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1 兄とわたし
1 母が亡くなり、遺品の整理をする事になった。 父はすでに亡くなっており、実家には母だけが住んでいた。 わたしは結婚して既に五年、夫との間には子供が二人いる。 兄も、三か月前にようやく結婚をした。元々体調が思わしくなくなっていた母は、それを見届けるように、亡くなった。 わたしも兄も実家を離れて暮らしているが、同じ市内だった。 葬儀やら何やらもひと段落したのを機に、兄と話をして決めた。 わたしは夫に子供たちを預け、一人で行く事にした。兄もそうすると言う。 確かに、母親の遺品に、人に見せにくい物が出て来るかもしれない。兄と二人だけの方が都合が良い。さらに、人が聞いても面白くない想い出話に花が咲くかもしれない。 来週の日曜の朝から遺品整理を行う事をわたしが提案した。兄はそれを了承した。 2 日曜は朝から雨だった。 夫は、日を改めたらどうだと言ったが、兄もわざわざ都合をつけてくれたのだからと答え、予定通り実家に向かった。 夫の車を使わせてもらった。汚れ作業になると思い、トレーナーの上下だったからだ。こんな格好で外を歩くのは、さすがに二人の子持ちとは言え気が引ける。 実家に着いた。いつも兄が車を止めていたスペースに駐車する。 玄関ドアの鍵は開いていた。 兄はすでに来ているようだ。 「おはよう」 わたしは声をかけながら居間へと向かう。 兄は居間のソファに座って寛いでいた。少し前まで住んでいた家だからなのか、すっかり独身時代の兄の顔に戻っていた。兄もトレーナーの上下だった。 「兄さん、顔が独身時代よ」わたしは思ったままを言った。「お義姉さんが気の毒だわ」 「まあ、そう言うな」兄は困ったような顔をしている。「あいつの運転で連れて来てもらったんだけど、オレが降りると振り返りもせずに、実家に向かって行ったよ。きっと今頃は、あいつだって、すっかり独身時代の顔に戻っているさ」 「新婚なのにねぇ……」わたしはつぶやく。「わたしなら、ずっと一緒に居たいわ……」 「まあ、そうだろうな」兄がからかうように言う。「家が近いからって、毎日のように顔を出してさ、その度に旦那君の名前を連呼していたよ。やれ優しいだの。やれ素敵だのってな」 「そうだった? 覚えていないわ……」 「母さんは笑いながら聞いていたよ。オレはうんざりして部屋に戻ったけどな」 兄は言いながら天井を見上げた。二階にある兄の部屋を差しているようだ。 二階には部屋が三つあった。階段を上がって正面に来客用の一部屋。その右側が兄の部屋で、左側がわたしの部屋だった。 わたしも天井を見上げた。 「……行ってみるか?」 兄がぽつりと言う。 「え……?」 わたしは兄の顔を見る。兄もわたしを見る。 「……うん……」 わたしは小さく答える。 3 階段を兄を先にして上る。 結婚をしてからは、わたしは自分の部屋には入っていなかった。母が「お前の部屋はもう物置にしたから、帰って来れないからね」と言っていたからだ。母なりに、結婚をしたからにはしっかりとやるようにと言ってくれているのだと思っていた。だから、わたしもそのつもりでいた。 「お前の部屋、見てみるか?」 階段を上がって、兄がわたしに言う。 「母さんは、物置にしているって言っていたわ」 「ほう、物置ねぇ……」 兄は笑って、部屋のドアを開けた。銀色のノブの付いたドアだった。兄はノブを引いた。 部屋は、わたしが短大を出て仕事に就き、会社近くのアパートに引っ越しをした、その当時のままだった。ベッド、勉強机、その当時お気に入りだったアイドルのポスター、まるで時間が戻ったようだった。 「……母さん、わたしのものなんか整理したと思っていたわ……」 「母さん、週に二、三度は掃除していたよ。オレの方がお前のものを整理した方が良いって言ったんだけどな、母さんは聞かなかった。娘の想い出にしたかったんじゃないか?」 わたしの目に涙が浮かぶ。 「口では強がっていたけどさ、それなりに淋しい思いもあったんだろうさ」兄は言う。「オレの部屋も、結婚前のまんまだよ。……まあ、オレが結婚してすぐに入院しちまったから、手を付けられなかったって言うのもあるんだろうけどな……」 「そう……」わたしはつぶやく。それから、兄を見た。「……なんだか、昔が思い出されちゃうわね……」 「……だな」 兄もつぶやいた。 2 兄とわたし 秘め事 1 …… あれは兄が高校二年、わたしが中学三年の時だった。 夏だった。 わたしと兄の部屋には扇風機のみで、二階にはクーラーがあるのは客を泊める部屋だけだった。 