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私を守る・・・ (第15話)
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:近親相姦 官能小説   
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1:私を守る・・・ (第15話)
投稿者: ユキダルマ
目覚まし時計が大きく鳴り響き、恵里菜は飛び起きた
兄が起きないよう慌てて止めたが、疲れているのか全く気付かないので、そっと部屋を出てトイレに行った
シャワーを浴び、小さな身体と濡れた黒髪にタオルを巻いて出て、自分の部屋に戻る途中、兄の部屋をそっと開けると、まだ寝ていたので、ベッドの横に座り、じっと顔を覗いていた

・・おにいちゃん・・大好き・・ゆっくり寝てて・・

いつもであれば同じように慌てて準備をする時間だが、その日は兄の休養日だと知っていたため、起こさずそのまま寝かせていた
兄の寝顔を見ていると自然に顔がほころび、自分が兄に恋をしているのだと自覚してしまう
それが道ならぬ恋であることは分かりつつも、まだ幼い恵里菜にとっては、さほど問題になるものではなく、単に兄以上に素敵な男子が見当たらないだけのことであった

ふいに兄の顔に触れたくなった恵里菜は、小さな手でそっと頬を撫ぜた
少しだけピクリと動いたがほとんど気づかないため、次第に大胆に触れていった
指で鼻を押したり、耳たぶを引いたりする度にピクピクする兄がカワイク見え、何度も触っていたが、家を出なければならない時間が近づいていることに気付き慌てた

登校の準備をしようと立ち上がった恵里菜は、中腰になって、そっと兄の唇にキスをした
兄には言えない秘密の行為
瑞希や由奈にも言わず自分だけが優越し満足する隠れた行為
恵里菜にとって二度目のキスだった
一度目は家族3人で行った温泉宿で、母や兄に好きな男の子はいないのかと聞かれ、本心を言うことができずモヤモヤとしていた日の夜中
母が一人で温泉に行った際にこっそりと起きて、寝ている兄の唇にそっと唇を重ねた
ファーストキスだと認識した上で、どうしても兄に捧げたい想いが破裂していた

ゆっくりと唇を離す中、兄の身体を上から順に眺めると、途中で不自然な状態となっているパジャマの一部が目に入った
腰より下の脚と脚の間、つまり、大事な部分があるところが異常に盛り上がっていた

・・えっ、えっ、これって・・えっ?・・うそっ・・えりなに?・・

恵里菜は、勃起という状況と言葉を知っていた
しかし、朝立ちという状況と言葉は知らなかった
男は女に欲情し、性行為を行いたいと考えたときにだけ勃起するものだと思っていたため、兄が恵里菜を性の対象として見ていたのだと思った
更には、寝ている間に何かをされたのかとまで考え、自分の身体、特に大事な部分を触ってみたが、経験のない恵里菜には、仮に何かされた場合、違和感を感じるものなのかさえも分からなかった

・・お兄ちゃん・・えりなに何かしたの?・・

疑問に満ちたまま、恵里菜は準備をして登校した




昼前に玄関のチャイムの音で大樹は起きた
慌てて時計を見て一瞬慌てたが、すぐに休養日であることを思い出し、胸を撫で下ろした
顔を手で擦り、髪を手ぐしで整えパジャマのまま玄関を開けると、そこには細いメガネをかけ、髪を後ろで結んでいる背の高いセーラー服の女の子が立っていた

「こんにちは・・」
「あ、こんにちは・・えっと・・恵里菜の?」
「はい・・水島由奈です・・あ、えっと・・あの・・」
「あ、前に遊びにきてたよね・・あー、恵里菜なら学校に行ってると思うけど・・ってゆうか、キミも学校じゃないの?」
「・・・」

大樹の脳裏に一瞬イヤな想像が浮かんだ

「えっ? まさか、恵里菜が事故か何かにっ?」
「へっ? いや、ちがいます、ちがいます・・そんなんじゃないです・・」
「あ、そう・・よかった・・」

また胸を撫で下ろし、朝からやたらとドキドキさせられる日だと思ったが、朝でもないことに気付き、一人、笑を浮かべていた
由奈はニヤける大樹を見て、自分が目の前にいることに喜んでいるのだと思い、自信を膨らませ、決意を固めていた

