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義母・亜紀子   旅情編
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:近親相姦 官能小説   
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1:義母・亜紀子   旅情編
投稿者: コウジ
(義家族との体験―義母・亜紀子より続く )

 一月二十三日。
 義母が日光・鬼怒川温泉に旅行に出かける日でした。
 妻の由美の、自分の架空の出張の話をしたのは、その日
の三日前のことでした。
 職場の上司二人のお供で、山梨の甲府市である研修会に
行くことになったと、僕は由美に淡々と話しました。
 その研修会は実際にあることで、職場内の僕とは違う職
員が行くことになっていました。
 一泊二日の予定で、一日目が甲府市の市民ホールでの研
修会で、翌日はその研修内容の現地視察という行程で、そ
れが一月二十三日だと告げました。
 実際には、僕はその日は有給休暇扱いになっていました。
 「あら、お母さんと同じ日じゃない?…じゃあ、その日は
私一人か…誰か誘って豪華な食事でもしようかな?」
 由美は何一つ疑うこともなく、屈託なく笑っていうだけで、
 「上司二人のお供では大変ね。お土産はお母さんが日光で
買ってくるだろうからいいわよ」
 とそんな気遣いまで見せてくれたのには、僕もさすがに心
が少し傷む思いでした。
 その話は由美から当然義母の耳にも入り、
 「同じ日なのね…」
 と二日前の夕食時に、彼女から短く声をかけられたのでし
た。
 そして当日の朝は冬には珍しいくらいの暖かな好天の旅行
日和で、集会所前を八時に出発予定の義母を、僕が車で送り
届けることになりました。
 僕のほうは十時に職場を出るということになっていたので、
七時半過ぎに義母を車に乗せました。
 義母の今日の服装は、黒のベレー帽を可愛く被り、焦げ茶
色のコートの下に薄いクリーム色の襟の大きなタートルネッ
クのセーターに黒のパンツ姿でした。
 美しく化粧した色白の顔に、いつものように赤い唇が際立
って見えました。
 「いい匂いがする…」
 車を始動させてすぐに、僕は義母のほうに鼻先を突き出す
ようにしていいました。
 「派手に見えない?」
 義母はそういって、僕の横顔を窺い見るようにして聞いて
きました。
 「大丈夫。セーターの首襟のふんわりしているのがいい」
 そう言葉を返してやると、義母は嬉しそうにはにかんでい
ました。
 集会所に着く寸前、義母が顔を少し俯かせて、独り言のよ
うに呟きました。
 「ほんとは…あなたと一緒にいたい」
 「東照宮お参りしたらいいことあるかも?…気をつけて行っ
ておいで」
 笑みを浮かべて僕は義母に言葉を返し、車の降り際に彼女
の手を握ってやると、僕よりも強い力で義母が握り返してき
ました。
 集会所から少し走ったところにあるコンビニの駐車場に、
僕は車を止め、カーナビの目的地に日光東照宮と入力しまし
た。
 先ずは東北自動車道に乗るのが先決で、それから日光宇都
宮道路に入れば、距離数は百五十キロは超えるが、交通渋滞
にさえ引っ掛からなければ、約二時間ほどで着くようです。
 次にダッシュボードを開け、一枚の用紙を取り出して、僕
は目を通しました。
 義母が旅行会社から受け取った、旅行のスケジュール表で
した。
 前以て僕が内緒でコピーしておいたのです。
 義母の乗るバスは、日光東照宮を最初に目指すようで、十
一時過ぎに目的地に着く予定になっていました。
 そこで昼食を挟んで、三時間ほどの自由行動の時間を取っ
ているようでした。
 それからいろは坂を通って中禅寺湖見学になっていました。
 車の中で僕はスーツの上着を脱ぎ、ネクタイを外して、持
ってきたバッグからセーターとブルゾンを取り出し、着替え
を済ませました。
 ブルゾンは義母が正月に、僕のために買ってくれたという、
濃紺のクロコダイルのロゴ入りでした。
 東北自動車道から日光宇都宮道路に入ると、土曜日という
こともあって多少の渋滞に巻き込まれましたが、予定の時間
よりは早く目的地に着きました。
 日光東照宮近くの有料駐車場に車を止めたのは、十時半過
ぎでした。
 もう少し寒いのかと思っていたら、雲一つない青空のせい
か、空気の冷えはそれほどは感じませんでした。
 普段はめったにしない色の濃いレイバンのサングラスをか
けて、僕は車の外に出ました。
 ここは自家用車専用のそれほど広くない駐車場で、義母た
ちが乗ってくる観光バスは、先ずここには来ないはずでした。
 五分ほど歩くともう日光東照宮の正門前でした。
 昼食にはまだ早い刻限だったので、僕は駆け足で石段を昇