風呂上がりだった。 汗が退かなかった。そんな時は客用の部屋に入ってクーラーを使う。わたしは薄手の袖なしワンピース、兄は短パン一枚だった。それはいつもの恰好だった。 クーラーの風に当たりながら床に寝転がって並ぶ。 「お前、彼氏が出来たか?」 学校の事を話している中で、兄が突然訊いてくる。 「まさかぁ! 彼氏なんかいないわよぅ!」わたしは答える。兄の友人たちを見ていたので、同級生が子供に見えていた。「わたし、年上が好きみたい」 「年上?」 「ほら、兄さんのお友だちみたいな」 「そうなんだ……」 「そう言う兄さんはどうなのよ?」 「オレは逆に年下が好みかなぁ……」 「わぁ、ロリコン!」 「お前と同じで、お前の友達を見て、可愛いなって思うんだよなぁ…… 同級生は皆オバサンに見えちまう」 「ふうん……」 「お前はオレの年代が好きで、オレはお前の年代が好きってわけだ……」 「そうみたいね……」 会話が途切れた。何となく空気が変わったように感じた。わたしは目を閉じた。 何か温かいものがわたしの右の二の腕に触れた。兄の伸ばした手だと分かった。 しかし、わたしは目を開けなかった。動きもしなかった。そのくせ、心臓は高鳴っていた。 兄の手はわたしの二の腕を撫でる。クーラーが効いてるのに、兄の手はじっとりと汗ばんでいた。 その手は二の腕を這い上がり、腕の付け根へ、そこから鎖骨へ、鎖骨から少し下がって…… そこで兄の手は止まった。 兄の起き上がる気配がした。部屋のドアが開いて閉じられた。そして、兄の部屋のドアが開けられて閉じられた音がした。わたしは目を開けた。 兄の手の感触がからだに残っていた。 2 わたしは兄が好きだった。 傍から見れば、ごく平凡な男子だった。兄が連れてくる兄の友人たちの方がずっと上だった。 でも、わたしは兄が好きだった。 この思いは、兄妹の感情を超えたものだと自分でも思う。 何時ぐらいから、こんな思いを持ったのか…… 気がついた時にはそう思っていた。 わたしは、からだが女になるにつれ 余計に兄を男として意識しだした。 スカートの時にわざと下着が見えるような格好をしてみたり、ふざけた振りをして兄に抱きついて、胸を押し付けたり…… そのたびに困った顔をする兄が可愛いと思っていた。そして、好きになって行った。 わたしは客用の部屋を出た。 兄の部屋の前に立っていた。ドアをノックする。 反応は無かった。ドアに耳を当てる。何の音も聞こえなかった。 わたしは自分の部屋へ戻ろうとした。その時に兄の部屋のドアが開いた。 「あっ……」兄の困った顔。「……その ……悪い」 「え? 何がぁ?」わたしはわざと明るく答える。「わたし、気にしていないよ」 「でもさ……」 「気にしていないの!」 わたしは強めに言うと、兄の部屋に入った。兄はわたしの勢いに気圧されているようだ。 部屋の真ん中に立つわたし。兄は溜め息をつきながらドアを閉めた。 「兄さん……」わたしは振り返って兄を正面から見つめた。「わたしの事、嫌い?」 「いや、そんな事は無い、好きだよ……」 「それって、妹として?」 「当たり前だろ?」 「じゃあ、さっきのは?」わたしはわざと右の二の腕を左指で撫で上げ、鎖骨へと指先を移動させた。「この先、どうするつもりだったの?」 「……いや、それは……」 益々困った顔をする兄が可愛らしかった。と、同時に、違う感情も芽生えていた。 「ねぇ……」わたしは声を落とす。「見たい? 触りたい?」 「……」兄は返事が出来なかった。「……お前は妹だぞ……」 「その妹に、何をしようとしたのよ?」 「いや、だから……」 わたしは兄に抱きついた。何も着ていない兄の上半身はクーラーを浴びたのに熱かった。 胸に当てたわたしの耳に兄の鼓動が伝わる。 「……速い……」わたしはそのままでつぶやき、顔を上げて兄を見た。「兄さん、興奮している?」 「……ああ、それはそうだろう……」兄も声を落としてわたしの顔を見る。「お前は、どうなんだ……」 「わたしも……」わたしは言うと、兄の右手を取って、わたしの左胸に当てた。「……ね? 速いでしょ?」 「……服の上からじゃ、良く分からないな……」 それがきっかけだった。 わたしは服を脱いだ。下着姿になった。兄はじっと見ている。わたしはブラを外し、パンティも脱いだ。兄も短パンを脱ぎ、ブリーフも脱いだ。 全裸で互いを見つめ合った。互いを男と女として意識した瞬間だった。 3 幼い頃は兄と二人で風呂に入っていた。何時の頃からかそれが無くなった。 わたしが覚えている兄の裸は、幼い頃のものでしかない。しかし、目の前の兄は、当たり前だが、違っている。 