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『裕美子シリーズ』強姦された女医①
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:強姦輪姦 官能小説   
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1:『裕美子シリーズ』強姦された女医①
投稿者: 裕美子
十一時半で患者の受付けは終わる。食事をとって一息つくと、もう午後一時
すぎになっていた。
火曜と金曜の校医としての勤めは午後二時から午後五時までだ。裕美子は学
校の雰囲気が好きなので、校医の仕事はいっこうに苦にならない。放課後の
生徒たちが、広々とした校庭でクラプ活動をしている姿を見るのは楽しい。
解放感にひたるひとときである。
それは男子生徒に限ったことではない。女生徒のなかにも、セックスに関す
る生々しい問題を相談しに来る者もいた。オナニーのやりすぎで陰唇が肥大
化していないかとか、性器が異臭を放つという者とか、妊娠の不安を打ち明
ける者など、セックスがらみのことがあまりに多いのでうんざりする。
今日は変なことがなかった……。
保健室のカーテンを閉めた。壁掛時計は、ちょうど五時をさしていた。
今日、保健室にやってきたのは、クラプ活動中にネンザした男子生徒が一人
と、偏頭痛に悩まされているという女生徒だけだった。
閉めたカーテンで外光が遮断されると、今まで明るかった保健室が急に薄暗
くなった。
戸閉まりを確認してドアノブに手をかけたちょうどそのとき外からドアが軽
くノックされた。
ドアを開けると、すぐ目の前に大柄な生徒が立っている。
名前は知らないが、見覚えのある顔だ。ラグビーのインターハイ予選で代表
に選ぱれながら、他校生徒との暴力事件を起こしたために辞退させられた生
徒である。
 「先生、具合が悪くて……」
大柄な少年はぶっきらぼうに言った。
(凄く背が高い!!195センチはあるだろう・・・)
もう帰るつもりだったが、診察しないわけにはいかない。裕美子はなかに招
き入れると、椅子をすすめ、すぐにカーテンを一枚だけ開けた。
わずかな問に空は黒い雲に覆われ、薄暗くなっていてさっきまでグランドに
いたサッカー部員たちの姿はもうなかった。
振りかえると、椅子に座っているとばかり思っていた少年が、ベッドに横だ
わっていた。
 「そんなに悪いの?」
裕美子はベッドの横に椅子を引き寄せ、聴診器を手にした。
「学年と名前は?」
 「三年C組、綾小路秀樹……」
 「具合が悪いって、どんなふうに?」
秀樹の顔をのぞきこみ、順に手を当てがったが、熱はない。
 「心臓が急にドキドキして、胸が苦しくなるんです」
 「そう……ともかく診ましょう。シャツのボタンをはずして」
秀樹がワイシャツを脱ぐ手を見た。裕美子はその手の逞しさに感心した。
シャツの前をはだけると、白い丸首シャツが現われた。裕美子がその上から
聴診器を当てようとすると、秀樹が裾の部分をめくりあげて胸を露出させ
た。
胸板の分厚さに、裕美子は圧倒された。息子と大して年が違わないのに、ま
るで大人と子供の差がある。
鳩尾の上に胸毛が生えていてそれが裕美子の目にはひどく狽褒に映った。動
悸が速まった。
聴診器を当てるだけなのに、手が震えた。
まるで裕美子の動揺を見越しているかのように、秀樹が目を開けた。まとも
に視線が合い、たじろいだのは裕美子だった。
秀樹がニヤツと笑った。
背筋に悪寒が走った。危険を感じた。女の本能が、警告を大脳に送りこん
だ。
あわててベッドから離れようとしたとき、一瞬早く秀樹の手が伸びて、裕美
子の二の腕を掴んだ。ものすごい力だった。
 「何をするの!」
激痛に顔をしかめ、裕美子は大声を出した。
 「イヤッ」
大声を出したつもりだったが、恐怖でかすれ声になっていた。
