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玄関の扉をくぐるなり、俺は桜を背後から抱きすくめた。 桜は、びくん、とふるえた。 それはきっと、俺の腕がいつものハグと違うから。 桜、桜、いとしい桜。 桜は俺の義理の妹だ。 ステップシスター。両親の再婚でできた妹。 俺はだから正真正銘イギリス人だし、桜は同じく日本人だ。 国籍の問題があるので、桜を俺や親父の家、マクミランの養子にするかは二十歳まで待とうと、桜だけ本田姓を名乗っている。 けれど、俺たちは仲のいい家族だった。 親父はちいさな貿易会社を横浜でやっている。 義母はもともとその秘書で、いまは公私共に親父のパートナーだ。 俺は日本で大学を卒業後、父の会社に入った。 けれど毎日、できるだけ定時で仕事をあがる。 桜をひとりにはできないから。 そのあたりは我が家の暗黙の了解だ。 なぜなら桜はまだ十四歳なので。 十年前、両親が再婚したとき、桜は四歳、俺は十四歳だった。 俺は忙しい両親に代わって、桜の食事の世話から、トイレのしつけから、風呂にもいれた。 桜はそれは可愛くて。 もちろん今もだけれど、俺にとっては宝物なのだ。 「おにいちゃん」 腕のなかで桜が俺を呼ぶ。 そう、まだ子供の身体。 二年前に生理がきた時に、桜はパニックになってしまって、俺が全部処理をした。 それほどに幼い妹に、なぜ俺は欲を感じるんだろう。 「あいつは誰なんだ」 そう、これは紛れもない、欲。 ついさっき、俺が帰ってきた時、桜は玄関先で男と話していた。 夕焼けに照り返る金の髪。 桜は俺の金の髪が好きだった。 しょっちゅう撫でていた。さわりたがって。 あれは俺の髪だからでなく、金髪ならなんでもよかったのか? 顔の見えないその男は、馴れ馴れしく桜の頬にふれ、あまつさえくちづけたのだ。 桜が男の手をふりはらい、バイクの男は駆け去っていった。 俺は怒りで。 けれどなんに対する怒りなのか。 ただ、桜を抱きしめなくてはと、いそいで玄関に入り、抱きすくめ、ああもう離したくなどない。 離れたくなどない。 「あの人はアルバート先輩。 高等部の三年なの、なんか最近、声かけられて。 今日も鞄とられて、むりやり『送るから』って」 なんて、ことだ。 「あいつの苗字は? アルバート、なんていうんだ」 「アルバート・F・ウィリアムズだけど」 やっぱり! あいつが。 このままですますわけがない。 俺から桜をとりあげるつもりか。 そんなことは赦さない。 俺は鞄を放り投げると、桜を抱きあげた。 そして俺の部屋の扉を蹴りあけると、桜をベッドによこたえる。 「おにいちゃん?怒ってるの? ごめんなさい、ごめんなさい、もう絶対送られたりしないから。 キスされたりしないから、赦して。 赦してよぉ、おにいちゃあん、こわいよぉ。 おにいちゃん、こわい、こわいから、やめてよお」 泣く桜から、制服のブレザーをはぎ取る。 「おにいちゃん?」 俺は桜のリボンタイを外し、シャツブラウスのボタンをはずしていく。 「ねえ、おにいちゃん、なにするの、ねえ、おにいちゃん、おにいちゃん、こわいよぉ、こわいことしないでえ」 泣く桜が愛しくてたまらない。 そしてけして桜をほかの男になど触れさせないと誓う。 桜は俺のものだ。 「黙って、桜」 俺の声に、桜はひっと息を飲んだ。 俺は桜のブラジャーまでも取り去ってしまうと、ちいさな胸にくちづけた。 ひくん、と桜は跳ねる。 「おにいちゃん?」 「あんな奴に奪られるくらいなら。 桜、おまえは俺のものだ。 ずっと愛してきたんだ、誰にも渡さない」 ラズベリー色の乳首を吸う。 舐めて、しゃぶる。 「おにいちゃん、なにするのぉ」 乳房を愛撫しながら、俺は桜のスカートのホックをはずし、ファスナーをひらくと脱がした。 制服を汚すわけにはいかない。 白いレースをあしらったパンティ一枚の姿で、桜はふるえていた。 怖がらせたいわけじゃない。 だけど、桜は俺のものなのだと、思い知らさなくてはならない。 可愛い桜。 俺は最後の一枚、パンティに手をかけた。 ひといきに引きぬく。 「おにいちゃん、恥ずかしいよぉ、なにするの?」 「桜を俺のものにするだけだよ」 俺はつとめてやさしく言った。 そして、その股間に顔を埋める。 今までの行為で興奮していたのか、桜はしっとりとそこを濡らしていた。 「十四で、もう男をくわえこんでいたのか?」 