陰毛の下に兄のおとこが硬く屹立している。 わたしも乳首が痛くなるほど硬くなっていた。そのくせ、内股にはぬるりとした柔らかい感触があった。 「ねぇ…… 触ってみる?」 わたしは言って胸を少し張る。兄は黙って手を伸ばしてきた。頭の中がぼうっとしてきていた。 兄の手の平が硬い乳首に当たった。全身に、今まで知らなかった不思議な刺激が駆け巡った。思わず目を閉じた。 「あっ……」 自分のじゃないような声が漏れた。 甘い疼き…… 知ってしまったら戻れない、そんな危険で誘惑的な疼き…… 「……どうした?」兄はわたしの胸に手を当てたままで言う。「……感じているのか?」 そうなんだ、これが感じるって言うんだ…… 目を閉じたままわたしは思う。 もう一方の胸も疼いた。兄が両手でわたしの胸に触れている。 頬が熱くなるのが分かった。そして、内股が柔らかくなって行くのも分かった。 片方の胸から兄の手が離れ、わたしの手首をつかんだ。手首がゆっくりと牽かれる。指先に硬いものが触れた。思わず指を離す。 「……オレのだ……」 兄がかすれた声で言う。 わたしはもう一度指を広げた。硬いもの、兄のおとこが触れた。目をうっすらと開ける。兄がじっとわたしの顔を見ていた。 「……どうすればいいの」 「握ってみろよ……」 言われた通りにする。さらに硬くなった。わたしは目を閉じた。母の料理の手伝いで使った胡瓜を思い出していた。でもそれよりも遥かに硬く太い…… 不意に内股に刺激が走った。刺激は蠢いている。わたしの陰毛を掻き分けているのが分かった。 兄の指だ。胸から駆け巡る甘い疼きと似ているような違っているような、もっと、直接的な刺激が、兄の触れている所から広がる。 互いの触れてはいけない所を触れあっているわたしたち…… 息が乱れる。頭の中が真っ白になる。わたしは目を開けた。兄の顔がすぐそばにあった。こんな間近で兄の顔を見た事が無かった。 兄の指がわたしの溝に触れ、前後し始めた。わたしの手が兄のおとこを上下し始めた。 4 それから、わたしたちの秘め事は続いた。 回数を重ねるたびに、どこを刺激すれば良いのかが分かってくる。 主に兄がわたしのを触った。乳房と乳首、そして、溝。さらには淫豆も刺激した。 指先を上下に動かして乳首を刺激されると、くすぐったいのとは違う甘い疼きが乳首から全身を駈け巡った。 そして、淫豆に触られた時、腰がひくひくと動き、とろけそうになった。頭もぼうっとなった。息が荒くなるのが自分で分かった。聞こえるくらい淫音がくちゅくちゅと鳴った。溝をなぞるように触られるとは全然気持ちの良さが違っていた。 わたしは兄の指が堪らなかった。 しかし、兄は、兄と妹の境界は越えなかった。 なので、キスもしなかった。もちろん、わたしのおんなに兄のおとこが挿る事は無かった。 わたしはむしろせがみたかった…… わたしにはこの快楽の秘め事は止められなかった。いや、止めてほしくはなかった。 両親が寝静まった深夜、秘め事は始まる。 兄がわたしの部屋に来る。二人で向き合って着ている物を脱ぐ。全裸を互いに晒すところから始まる。 「最近おっぱいが大きくなってきたな……」兄が言ってわたしの両方の乳房を手の平で包む。「乳首もびんびんじゃないか……」 「……馬鹿ぁ。恥ずかしい……」 兄は乳房をつかんだ手をゆっくりとつぼめながら、わたしの乳首をつまむ。 「……あっ!」 これは何度やられても気持ちが良い。 わたしは屹立した兄のおとこをしっかり握り、しごく。 ある程度までしごき続けると、兄は「ちょっと休もう」と言って、わたしの手を離させる。 そう言いながら、兄の指はわたしの乳首や淫豆を刺激し続ける。 「……兄さんばっかり、ずるい……」 わたしは絶え絶えの息の中で文句を言う。 「良いんだよ。可愛いお前の顔が見たいんだから……」 兄は優しく笑んで言う。この笑顔にわたしは全てを預けてしまう…… 3 兄とわたし 深まる秘め事 1 そんなある夜の事だ。 わたしの部屋で、兄と裸になって並んでベッドに腰掛けていた。 わたしは兄のをしごき、兄はわたしの溝を撫でる。互いの息は荒くなっている。 「……なぁ……」 「なあに?」 「口で、やってみてくれないか……」 「口って?」 「お前がしごいているヤツをさ、口でするんだ……」 「えっ!」 わたしは兄のから手を離した。急に不潔な感じを持った。 「嫌よ……」 「オレも口でしてやるからさ……」 さらに嫌悪感が増した。わたしは立ち上がって、ドアを示した。 「変態! 出てってよ!」 「何を怒っているんだ?」 「そんな、不潔な事……」 「不潔?」 兄は言うと、軽く笑った。わたしは馬鹿にされたような気がして、むっとした。 