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母と従姉妹の過去。
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:近親相姦 官能小説   
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1:母と従姉妹の過去。
投稿者: ヒデオ
僕の記憶の中から、いつの間にか消えてしまった女性がいます。名前は『山井典子』、母の従姉です。小さい頃に見た記憶は残っているが、ほんの僅かなもの。
車で10分程度のところに住んでいるにも関わらず、僕達家族の前から彼女は消えてしまったのだ。

典子さんには、7つ年下の『千明さん』という妹さんがいる。千明さんは、盆や正月以外にもうちに現れるのに、典子さんだけは姿を現さない。
逆に、うちの家族も彼女の家になど寄りつかないのだ。それは理由を聞かされない僕も同じでした。
『あの家に行ってはいけない。』と、結界が張られたようになっているのです。

風の便りで、典子さんがスナックで働いていることは聞いていました。廃れた商店街の外れにある、僅かに残った5~6軒のスナック。
彼女が今でもホステスをしているなら、そのどこかのお店で働いているはずです。年齢は58歳、ホステスをするには微妙な年齢ではあります。

その日、社員全員が参加して、とあるビルの屋上でビアガーデンで楽しんでいた僕。午後9時近くなり、皆さん真っ赤な顔をしています。
『では、一旦締めますよ~。』と幹事から声が掛かり、その場は御開きになりました。しかし、皆さん口々に『もう一軒!』と言い始めるのでした。

僕はお酒が苦手です。現に、最初の乾杯以降、アルコールは口にはしていません。ずっと、食っていましたから。
先輩逹がこうなるのを分かっているので、御開きになればすぐに逃げるつもりだったのです。
しかし、『お前も来いよー!逃げるなよー!』と酔った先輩に絡まれ、『行きますよー!』と渋い笑顔で答えさせられるのでした。

タクシーには、僕を含めた4人が乗り込みました。『飲み屋街行って~。』と先輩の一人が言い、タクシーは走り始めます。7~8分程度の道のりでしょうか。
酒臭いタクシーの中、僕はあることを考えていました。『典子さんのお店だけはやめて!典子さんのお店だけは…。』とそればかりを心配していたのです。

タクシーが停まりました。降りた皆さん口にしたのは、『なんや、ここ?廃れてるなぁ~。』とあまりに寂しい歓楽街に驚いています。
僕は地元なので、この現状を知っていました。残念ながら、この商店街は激しく廃れてしまったのです。
『昔はこんなことなかったぞ~!賑わってたのになぁ~。』と現状を嘆く先輩たち。それでも、僅かに残ったお店から、次を選ぶのです。

『snack スワン』、先輩たちが次に選んだのはこのお店でした。『カランコロン~。』と音が鳴り、お店の中が見えてきます。
お店の中はそう大きくなく、暗い中に三人のホステスさんの姿が見えます。一人は30代、一人は45歳くらいのママ、もう一人は55歳くらいの小太りなおばさんです。
しかし、その小太りなおばさんに僕の目は向けられました。『典子さん~?』、ずっと気にしていたせいか、それらしい方でも彼女に見えてしまいます。
遠い記憶なので、それを確認をする術がないのです。

お店の長いソファーに男4人、ホステス3人が交互に座らされます。やはり先輩たちは、若いホステスさんとママさん風のホステスさんに近づきます。
どうしても、小太りの年配ホステスの方はそうなってしまいます。結局、僕は一番端に座らされ、となりにはその女性となりました。

全員に水割りが作られ、『かんぱーい!』とスタートします。しかし、すぐに『あんた、ヒデやろー?』と隣のおばさんが聞いて来ました。
残念ながら、やはり隣にいるのは典子さんでした。そして、曖昧な僕の記憶よりも、鮮明に僕のことを覚えているようです。

典子さんになど興味を示さない先輩たち。彼女もそれに気づいたのか、『この子、うちの親戚の子。』と僕を紹介してしまい、更に相手にされなくします。
僕と典子さんだけ別の空間が出来てしまい、二人で単なる身の上話となっていくのです。
『由香、元気でやってるん~?』と、やはり話は従妹である僕の母の話から始まりました。
『はい、元気です。』と言うと、『今度うちに寄ってって、あの娘に言っておいて。』と言われ、『はい、言っておきます。』と答えます。
しかし、『まあ、あの娘は来んだろうけど…。』と言われ、やはり二人の間に何かあったことを、僕は初めて確信をするのです。

