着いてい
った。
彼女が色んな意味で良い方向へ向かうように2人で考えてセックスをしながら
の日々が過ぎていった。

それから5年という月日が流れ、現在、僕は本社勤務に戻って仕事している。
そして彼女は今、僕の妻だ。
僕の赴任期間の2年が過ぎて本社へ戻る頃、僕は彼女にプロポーズした。
すると彼女は冗談としか思わず「からかわないで」と凄く不機嫌になった。
僕が指輪を差し出すと、彼女は僕が本気だという事が分かったようだった。
でも彼女はつぶやくように「何考えてるの?こんなボロボロの欠陥品、やめた
方がいいよ・・・心身ともに最悪だよ?」と静かに言い、彼女は続けた。
「あんな事があって、セックスが麻薬のように中毒になってた変態だよ。性病
にもかかって中絶も2回、避妊薬も常用しすぎて子供も産めるか分からない。
色々と精神的にもきつくて生きるのが嫌になる事もある。私は治らない病気だ
よ。
こんな私はもう恋愛や結婚は完全に諦めてるから・・・。
他に幾らでも良い女性は居るんだから、私なんかと結婚なんて絶対ダメだ
よ・・・」と彼女は静かに言った。

11/06/05 02:11 (2FYltFVD)
8
投稿者: 吉川 ◆NFxnuteN1g
8.

僕は自分の気持ちをそれから何時間もかけて伝え続けたが、彼女は断り続ける
ばかりだった。
数日後にまた彼女を部屋に呼んで、更に僕の思いをひたすら話してもまた断ら
れた。
その数日後から彼女と連絡が取れなくなった。
そのまま2週間ほどが過ぎてこのまま終るのかと思っていた頃、彼女と連絡が
取れて何とかまた会う事になった。
僕の部屋でまた話をしたが、彼女はあのレイプされた初日から数日間に何をさ
れ、どう思い、その後に至るまでの事や彼女が何を考えていたかを細かく話し
始めたので黙って聞いていた。
彼女は自分を卑下し、そしてひたすら自分を責めていて、ずっと自暴自棄にな
り、変な意地を張りながらも苦しんでいたとの事だった。
それから僕はまた結婚の話をすると、ようやく彼女は頷いてくれたと同時に泣
き出し、それから3時間も子供のように大声で泣いていた。
今までずっと溜めていた涙なのかと思えるほどだった。
僕の胸で大声でわんわん泣いてる彼女が愛おしくてたまらなかった。
心身共に状態は全て分かっているし、僕しか彼女を幸せに出来ないと思ってい
た。
レイプの後遺症の事も僕が一生支えて行こうと決心していた。
やっぱり僕は何だかんだ言っても彼女の事を最初からず~っと愛していたんだ
と思う。
彼女は泣くだけ泣いた後、照れくさそうに微笑んだ。
話し始めたのは夜だったのに、空が明るくなりかけていた。