「ちょっと、待ってろ」 兄は言うと裸のままで部屋を出て、すぐに戻って来た。手に大きめの紙袋を持っていた。それをわたしに差し出す。 「見てみろよ……」 わたしは受け取った。やや重さがある。紙袋には雑誌が入っているようだった。わたしは封の開いている側を下にして、ベッドの上に出した。 表紙に裸の女性の上半身の写真が載っていた。『夜の刻』と縦書きに題名が印刷されている。雑誌と言うよりも写真本だった。 「これは?」 「まあ、開いて見てみろよ」 言われるままに手にして開く。 いわゆる修正されていない写真集だった。表紙の女性の全裸が載っている。陰毛が見えている。わたしの手は止まる。 「何よ、これぇ…… どこで手に入れたのよ!」 わたしは兄を睨む。兄はにやにやしたままで答えない。 「まさか友達からとか……」 「さあね?」 兄はさらにとぼける。 いやらしい兄だと思うと同時に、わたし以外の裸も見ているなんてとの嫉妬心のようなものもあった。 「まあ、続きを見ろよ」 言われるままにページを繰る。わたしの乳首が硬くなってきたのが分かる。 しばらくは女性のポーズが続いた。後ろ姿だったり、お尻や胸のアップだったり。 「……あっ……」 めくったページには、女性が大きく足を拡いて、溝を丸出しにしている写真が載っていた。わたしは思わず兄を見た。 「次のページは接写しているんだ……」兄のおとこが屹立した。「見てみるか?」 わたしは頭を左右に振った。兄に触られてはいるが、まだ見せた事は無かった。兄も無理に見ようとはしなかった。でも、こんな写真で見ていたんだ…… 兄は本をわたしの手から取ると、ページを繰った。あるページまで来ると、そこを開いたまま、わたしに差し出さした。わたしは無意識に受け取った。 声が出なかった。 見開きの両ページは全裸の男と女が寝転がっているシーンだった。片方のページでは女はおとこを口に咥えていた。もう片方のページでは男はおんなに舌先を這わせていた。 わたしの乳首と溝が疼いた。淫豆が欲しがった。 2 「どうだ?」 「……うん……」 「うんじゃ、分からないな……」 「……どう、やるの……?」 「写真のまんまさ……」 わたしは立っている兄を見る。目の前に兄の屹立したものがあった。兄はわざとそうしているのかもしれない。 わたしは兄のを握った。目を閉じる。握った手に顔を近づける。唇が先端に触れた。わたしは一瞬顔を放す。 「嫌か?」 兄が言う。わたしは頭を左右に振る。 「ちょっとびっくりしただけ……」 「じゃあ、やってみてくれ……」 「……うん……」 口を少し開ける。兄の先端が口に入り、舌先に触れる。硬い棒のような兄のもの。握った時とは違い、口の中では大きさに驚く。 でも、それ以上に思った事があった。 ……わたしは物凄くいやらしい事をしている…… きっと同級生の中で、こんな事をしている娘はいないだろう。……裸になって、男の人のを口に含んで。 兄がぐっとおとこを入れてきた。喉が詰まりそうになって、慌てて口を離した。わたしは兄を見上げる。 「どうした?」 「息が出来なくなりそうだった……」 「それは、悪かった…… なんだか興奮しちゃって……」 「……うん……」 目の前にまだ兄に屹立したおとこがある。 「また、やってくれるか?」 わたしは兄のを握り、顔を近づけ、口を開ける。 「……手でやるみたいに、頭を前後させて、しごいてくれ……」 兄が吐息交じりに言う。兄も、物凄くいやらしい事をしていると思っているんだ、わたしは思った。わたしは頭を前後させる。 「……頬を少しすぼめて……」 兄の言葉に従う。両頬の内側に兄のが触れた。唾液が溢れて来て、音がしだした。 「なんだか、いやらしい感じの音だな……」兄が言って、わたしの頭に手を置いた。「……気持ち良いよ……」 わたしは頭をさらにせわしく前後させた。 もう、どうなっても良い、いや、もっと、いやらしくなりたい。もっともっと…… 3 ……不意に肩に手を感じた。 兄が笑っている。 「何を考えていたんだ?」 「いや……」 わたしは言葉を濁す。 「昔の事か?」兄は言うと部屋に入り、ベッドに腰掛けた。「……オレもだよ」 わたしは兄の隣に座る。ベッドのスプリングが音を立てた。 「お前、少し重くなったか?」 話題を変えるように、兄が言って笑う。 「そりゃあ、子供を二人も産んだからね」 わたしは答える。その答えに兄はさらに笑う。わたしも笑う。笑いが尽きた時、兄が言った。 「……このベッド、色々と思い出があるよな」 「……うん……」 わたしは目を閉じた。 「なあ……」 「なあに?」 「オレもお前のにしてやりたい……」 「え?」 