私の「思い出日記」に「兄との出来事」と書かれていたのを読み直し今からその光景を思い浮かべながら書くことにします。
前回投稿した、和歌山の祖父の家から戻ってからの事です。
当時はまだ部屋にクーラーがなかったせいで私の部屋は、蒸し暑く夜にならないと勉強が出来ない日々が続いていました。
後一週間程で夏休みも終わろうかとしていた頃、夜英語の勉強をしていたら、ふと辞書がないことに気がつき、兄に借りようと隣の部屋に向かったのです。
そして、ノックしようと手を上げた瞬間、私は兄のうめくような声を耳にしてしまいました。
私は直感で、兄がオナニーしていると悟りました。
でも私自身、まだ男がどのように性的欲求を鎮めるか、学校の友達との会話でなんとなく知っていたつもりです。
しかし身近に立ちかえって、まさか兄のオナニー現場に出くわすとは思ってもみませんでした。
私は急激に高まった好奇心に突き動かされ、気づかれないように静かにドアを開けました。
兄がベッドの上であぐらをかくように座っている姿が目に入りました。
しかもベッドはキシキシと小刻みに揺れているのです。
間違いなく兄はオナニーをしているのだと確信しました。
よく観察すると、兄は左手で白いハンカチのようなものを匂いながら、右手は股間に付いている肉棒を上下に擦っている光景が私の目に写ったのです。
よく見ると白いハンカチは私が祖父の家から帰ってきて、汚れていたのでゴミ箱に捨てたパンティーだったのです。
私は一生懸命受験勉強をしている兄がこんなことをしているなんて幻滅してしまいました。
しかし、私は唾を飲み込んで、次の展開を待ちました。
突然、兄が上向きに寝転がったのです。
途端私の目の前に兄の肉棒が飛び込んで来たのです。
（す、すごい！以前の祖父の肉棒とは違い、兄のは一回り大きく見えました）それが私の素直な感想でした。
その大きな太い肉棒は兄の股間で脈打っていたのです。
仰向けになった兄は左手で私のパンティーの臭いをかぎ、右手で自分の肉棒を擦りながら、時々口から押し殺したうめき声が洩れていたのです。
（お兄ちゃんたら、あんなに必死に肉棒をこすってる……）
数分経つと「う……ううっ」と言い兄の手の動きが早くなってきたのです。
左手の私のパンティーはベッドの上に置かれて、ただ肉棒を擦る事だけに熱中し始めていました。
私自身最後の瞬間を見たくなり、兄の動きを凝視した。
「うう、くうう……っ！」と言うとともに、やがていきりきった兄の肉棒から、白い液体がほとばしりました。
私はその液体が空中を勢いよく飛び、やがてベッドのシーツの上に落下したのを今でも目に焼きついてはっきりと覚えています。　
兄は荒い息をしながらベッドに寝ました。
私ははゆっくりとドアを閉めました。
（そうか、男の人ってあんなふうになるんだ……）その時初めて、自分も興奮していることに気が付きました。　
私はちょっとした悪戯心を起こして、高鳴る鼓動を抑えた後ノックをしました。
「お兄ちゃん、開けるわよ。ちょっと英語の辞書借りたいんだけど……」　
部屋の中で、バタバタと音がしたんです。
「ねえ、何やってるの。入るよ。お兄ちゃん？」
「ちょ、ちょっと待て！開けるな！」えらく慌てたようすで兄が言ったんです。
しかし私はかまわずドアを開けたのです。
そこには、布団で下半身を隠しただけの兄がいました。
「おい、開けるなって言っただろ！」と兄は怒ったみたいでした。
「なによ、辞書借りるぐらいいいじゃない！」私は吹き出さないように慎重に言いました。
兄は怒りながら「辞書は机の上だ。見つけたら早くでていけよ！」と私に言いました。　
兄の反応を楽しみながら、私は辞書を手に取って部屋を出ようとしたのです。
その時かすかになにかの濃い匂いがしたんです。
おそらくあの液体の匂いだ。
「ねえ、お兄ちゃん。なんか匂わない？」
「な、なにも匂わないよ！」兄が真っ赤な顔で言う。
「おかしいなぁ。何か匂うんだけどな……まあいいか。じゃ、お兄ちゃんこれ借りてくからね」と言って部屋を出ました。
三日後、兄の肉棒が私の肉唇の中に入ってこようとは、夢にも思ってはいませんでした。

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