り、すでに人の往来の多くなっている境内を散策しました。
 日光東照宮というところは、本来なら駆け足で見物すると
ころではないと、以前に誰かに聞かされたことがあります。
 昔の小学校唱歌に「ひねもす見れども飽かざる宮居」と東
照宮を歌ったものがあったそうで、また別名「日暮らしの門」
といわれる陽明門の精緻な美を鑑賞するだけでも、優に一時
間以上はかかるといわれているようでした。
 そんな見るべきものの多い境内を、ただの凡人でしかない
僕は、じっくりと歩みを止めることもなく、まるで時間潰し
でもするかのように、のんべんだらりと歩き進んだのでした。
 二荒山神社の本殿のようなところで、体裁だけのお参りを
済ませて、陽明門の側まで来て腕時計を見ると、それでも十
一時をもう二十分ほど過ぎていました。
 義母たちももう着いているかも知れないと思い、多くの観
光客で賑わう陽明門付近から、少し離れたところに移動した
時でした。
 「浩二さんっ…」
 といきなり背後から大きな声で呼び止められ、驚いて振り
返ると、何とベレー帽を被って焦げ茶色のコート姿の義母が、
僕よりももっと驚いているような表情で、一人で立ち竦んで
いました。
 距離にして五メートルもないところで、義母は信じられな
いという面持ちで、僕を強い視線で見つめていました。
 「やぁ…」
 想定外でこちらが先に見つかってしまったバツの悪さもあ
って、僕は歯を見せてサングラスをかけたまま笑みを返しま
した。
 すると義母は往来する人の目も憚らず、小走りに僕のほう
に駆け寄ってきたのです。
 勢い余って義母は僕にぶつかるようにして、また人の目を
憚ることなく、そのまま抱きついてきました。
 「どうして?…ねぇ、どうして?」
 僕の胸元に顔を埋めながら、義母はまるで少女のように感
情を昂ぶらせた声でいってきました。
 「人…ほら、人が見てるよ」
 僕は強くすがりついてきている義母の肩を掴み、顔を上げ
させ、
 「お仲間の人たちはいないの?」
 と愚にもつかないことを聞いていました。
 実際に周囲の人たちの何人かが、こちらに眼を向けながら
歩いているのがわかりました。
 「どうして、あなたがここにいるの?」
 僕とここで会ったことがまだ信じられないという表情を残
したまま、僕の腕を掴みながら、義母は涙声に近いような声
で詰め寄ってきました。
 「東照宮の神様に呼ばれたからさ」
 義母の気持ちを落ち着かせようと、冗談めいた口調で気障
にいうと、
 「バスが予定より早く着いて…それで神社にお参りして…
ずっとあなたのこと考えてたら…こんなところにいるんです
もの。もう、驚いてしまって…」
 どうにか気持ちが鎮まったような義母が、まるで子供が何
かのように、ぽつりぽつりと話し出しました。
 バスを降りて全員で一通り境内を見学し、神社本殿での参
拝を済ませて、今から所定の食堂での昼食を摂る予定だとの
ことでした。
 義母は元教師ということもあってか、昼食までの間にもう
一度陽明門を一人で見たいと思い石段を昇ってきて、ふと視
界の中に、前に僕のために買った濃紺のブルゾンが入ったの
で、立ち止まり見ると、いるはずのない僕の顔を見て驚いて
しまったということでした。
 「本殿でお参りした時、ほんとにあなたの顔が浮かんだの
よ。…だからあなたを見た時、思わず神様が、って思ったわ」
 「驚かせて悪かったね。…亜紀子のこの旅行の話を聞いた
時から、僕は密かに作戦を練っていた」
 「それじゃ、山梨行きの出張って…?」
 「美しい嘘…さ」
 「ひどい、今朝送ってくれた時にも何もいわないで…」
 「いえるわけないだろ?極秘事項だもの。それより、結果的
にはこのブルゾン着てきてよかったのかな?…似合う?」
 「ええ、とても…」
 「これだけの人の中で、よく見つけたものだ。それより、
早く食堂行かないと」
 「あなた、お昼はどうするの?」
 「僕はその辺で食べるさ。湯葉うどんが名物らしいね」
 「…それで、今日はこれからどうするの?」
 「ああ、僕の予定では、中禅寺湖の畔あたりで亜紀子に見つ
かって、湖畔の散歩を楽しもうって思ってたんだけど、早く見
つかってしまったから…」
 「帰ってしまうの?」
 「今夜の宿は…確か鬼怒川国際観光ホテルだった?」
 「えっ?…それじゃあ?」
 「ほら、早く行ったほうが…みなさん心配してるよ」
 「お食事したら、きっとメールする」
 そういって名残惜しそうな顔をして、義母は僕から離れてい
きました。
 僕は正門を出てしばらく歩いたところで、それほど大きくは
ない食堂があったので、そこに入り名物の湯葉うどんとお握り
のセットを注文しました。
 義母からメールが入ったのは、別れてから三十分もかからな
い時でした。
 (どこにいるの?)