「写真みたいにさ……」 兄のを口から離した時に、兄はそう言った。わたしの体内の血が逆流したような感じがした。頬が赤くなって行くのが分かる。 「そんな、恥ずかしい……」 「オレのは見たり握ったり口に挿れたりするくせに」 「だって、それは兄さんが……」 「だからさ、その兄さんがしたいって言っているんだ」 「でも……」 「触らせてくれるのに、見ちゃ駄目なのか?」 「だって……」 自分自身でも、見た事が無い。それだけに、余計に意識してしまうのかもしれない。 「その写真みたいに、ベッドに寝転がれば良いんだよ……」 わたしは写真を見た。 写っている女は膝を立てて両脚を大きく拡いている。その太腿の付け根に男の顔がある…… 「こんな格好…… 恥ずかしい……」 わたしはそう答えたが、わたしのおんなはじんじんと甘い刺激を送り続けていた。 兄は黙って待っている。兄のおとこはずっと屹立したままだった。 「兄さん……」 わたしは言うと、ベッドの上に仰向けになった。脚は閉じたままだった。 「閉じていたら、口で出来ない……」 「……兄さん」 「なんだ?」 「灯りを消して…… 恥ずかしい……」 「オレのは灯りの中で見てたじゃないか」 「そうだけど……」 「じゃあ、おあいこ、だ」 兄は言うとベッドの上に上がって来た。 「さあ、脚を拡くんだ」 兄がわたしに命令する。わたしは目を閉じ、言われたようにして行く。 命令されてそれに従う事で、自分は人ではない、自分は人形なのだと思った。自分の何かを守るためそう思ったのだろう。 でも、それだけでは無かった。命令され、それに従う事が、不思議とわたしにぞくぞくする甘い刺激を与えた。 「もっと拡けよ。膝も立てろ」 兄に言われるままに従う。兄の声で頭の奥がびりびりとしている。乳首が痛いほど硬くなっているのが分かる。わたしのおんなは溶け出したように潤っている。 わたしは目を閉じたまま、自分の格好を思う。裸で足を拡いて膝を立てて…… ふっとおんなに兄の吐息が掛かった。腰がびくんと動いた。 ……見られている、息が掛けられている、兄の舌がわたしのおんなを…… 兄の手がわたしの肩を抱いた。 「何を思い出していた?」 「……別に……」 わたしは答える。 しかし、わたしは思い出していた。兄の舌先がわたしのおんなに触れた時の、全身を電気が駈け巡ったような、初めての感覚を…… 「オレは、お前がはじめてオレのを口に入れてくれた時の事を思い出したよ」 「馬鹿ぁ!」 わたしは兄から離れようとした。兄は離さなかった。わたしは抵抗しなかった。 「お前もその頃の事を思い出していたんだろう?」 わたしは答えなかった。兄の顔を見た。兄はあの時のように優しく微笑んでいた。 4 兄は笑顔を消し、顔を寄せてきた。わたしは目を閉じた。 兄の唇が触れた。わたしは唇を離した。 「どうしたんだ?」 「良く考えたら、兄さんとキスするのって、初めてだわ……」 「そうだっけ?」 「そうよ」 「そうだったか…… お互いのにはしていたのにな」 「馬鹿ぁ……」 おどけた感じの兄に、わたしは少し腹を立てた。腹を立てながらも、わたしの乳首は硬くなり、内股のおんなはとろりと溶け出している。 「何時くらいまで続いていたかなぁ……」 「兄さんが大学に入って下宿するようになるまでだったわ」 「意外と短かったんだな……」 「でもさ、帰って来るたびに……」 「そうだったな」 「何よ、覚えているくせに!」 「ははは、ばれたか……」 わたしは兄の肩を叩いた。 「お前は高校生になってから、急にからだが大人っぽくなったよな」 「そうだった?」 「オレのおかげだぞ」 「それを言うんなら、兄さんのせい、よ」 わたしは兄の肩に頭を凭せ掛ける。 「兄さんが家を出てから、思い出す度に、あそこが熱くなったわ……」 「オレも治まらなかったよ……」 わたしは我慢できなくなると、自分で自分のおんなを慰めた。兄に触られているつもりになって…… きっと兄もそうだったのだろう。 「オレたち、互いのを触ったり口をつけたりくらいだったな……」 「何を言い出すのよ」 「兄と妹だからな…… それ以上は出来ない、いや、しちゃいけないって思っていた」 「……うん……」 兄はわたしの両肩をつかむと、わたしを正面から見つめた。 「でも、今、お前は二人の子持ちだ。オレも結婚した」 「……だから?」 「おい、そこまで言わせるのか?」 「言ってくれなくちゃ、分からないわ……」 「ずっと、オレはお前を女として抱きたかった」 「そうなんだ……」 わたしは答える。わたしもそんな事を考える時があった。夫に抱かれる時、兄さんだったらどうなんだろう、と幾度か思った。 