この程度の濡れ方ではそんなことはありえないことを承知で、俺は言った。 桜は必死にかぶりをふる。 「男の人なんて知らないよぉ、話したのもアルバート先輩が初めてだもの、おにいちゃん、もうゆるしてよぉ。 こわいよ、おにいちゃんが怖いのいやぁ」 俺は笑った。 ごめんね、怖くなんかないよ。 俺は歓喜しているんだ。 「怖くなんかないから、な。 桜、愛してるんだ。だからこうしているだけなんだよ」 俺は桜のクリトリスを舐め、吸った。 初めての感覚に桜はびくびくとふるえている。 俺は丹念に、クリトリスを、小陰唇を吸った。 桜が感じるように。 しばらくそうしていると、桜の腰がもじもじと揺れ始める。 もっと強い刺激が欲しくなったのだろう。 「おにいちゃあん、桜、変なのお。 おなかがずくずくする」 「そうか、じゃあ調べてみような」 俺は指を桜の膣にさしこんだ。 ゆっくりとかきまわす。 桜はびくんびくんとふるえた。 「おにいちゃあん、なんかきもちいいよぉ。 桜変になっちゃった?」 可愛い桜の言いように、俺は笑う。 「桜が女になっただけだよ」 俺は膣から指を抜いた。 指には茶色い血の塊がこびりついている。 俺はそれを白いハンカチーフで拭った。 指をしゃぶると、レバーのような、ざらついた血の味がする。 桜の処女血だ。 ハンカチーフは宝物だ。 愛しい桜の初めての証。 「桜はほんとうに初めてだったんだな。 俺の桜。 なあ、これから痛いことをするよ。 でもきっと気持ち好くするから、ちょっとだけ我慢してくれるか、桜」 桜はこくりとうなずいた。 「桜はおにいちゃんのものになっちゃうの?」 そういう知識はあったんだな。なんか、可笑しい。 「ああ、一生離さない。 桜は嫌か?」 桜はかぶりをふった。 「おにいちゃんなら、いいよ。 ううん、おにいちゃんが、いい」 俺は愛しさに死にそうだった。 手早くスーツを脱いで、裸になる。 俺のものに桜は怯えたように身をすくめた。 「桜、舐めてくれないか」 桜は俺をみつめて、それから無言で俺のペニスに舌をはわせる。 それもおずおずと。 こんなことでは濡れもしない。 桜の性経験のなさが可愛くて、また笑う。 俺は桜の頭をつかむとむりやり口に押しこみ、前後に動かした。 唾液が桜の口から溢れた頃、おれはそれをやめてやった。 桜の瞳が涙で潤んでいるのが愛しくて、くちづけた。 「俺のを濡らしておかないと苦しいのは桜なんだからな。 ほら、つづけて」 俺の言葉に桜は素直に口での奉仕を再開した。 さらさらの、短めのボブというよりもおかっぱというのが似合う髪をすくって、感触を楽しんだ。 やがて桜に疲れがみえたので、俺は桜を仰向けに寝かせる。 最初は正常位でする。 桜の破瓜の表情をあますところなく憶えておきたかった。 「桜、愛してるんだ。 もうずっと愛してきたんだ。 桜のなかにはいるぞ」 桜はこくんとうなずいた。 身体がすくんでいるのがわかる。 けれどやめるつもりは俺にはなかった。 ゆっくりと。 いまの桜にはまだ凶器でしかないそれを、俺は押しこめていった。 「やあああああッ、やめてえ、痛いよぉ、おにいちゃん!」 桜が叫んだ。 いつもの俺なら、桜のこんな悲鳴には耐えられなかったに違いない。 けれどいまは。 「ちょっと我慢してくれよ、おまえただで さえちっちゃいんだから」 桜がほろほろと涙をこぼす。 それを俺はくちびるで吸い取っていった。 「ごめんな、桜、桜狭いのにな。 でも桜としたかったんだ、もうずっと」 実際、桜のなかは俺には痛いくらいだ。 でも、桜のなかだ、それだけでなんて快楽だろう。 「な、桜のバージン俺がもらっちゃっただろ。 桜はうちの養子じゃないから、俺と結婚できるんだ。 だから、なあ、結婚しよう、な」 俺は桜に囁いた。 「ほんとう?おにいちゃん。 桜おにいちゃんと結婚できるの?」 「ああ、もちろんだよ。 桜と俺は国籍だって違うんだ。 俺はイギリス人だし、桜は日本人だろう? 他人だから、結婚できるんだよ」 桜がじいっと俺を見つめた。 そして真っ黒の眸に涙が浮いて。 「おにいちゃん、嬉しいよう」 桜に抱きつかれて、俺は限界だった。 猛然と腰を使いはじめる。 「ああああああッ、おにいちゃん、おにいちゃん、好き」 桜は俺にしがみつき。 そして。 「おにいちゃん、おしっこでちゃうよう」 ふいにそんなことを言いだした。 ああこの際、どうせシーツもベッドパットも洗濯だ。 「ああ、いいぞ、出しちゃえばいい」 俺は笑う。 