俺の姉は、高3で2コ上のくせに頼りない。
自分のコトを、「まな」と呼び、俺のコトは「たく」と呼ぶ。俺も姉を呼び捨てにしてる。
俺たちは、長いコトはなれて暮らしていたから、兄弟という実感はない。
2年前、久し振りにまなを見た時は、正直驚いた。すごくキレイになってた。
そのときからまなに対して、特別な気持ちを持つようになった。
まなは、何をしても危なっかしい。料理もダメ、普通に歩いても転ぶ。
俺の部屋にあるビデオデッキもロクに使えない。その様子を見て俺は、あきれ果ててこう言った。
「あのな、そんなんじゃ嫁に行けねぇぞ」
その言葉を聞くと、まながきゅうに真剣な顔をしてこう言った。
「そしたら、たくがもらってくれる。。。?」
「は。。。」
冗談だろ?と言おうとしたら、まなが、真顔のまま、
「冗談じゃないよ」
理性がぶっとんだ。
てか、理性って何だよ?
姉だろうが関係ない。
まなは、俺の女だ!!
俺は、まなを床に押し付けた。まなが