「……どうだ?」 正面から兄が言う。声がかすれている。 「……お風呂とかしてない……」 わたしは視線を逸らせて答える。わたしの声もかすれている。 「……そんな事、昔は気にしていなかったじゃないか」 「でも、今は…… おばさんになっちゃったし……」 「それを言うなら、オレもしっかりおじさんだ」 わたしは兄を見つめる。 「……今日だけよ」 「もちろんだ……」 4 兄とわたし 止まらない秘め事 1 兄はベッドから立ち上がり、脱ぎ始めた。トレーナーは簡単に脱げる。パンツ一枚になった兄のおとこはすでに屹立しているのが分かった。 わたしもそろそろと立ち上がる。 いつもは主人に脱がされている。わたしは腕や脚を伸ばしていれば良かった。パンティも腰を浮かせるだけで、主人が脱がせてくれる。 でも、兄といると、昔のように自分で脱ぎ始めた。昔のようにブラとパンティだけになる。乳首が痛いほどに硬くなって、内股は逆にとろけている。 わたしと兄はそのままで見つめ合う。 「オレ、少しお腹が出ただろ?」兄が照れくさそうに言う。「……まあ、幸せ太りって思ってくれ。あいつ、料理が上手でさ……」 「嫌!」わたしは声を荒げた。「今はお義姉さんの事は言わないで! わたしだけを見て!」 そう言って、わたしは兄に抱きついた。兄はわたしを抱きしめてくれた。 「……ごめんな」兄はわたしの頭を撫でながら言う。「でも、お前だって家に来ちゃあ旦那君の自慢ばっかりしてたじゃないか」 「あれは兄さんにやきもち妬いてもらいたかったからなの……」 「ははは、お前の惚気が始まると二階に上がったのは、ひょっとしたら、やきもちだったのかもな」 「そうだと作戦成功ね」 わたしたちは軽く笑った。 すぐに笑いは止んだ。 兄はパンツを脱いで全裸になる。 わたしはブラとパンティを脱いで全裸になる。 どちらからともなく歩み寄る。 兄の手がわたしの背中に回る。 わたしの手が兄の背中に回る。 顔が近付く。 わたしたちは目を閉じる。 唇が触れ合う。 それが始まりだった。 2 兄の舌がわたしの歯を割って入って来た。わたしは兄の舌にわたしの舌を絡める。キスをしているだけにしか見えないが、舌は激しく蠢いていた。 もう兄とは思っていなかった。ずっと焦がれていた男と睦みあっている、それだけだった。 兄は口を離すと、わたしの前に膝を突いた。兄の顔がわたしの胸辺りにある。 「……あっ……」 不意に胸に甘い刺激が走り、わたしの頭が仰け反る。兄がわたしの乳首を口に含んでいた。最初は右に、続いて左に…… 「……兄さん……」 わたしは兄の頭を抱きしめた。兄の舌先がわたしの乳首を転がす。夫とは似ているようで違っている…… 兄もわたしとお義姉さんとを比べているのだろうか…… ふと兄が口を離した。わたしを見上げる。 「オレとの初めてのキスなのに、慣れたものだな。それに、乳首にキスをしたのも初めてだぞ」 「夫に教えてもらったわ」 わたしは言う。兄がちょっとむっとした顔になった。やきもちを妬いているのが分かった。 「ふん、お前よりあいつの方が胸は大きいな。乳首もでかい」 「ひどい! お義姉さんと比べないでよ」 「お前が先に言い出したんだぞ」 わたしたちは互いのを触るだけだった。 兄との秘め事が無くなってから、わたしも人並みに経験をした。兄だってそうなはずだ。 でも、いつも兄との事が頭から離れなかった。やっと、今の夫に出会ってそれに振り回される事が無くなったのだ。 「まあ、良いか……」 兄は言うと、ベッドを顎で示した。 「寝るんだ……」 「……うん……」 わたしはベッドに横たわった。 ベッドに裸になって並んで座り、互いのを触り合う。 「なあ……」 「なあに?」 「お前、射精って知っているか?」 「……うん……」 「じゃあ、してくれないか?」 「え?」 「手でしごいてくれ」 「……いつもしているわ……」 「オレは我慢をしていたんだよ。出そうな気配になったら『もう良いよ』って言って、終わりにしていたんだ」 「どうして?」 「だって、兄と妹だからな。それに、なんだか恥ずかしいしな……」 「今は恥ずかしくないの?」 「もうこれ以上隠すものもないさ……」 「……うん……」 互いのものに口で触れ合う事までするようになっていた。 兄の居ない時、そっと鏡で自分の溝を見た事があった。 初めて見た。 薄い陰毛の真ん中がぱっくり割れてピンク色の柔らかそうなものが見える。その先端に少しぷっくりとしたものも見えた。 ……これを兄さんに見られているんだ。そして、ここを舌先で…… 自分でそっとぷっくりした所を触ってみた。からだがびくんと震えた。 わたしは手を離した。