『何があったんだろう~?』と気にはなります。探偵のように、探りたい気持ちもあります。しかし、現実はそう聞けるものではありません。
『大人の事情、二人だけの秘密…。』いくら息子と言っても、僕には関係がないですから。盛り上がる先輩逹を他所に、僕と彼女は静かなものでした。

しばらくして、『トイレ、どっちですか?』と典子さんに聞きました。典子さんは立ち上がり、『むこう。』と指をさします。
しかし、同時に先輩の一人が立ち上がっていました。同じトイレのようです。典子さんは『あちらさんが先に~。』と、僕よりも先輩を優先します。
先輩は『便所か?お前も行かんか~!連れションや、連れション~!』と言って、僕の手を引いて行くのです。それを見た皆さん、笑って見てくれています。

スナックのトイレです。もちろん、一人用で狭いです。そこに二人で入り、先輩の後ろに立った僕は、出す小便の音を聞かされていました。
酔った人間は恐いです。しかし、先輩が『ママのオマンコ、びしょびしょになってるわぁ~。』と僕に言います。
『なにがですか?』と聞くと、『ワシ、ずっ~とママのオマンコ触ってる。』と、僕の知らないところでそんなことが行われているようです。
小便が終わり、チンポを振っている先輩は、『賭けるかー?あのママやったら、キスさせてくれるわー。』と言って、トイレから出ていきました。

僕もトイレが終わりました。出るとそこには典子さんが待っていて、『はい。』と言って、濡れたタオルを手渡してくれます。
手を拭きながら、『あんたの先輩さん逹、元気やねぇ~。エッチなことばっかり言ってるわぁ~。』と典子さんに言われます。
『酔ってるんで…。』と言い訳しましたが、確かに少し恥ずかしくなる僕でした。

お店に戻り、また大きなソファーへ向かいます。見ると、確かに先輩逹は弾けています。あの先輩の手も、ずっとママさんの太股にあるようです。
しかし、『このお兄ちゃん、借りていいー?』と典子さんがみんなに話し掛け、酔ったみんなは『連れていって~、連れていって~!』と返事をします。
彼女が僕のグラスを持ち上げると、『お姉さん~、可愛がってやってよぉ~。』と先輩がからかうのです。

少し離れた小さなソファーに座らされ、小さなテーブルの上に僕のグラスは置かれました。対面にイスがあるにも関わらず、典子さんは僕の隣に座ります。
『飲み直しやねぇ~。』と言って、僕のグラスは取られ、新しく水割りが作られます。
氷を回しながら、典子さんは『あんたは、あんなことはやらんの~?苦手なん~?』と聞かれました。彼女も、先輩の行動には気がついているようです。
『ああ~。苦手かなぁ~?』と惚け、最後には『遊びなれてないんよ~。』と説明までしていました。

僕の分、そして典子さんの分の水割りが完成しました。『なら、乾杯しようやぁ~!かんぱーい~!』と彼女が元気よく言ってくれます。
典子さんも向こうの席でいるよりは、僕と二人に馴れた方が楽なようで、少し元気が出たように見えます。
『あんた、彼女は?』と聞かれ、『今、いないわ~。』と答えると、『あんた、何してるのぉ~!』と笑って返してくるのです。
『彼女くらい、早く作りぃ~よぉ~!』と言って僕を笑う典子さん。その笑顔に、かすかな記憶が甦ります。

『この雰囲気、なんか知ってる。典子さんじゃないかも知れないけど、これは親戚のおばさんとかによく感じる雰囲気。』、そう感じたのです。
今の典子さんはホステスとして僕を笑っているのではなく、親戚の子供として笑っているのだ。

長く絶縁状態の母と彼女。過去には、いったい何があったのでしょうか?



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2018/09/28 12:27:31(cQVfPreh)
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