秀樹が裕美子を引き寄せた。男の官能をくすぐる甘い香りが鼻腔の粘膜をく
すぐると、体の内の欲情が一挙に大きく膨らんだだけでなく、下半身の一部
にもそれが具体的な形となって表われた。
美しい女医の手を、強引に設問へ押しつけた。
 「あっ……」
熱化し膨らんだ股ぐらに触れて、裕美子は悲鳴をあげた。
その直後に、口のなかに異物が押しこまれた。汗にまみれたハンカチをつっ
こまれ、声を出すことができなくなった。
裕美子は息苦しさに耐えて必死で暴れた。それを秀樹は笑いながら眺め、体
の位置を入れ換えた。
体重をかけられて押さえこまれては、裕美子はもう身動き一つできない。
 「先生、恨まないでくれよな」
秀樹はすっかり硬くなった股間を、魅力的な女医の下腹のふくらみに押しつ
けた。
ズボンやスカートを通しても、裕美子は充分にペニスを感知した。若い剛直
が、狙いを定め、太腿の付け根に割りこみ、陰部をノックする。
男子生徒を剌激しないようにと、タイトスカートを避けて、フレアスカート
をはいてきたことが、今は仇となっていた。秀樹の力で、両脚がどんどん聞
かれてしまう。すると、硬直した一物は、より正確に割れ目を直撃した。
 「う・・・っう、嫌っ!!」
この危険な体位から逃れようと腰をもがいてみせるのだが、張りついた秀樹
の下半身は離れない。
 裕美子はとらわれの身である。そのうえ、口にはハンカチが押しこめられ
ている。
女校医のもがき苦しむ姿を見て、高校生とはいえ、肉体的にすでに大人顔負
けの秀樹は、体内の血が煮えたつほど騒ぐのを覚えた。市内でも評判の美人
医師とやるのだ。ここまできた以上、中途半端は許されない。
徹底的にやってしまえば、美人医師も警察には訴えないだろうという読みが
あった。強姦未遂では駄目なのだ。強姦を立派にやり遂げなければならな
い。
できるなら、相手に女としての歓びの声をあげさせたい。単に女性を犯し、
精を胎内に放出するだけにとどまらず、歓喜の声をあげさせるのだ。そうす
れば、強姦が強姦でなくなり、合意だったという解釈も成り立つではない
か。
秀樹は不敵に笑った。自信がある。いや、そう思いこむことによって、美人
医師に対する恐れや圧迫感を取り去り、本物の自信を得ようとした。
裕美子はすべてを諦めたように身動きをやめた。目を閉じた。
顔のすぐ上で、満足げな秀樹の含み笑いが聞こえた。
ブラウスのポタンが一つ、またIつとはずされていった。
 「ほう……」
まるで大人のような声をあげた秀樹が、胸の谷間をくっきりと浮き立たせた
白いブラジャーに見入った。熱い息が谷間にそよいだ。
 「いい匂いだ……」
秀樹が瞳の向こうに黒い影となって迫り、小犬のように鼻を鳴らした。その
タイミングを見はからって、伸ばした于で一輪挿しを掴んだ。思いきり振り
あげた。
気配を察した秀樹が、顔をあげた。
頭をめがけて、裕美子は一輪挿しを振りおろした。だが、位置関係が悪かっ
た。自分が上になっているならともかく、組み敷かれていてはスピードがつ
かない。
さらに気づいた秀樹に素早く払いのけられたため、一輪挿しは少年の頭に軽
い衝撃を与えただけだった。効果はほとんどないに等しかった。
裕美子が反撃に出たということに対して、秀樹は理不尽ともいえる怒りをぶ
つけた。
いきなり女校医の両頬に平手打ちを食らわせた。裕美子はショックで頭がボ
ーッとしてしまった。体が乱暴に何度か引っくりかえされるのが、おぼろげ
に感じられた。
 「おい、先生よ!」
今度は軽く頬を叩かれ、裕美子はようやく正常な意識を取り戻した。
 「うううう……]
口に押しこめられたハンカチのせいで声にはならなかったが、裕美子は羞恥
にすくんでいた。ブラウスもスカートもパンティストッキングも剥ぎ取られ
ていて、身に着けているも
のといえば、白いプラジャーとパンティだけだった。
見おろす秀樹の目は欲情に燃えていた。