何となく、兄を否定する行為に思えたからだ…… 「どうした? 嫌か?」 わたしは頭を左右に振る。兄も、きっとわたしと同じ思いなのだろう。 自分で出来るが自分ではしない。 わたしは兄のを握ると、しごき始めた。 「気持ちいい……」 目を閉じた兄の息が荒くなる。わたしは無言で続ける。いつもより兄のおとこは硬く大きくなっているように思えた。 「……出そうだ。出してもいいか……」 「……うん……」 わたしは兄のを見つめながら言う。 「じゃあさ、出してって言ってくれ……」 「え?」 「言ってくれ……」 「……出して……」 「もっと言ってくれ」 「出して。出して!」 そう言いながら、わたしも興奮してきた。女が溶けそうになっている。自分でも信じられないくらい、兄のをしごく手の動きが速い。 「兄さん! 出してっ! 出してぇ!」 「あっ、ああああ……」 兄は射した。薄緑色の部屋の絨毯にそれは跳び、濡れた跡を作った。 兄はベッドの上にぐったりと仰向けた。わたしは急にしぼんで行く兄のをまだ握っていた。 3 「また、何を思い出していたんだ?」 兄はわたしの顔を真上から覗き込んだ。 「うん、色々と……」 「色々と、イヤらしいこと、ってか?」 「馬鹿ぁ……」 わたしは笑う。兄もつられて笑う。 「……でも、間違っていないわ……」 そう言うと、兄は真顔になる。顔が近づいて来る。わたしは目を閉じた。 唇が触れ、互いの舌が絡み合う。 兄の重さをからだで感じた。 わたしは自然と膝を曲げ脚を左右に拡げる。 「何だ、もう受け入れ態勢か……」 「……馬鹿ぁ……」 わたしは兄の背に腕を回す。密着した肌からは懐かしい兄のにおい…… 兄のおとこの先端がわたしのおんなに触れた。 「もう濡れ濡れだな……」 「馬鹿ぁ……」 わたしはすでに喘いだ声を出していた。 「あっ……」 兄が挿ってきた。ゆっくりとわたしの中で前後している。 「……わたし、ずっと兄さんが好きだったの……」 兄の動きはわたしを甘く解き放つ。 「だから、触られるのも平気だった。嬉しかった……」 兄は黙って動かしている。 「いろんなことを知った時、初めては兄さんが良いと思っていたの……」 兄の動きが速くなってくる。 「でも、言えなかった…… 兄さんが兄と妹って言うから……」 「そうか…… 待たせたんだな……」 「良いの…… 今こうして……」 「そうだな……」 兄はわたしの太腿を押し上げた。わたしのおんなが上を向く。兄がより深く挿ってくる。 「兄さん…… いい……」 「オレもだ……」 兄の動きがさらに速くなる。一突き毎に、甘い刺激が脊髄を駈け上がる。 一番好きだった兄に、一番して欲しかった兄に、今こうして挿れられている。 「あああっ…… 兄さん…… 凄い……」 「お前も…… 凄い…… ああ、出そうだ……」 わたしは兄にしがみつく。 「出して! 出してぇ!」 「……でも、お前……」 「いいの! 出して! ……欲しいのよう!」 兄が射した。 わたしは目を閉じ、わたしの子宮が、じんと痺れて行く感覚を味わっていた。 夫とも、それまでの男たちとも違っていた。 わたしはしがみついていた腕をゆっくりと解いた。息が荒い。 「おい、大丈夫なのか……」 荒い息をしながら兄はわたしの顔を覗く。 「さあ、どうかしら……」 わたしは兄に微笑んでみせる。 「おいおい……」 「ふふふ…… その困った顔、わたし、見るのが好きだったわ」 「じゃあ……」 「大丈夫よ。……なんだか、こうなりそうな気がしていたの。だから、心配ないわ」 「そうか……」 「今日を選んだのも、安全日ってやつよ」 「そんな事までして、オレに抱かれたかったのか?」 「……馬鹿ぁ……」 兄はわたしの横に転がった。 「じゃあ、今日は遠慮なく出来るって事だな……」 「変な事を言い出すんだからぁ……」 「お前、どんな格好が好きなんだ?」 「……後ろが好き……」 「オレは騎乗位ってのが好きだ」 「お義姉さん、兄さんに付き合うなんて、大変ね」 「お前だって、旦那君に尻を突き出してんだろ?」 「馬鹿ぁ……」 「ははは。……じゃあ、まずはお前の好きなのをしてみるか……」 わたしは笑みながら、うつ伏せた。 4 「尻をもっと上げろ……」 わたしの背後から兄は命令口調で言う。 夫なら、優しくわたしの腰を支えて持ち上げるようにしてくれる。 でも、兄のこの命令口調に、昔を思い出して、からだが動いてしまう。 わたしは言われるままに膝をベッドの上に付いて尻を高く上げる。夫にもしたことの無い恰好だった。 わたしのおんなは兄の目の前に晒されている 「昔よりも、何だかいやらしい感じになっているな……」 兄はわたしのおんなを見て言う。