「やあッ、ほんとにでちゃうからあ」 「だからいいぞ」 俺は桜のクリトリスと、その下の尿道口をいじった。 いじりながら腰を使う。 「あ、でる、でちゃうようッ」 桜は叫んだ。 しかし、液体が吹きだしたのは、尿道口ではなく。 吹き出た液体に色も匂いもなかった。 「初めてで潮吹くなんて桜は感じやすいんだな」 愛しい桜がいっそう愛しい。 そんなに感じてくれたなんて。 そして、桜のなかは一度達ったことで俺を絞めつけてくる。 「いまので桜のなかきゅうきゅうだ。 俺も達くからな」 きくをがんがんとゆすりあげ、最奥に腰をうちつける。 「おにいちゃん、おにいちゃん、おにいちゃん・・・」 桜は必死に俺にすがり、俺を呼ぶ。 「ああ、出すから、な、桜。 愛してる、桜」 どくどくと俺は桜のなかに放った。 桜がふるふるとふるえる。 「桜、可愛い」 俺はゆっくりと萎えた自身を桜から抜き、ティッシュで拭った。 「なあ、これは俺の宝物にするな、桜」 破瓜の血を拭ったハンカチーフを桜に見せる。 「これなに?おにいちゃん」 桜にはわからなかったらしい。 「桜の処女膜の血だよ。 桜との初めての記念に」 桜の頬が染まった。 「いや、そんなの恥ずかしい」 桜が言うのに。 「駄目だ、大切な記念品なんだから」 言ったところで、俺は重要なことに気がついた。 たしか持っていたはず。 本棚のあたりを探し、目的のものをみつけだす。 自室用の小型冷蔵庫から水のペットボトルをとりだし。 目的のもの、錠剤と共に桜に渡す。 「事後用のピルだ。 子供ができたら大変だからな。 まあできたらできたでもちろん結婚して育てるがな。 あと二年は待たないとな。 はやく桜の子供欲しいけどな。 な、桜は俺が嫌いか?」 俺はおずおずと訊いた。 ペットボトルの水で錠剤を飲みながら、桜はかぶりをふった。 「おにいちゃんは世界でいちばん好き。 ほかのひとなんてどうでもいいの」 俺は幸福に笑った。 「おにいちゃん、だいすき」 おにいちゃん、か。それもいいけれど。 「クリフォードって呼んでくれないか。 それから、俺とセックスするのは嫌か?」 桜はかぶりをふった。 「おに・・クリフォードさんとしかしたくない」 「じゃあ避妊の、ピルを飲んでくれないか。 俺も桜としかセックスしたくないんだ。 だから桜が子供を作ってもいい歳まで、な」 桜はうなずいた。 「クリフォードさぁん」 甘えた声で呼ばれて、俺は桜を抱きよせた。 「ずっと一生、いっしょにいような。 俺は桜といっしょにいて、いつのまにか桜以外のお嫁さんなんて想像できなくなって。 やっと、夢の第一歩なんだ。 愛してる、もう絶対離さないからな。 浮気なんてしないでくれよ」 桜はうなずいた。 「桜もおにいちゃんだけ。 だって初恋で、ずっと好きだったんだもの」 その瞬間、俺たちはたしかに幸福の絶頂だったのだ。 「ねえ、君ってクリフォード・マクミランの妹なんだろう?」 俺はにっこりと笑って言った。 この娘、本田桜に接触を始めて二ヶ月。 そろそろばらしてもいいかなって思ったんだ。 俺とクリフォードの関係。 クリフォードは俺の実の兄だ。 六歳年上の、それは俺にやさしい兄だった。 俺はクリフォードに溺愛されて育った。 八歳まではね。 その歳に、両親が離婚したんだ。 原因は双方の浮気。 どちらが先かなんてわからないけどね、とにかく俺たちの父親も母親も浮気していたんだ。 クリフォードは気付いていたらしい。十四歳だもんね。 俺はわからなかった。 ただ、両親はクリフォードにだけは甘かったんだ。 俺がゲームを欲しいとねだるとする。 俺の要望は通らない。 おんなじことをクリフォードが言うと、両親のどちらかがすぐに車を出すんだ。 そうしてクリフォードは手にいれたゲームを俺にやらせてくれる。むしろ俺のための買い物なんだ。 そんなクリフォードが俺は大好きだった。 だから両親が離婚する事になったとき、俺はクリフォードとずっといたいんだと言った。 泣き喚いて、クリフォードにもすがった。 両親は、俺を母が、クリフォードを父がひきとるといった。 笑っちゃう理由だよ。 俺がまだ小さいから、母親が必要なんだって。 俺を育てたのは母親じゃない、クリフォードだったのに! そして最後に、俺はクリフォードにまで裏切られたんだ。 クリフォードは言った。 「いつか、また会おうな」 いつかっていつだよクリフォード。 俺は、クリフォードにまで捨てられたんだ。 