裕美子は弱々しく頭を振った。誰かが来てくれることを析るだけだった。
秀樹が素早く丸首のシャツを脱いだ。ラグビーで鍛えた逞しい肉体だけが、
この不作法な少年の、唯一の取り柄であった。そしてそれが今、とてつもな
く大きな威力を発揮しよ
うとしていた。
秀樹は裕美子の腰にまたがりながら、器用に学生ズボンとパンツを脱いだ。
無遠慮にゴツゴツと体のあちこちに当たる肉棒の大きさ、長さを、横目で見
た裕美子は、わけもなく体が震えるのをどうすることもできないでいた。あ
わてて目を閉じた。しかし
それが徐々に、染みこむような性的快感となって、じんわりと女陰の奥から
湧きあがっていた。
 裕美子はうろたえた。こんなはずじゃないと思っても、体はあまりにも正
直だった。我れ知らず身悶えていた。
 「そんなに気持ちいいのか?」
耳もとで癒かれたとき、裕美子は初めて自分のはしたない仕草に気づいて赤
面した。抗弁しても信じてもらえないだろう。ただ堪えるしかないと思っ
た。
再び慎重なキスが繰りかえされた。秀樹はキスしながら、今度は腰を揺さぶ
るだけではなく、実際にセックスするように、下から上に向かって突き入れ
る動きを加えた。
亀頭がパンティを突き確りそうになる。亀裂からクリトリスまで突きまくる
から、湧き起こる快感の強さは前回をはるかに凌いでいる。
 「あうううっ……」
鋭い感覚が女芯を突き抜け、裕美子はいつしかくぐもった声をあげていた。
もう、声をあげるだけでは飽きたらず、明らかに自分から、欲望が渦巻く三
十路の淫裂を秀樹の肉体に
押しつけていた。
 (あああ、これを触りたい……。)
裕美子は自分の心の裏切りに驚き、肉体の正直さを恨めしく思った。
(この硬いものが私のなかに入ってきたら、どんなに気持ちいいだろ
う……。)
夫との充実した性生活の思い出を重ね合わせて考え、女盛りにさしかかった
欲望は、いやがうえにも膨れあがる。
けれども、耐えなければならなかった。禁欲を強いてきた堅い未亡人という
レッテルを、自らの手で剥がすわけにはいかない。性の歓ぴをまた味わいた
いという正直な気持ちと、
身を持ち崩してはいけないという未亡人のプライドが、裕美子の体のなかで
激しく揉み合っていた。
 「お願い、やめて。もうこれ以上、しないでエ」
裕美子は弱々しく哀願した。お願いするより他に道はなかった。力では情勢
を覆すことなど到底できるわけがない。最悪の事態を避けるには、あくまで
も自分が弱者であることを
強調しなければならなかった。
だが秀樹は、せせら笑っただけだった。
裕美子は校医であったにもかかわらず、思春期の少年の欲望の強さを知らな
すぎた。少年たちの欲望は、ひとたぴ暴走したら、最後まで発散させなけれ
ばすまないということが実
感としてわかっていなかった。だから哀願したのだ。
秀樹は女校医の背中に手をまわし、ブラジャーのホックをはずして、ストラ
ップを肩から抜いた。
 「お願い、人が来たらどうするの」
 「おれはなんとも思わないよ。困るのは、先生のほうだろ」
 [じやあ……」
一大決心をして、裕美子は言った。
 「胸だけにして。もし、それでも駄目なら……]
先の言葉を言うには、身が縮むほどの恥ずかしさと勇気が必要だった。
 「……私が手で、してあげる」
 「手で?」
裕美子の提案に、秀樹は目を丸くした。そして内心、たっぷりと出した後な
らもっと時間をかけて楽しめると、小躍りしたい気持ちだった。
裕美子は、自分が馬鹿げたことを言ったとは気づかなかった。
 「先生、本当に手でやってくれるんだね」
秀樹に念を押され、それですべてがうまく解決するものだと思いこみ、裕美
子は大きくうなずいた。
禅にされるのは仕方がない。自分の手で、相手の欲望を放出させるのもやむ
を得ないだろう。もしかしたら恥ずかしい部分を触られるかもしれない。し
かし、体を自由にされる
よりはましではないか。犯されないということが、もっとも大切なのだ。