顔を近付けているようで、兄の息がおんなに掛かる。 恥かしさにかっと頬が熱くなるのが分かった。わたしのおんなが溢れて来るのも分かった。 「変な事言わないでよう、馬鹿ぁ……」 そう言いながら、わたしのおんなの奥が疼いている。 「子供を産んだからか?」 「それは…… あうっ……」 答えようとした時、突然、兄が挿ってきた。 「兄さん…… 狡い……」 突き抜ける快感に襲われたわたしは、布団に顔を押し付けながらつぶやく。 わたしは後ろの方が深く挿る。兄も分かったようで、乱暴に腰をわたしの尻に打ち付ける。 「ああ…… いい…… 凄くいい……」 「もっと、尻を立てろ」 わたしは従う。兄に言われたことを全部やりたい。 ベッドが大きな音で軋んでいる。若い頃にこうして居たら両親に知られたかもしれない、漠然とそう思った。 しかし、それも束の間だった。今まで誰からも、夫からさえも味わえなかった快感が、脊髄を駈け上がった。 「出すぞ……」 荒い息の中で兄は言う。 わたしは快感に酔いしれていた。 「出して! 一杯出してぇ! 兄さんの精子でわたしのおまんこを満たしてぇぇ!」 わたしは夫にも言ったことの無い淫らな言葉を叫ぶ。 兄の動きが止まり、子宮の奥まで勢い良く兄のが届いた。 兄はベッドから離れ、床の薄緑色の絨毯の上に転がる。わたしは尻を上げたままの格好で兄を見る。 わたしも兄も息が荒かった。 「……お前、凄い事言ってたな……」 「……兄さんだからよ……」 兄は軽く笑った。 「……次はオレの好みに付き合え」 今出したばかりなのに兄のは屹立している。 わたしはベッドから下りた。つっと内股に兄のが流れ出た。 「出て来ちゃった……」 「構わないよ。それよりも、待たせるなよな……」 兄は目で自分のものを示す。 「今出したばかりなのに、もう復活しちゃて……」 「お前だからじゃないか。オレもお前としたくて仕方が無かったんだよ……」 「……馬鹿ぁ……」 5 「わたし、やったことがないわ……」 「旦那君はしないのか?」 「わたしの好みに付き合ってくれるから……」 「ははは、後ろ専門か」 「……だって、気持ちいいんだもん……」 「……だもん、って。おい、二人の子持ちって感じの喋り方じゃないぞ」 「……今は、兄さんの彼女、昔のわたしだから……」 兄は笑う。 「オレの腰の上にまたがって、オレの硬いちんぽを持ってお前のおまんこの中に挿れるんだ」 笑顔のまま、命令口調で続けた。 「……兄さんったら……」 「さっきのお返しさ。こんな事言うの、お前にだけだ……」 わたしの頬が熱くなった。嬉しい気持ちと、とっても淫らでいやらしい気持ちとが湧き上がっていた。 わたしは兄の言葉に従った。 古い旅館にある和式のトイレにしゃがんだ様な格好だ。あの格好も、大人になってからは何となく恥ずかしいものに思えた。 それを兄の上でしている。 内股がとろけている。 だが、それ以上に恥ずかしかったのは、兄に下から見上げられる事だった。頬がさらに熱くなるのが分かる。 そんな興奮した中で、兄のを握り、ゆっくりと腰を下ろす。 にちゃにちゃとした、粘るような淫音がわたしと兄との交わった部分で鳴っている。 「あああん……」 わたしは喘いだ。恥かしさはもちろん、初めての体位に、相手の意志ではなく自分の意志で挿れると言う行為に、興奮したのだと思う。 「お前が腰を上下させるんだ」 「……うん……」 わたしは言われるままにした。兄の胸に手を突き、腰を上下させる。その度に淫音が鳴る。 突き抜ける快感を自分の動きで得られた。わたしは夢中になった。 「挿っている所、見てごらん……」 突然、兄が言う。わたしは兄の腹に頭の天辺を付けて、自分のおんなを覗き込む。 いっぱいに挿っているので見えない。 少し腰を浮かせた。わたしのおんなに兄のおとこが飲み込まれるように挿っていた。 腰を上下させた。兄のおとこが、わたしのおんなに飲み込まれ吐き出される。 「どうだ? いやらしいだろう?」 「……うん……」 わたしは何度か腰を上下させ、兄と繋がっている光景を見つめた。甘い絶頂が脊髄を登って来る。 「お前が動いて、オレのを出させるんだ」 「……うん」 わたしはからだを起こし、腰を上下させ続けた。 今見た兄のおとこがわたしのおんなに飲み込まれ吐き出される様子が浮かぶ。いやらしい様子、いやらしい音…… 兄が手を伸ばし、わたしの手を握ってからだを支えてくれた。 「兄さん…… 凄い
2021/11/11 09:11:49(9hWmlHVO)
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