「じゃあ、どうしたの? 何か忘れ物とか?」
「・・・」
「ん?」
「私と・・私とつきあってくださいっ!」
「えっ? ええっ?」
「私、お兄さん・・大樹さんのこと好きなんですっ! お願いします、付き合ってくださいっ!」

胸の前で手を結び、頭を下げ、自分に告白する恵里菜の友達に困惑していた
これまでに何度も愛の告白をされたことはあったが、妹と同じ年のコからは経験がなく、また、そんなコに恋愛感情を持たれるなどと思ってもいなかったため、断り慣れている大樹にも対応の仕方が分からず迷っていた

「あ、とりあえず、中に入って・・お茶でも入れるから・・」
「・・はい・・」

リビングにあるソファに案内し座らせ、冷蔵庫にあったオレンジジュースを氷とともにグラスに注ぎ、由奈の前に置いた
「ありがとうございます」
「あ、いや・・・えっと・・・あ!ちょっと待ってて、起きたばっかりなんでシャワー浴びてくるから」
「はっ、はいっ」

大樹は一旦、頭を整理しようとしシャワーを浴びることを思いついたのだが、由奈は別のことを考え、シャワーの間待っていた

・・うそっ?・・まだ、付き合ってもいないのに・・早いよ・・どうしよう・・ほんとにエッチなんだ、大樹さんって・・やばっ・・どうしよう・・いいのかな・・いやいや、やばいし・・いや、でも・・うーん・・どうしよう・・早すぎるよぉ・・まだキスもしてないのに・・でも、その前にはキスするのかな・・でも、やっぱり早すぎるし・・どんな顔したらいいのか分からなくなってきた・・あっ、どうしよっ・・濡れてきちゃった・・あ、やばい、やばい、やばい・・

・・なんだ、あのコ・・どうしたらいいんだ?・・でも、恵里菜と違って大人っぽいコだなぁ・・頭良さそうだし・・背も結構高い・・まぁ、割と可愛いかも・・いやいやいや・・何考えてんだ僕は・・13だぞ・・犯罪だよ犯罪・・でも、どうやったら傷つかないようにしてあげられるんだろう・・多感な年頃だしなぁ・・あの頃の僕はどうだったかな・・何度か告られたけど・・そうそう、彩香と付き合ったんだ・・1年くらいだったかな・・そういえば、あいつ中学生のくせに結構、声大きかったな・・今のコはもっと進んでるのかも・・だから僕?・・いやいやいや、まぁ、やんわりと断るか・・

「ごめんごめん、お待たせ」
「あ、いえっ・・」
「ジュースなくなっちゃったね、ちょっと待ってて」

妙に緊張している由奈の前からグラスを取り、自分の分と併せて持ってきた

「・・由奈ちゃん・・だったよね・・由奈ちゃんは僕と一度しか会ってないよね、確か・・」
「2回です」
「あ、そうだっけ?・・ごめん、ごめん・・でも、2回しか会ってないのに?」
「・・はい・・初めて会った時から・・」
「そっか・・そうだよね、回数じゃないよね、こういうのは・・あのさぁ・・えーと・・こういうの・・人を好きになるのに年齢差はないとは思うし・・妹の友達だからとかは関係ないと思うし・・えーと・・」
「あのっ!」
「うん・・」
「もしかして・・私、振られているんでしょうか?・・」

信じられないという顔で真っ直ぐに大樹の目を見つめて問う

「あ・・いや・・うん・・ごめん・・僕、付き合ってる人がいるから・・」
「うそっ・・だって・・えっ・・だって・・」
「だって?」

・・俺のことは言わないでよ こんなこと仕組んだと知ったら大樹に怒られるからさ・・

「いや・・その・・」
「・・・ごめんね」

由奈は何がなんだか分からなくなっていた
自分のことを好きでいてくれると聞いたからこそ、学校を休んでまで告白しに来たのに、なぜ振られるのか意味が分からずにいた
元々、カッコよく気に入ってはいたが、あの日以降は完全に恋し、四六字中、大樹のことだけを考え過ごしていたため、このような結果が待っていることは想像だにしていない
自然と涙が出てきて、ポロポロとスカートにこぼしていた