 「先生、胸ぐらい楽しませてくれよ。いいだろ」
少年の要求を甘受するしかない。裕美子は小さくうなずいた。
秀樹がようやく腰の上からおりて、添寝するように横たわった。
太腿や下腹部に硬いペニスが勢いよく弾みながら当たった。それでもたった
一枚の薄い布切れが女性器を覆っていることで、裕美子は少し安心した気分
になれた。
秀樹が鼻を鳴らしながら左右の乳房を間近に見た。
今までかかわってきた同年代の女生徒や、ソープランド嬢たちに較べると、
肌のきめの細かさ、色艶がまるで違う。ゆったりした乳房の谷間に顔を埋
め、これから起こる行為を
考えると、肉棒はますます猛り立って、軽い刺激にも反応して歓びのしるし
を覗きだしてしまいそうだった。
心地よい緊張感に酔いながら、秀樹は静かに乳房の一つを頬張った。いつも
思うことだが、この瞬間の甘ったるいミルクのような匂いがたまらない。
充分に頬張った後は、すぐに舌先だけを使って乳首をくすぐる。強すぎては
いけない。
チロチロと粘膜の表面をかすめるように甜めるのが女には効く。
これは乳房に限ったことではない。すべての粘膜や皮膚にいえる。そのこと
を、秀樹は今までの経験からよく承知していた。
秀樹にとって、今日の相手は大物であるだけにやり甲斐もあった。何事にも
いい加減で大雑把な少年は、女が相手の場合だけ、研究熱心な性の求道者に
変身した。
長い時間、秀樹は乳房だけを愛撫の対象とした。淡いピンク色に染まった二
つの乳房は、時折りぶるぶると震えて、秀樹の欲情をいっそう煽りたてた。
「やめて……もう充分でしょう。お願い……]
必死になって女体に湧く感覚を抑制してきた裕美子だが、秀樹の疲れを知ら
ない長い愛撫に、危険なものを察知した。このまま耐え抜く自信はまるでな
い。相手が夫とか恋人なら
ともかく、不意の侵入者である。これ以上の醜態はさらしたくなかった。
少年の絶妙な舌の使い方に触発されて、乳首はすっかり硬く勃起していた。
それだけならまだしも、恥ずかしい女の中心部が、いつのまにか熱く火照
り、そこに瞼が裏がえって
しまいそうな快感が発生した。
そうなると、いくら自制しても体が跳ねてしまう。それを秀樹に悟られるの
が死ぬほどつらかった。感じていると思われたくなかった。
けれども、あまりにも女体は正直すぎた。感じてはならないと頭のなかで他
のことを考え我慢する。
が、それも初めのうちだけで、すぐに甘く切ない陶酔が、乳首だけでなく下
腹部の亀裂のあたりから湧いてくる。何度、このまま相手にまかせて、思う
存分、性の楽しさを満喫したいと思ったかしれない。
しかし、自分は女校医だ。そんなことは、たとえ自分が一方的な被害者だと
はいえ、是認されるべき性質のものではなかった。耐えるしかなかった。
 「ねえ、そろそろ、手でしてあげるから……」
いやな言葉だ。しかしこの危険な状況から一刻も早く逃れるためには言うし
かなかった。
 「そうだな」
秀樹があっさりと受け入れたので、裕美子は少しホツとした。そのくせ、心
のどこかに、はぐらかされて放りだざれたような虚しさを感じた。
 「でも……」
秀樹はたおやかな裕美子の女体を見おろし、言葉をついだ。
「先生の裸だけは、じっくりと見せてもらうからな]
おもむろに、白いパンティの縁に指をかけた。
「いやっ!待って。ちょっと待って」
裕美子はあわてて少年の手を押さえた。
「ねえ、約束して。見るだけ。それ以上のこと、絶対にしないって約束し
て」
「……わかったよ。見るだけだ。それ以上のことはしない」
秀樹がパンティを足首から引き抜くまで、裕美子はじっと目を閉じていた。
「ほら、先生、やってくれよ」
隣りに秀樹が仰臥した気配があり、裕美子は半身を起こした。
裕美子の視界に飛びこんできたのは、まるでビール瓶のような、長大な男性
器だった。見事な反りと膨張率を誇示するようにして、ピクンッ、ピクンッ
