優姉との行為で俺は疲れ果てたのだろうか。
俺は気が付かない間に寝ていた。
だが、俺はふと目を覚ます。
目を覚ますと優姉は数刻前通り、裸のままで俺の胸の中に居た。
優姉も目を覚ましていたが
泣いた性で赤くなった目で遠い目をしている。
いわえる、放心状態って言うやつ?
「篤、起きた?」
優姉は何事も無かった様に俺にそう語りかける。
「うん…。優姉…。」
「何?」
優姉は何となくボーッとした感じで答える。
「さっきは、ごめん。優姉…。」
俺はそう口から自然に言葉が出る。
「そっか…私…篤に犯されちゃつたんだよね。」
優姉はどことなく人事の様に言う。
「ごめんね、優姉…。」
「ふぅ…私の初体験の相手は篤か、キスも篤…。」
「本当にごめん…優姉」
俺は優姉に「ごめん」以外の言葉が見つからなかった。
「まぁ、取り敢えず…お風呂に入ってくるね、私」
優姉は立ち上がると外に出ようとする…裸のまま。
「優姉!!!裸のままだよ。」
俺がそう言うと優姉はバスタオルを羽織って出て行く。
それからその日は特に何も無く、普段通りの優姉になっていた。
やがて次の日、曾祖父達が帰って普段通りの生活になっていた。
そう、あの日までは…。