(まだ食堂。湯葉うどん美味しかった)
 (どこの食堂?)
(正門から少し歩いたところの、おおさわっていう店)
(すぐに行くから待ってて)
(そちらのお付き合いはいいの?)
(学校時代の教え子に会ったって)
 (いいのか?)
 (美しい嘘)
 義母は歩きながらメールをうっていたのか、ほどなくして店
の暖簾をくぐってやってきました。
 僕の真横に座り込んでくると、
 「お腹膨れた?…湯葉うどん、もう一杯食べる?」
 とか、
 「中禅寺湖ではどうするの?…華厳の滝は?」
 などとまるで修学旅行に来た女学生のようなはしゃぎようで、
矢継ぎ早に話しかけてきていました。
 隣りの席に座っていた夫婦らしい初老の二人連れが、三十三
歳の男と六十三歳の女の組み合わせに目を向け、少し奇異な表
情をしているのが横目に見えました。
 義母はそんなことにお構いなしに、
 「陽明門はしっかり見たの?」
 とそれこそ教師然とした口調で喋ってきたりしてました。
 「東照宮は、こういう団体旅行ではだめね。二人くらいで時
間をかけて回らないと、本当の良さがわからないから」
 「そうなんだろうね。僕みたいな凡人には長くいても、陽明
門の良さもわからないだろうけど」
 「徳川家康をお祀りしてるって知ってるでしょ?」
 「ああ、家康のご意見番といわれた天海大僧正っていう人が
建てたことくらいは」
 「あら、浩二さん、すごいっ。よく知ってるじゃない?」
 「一応大学は文学部ですからね、へへ」
 僕と義母とのまるで恋人同士でもあるかのような、そんなや
り取りに聞き耳を立てていた、隣りにいた初老の夫婦は店を出
るまで、何度かこちらのほうを繰り返して見ていました。
 それほど広くない店内で客の出入りも多くなり、僕たちも長
くはおれなくなり店を出て、もう少し歩いたところにあった喫
茶店に入り、知らない土地という解放感も手伝ってか、本当の
恋人同士のように長く語り合いました。
 義母のほうがことのほか、僕との予期せぬ遭遇が嬉しかった
のか、自宅でも見せないくらいの明るさで、長く喋り続けるの
を見て、ここまで車で走ってきてよかったという気持ちになり
ました。
 「ほんとに同じホテルに予約取ってるの?」
 「うん、一人だから小さな室でいいっていったんだけどね。あ
あいうところは団体部屋か夫婦や恋人たちが泊まる室しかないっ
ていって、普通の室みたいだけど」
 「そう、結構高いでしょ?」
 「まぁね、一泊二食で一万六千円」
 「私が出してあげるわ。だって私のためにしてくれたサプライ
ズだもの…ね?」
 「正直、助かるね」
 「中禅寺湖も…ずっとあなたといたい」
 「それは…バスの客の中には町内のお知り合いもいるからね…」
 「そうね、さっきのうどん屋さんでも、お隣のご夫婦の方たち
ずっと不思議そうに、私たちを見てたものね」
 「知ってた?」
 「知ってたわよ。…でも、知らない街のせいかしら?少しも気に
ならなかったわ」
 二人でいる時間はあっという間に過ぎ、義母のほうの集合時間に
なっていました。
 喫茶店を出たところで二人は別れ、僕も駐車場に戻り、車のカー
ナビに中禅寺湖と入力し、国道百二十号線に車を向けました。
 途中のいろは坂を通過し走り続けると、中禅寺湖を示す看板が多
く目立ち出し、やがて湖の畔に着きました。
 正直なところ一人で外に出て畔を散策するという気にもなれず、
車のシートを倒して仰向けになりながら、湖の彼方に見えるミニ富
士山のようなかたちをした小高い山に目を向けていました。
 その山は男体山という信仰的にもいわれのある山のようです。
 三十分近くまどろむように車のシートに、僕は仰向けになってい
ました。
 トイレに行きたくなり車の外に出ると、好天の週末のせいか湖周
辺には相当の観光客がたむろしていました。
 公衆トイレを出て何気に遊覧船の出る桟橋のほうに目を向けると、
多勢の観光客が列をなして、その先に停泊している遊覧船に向かっ
て歩いているのが見えました。
 その桟橋の手前付近に目を向けた時でした。
 黒のベレー帽を被り焦げ茶のコート姿の小柄な女性が、誰かを探
しているように右往左往しているのが見えました。
