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母の現実を知って(1)
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:近親相姦 官能小説   
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1:母の現実を知って(1)
投稿者: 智也
平成7年当時
二十歳だった私は、母の住む街を訪れていた

私が二歳か三歳の頃に母は、酒飲みで暴力を振るう父さんに耐えかね離婚をして家を出た

それからの私は祖父母に育てられたようなものですが、祖父母の頼みで母はオレを祖父母に預けたと、祖母が亡くなる間際にその真実を告白されたが
母は死んだんだと、幼い頃は聞かされていました

酒飲みのどうしようもない父さんは、父親らしい事を一つもしないまま、壊れた身体に苦しみながら死んだ

16で近所の建設会社で働きはじめ、祖父は私が18の時・祖母は私が20の時に亡くなったけど
祖父は生前に小さな平屋だが、私に新しい家を残してくれて、祖母は最後に本当の事を話し

母から毎月送られてきた現金書留の全てと、祖母が私名義のコツコツと貯めていた通帳を私に手渡し「お母さんの事黙っててゴメンね」と言い残し亡くなった

一通りの葬儀後の後始末も済んでから、私はさらに休みを貰うため会社に頼み、社長も普段仕事を休まないオレの、事情を知っている頼みを聞いてくれて、母に会いに行く事が決まり

季節は冬でクリスマスが近かった事もあり、早めの正月休みみたいな感じで出発しました

愛知県から母の住む青森へ向け、初めてのスタッドレスタイヤに履き替え中古のシビックで走り出した

高速は使わず二日がかりで一般道を走り切り青森に着いたが、現金書留の住所は細かい部分は書いていなく現地で探す事に

どう探したら良いのか?母の名前を頼りに、その町を手当たり次第に聞いてまわりましたが、そう簡単に見つかるわけもなく三日が過ぎ、気づくとクリスマスイブの夜でした

丸二日の運転と、さらに三日の車中泊をしながらの捜索は、体の疲れもピークになっていて

慣れない雪道の運転、寒さの中での車中泊で痛む身体を我慢してたが、ろくに食べていない事もあり、目についた弁当屋さんで何か買うことにしました

本当にたまたま目についた弁当屋だった、その対応してくれた店員さんの名札を見て私は固まっていたんです

「か…母さん?」
私を不思議に見る母

間違いないんです。書留に書いてあった名前そのままの人だったんですから

「やっぱりわからないよね?オレ智也だよ」

「ほっ、本当にあの智也なの!?」
手を震わせてオレの手を握ってきた母さん

「母さんを探しに来たんだ、三日間この町を探し回ってやっと見つけたよ」

私が18になった時から送金は止まっていたので、母さんは再婚したかもしれないと思ってもいた

もしそうでも母さんに一目会ったらすぐにアレを渡して帰ろうと思ってたから

「智也…、智也!!」
母さんの声でハッと我に帰り、他のパートさんも何かあったのかと厨房から出てきて

オレの手を握りしめ泣きじゃくる母は、「息子が、智也がここに居るの!!」とパート仲間に言い、私たちの事情を知っていたみたいだった

あと2時間あった仕事を店長さんが、「今日はもう帰りなさい」と言ってくれたおかげですぐに上がりになったけど
私は1番高い弁当を二つ買い、店長さんや他のパートさんに頭を下げてから母さんと店を後にした

信号待ちの時、写真すら見たことが無い母さんを初めてマジマジと見て

「実はオレ、初めて母さんの顔を見るんだよ。今年になって婆ちゃんが死ぬ間際に全部聞いたんだ」

遠回りをしながら父さんが死んだ事、祖父母も死んだ事、祖母から聞いた現金書留の住所と名前を頼りに会いに来た事を母さんに話した

母さんは泣きながら謝っていたけど、「母さんのあの時の事情は婆ちゃんから聞いていたから、最初から怒ってもいなかったよ」と笑っていた

会えたら渡そうと思っていた、ニット帽とマフラーと手袋のセットを母さんに渡し、「やっぱり北国って寒いんだね、母さん使ってよ」

母さんは大事そうに手に持ち

「あとこれも…、母さんが送り続けてくれた現金書留は、婆ちゃんが全部封も開けないで持っていたよ。これを母さんに返しに来たんだ。」

「これは智也に送ってたのよ。母さんいらないから智也が持っていなさい」

「婆ちゃんもずっとオレに貯金していたんだよ、オレも16から働いて貯金していたから、これは母さんに返したいんだ。母さんだってここで新しいを生活してるんでしょ?」

母さんは横に首を振って
「智也、母さんは家を出た日から誰とも付き合いもしたことは無いし、ずっと一人で暮らしていたの、お母さん(祖父母)に智也が18になるまでは、送金していればきっと智也に使ってくれると思って」

「爺ちゃんも婆ちゃんも、ちゃんとしてくれてたよ。16で働き出したのはオレが決めたことなんだ」

母さんの案内で、オレは母さんの部屋に向かった

古い二軒長屋の一つが母さんの住む部屋で、車はどこでも止めて良いと言われたので、部屋のすぐ横に置いた

中は質素で最低限の物しか無い部屋だったが、綺麗に整理整頓されていて、コタツとポータブルのストーブが、北国らしい部屋だと思いました

冷めてしまった弁当を食べながら、母さんの知らない18年の事を全て母さんに教え、母さんも教えてくれた

去年体調を崩してからパチンコ屋の店員を辞め、弁当屋で働きなんとか暮らしてると言っていたから

「母さんが良かったら、また向こうで暮らさない?今度はオレと母さんだけだからさ。オレが母さんの身体をちゃんと治せるように面倒をみるから、一緒に暮らそうよ」

「智也に迷惑かけるよ」

「親子だもん。何を気にしてんだよ、親孝行って言葉に母さんも甘えて良いんじゃない?オレは母さんと暮らしたいんだ」

「うん…うん…母さんも智也とずっと一緒に暮らしたかった…」

クリスマスイブの夜に母さんに再会でき、そしてまた一緒に暮らせる事になった

年内はパートを続けないといけないので、私も青森に残り賃金は要らないから手伝わせてほしいと頼んで

裏方の雑用や力仕事くらいしか出来ないけど、意外と弁当屋さんも大変なんだなと思いました

賃金代わりに店長さんが、毎日帰りになると山盛りのオカズを入れた弁当をくれて、母さんも裏方の仕事が無い分、楽に仕事を出来ていた様子だった

そして大晦日で弁当屋の仕事を終え、コタツに入り紅白を観ていて
何気に正月の三が日が過ぎたら部屋の片付けと、役所の休み明けに手続きしたら向こうに行く話を決めて

なんとなく横になっていたら、母さんがひざ枕で耳かきを始めてくれたんです

「智也の耳は子供の頃と同じで、鼓膜までハッキリ見えるから掃除が楽ね」

「そうなの?初めて知った」

「真っすぐなのよ、奥までハッキリ見えて」

母さんのひざ枕で私は不思議なほど安心感に包まれていた

もう片方の耳を掃除している間に寝てしまっていたんです

続く
 
2015/10/15 01:58:44(8xRZxxBP)
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