畜生! 父親は離婚後、すぐに再婚をしていた。 クリフォードと父親は、それまで住んでいた家を慰謝料がわりに残して、新しい家族と住む家に引っ越していった。 俺の養育費は毎月振りこまれているみたいだったけれど、クリフォードの新しい住所はわからないまま。 クリフォードは手紙もよこさなかったんだ。 俺は決定的に捨てられたってわけ。 それが、俺が十二歳のときかな。 横浜に行って、クリフォードを見たんだ。 駆けよって、あとをつけた。 簡単だったよ。 ちいさな女の子の手を引いていたからね。 おかっぱの黒髪の、凄く可愛い子。 クリフォードはその子を抱きあげたり、頬ずりしたり、べたべたに甘やかしていた。 俺だってあそこまでされたことはない。 なんてことだろう。 クリフォードは新しい家族に、妹に夢中で、弟の事なんて思いだしもしなかったわけだ。 絶望的に、俺はクリフォードに捨てられていたんだ。 俺はふたりが入っていった家の住所を、携帯に登録した。 それからドアチャイムを鳴らす。 案の定、クリフォードが出てきた。 「アルバート!ひさしぶりだな、元気だったか?」 笑ってクリフォードは言う。 俺はおかしくってたまらなかった。 なんで俺を家にあげないんだよ。 で? それが久しぶりに会う弟にする態度なわけだ。 「ずいぶん可愛い妹だね。 でもさ、クリフォード、君きっとその妹捨てるよ。 俺のことだって捨てたじゃないか」 「俺はおまえを捨てたりなんかしてない。 それに桜だって、捨てるなんて考えた事もない」 ああそう。 俺は笑って。 「久しぶりに会う弟を家にもあげない『お兄さん』がよく言うよ。 お邪魔みたいだから帰るね」 踵を返した。 俺の母親はまったく俺に無関心だったから、俺がガタイがいいのをいいことに、歳をごまかして夜のバイト、まあホストだけどね、やって荒稼ぎしても、勝手に免許取ってバイク乗り回しても、なんにも言わない。 コンビニのバイトでハーレーは買えないのに。莫迦じゃない? そうして俺はある日、朝からクリフォードの家を張った。 もちろん桜とかいうクリフォードの義妹を調べるため。 今いくつなんだ? その疑問はあっさり解けた。 だってさ。 俺はあんまりのラッキーに手を打って喜んださ。 だって家から出てきた少女は俺の学校の中等部の制服を着ていたんだ。 学年章は二年。 俺は私服だったけれど、俺が私服で学校に現れるのなんてみんな馴れっこだから、何も言われず桜のクラスまで把握できた。 彼氏はいなくてお弁当は毎朝手作り。 成績は優秀で学年五位から落ちたことはない。 美術部に所属ね。なんであんなオタク部なんだか。 美術部っていうのは、うちの学校には漫研がないからそういう趣味の奴らが集まっている部なんだ。 クリフォードの義妹にはまったくもって似合わない。 昼休みを使って集めた情報はそんなものだった。 そうして俺は、その翌日から桜ちゃんにアプローチをかけ始めた。 「君、本田桜ちゃんだよね。俺はアルバート・F・アンダーソン。 君と仲良くなりたいんだ」 彼女は首を傾げる。 そうだよね、唐突だ。 「高等部の方ですよね。有名なのでお顔は存じあげていますけど、なんでわたしと」 「君が可愛いから」 囁くように言うと、桜は顔を真っ赤にした。 「もう遅くなるよ。バイクで来てるから送るよ」 俺は彼女の通学鞄をひょいととった。 鞄を肩に斜め掛けにして人質にしてしまうと、桜ちゃんは抵抗できず。 ヘルメットをわたすと素直に被った。 そして俺は桜をハーレーの後ろに乗せると、しがみつくように言った。 しがみつかれて、ささやかな胸の感触に興奮する。 結構いいかも、この子。 本気でつきあおうかな。 そうしたらクリフォードもさぞ口惜しがるだろう。 可愛い義妹を俺に奪られて。 それとも祝福してくれるかな。 また弟が弟に戻ったって。 わからないけどね、クリフォードが俺をいまどう思っているかがわからないし。 そうしてマクミラン家に到着。 「はい、鞄」 通学鞄を返すと、彼女は不思議そうな顔をした。 「なんでわたしの家知っているんですか?」 俺は無邪気さを装う。 「好きな子のことは何でも知りたいっていうか、住所学生名簿に書いてあるし」 そうしてそっと彼女の頬にふれて、キスした。 くちびるにじゃない、頬への親愛のキス。 クリフォードが昔俺にしてくれたキス。 と、視線を感じる。 クリフォードだった。 スーツ姿で。もう社会人なんだな。 