 今度は僕のほうが早く義母を見つけ出しました。
 小走りに義母のほうに向けて行くと、途中で向こうも僕に気づい
たらしく、また人目を憚ることなく精一杯手を振りながら箸ってき
ていました。
 「探したのよっ…」
 「みんなと船乗らなくていいの?」
 人の群れが絶え間なく往来する畔を避けて、少し奥まったところ
にあるベンチに二人は腰をかけていました。
 「船酔いするのでって断わったの。他にも二、三人いらっしゃっ
たわ」
 「僕が船に乗ってるかもわからないのに…」
 「あの桟橋の前に立った時にね、何か急にお告げのようなものが
あったの。…ふふ、東照宮の思し召しだったのかしら?」
 「亜紀子、若い女子高生みたいだ」
 「あら、今の女子高生ってこんななの?」
 「旅は…するもんだね」
 「え…?」
 「人間をこんなにも明るくする。…僕も変わりたい」
 「あら、どんな風に?」
 「亜紀子を…もっと意地悪く、恥ずかしく虐める男になりたい」
 「まぁっ…」
 「だめかい…?」
 「…知らない」
 「今夜…もし、またホテルで…偶然に会えたら、試してみたい
と思ってる。意地悪い男になってるか…」
 「…もし、会えたら優しく抱いて」
 「ふふ、こんな景色のいいところで、話することじゃないね」
 「ほんと…」
 日本で一番高い標高にある湖で、風光明媚さや歴史的な由緒話
も数多くある中禅寺湖を、風情のない僕はほとんど楽しむことな
くそこを去り、またいろは坂を下り、鬼怒川温泉郷に向かいまし
た。
 その間にも義母のほうから、こちらが心配するほどのメールが
ひっきりなしにありました。
 今とどこにいるのか、何をしているのか、とかの気遣いのメー
ルがほとんどでしたが、四時半過ぎにもうホテルにチェックイン
したと送ってやると、ルームナンバーをすぐに教えろという矢の
催促でした。
 三階の三百一号室が僕の室で、義母たち団体は五階の団体部屋
のようでした。
 室に行く前にロビーで温かいコーヒーを飲んでいると、もう何
組かの団体が入ってきているようで、フロント周辺は大変な賑わ
いになっていました。
 やがて義母たちを乗せたバスが玄関に入ってきて、広いロビー
が忽ち多勢の宿泊客で埋まりました。
 義母はまたロビーのソファに座っていた僕を先に見つけ出し、
後で気づいた僕に小さく手を振ってきていました。
 通された室は、二、三人でも泊まれるくらいの広さの和室でし
た。
 五十代くらいの身体の丸い仲居に、男の一人旅を少しばかり訝
しがられながらお茶の接待を受けていると、突然電話が鳴ってき
ました。
 フロントからで、
 「お客様、先ほど亜紀子様というお方からお申し出がございま
して、本日のご夕食は二階の広間となってございましたが、お室
のほうでとのご依頼がございましたので、急遽、室食とさせてい
ただきますのでよろしくお願いします」
 と長々とした説明があり、最後に、
 「尚、お客様の本日の宿泊料一切につきましても、明日、亜紀
子様のほうでご精算させていただくことになってございますので、
よろしくお願いします」
 とまで付け足しての説明を聞きました。
 義母の至れり尽くせりの気遣いに、正直なところお金の面でも
とても助かった面もあり、彼女の細かな心配りに、僕の心は温泉
に入る前からひどく温まってきていました。
 義母たちは六時半から二階の大広間での食事会があるようです。
 温泉の大浴場に、普段の家での入浴より十分以上は長く入って、
室に戻ると、座卓の上には豪華な食事の用意がされていて、身体
の丸い仲居から、
 「当ホテル特製の湯葉懐石でございます。ごゆっくりとお召し
上がりください」
 との説明を受けたのでした。
 何から先に箸をつけていいのかわからないくらいの豪華な料理
に舌鼓みをうっている途中で、義母から今日一日だけで二十回近
くになるメールを受けました。
 (十時頃には行けます…)


        続く
 
 
2015/09/20 01:27:03(jXVY3eMn)
17
投稿者: コウジ
「ああっ・・こ、こんな、・・・は、恥ずかしいわ」
 布団の上で全裸の義母が、小柄な身体に赤い縄を這い