と脈打っている。
 「擦ってくれよ。先生の綺麗な手で……ほら、早く」
唸るような声にうながされて、裕美子はこわごわと肉柱に触れた。
硬くて大かった。指が幹の部分にまわりきらなかった。
裕美子が肉体を触っている姿を秀樹は眺めながら、満足げな笑いを浮かべ
た。
 「擦るんだよ。先生の年なら、それくらい知ってるだろう」
なるべく手もとを見まいとしたが、目は意志に逆らって、肉柱に向けられ
た。
てのひらが脈動の強さに弾きかえされそうになったが、裕美子はしっかり握
りしめ、ゆっくりと表皮を擦りはじめた。
不思議だった。事務的にやろうというつもりだったのに、相手の気分を高め
るような、強く激しい動きになってしまう。それに気づいてあわてて無感動
を装い、おざなりに摩擦
した。
 「ウッ……ふん……]
今や秀樹は天井を見つめ、少しずつ顔を紅潮させている。
筋肉ののった胸や、余分な肉のない下腹が、時折り心地よさそうに痙撃し
た。そういう少年の裸を見ると、裕美子のなかで淫らな部分が前面に押しだ
されてきて、気分までが高揚していく。    
奇妙に感じたのは、裕美子が裸になったにもかかわらず、秀樹が女体に触れ
ようとしないことだった。これは予想外であったが、裕美子にとってはあり
がたい誤算だった。なぜなら女陰は、あまりにも長い秀樹の乳首への愛撫
で、まるで洪水のようにぐっしょりと濡れそぽっていたからだ。
気持ちがよくって、そんなことまで気がまわらないのかな……。
やはり子供なのだと思いながら、裕美子は少し手の動きにスピードを加え
た。
 「先生……あああ、その調子だよ……」
ペニスの先端からは、ねばついて透き通った露が溢れだしていた。
 (これが、私のアソコに入ってきたら……。)
裕美子は突然、そんなことを考え、大きく動揺した。なんてはしたないこと
を……と思ったものの、自分の心に少しでもそれを望む気持ちがあるのだと
気づいて、愕然たる思いに
駆られた。そして、ひとたびその思いにとらわれると、すべての禁を犯し
て、実行してしまいたい語感に駆られたのも事実であった。
閉じていた両腿の付け根が火傷をしたように熱く火照り、肉腰の間からドロ
リと愛液が溶けだす。
 (触られなくてよかった……。)
女の弱点を知られなかったことに、安心した気分になる。
 「先生……は、早く……」
そそのかすような秀樹の声で我れにかえった裕美子は、さらにスピードを加
えて肉体をしごいた。
逞しい少年の体が弓なりに反った。目が三白眼になって宙をさまよう。
 (出るんだわ………)
すさまじい噴射を思い浮かべた。
 「あっ、イクっ!!]
秀樹は、「出る」とは言わなかった。
そのセックスに直接結びつく言葉は、裕美子の胸を切なくかき乱した。その
短い言葉は、夫との官能に満ちた夜を思いださせるには充分であった。
肉棒を握りしめた五本のしなやかな指は、秀樹の声に反応して、一気に表皮
を根元にまで押しさげた。
 「あああっ、気持ちいい……」
正直で端的な言葉は、裕美子の全身を妖しく揺さぶった。とりわけ股間の秘
唇に、その影響が強く現われた。感じやすい粘膜は、小気味よく震動しなが
ら、男の硬い一物を求めて、
またも媚液を湧出させた。
「イクぞ!!!アッ、アッ、アー」
手がはねのけられるほどの衝撃を受け、こわばりの先端から白い塊りが宙に
飛んだ。美しい放物線を描きながら、たてつづけに放たれた。
裕美子は、その飛距離と量の多さに、ただ呆然と見とれるばかりだった。
この強烈な精を、子宮に思いきり受けられたら……。
考えてはならないとわかっていても、その思いは頭のなかにこびりついて、
決して離れることはなかった。
                   〈続く〉
2006/10/09 11:23:03(eqbjMW6B)
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