私は２３歳のホステスです。源氏名は美紀で、お客と寝ることもなく適当に金を稼いで楽しく暮らしていました。
ウチの店の男子従業員は経費削減のため、スポーツ紙のほんの数センチの広告で来るような、
カバン１つで住所不定という薄汚れた人間ばかりが集められ、
３ヶ月くらい働いては店の金を持ち逃げ、という繰り返しで顔ぶれが変わっていきました。
その中の一人でやはりカバン１つでやってきて雇われた、中村というヨレヨレの４０歳近くの男がいました。
なぜか中村は私にだけこっそり親切にしてくれるようになったんです。
イヤなお客を避けて席につけてくれたり、遅刻を見逃してくれたり、特に何とも思わなかったのですが…
ある日、仕事が終わってタクシーに乗って帰る途中、携帯が鳴りました。
知らない番号だったのですがお客かもしれないので出たら中村でした。
「番号教えてないのにどうして？！」と驚きましたが「店長から聞いたんだよ」と言われ、
「ちょっと出てこれない？〇〇のファミレスで。ひとみちゃんのことで。」
No.2のひとみちゃんはちょっとした問題児でみんなが大迷惑していたし、
ファミレスなら周りに人が大勢いるからいいか、と思い、向かいました。
中村はしばらくひとみちゃんの話をしていましたが「ところでさー、美紀ちゃん、俺と付き合わない？」と
唐突に切り出しました。店内恋愛は固く禁止されているのはもちろんですが、そもそもこんなヨレたオヤジと！
でも営業スマイルで「でも私好きなひといるしー」と断りました。「そっかー。残念だなー」で終わりました。
すぐに笑顔で別れ、別々のタクシーにのって帰りました。
自宅のマンションに着いてカギを開けて中に入り、ホッと一息ついたその時、なんと、部屋の中に中村がいました。
物凄いびっくりして「ええー？！！なんで？？！！」と叫びましたが、中村は笑顔で大きな包丁を持っていて
「こんなに俺が愛してるんだから美紀も俺のことが好きなはずだ！どうしてわからないんだ？！」と言いながら
私に包丁を向け、近寄ってきました。「刺される！！」と力が抜けて座り込んでしまった私を何度も平手で殴りました｡
「助けて！助けて！」と絶叫しましたが元々このマンションは分譲タイプで古くても防音が完璧でした。
中村は私をベッドに引きずり込み、私の服を脱がせ、右手と右足、左手と左足を縛り、自分も裸になりました。
「美紀ちゃんがお客についてる間にバッグからカギ借りて合鍵作っといたよ。2人は夫婦になるんだから。」
照明を一番明るくされ、隠すことも出来ない私を中村はいやらしく責めてきました。