巡らされて、両足を天井に向け、海老折りのように背中
を曲げさせられて、仰向けに転がされていました。
 両手首を、高く上げられた足の太腿のあたりで、縄で
固定され身動きできなくなっている義母の、露わに剥き
出しになった股間の側に、僕も裸になって胡坐をかいて
いました。
 鴨居への吊り下げの後、しばらくの間、意識を失くし
ていた義母に、僕は縄をかけ直したのです。
 六十三歳という年齢でありながらね鴨居から吊り下げ
ての電動マッサージ器での責めに、あれほども夥しく自
らの体内からの愛液を噴出させた義母に、正直なところ、
僕も少なからぬ驚きを感じました。
 義母には彼女自身も知らない、清楚な外見とか高度な
素養とはまるで裏腹の、女としてのどろどろとした深い
官能的な資質を備え持っているのかも、と思うほどの激
しい淫れようでした。
 義母の剥き出しの股間のすぐ前に胡坐をかいた僕の手
には、新しく内緒で買い求めて持ってきた、男性器を模
した黒い樹脂製の棒状の器具が握り締められていました。
 その器具の根元にある小さな赤いボタンを押すと、先
ほどの電動マッサージ器より少し小さめでしたが、内臓
モーターの機械音が耳に入ってきました。
 その音に呼応するように、器具の黒い棒状部分が妖し
げな回転を始めていました。
 露わになっている義母の股間に目を向けた僕は、その
まま身体を前に折り曲げるように屈めていき、すぐ自分
の鼻先に、彼女のまだ滴り濡れた少し固めの繊毛が触れ
るところまで、顔を近づけていました。
 義母のまだ淫靡な滴りを残したその部分からは、何か
甘酸っぱいような匂いが漂い出ていました。
 濃い肌色をした薄い肉襞が左右に少し開き加減になっ
ていて、その中のピンク色をした柔肉の一部が雫に濡れ、
ひくひくと小さく蠢いているのが僕の目にはっきりと見
えました。
 徐に僕はその部分に舌先を伸ばしました。
 ひっ、という短い声を上げて、縄で丸められた義母の
身体が左右に発作的に激しく揺れ動きました。
 「いやっ・・こ、浩二さんっ」
 手足を拘束された不自由な態勢では、どうすることも
できない義母は声での制御にすがるしかありませんでし
た。
 義母の下腹部の茂みの中の肉襞を割って押し入った僕
の舌は、彼女の哀願の声を無視して、柔肉のさらに奥に
まで細く窄めた先端を差し入れていました。
 海老折り姿の義母の切なげな喘ぎの声が、僕の頭の上
のほうで空しく聞こえていました。
 僕の舌はさらに狡猾に動き、義母のその部分の裂け目
の上にある小さな豆粒を捉え、舌先で転がすように舐め
てやると、彼女の窮屈な全身が突如痙攣を起こしたよう
になり、悲鳴に近い声が高く上がりました。
 それから僕は手にしていた棒状の黒い器具の、妖しく
回転している先端を義母のその部分にあてがい、ゆっく
りと押し込むように中に差し入れていきました。
 「ああっ・・だ、だめっ・・・何?・・何を?」
 義母の体内から滴り出た愛液と僕の唾液で、それこそ
ぐしょ濡れになったその部分に突き刺された黒色の器具
は、まるでそれ自体が生き物でもあるかのように、狭い
空洞の中深くまで沈み込んでいきました。
 顔を上げ仰向けになっている義母の顔を覗き見ると、
最早、悶絶寸前のような表情になっていて、絶え間なく
熱い喘ぎの声を洩らし続けていましたる
 義母の体内に僕が手に持った器具の、黒い棒状の部分
が半分近くまで沈み込んでいました。
 沈み込んだその器具は、義母の体内でも妖しげな回転
と振動を続けているようで、淫靡なモーター音だけが室
内に響き続けていました。
 僕は器具が沈み込んでいる義母のその部分に目を向け
ながら、頭の中に、彼女のその部分への挿入時の心地の
いいあの狭窄感を彷彿とさせていました。
 僕の頭の上ほうで間断なく洩れ聞こえていた、義母の
喘ぎと激しい悶えの声が、あるところで、うっ、という
短い声の後、ぷつりと途絶えました。
 耳に入るのは器具のモーター音だけでした。
 もう一度顔を上げ、義母の顔のほうに目をやると、彼
女の顔が横向きになっていて、眼鏡の奥の目がまるで息
絶えたかのように深く閉じられていました。