そして俺を凄い目でにらんでいた。 ほらね、やっぱりクリフォードはすっかり俺を捨てたんだ。 この娘がそんなにいいんだ。 「じゃあまた学校でね」 俺は必ず桜を奪ってやると心に誓う。 俺のことなんてもうどうでもいいんだろう。頬にキスしたくらいでにらみつけるんだから。 ひどい仕打ちだと、君はもう思わないんだろうな。 なんだかひどく胸が痛かった。 俺はクリフォードの弟なんだ。 だからさ、クリフォードとひさしぶりに話したいんだ。 桜はあっさりそれを信じた。 桜はほんとうに純粋な娘だった。 たとえば俺が一緒にお昼を食べようというと、はい、とうなずいて。 俺がコンビニのサンドイッチを食べていると、お弁当作りましょうかって言う始末。 クリフォードにもおんなじもの作るみたいだから遠慮したけれど。 桜の手作り弁当は、かなり魅力的だった。 うん、俺は桜が好きになっていたんだ。 俺は桜が欲しかった。 バイトで寝たどんな女より、欲情する。 こんな清らかな女の子、俺は知らない。 お弁当欲しいって言ったら本当に作ってくれるのかな。 「桜のお弁当食べたいな」 桜はにっこりと笑った。 「じゃあお弁当箱買いに行きましょう。 大きいの買わないと、足りませんよね」 ああ、なんて可愛い。 冗談だよ、と言ったら桜はしゅんとした。 そして、俺がクリフォードの弟だと言うと、なんにも疑わずに「晩ごはんご一緒しましょうよ」 笑った。 そうしてスーパーで食材を買って、ついでにスコッチウイスキーも買って、家に帰る。 今日はシェパーズパイですよ。アルバートさんの分も作るからふたつですね。 具を鍋にいれて、タイマーをかけて煮こむと、なぜだろう、桜は俺にコーラを自分にアイスティを持ってきた。 「なんで、コーラ?」 「クリフォードさんがいつも、コーラ買ってくるんですよ。 弟がコーラ好きだからって。ダイエットコークですけれど」 クリフォード!俺のこと、忘れていなかったんだな。 俺は泣きそうになった。 だってずっと大好きなお兄さん。 ぽろぽろ涙がこぼれて、桜がタオルをさしだして、また泣いた。 ああでも桜も可愛い。 両方、俺のものだ。 「桜、好きなんだ。愛してる」 桜はふるえた。 「きっとクリフォードだって喜んでくれるさ。 弟と妹が結ばれるんだから」 リビングの床に押し倒す。 「駄目、桜はクリフォードさんと結婚するの。 だから、駄目なの」 桜が言った。 なんだって? じゃあいいよ、共有しよう。 俺たちは仲のいい兄弟だ。 女の好みもおんなじなんだろう。 じゃあ、共有しよう。可愛い桜を。 俺はやさしく桜を抱きしめて、制服を脱がした。 下着姿で桜はふるふると震える。 「なんでこんなことするの?」 「桜が可愛いからだよ。 それに俺とクリフォードは兄弟なんだ。好きになる人がおんなじでもしょうがないだろう」 真面目に俺はそう思った。そして桜にくちづける。 そうっと。 女を口説くテクニックはホストのバイトで身につけた。 「駄目なの、桜はクリフォードさんのなの」 冷たく、桜は言った。いままで失敗したことないのに。俺は負けた。 「じゃあ俺のものでもあるな。 だって俺とクリフォードは兄弟なんだから。 おんなじ遺伝子なんだよ。おんなじDNA。だから俺に抱かれるのとクリフォードに抱かれるのはおなじことなんだ」 意地汚く俺は言う。 頬に耳にキスを落としながら、ブラジャーのホックを外すと、ましろい胸があらわになる。 可愛い。 俺はキスをする。 「愛してる」 「駄目なのお、桜クリフォードさんのだから駄目ぇ」 俺はクスクスと笑った。 「クリフォードとやってるんだ。それって犯罪だって知ってる?十八歳未満と成人がセックスすると淫行って犯罪なんだよ。 桜が俺としても犯罪じゃないけどね。 警察に通報して欲しい?」 恐喝なんて、俺は一度もしたことはなかった。 桜はかぶりをふった。 「じゃあおとなしくして」 俺は桜のパンティを剥いだ。 痛めつけるつもりなんてなかったから。 だって俺は桜が好きなんだ。 お弁当作りましょうかって笑う桜。 晩ごはん一緒に食べましょうって言ってくれる。 こんな女ほかにいない。 ホストやっていたときに、さんざん高級レストランつれていかれたけど、桜のお弁当分けてもらうときの方が美味しいんだ。 「桜、愛してる」 桜のクリトリスをしゃぶりながら言った。 ぴくん、ぴくんと桜は跳ねる。 感じてるんだ。 嬉しい。 俺は桜のクリトリスをしゃぶり、それからそっと桜の女性器に舌をさしこんだ。 