その後、やはり彼女の実家の凄さと庶民の僕の実家とでは家柄も違い過ぎ、彼
女のご両親に結婚の了承を得るのにまずは一苦労だった。
その後も仲人がとある代議士夫婦との事に腰を抜かし、結納、披露宴の規模、
来賓のレベル、引き出物、新居などなど、全てが僕の実家の感覚とは違いすぎ
て大変だったが彼女も協力してくれて何とか乗り越えた。
彼女はもう他の男とというのは一切無く、彼女もその線引きは出来ているのは
分かっていたが、結婚式が近づいたある日、ちょっと気になっていた事を彼女
に聞いてみた。
「もし転勤で近くに来たのが僕でなく他のサッカー部員の奴だったら、どうし
てた?欲求不満だったし、こんな風に復活してセックスしてた?」と聞いてみ
た。
すると彼女は頭から湯気を出すほど強烈に怒り、そして泣き出したので僕はひ
たすら謝った。
実際、社会人になってからあの当時のサッカー部員や先輩たちなどから何度も
連絡は来ていたが全て無視していたそうだった。
それに僕が入学当初から彼女に好意を持っていた事を彼女は気付いていたそう
で、休みの日のあんな仕打ちをされながらのデートでも凄く楽しかったそう
だ。
当時は余計なお世話としか思っていなかった僕が書いていた彼女のレポートだ
が、今では心から感謝しているとの事だった。
こんな話を聞いて、正直僕は安心したし嬉しかった。
そして何と思われても構わない僕はサッカー部のメンバーを結婚式に胸を張っ
て招待した。
最初、彼女は嫌がっていたが、今後は僕が彼女を守り「もう菜々美に手を出す
な」という意味も含め、2人であのサッカー部の日々にケジメをつける意味も
込めて、あえて式に呼んだ。
裏では「あんな変態女と?」「家政婦以下の奴隷にし続けるのか?」とか、披
露宴で彼女の実家の規模を知って「逆玉の金目当てか?」などと言われている
のは知っている。
だが僕はそんな気は一切ないので全く気にしない。
お義父さんの会社は彼女の弟が継ぐし僕は婿養子でもない。
確かに披露宴や新居は双方の親の意向もあり援助はあったが、その他の事や今
の家計は僕と彼女の貯金からや僕の仕事の収入のみだし仕事も変わらない。
ウチの車は彼女が乗っていた可愛い軽自動車1台のままだ。
11/06/05 02:18 (2FYltFVD)
9
投稿者: 吉川 ◆NFxnuteN1g
9.

そして身体的にも色々と心配していたが、一昨年、無事に娘も生まれ、お互い
親になった。
あのレイプの日以降、彼女は表向きの笑顔はあったものの、本当の笑顔を見せ
る事は一度も無かった。
だが、ずっと封印されていたその爽やかな“菜々美スマイル”は、娘が生まれ
てから時折り見られるようになった。
彼女の消えていた灯を娘が再び点けてくれたのだ。
娘は彼女に似ていて、将来、間違いなく可愛い女性になると思う。
あんな事を自ら経験している僕は娘には人の何倍も強烈に厳しい父親になるだ
ろう。
親になって娘への思いというのが分かり、彼女のご両親にも申し訳ない事をし
たと改めて反省している。
学生時代に助けるどころか、一緒に便乗して彼女を無茶苦茶にしてしまった。
女性としての不幸を沢山背負った彼女には「僕が一生かけて幸せにする」では
ダメだと思う。
それでは足りない。
もし年老いてから幸せになっても幸せで居られる時間が少ないからだ。
「僕が彼女に幸せな生活を一生送らせ続ける事」が彼女とご両親へのせめても
の償いのように思っている。
彼女は外見だけでなく中身も、人として、女性として、母として、妻としても
最高だと思う。
そして母親になった彼女は強くたくましくなったと感じる事も多くなった。
しかし、セックスにおいては今でも彼女は僕の言いなりだ。
でも日常生活面においては今では僕は彼女の言いなりだ。


あとがき
毎年、5月末になるとお互いがあの日の事を特に思い出します。
妻の「人生最悪の日」として。
当時からの僕が見て思っていた、感じていた本音を書きました。
例え女性がその時に感じたとしても、それは身体的構造上、仕方のない事で
す。
以降、その女性の人生を破壊し、決して元には戻せません。
レイプは人間を潰す卑劣な犯罪です。
11/06/05 02:19 (2FYltFVD)
10
投稿者: (無名)
こんな言い方が正しいのかどうか分からないのだけど、、
興味深く読ませていただきました。
実話なんでしょうか?
とても読みやすかったです。
今後のお二人のお幸せをお祈りしています。
11/06/06 00:16 (Cfdvl4I2)
11
投稿者: 鈴木
感動しました。
真の男です。
末永くお幸せを、願っています。
11/06/06 05:32 (TFJxbSBT)
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