 義母がまた意識を喪失させたのでした。
 僕はそこで奇妙な呆気なさに襲われ、義母の意識のな
い顔を呆然と見ていました。
 遥々と遠い異郷の地まで、義母の驚き喜ぶ顔を見たさ
に車を走らせてきた我が身のことを、その時僕はふと振
り返りました。
 何をしているんだ、自分は・・・。
 東照宮で僕を見つけた時の、義母のあの泣き出しそう
なくらいの嬉しさを、誰憚ることなく満面に浮かべて、
僕に駆け寄ってきた彼女に、自分は今何をしているのか、
という思いに、僕は不意に苛まされていました。
 この室に義母が人目を忍んで来た時、僕は熱い思いで
彼女を強く抱き締めました。
 そのまま布団に連れ込んだまではよかったのですが、
そこから僕はどうやらとんでもない間違いを仕出かした
ことに気づきました。
 義母がこの室にクルマでの間に、いや、それよりもっ
と前から、僕は身勝手な邪淫な妄想ばかりに執りつかれ、
大きな過失を犯していたのです。
 見る間に僕はひどい自己嫌悪に陥ってしまっていまし
た。
 同時にあられもなく裸身を縄で括られて、僕のせいで
無様な態勢を晒したまま、意識を失くしてしまっている
義母に、いいようのない憐憫の情けが沸々と湧き上がっ
てきていました。
 義母の股間の茂みの中に突き刺さったまま、無機質な
モーター音を出し続けている、この旅行前に少しばかり
意気込んで買ったはずの器具が、ひどく嫌なものに見え
て、気分が一気に滅入ったようになっていました。
 その器具の赤いボタンをオフにして、僕はゆっくりと
義母の股間から抜き、続いて彼女の腹の上に置かれてい
た手首を括っていた縄の戒めも解き放していました。
 そして僕は敷かれている布団の斜め下のほうに頭がい
っていた義母の身体を抱き上げるようにして起こして、
布団に真っ直ぐに寝かしつけ、そのまま自分も彼女に添
い寝するように身を横たえました。
 まだ目を閉じたままの義母の色白の顔をすぐ鼻先にし
ながら、僕はまだ悔やんでいました。
 義母はこの室にきっと内心では嬉々とした思いでやっ
てきたはずで、僕に優しく抱かれ、なさぬ仲ではあって
も、この思いがけない旅の空の下で、女としての熱い悦
びに、束の間でも没頭したいと、彼女は思っていたに違
いないのです。
 それを僕は身勝手にも、猥褻極まりない発想だけに走
り、縄でいきなり拘束して、卑猥な器具で辱め、彼女の
思い描いていた甘い期待を裏切り、恥辱の底に貶めたの
です。
 自分の淡く抱いていた思いとはまるで違う僕の邪淫な
行為に、義母はそれでも愛する僕のすることだからと、
おそらく健気にそう思って従順に受け入れ、猥褻器具の
おぞましい責めに、小さな身体で必死に堪え、やがて儚
く意識を喪失させたのだと思うと、僕の悔恨はさらに深
まるばかりでした。
 最初から自分の身体全部で、義母を愛してやればよか
ったと、すぐ目の前の彼女の無垢な寝顔を見てそう思っ
ていました。
 このままここで義母が目を覚まさなくてもいいと、僕
は思いました。
 そんな気持ちになって、義母の顔から眼鏡を外してや
ろうと、細いフレームに手をかけた時、閉じられていた
義母の目が唐突に開きました。
 僕の顔がすぐ前にあることに、少し驚いたように切れ
長の目を何度かしばたたかせて、
 「私・・・」
 とぽつりと一言発しました。
 「起こしてしまったか、ごめん」
 それまで柄にもない小難しいことを、一人で考え詰め
ていたせいもあって、僕は照れ笑いを浮かべて義母に言
葉を返しました。
 「もう、このまま朝まで眠るんじゃないかと思ってた」
 「私・・気を失ってたの?」
 「ああ、ちょっと僕が悪乗りし過ぎたな、と反省して
た」
 「どこで気を失ったの?」
 義母はまだ状況が呑み込めていないようでしたが、僕は
その説明は止めることにしました。
 「人間は・・・いや、男と女はやっぱり身体と身体で愛
し合わないとね」
 「・・・・?」
 「わからなくていい」
 そういって僕は義母の身体を思い切り抱き寄せました。
 「あん・・」
 と小さな声を洩らしながら、義母は僕の胸に顔を埋めて
いました。
 義母の髪の毛からトリートメントなのかいい匂いが、僕