ああ、美味しい。 こんなこと思ったことはなかった。 桜のそれは特上の美味。 「あああああッ、アルバートさぁん、や、だめ」 「そうなの?桜のここはいいって言ってる」 ああ、やわらかくて美味しくて、早く突っ込みたい。 俺は服を手早く脱いだ。 俺のペニスはすっかりその気になってる。 ビンビンに勃ちあがって、桜を欲しいと言っている。 「な、やさしくするから、いいだろう?」 「だめぇ、桜はクリフォードさんのなの、結婚してくれるってクリフォードさん言ってくれるの、だからだめえ」 桜、聞き分けのない娘だね。 「じゃあ三人で結婚すればいい。 俺だって桜と結婚したいんだから」 俺は言うと、腰をすすめた。 きつきつですごくきもちいい。 「やああああああッ、アルバートさぁん、やあッ!」 「きもちいいよ、桜、愛してる」 言って、気がついた。 俺は本気で桜を愛している。 もしも桜を分けあうのなら、唯一クリフォードだけだ。 クリフォードは、俺を忘れても捨ててもいなかった。 そのクリフォードと桜だけが俺のすべてだ。 ああ、桜を犯すのはなんて幸福なんだろう。 「や、アルバートさぁん」 桜がなく。 これはもはやおねだりだ。 桜の頭のなかに、今クリフォードはいない。 俺のペニスの事だけでいっぱいだ。 「もっと欲しいのか」 こくこくと桜はうなずいた。 俺は嬉しくなって桜をがんがん突きあげる。 「あああああ、きもちいいよぉ、アルバート、さぁん、いいの、いいの、いいよお」 桜のなかは俺には狭くてきつい。 それがたまらなくきもちいい。 「ああ、俺も気持ちいい、なかに出すぞ」 「ダメえ、赤ちゃんできちゃう」 「ああ、できたら産んでくれ。 どうせクリフォードと俺のDNAなんて大差ないんだから、かまわないだろう?な、責任持って育てるよ。 桜の子なら可愛いだろうな」 俺が言うと、桜のそこがきゅうっと締まる。 感じちゃったのか。 でもその言葉はまったく本気だった。 俺は必死に腰をふり、桜は俺にしがみつく。 「出すぞ」 俺は言って、射精した。 どくりどくりと桜のなかに精液を放つ。 「今日はシェパーズ・パイなのか?」 そのとき、リビングのドアが開いた。 「アルバート?」 六年経っても俺を一目でわかってくれる。 俺の大事な兄さんだ。 「ごめん、俺も桜に惚れちゃったんだ。 だからさ、クリフォードから奪うつもりはないんだ。 だけどいっしょに桜を愛するのって、ダメかな」 クリフォードは俺の言葉に笑った。 くすくすと。 「おまえのおねだりを聞かなかったことがあったか。 俺の可愛いアルバート」 そして背広を脱ぎ始める。 シャツも脱いで、裸になると桜にくちづけた。 「俺もしたいんだが、いいかな。 アルフを口でやってくれないか」 桜はこくりとうなずいた。 俺は桜から自身を抜くと立ち位置を変える。 桜の頭の方にまわる。 「中出ししちゃった。 もちろん子供できたら責任とるから」 俺が言うと、クリフォードはクスクスと笑う。 「あのな、俺がそういうことの準備をしていないと思うか。 桜は低用量ピル飲んでるよ。 子供なんかできないから安心しろ。 俺と結婚するまでは子供は作らない。 おまえの子供でも可愛がるぞ」 「それって、俺のこと認めてくれるってこと?」 俺が言うと、クリフォードは俺にキスした。桜にもキスする。 「三人で結婚ていうのも楽しいんじゃないか? 桜は嫌か?」 桜は笑った。 「アルバートさん、好きです。クリフォードさんの次ですけど。クリフォードさんの弟ならなおさら、好き」 そうして俺のペニスをくわえた。 精液と淫液で汚れているのに。 ぺろぺろと舐める。 俺はまたむくむくと勃ちあがる。 「あッ、あッ、クリフォードさぁん」 見るとクリフォードが腰を振っている。 俺は負けまいと桜のくちびるにペニスを押しこんだ。 桜は下で感じながら、俺のモノを舐めしゃぶった。 なんて快楽。 俺とクリフォードと桜と。 桜はたまに下からの刺激に耐えられず、口を離してしまっては、あわててくわえ直した。 可愛い。 「桜、きもちいいんだぞ」 「桜、気持ちいいか、俺のペニスで犯されて気持ちいいのか? アルフのペニス、美味しいのか」 桜はこくこくとうなずいた。 それから口をはずして、 「もっと激しくして欲しいの、クリフォードさぁん、ダメ?」 「ああ、何度でもイカせてやるよ」 桜はまた俺のペニスを口にする。 そうしてクリフォードが腰を使うと、桜のフェラチオも激しくなって。 