『ケータ!脱いだ靴下ソファに置くなって言っただろーがー!』
「うっさいわ!」
『はぁ!?…ムカつくわぁ!』
「ひとりで言ってろばーか」
4つ年上の姉レイナとは仲が悪い。
口は悪いし頭も悪い、性格も難ありで良いのはルックスだけだった。
親父はいわゆるエリートだったが、5年前オレが中学生になってすぐに事故で逝った。住む家と贅沢しなきゃ生きていける金は残してくれたらしいが。
母親は姉とオレに姉弟なんだから仲良くしなさいと言い続けてきていたが、最近は匙を投げて何も言わなくなっていた。
近所のおっちゃんおばちゃん、親戚、友達ほかみんなから姉弟仲は最悪だと思われている。
…がしかし、実際はメチャクチャ仲がいい。仲がいいと言うより、姉に病的に愛されている。
とにかくオレの事が好き過ぎて、オレの匂いを嗅ぎ続けると気絶する。
そんな姉レイナは毎日オレの精液を欲しがり、毎日夜這いをかけられている。
テスト勉強していようが、疲れて寝ていようが関係なく部屋に侵入して来てはオレのチンコを舐めて立たせ、ゴムをつけてシゴいてそのまま射精させて精液だけ持って帰る。
妖怪でこんなのいそう。
もちろんオレの童貞も姉に持っていかれた。