の鼻腔を擽っていました。
 「ところで、亜紀子。どうやって抜けてきたの?」
 ふと思った疑問を、僕は義母に尋ねました。 
 「昼間、あなに会った時ね、昔の教え子に会ったといっ
て抜けだしてきたでしょ?」
 「うん・・」
 「また同じ手を使ったの。同じこのホテルに教え子たち
も泊まっていて、つもるお話もあるからどうしても一緒に
寝たいっていわれて・・と。ふふ、こんな嘘ばかりついて、
悪い女だわね」
 「それはやっぱり・・」
 「浩二さんのお得意の、美しい嘘っていうんでしょ?」
 「ま、まぁね・・」
 僕の顎の下から見上げるようにして、屈託のない笑顔で
話してくる義母は、つい十数分ほど前までの、僕から受け
た辱めを、まるで遠くに忘れ去ってしまっているような、
ただ愛する恋人の前いる女のように、嬉しく楽しげな表情
でした。
 しばらく抱き合ったままでいると、知らぬ間に僕の下半
身に男の力が漲ってきていることに気づきましたる
 僕の顔の下にいた義母の顔が何かをいおうとして、上に
向けてきた時、僕は唐突に彼女の唇に唇を重ねていました。
 驚いたように目を見開いた義母でしたが、拒む素振りは
当然なく、僕の唇を唇でしっかりと受け止めてくれました。
 お互いの口の中をお互いの舌が、お互いを求め合うよう
に激しく行き来しました。
 「ああっ・・やっぱり・・このほうがいい」
 唇が離れた時、義母は熱い息同時に、僕にすがつきなが
らそういいました。
 「亜紀子・・」
 何か違うことをいおうとしていた僕でしたが、何故か義
母の名前を呼んだだけでした。
 義母の汗がまたかすに滲み始めている耳朶から細い首筋
に舌を這わせながら、僕は彼女の肌から漂い出る心地のい
い女の匂いに酔い痴れていました。
 縄で拘束してそれなりの器具を駆使して、義母を恥辱の
底に貶めた時の昂まりとは、明らかに違う興奮が僕の全身
を深く包み込んできていました。
 僕の上体が自然な動きで、義母の身体の下のほうにずり
下がっていました。
 「ああっ・・浩二さんっ」
 片方の手で義母の小さな膨らみの乳房を包み込んでやる
と、もうそれだけで彼女の口から熱い声が洩れ出してきて
いました。
 義母の細い背中を伝っていた僕のもう一方の手が、彼女
の柔らかい尻肉に到達していました。
 義母の尻肉の艶やかな肌の感触が、手と指を通して僕の
心を有頂天にしていました。
 指一本を義母の尻肉の割れ目になぞるように這わしてや
ると、彼女のその部分はその指を強く挟み込むように緊張
したりしました。
 そしてさらにその指を尻肉の下のほうまで伸ばしてやる
と、繊毛のかすかな感触があり、その中の裂け目の付近は
すでに潤い豊かになっているのが、指先にはっきりと感じ
られました。
 休むことなく義母の乳房に当てていた手が、その先端の
小さな乳首を捉えると、まるで固い豆のように凝っている
のがわかりました。
 乳房に置いた僕のその手にすがりつくように両手を添え
ながら、義母は間断のない喘ぎの声と小さく呻くような声
を洩らし続けていました。
 義母の身体の下に伸ばしていた手を、僕はいきなり彼女
のもう一つの乳房にあてがいました。
 「ああっ・・いいっ・・も、もう」
 「ん?・・もう何?」
 「もう、私・・・あなたが・・浩二さんがほしいっ」
 「何がほしいの?」
 「ああっ・・・」
 「いわないとあげないよ」
 「い、意地悪っ・・ああ」
 「いってごらん、何がほしいの?」
 「ああっ・・浩二さんの・・・ちんぼっ」
 「どこにほしいの?」
 「い、苛めないで・・」
 「いってごらん」
 「ああっ・・わ、私の・・おめこに・・ああ」
 これまでにも何度もしているはずの言葉責めでしたが、
場所も気持ちも違うせいか、義母の声も一際昂まりの大
きい響きに聞こえていました。
 僕自身は最初の失態を無きものにせんという思いもあ
って、それから以降はいつものように義母の身体に覆い
被さり、そして固くいきり立ったものを、あの心地のい
い狭窄感を求めて、深くゆっくりと彼女の体内に沈み入
れていったのです。
 「ああっ・・こ、浩二さん・・も、もうどうなっても