「イクんだぞ」 「ああ、俺もだ」 俺とクリフォードはほぼ同時に達した。 桜はペニスを抜かれたヴァギナにあふれる二人分の精液をいじりながら、俺の精液をこくりこくりと飲み下した。 「クリフォードさぁん、アルバートさん、好き、好きなの」 桜の言葉に俺たちはたまらなく幸せになった。 桜の作ったシェパーズ・パイはとても美味しくて、三人で夕食に食べながら、どうやらクリフォードは、俺がこの家にはじめて来てから、六年間ずっと、俺の好きなコーラを用意していたらしい。 いつ俺が来てもいいように。 桜もずっと俺のことを聞かされていたんだって。 手紙を書けなかったのは、離婚の条件で母親に書いてはいけないとつけられていたからだったって。 全部俺の誤解だったんだ。 なんてこった。 クリフォードは俺と桜との三人結婚はきっと楽しいと言ってくれた。 またセックスしようなって。 桜はにこにこ笑ってた。 俺は凄く幸せで。 この幸せがずっと続くと信じた。 愛しているんだ。ふたりとも。 最高じゃないかい? その日、俺が家に帰ると、桜が晩御飯を作って、アルバートはリビングで携帯ゲームをしていた。 近頃、アルはうちに入りびたりだ。 母親に恋人がいるのはいいとして、そいつが父親面してくるんだと。 桜の母親はその点賢かった。 十四歳の俺に、「いまさらお母さんよって言っても納得できないでしょう? いつか家族になれていたらいいと思うの。急に心は切り替わらないもの」 そう言った。 父親に結婚する人だと紹介されて、緊張していた俺は、それでずいぶん楽になったのだ。 そして桜、桜がいたから。 アルにはいなかったのだ、愛情を向けて返してくれるものが。 「アーティ、おかえり」 アルがゲームをやめて言った。 「ねえ、アーティ、俺桜としたいんだけど、桜はアーティがいいって」 俺はにやついてしまった。 「それは桜は俺の将来の花嫁だからな。貞操堅固でいいことだ」 「なーあ、アーティ。お願い。それに結婚は俺ともしてくれるだろ」 ビーフシチューの匂いのするキッチンの桜に、 「桜、ちょっときてくれ」 声をかけた。 「はあい、おにいちゃん」桜が笑う。なんて可愛い。 「おにいちゃんなんて呼ばせてるんだ。クリフォードさんだと思ってた。 それなら俺もおにいちゃんだよね、おにいちゃんの弟なんだから。 アルバートおにいちゃんて呼んでよ」 アルが桜に抱きつく。 「セックスも、どうしてもダメ?」 「おにいちゃん、クリフォードさんがいいって言ったら、いいです。 アルバートおにいちゃん」 「で、アーティは?三人でしてくれる?」 「俺は好きだよ。貞操堅固な桜が乱れるのを見るのは。 桜は俺がいいって言うまでアルにはきっとキスひとつ赦さなかったんだろう。 それが俺の許可が出れば淫乱ちゃんになるってのは、正直楽しい。 俺の部屋に行こう」 万万が一早く帰宅した両親に、三人でやっているところを見られるとまずい。 「で、どっちが先?」 アルバートの言葉に、俺は手早くスーツを脱いだ。 「俺たちが言い合っててもしようがないよな」 俺は桜を抱き寄せて、ネクタイで目隠しをした。 そうしてベッドに仰向けに横たえる。 夏休みの今は、桜はピンクのサマードレス姿で、まくりあげるとすぐパンティだ。 それを俺は脱がせ、アルバートに笑いかけた。 「どっちのか、桜に当ててもらって、あたったら桜の好きな方から。 はずれたら俺たちが決めると。 それでどうだ」 「おにいちゃん、やだあ」 桜が言っても、男ふたりはじゃんけんをしている。 「んじゃ、いくか」 俺が言い。 そうして桜の足を広げた。 ずぶりとペニスを押しこむ。 厭と言っても、桜のそこはすっかり濡れていた。 キスひとつ。 そして交替。 「いやああああああッ、もうおにいちゃんたちそういうのやだぁ」 キスひとつ。 そしてペニスが抜かれた。 「なあ、どっちだと思う?ねえねえ」 アルが楽しそうに訊く。 桜は腕で顔を隠してしまう。 「最初がアルバートおにいちゃん。次がクリフォードおにいちゃん、です」 「なんでわかった、勘か」 桜の髪を撫でてやる。 「コロン、つけてるから。アルバートおにいちゃんはグリーンノート、クリフォードおにいちゃんはティローズ。だからわかるの」 その答えに、にやにやしながらアルは言った。 「やり直しを提案する。 バックからなら匂いはわからないんだぞ。匂いでわかっちゃうなんてつまらないからね、いいだろうアーティ」 「そうだな」 俺は同意した。 