「あぁ・・そんな、泣かないで・・」
「だって・・だって・・」
「えっ?」
「・・何でもないです・・」
「・・ごめんね・・そのうち、きっといい人が見つかるよ・・僕なんかじゃなく、由奈ちゃんに合った人がきっと現れるから・・」
「・・現れないです・・大樹さんくらいかっこいい人・・」
「・・・」

由奈はどんなときも感情をしっかりとコントロールできる少女だった
小さな頃から一緒にいた猫が死んだ時も、離婚により別れて暮らすこととなった父が最後にくれた大事なヌイグルミを母が捨てた時も、悲しみを裡に秘め、涙も流さず頭の中を冷静に整理してきた
しかし、今回はその感情を揺らがせるものがあった
大樹への恋である
由奈にとって、幼稚園の先生が好きとか、近所のお兄さんが好きとかいうレベルではなく、真の初恋だったため、振られたことによる悔しさが涙を産み・・・更に気持ちを昂らせた

「うわっ!」
急に抱きつかれ、慌ててソファの端に身を引いた
由奈は、大樹が痛みを感じるほどの力で腕にしがみつき、今の想いをぶつけた

「・・私じゃ、ダメですか?」
「いや・・ダメとか・・さっき言ったとおり彼女が・・」
「負けませんっ! その人に負けませんっ!」
「いや、勝つとか負けるとかじゃなくて・・僕の気持ちは・・」
「変えてみせますっ! 私を見てもらえるよう頑張りますっ! ・・・好きなんです・・私、こんな気持ちになったの初めてで・・自分でもどうしていいのか分からないくらい大樹さんのことばかり考えてるんです・・だから・・少しずつでいいです・・私と・・二人でどこか行ったり、話をしたり・・そういうことしてもらえませんかっ?」
「あ・・は、はい・・・」

由奈の勢いについ了解をしてしまった

「ホントですかっ? やったっ!」
「あ、でも、遊びにいくだけだよ・・付き合うとかそういうのじゃないからね」
「大丈夫です、きっと好きになってもらいます」

・・まいったな・・
あまりのポジティブさとあどけなさを見て、当初は知的で大人な気配をさせていたが、やはり恵里菜と同じ13才の女の子なのだと再認識し、対応の難しさに困惑した大樹は、しがみつく力の緩んだ腕をそっと抜いた

「あっ・・」
「あ、ごめん・・わざとじゃないんだ・・ごめん・・」

腕を抜こうとしたときに、手の甲が由奈の胸の中心に当たってしまい、由奈は慌てて両手で胸を押さえた

「いや、ごめんね・・ほんとに」
「・・・いいんです・・大樹さんなら・・」
「またぁ・・困らせないでよ・・大人をからかわないで」

屈託のない笑顔で場の雰囲気を変えようとするが、由奈は俯いたまま囁いた

「・・大樹さん・・そういうこと・・私、大丈夫です・・大樹さんになら・・あげれます・・」
「由奈ちゃん・・・んぐっ」

勢い良く顔をあげた由奈に不意をつかれ、大樹は唇を奪われた
瞬間的に肩を掴み引き離したが、その瞳は固く閉じられていて、相当の覚悟を持って行なったことだと同時に感じた大樹は、頬に涙の跡をつけていた由奈を咎めることも、責めることもせず、ただ黙って抱きしめた
由奈の眼鏡の外側は、大樹の頬の皮脂で曇っていた、

「大樹さん・・」
「・・はじめてだったんだろ?」
「・・はい」
「ありがとう・・」

由奈は大樹の背中に、細く長いその腕でギュッと抱きついた
まだ女の身体には程遠い、恵里菜の同級生との抱擁は、不思議と大樹の心を癒やし、その時間は、母への怒りも今後の不安も、すみれへの愛すらも忘れていた
遠くでメールの着信の音が鳴り響いていたが、耳には入らず、静かに心を休めていた

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2012/02/07 23:21:34(QX3iA6ch)
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