いい」
 「浩二さん、好きっ・・好きよ、大好きっ」
 僕のつらぬきを受けながら、義母は恥じらいも何も捨
てたかのように、僕への自分の思いの丈を、喘ぎと悶え
の声の合間に、何度も繰り返すように吐き続けていまし
た。
 義母が熱い息と一緒に吐くその言葉の大半は、僕の気
持ちとほとんど同じ真意でした。
 そして僕は、義母の体内の最深部まで突き刺したとこ
ろで、大きな咆哮の声を上げて、熱く滾った迸りを放出
して果てたのでした。
 その瞬間僕は背中に痛みを感じました。
 僕と同じくらいに感極まった義母の、両手が僕の背中
に強く爪を立てていました。
 数分後、二人は布団に並び寝て、言葉を交わすことな
く顔を寄せ合い、唇を何度か重ね合い、どうやら僕のほ
うから先に深い惰眠の中に陥ったようでした。
 窓からの薄日を感じ、目を覚ますと、義母はいません
でした。
 起き上がりあたりを見渡すと、枕のすぐ上に小さな白
い用紙が置かれていました。
 室の電話の横に置いてあるメモ用紙を使って、義母の
きれいな字が書かれていました。
 (素敵な夜をありがとう。愛しています。亜紀子)
 とそこには書いてありました。
 朝風呂に一人でいき、朝食を大部屋で他の宿泊客に混
じって済ませ、ロビーに降り、フロントに精算の声をか
けると、案の定、義母のほうから先払いされているとい
う返事でした。
 ロビーの奥にある喫茶コーナーでコーヒーを啜ってい
ると、多勢の観光客の群れが広いロビーのあたりに群が
っていました。
 顔を上げてみると、喫茶コーナーに近いところに立ち、
人にわからないように腹のあたりで小さく手を振ってい
る義母がいました。
 僕も手を振って応えました。
 義母たちは朝から華厳の滝を訪れ、午後からは日光江
戸村のスケジュールになっているようでした。
 僕はもう自分の旅の目的は、昨日で達成しているので、
このまま早い内に自宅に帰ろうか、と思っていたのです
が、義母の可愛く手を振る姿を見て、華厳の滝くらいは
見ておこうかという気持ちになっていました・・・。



       続く

(筆者付記)
しばらくの間隔が空いたことを最初にお詫びします。
その間、色々とたくさんのご意見、ご感想をいただいた
りして、自分でも少し驚いています。
どなた様からのご意見ご感想も、私はすべて嬉しく拝読
させていただいています。
忌憚のないご指摘でもよろしいので、お気づきの点があ
りましたら、ぜひぜひレス投稿をよろしくお願いします。
ありがとうございます。

        筆者   浩二
 

 
 








 






15/09/25 16:07 (3eXuT.Fe)
18
投稿者: kkk
亜紀子さんが部屋の方にどの様に言ってきたのか、ドアをノックする時の浴衣の下はNBとの事で亜紀子さんの姿、振舞いを想像しながら・・。
部屋に入ってからのコウジさんの辱め、自己嫌悪それと亜紀子さんへの愛おしさを自分なりに考えながら・・。
亜紀子さんもコウジさんの虜になっている様子も伝わってきて、コウジさんもそれに応えていて、熱い恋愛を思わせてくれます。
心配なものもありますが、羨ましい関係ですね~。

華厳の滝で想定外があるかもしれない、などと想像しながら・・・
次作も楽しみにお待ちしています。
15/09/27 06:20 (VJJw6Ac3)
19
投稿者: (無名)
kkkサン、空気読もう。
あなたの妄想みたいな感想はきもい
15/09/29 02:30 (x2yAUigW)
20
投稿者: (無名)
19番さん まったく同意見です
極力控えるって言って 書かなかったのは1回だけ
何が極力なのか?
でも今回アド出てるんでスレ汚しになる意見は直接メールで とか言い出すはずですよ
訳がわかりません
15/09/29 08:08 (CZPRgDwA)
21
投稿者: (無名)
KKKさん……
コウジさんへの感想は、それだけ別にスレッドつくったら!!

15/09/29 12:44 (F1QJzN.H)
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