「桜、さ、四つん這いになって」 俺は桜を抱きおこす。 「いや、いやだってばもうやだぁ、クリフォードさんの意地悪」 「生憎と俺はサディストで独占欲も強いんだ。 間違えたらお仕置きするからな、きちんと当てろよ」 そう、俺は桜にしてみたいことがたくさんあるのだ。サディストなのは本当。 そうじゃなきゃいくら桜がピルを飲んでるからって、アルバートに生でなんかさせるもんか。 アルにされるときの桜の顔がたまらない。 俺に見られていることが恥ずかしくていたたまれないという顔をする。 俺は軽々と桜を四つん這いにしてスカートをめくりあげた。 「もういやあ。おにいちゃんたちやめてよう」 俺たちがそんなの聴くわけがない。 「厭って桜のここもうぐちゃぐちゃだぞ。ほら、やるぞ」 そうしてペニスを押しこめた瞬間。 「これアルバートおにいちゃんだから。もう許してよう」 「なにでわかった?」 「理由あるけど言わない。 言ったらまたおんなじことするもん。 当てたから桜がしたい人決めていいんだよね。 クリフォードさん、クリフォードおにいちゃん」 アルバートはちっと舌打ちした。でもまあしょうがないねと肩をすくめた。 「ああ、桜、愛してる。 桜こここんなにぐちゃぐちゃにして待ってたんだもんなあ」 俺は桜につきこんだ。 ぐちゅりと音がするほど濡れている。 「アルになにされたんだ、俺待っているあいだ」 桜は不思議そうに俺を見る。 俺が笑っていたからか。 「いつもとおんなじ。 午後に来て、桜に抱きついて、離してくれなくて、えっちしようって。 だから桜、晩御飯作るからって離してもらって。 晩御飯俺にもくれる?っていうからいいですよって。 そうしたらクリフォードさん帰ってきたの」 抱きつかれて口説かれて、興奮したんだな。 どうりでアルバートの匂いをああも嗅ぎ分けたわけだ。 「そうか、可愛いな、桜」 俺はいつもよりきつくひくつく桜のそこに腰を突きこみながら思った。 俺の留守にアルバートにはもっと悪戯させておこう。 「ね、桜おっぱい好きだよね」 と、アルバートはゆらりと寄ってきた。 我慢できなかったらしい。 桜のサマードレスは前開きだったから、釦を全部はずして脱がしてしまう。 そして桜の胸を揉みはじめた。 四つん這いの桜の口もとにペニスを押しつける。 桜は一瞬俺を見る。 「舐めてしゃぶってやれ」 桜は従順にアルバートを口にした。 「すごくいいんだぞ、桜」 俺はわざと腰を突く速度をはやめる。 「あああああああッ、おにいちゃんおにいちゃん、ダメェ!」 絶頂を迎えたらしく腰から腿がびくんびくんとふるえている。 俺は桜からペニスを抜くと、アルバートを手招いた。 「まだ達ってないだろ」 問うアルバートに。 「早くしろ、もっとエロい桜が見れるぞ」 俺は桜の正面にまわって、快楽にわなないた表情を堪能する。 アルバートの突きあげに絶頂の終えない身体はふるえるばかりだ。 「クリフォードさぁん、、桜おかしくなるよ、おかしくなる」 「うん、おかしい桜は大好きだ。 もっとおかしくなっていいんだよ」 俺は言うと、アルバートを見て、そろそろ達くだろうとあたりをつける。 「じゃあアルにな、精液いっぱい中に出してっておねだりしてごらん」 桜の縋るような目。 たまらない。 「言って」 桜はうつむいて。 「アルバートさん、せーえきいっぱい中に出してぇ!」 叫んだ。 その声に、たまらなくなったらしく。 「ああ、達くからなッ!」 アルバートも言い。がんがんと桜を突き上げ。 俺は手で自分を扱いて。 「ああああああッ」 誰の声かはわからない。 ほぼ同時に達った。 俺の精液で汚れた桜の顔も、アルバートの精液でぐちょぐちょになっただろうそこも、俺にはひどく愛しかった。 「おいしいですか?」 桜が問う。 三人の夕食。 「すごく美味しいよ。桜をお嫁さんにしたいのにな。 だけど君たちが結婚したら新居に入り浸るけどさ」 アルバートが笑う。 「桜は料理上手だからな」 俺が言うと、桜は嬉しそうに笑った。 明日からの桜への悪戯の許可を、アルバートに俺がしているのも知らず。
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2014/11/22 09:22:54(4AL/P.UX)
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