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1:告白
投稿者:
ミューズ
◆BTtExhlZJY
それからゆうは部屋に閉じ籠ってしまった。
夕飯も食べに来ない。 僕は考えこんでいた。 やっぱりゆうが好きだ。 この気持ちは変わらない。だから伝えたい。 気付けばマリ姉に電話をかけていた。 「もしもし・・たっくん?」「マリ姉・・あのね」 「なぁに?言ってみな」 きっとマリ姉は傷付くだろう・・・でもきっぱり言おう。 「僕・・・やっぱりゆうが好きだ。だからゆうに伝えたい。ごめん・・マリ姉」しばらく沈黙・・・ 「そっか・・やっぱりね。分かってたよ・・たっくんは振り向いてくれないってね・・」 「マリ姉・・・ごめん」 「さっきのキスはやりすぎたよ・・ごめんね。ゆーちんに気持ち・・しっかり伝えてやんなよ」 「うんっ!」 「まぁ・・でもゆーちんから少しでも気持ち離れたら私は捕まえちゃうからね!じゃあね!」 へ・・・・!? 電話は切れた。 「・・・・?」 最後のセリフが気になるが・・・ 目を閉じて考える。 告白するなら素敵なセリフで・・・・ うーん・・・セリフが浮かばない・・・ 「たっくん・・」 「わぁ!ゆう?」 リビングの入り口にゆうが立っていた。 「たっくん・・あのね・・その・・」 ゆうはもじもじしている。キュンとしてしまう。 「ごめん・・やっぱり」 「ゆうっ!」 二階に逃げようとするゆうの手を掴む。 「ゆう、僕っ・・ゆうの事・・好きだ・・」 「たっくん・・・」 ぎゅっと抱き寄せる。 「だから・・逃げないで・・そばにいてよ」 「・・・うん」 ゆうもぎゅっと抱きついてくる。 久しぶりに感じるゆうの温もり。 「たっくん・・・」 「なぁに・・?」 「あのね・・・お腹空いちゃった」 「ははっ、そうだね!ご飯食べよう」 緊張もその言葉でほぐれてしまった。 やっとまた二人で笑えるんだ。 やっと自分の気持ち・・・伝えられた。
2010/11/02 21:21:14(qlkXaa6s)
投稿者:
ミューズ
◆BTtExhlZJY
消えてしまったのでもう一度書き直させていただきました。(-人-)
10/11/02 21:23
(qlkXaa6s)
投稿者:
ミューズ
◆BTtExhlZJY
僕はゆうの部屋のドアをノックする。
「ゆう、入っていい?」 「あ、うん」 部屋に入るとゆうはベッドにちょこんと座ってテレビを見ていた。 「な、なに?」 「あのさ。良かったら・・その・・また一緒に寝てもいいよ」 「えっ・・・」 ゆうの顔が赤くなるのが見えた。 「うーん、寂しくなったら・・・たっくんのベッド行こうかなぁ・・」 「そ、そっか・・じゃあねおやすみ」 「うん、おやすみ」 パタンとドアを閉める。 自分の部屋に戻りベッドに倒れこむ。 「はぁー・・なんで・・なんでもっと強引にできないんだよ・・・」 自分が嫌になった。 でも強引にするのは怖いよ・・壊れてしまいそうで。それからしばらくはゆうはベッドに来る事は無かった土曜日の朝、いつもどうりに朝食を作り父さんを送り出す。 少し遅れてゆうが起きてきた。 「おふぁょー」 「おはよ、ゆう」 またパジャマの胸元がはだけていた。 「ゆう、パジャマが・・」 僕はゆうのパジャマをなおしてあげた。 ゆうの顔は真っ赤だ。 「べ、別に自分でなおせるから大丈夫だよ!変な事しないで!」 「あっ、ごめん・・」 おかしいな・・今まで恥ずかしがらなかったのに。 「でも・・・ありがと」 ゆうはそう言ってこたつに入り朝食を食べはじめた。「・・・・?」 僕は首をかしげた。 何か変だな。 台所を片付けてココアを作る。 ゆうの隣に座りこたつに入る。 「わっ!たっくん!」 「えっ?なに?」 「んっ・・何でもないっ!」顔を赤くしてトーストにモフモフとかぶりつく。 可愛いなぁ・・・やっぱり何か変だ。 「ゆう、彼氏とはどうなった?」 「ふぇっ!?」 「僕はマリ姉と別れたよ。ゆうは?」 「わ、別れたよっ」 僕はゆうを抱き寄せる。 「ひゃっ!?」 「そっか、じゃあ僕とゆうは恋人・・だね」 「べ、別にたっくんのために別れた訳じゃないもん!勘違いしないで!」 やっぱりまだゆうは僕の事は・・・・ 「ゆうは僕の事嫌いなの?」「ち、違うよっ!」 「じゃあ好き?」 「・・・・う、うん」 ゆうは小さく頷く。 「言わせないで・・バカッ」「ゆう・・・なにツンデレしてんの?狙ってんの?」僕はちょっと苛めてみたくなった。 「ちっ、違うよっ!たっくんといるとドキドキして変になりそうなのっ・・・」 「それは僕の事・・・男として見てくれてるって事だよね?」 「知らないもんっ!」 可愛くて、たまらなく抱き締める。 「ゆう・・好きって言ってよ・・」 「すっ・・・すきっ・・」 ゆうの顔は真っ赤だ。 「じゃあ、エッチな事しよ」「だっ、ダメッ!」 「へ・・・?」 「無理だよ・・隣にいるだけでドキドキして死んじゃいそう・・・」 「ゆう・・・でも一緒に寝てたときエッチな事したじゃん」 「う・・あの時と違うの・・・ドキドキして・・・無理だよっ」 「じゃあさ!デートしよっ!本当の恋人になれたんだからさ。姉弟としてじゃなく。恋人としてデートしよ」ゆうはなかなか返事を出さない。 僕は待ちきれずにまた抱き締める。 「わっ!わかったよ。たっくんとデートしてドキドキに慣れるよ・・・」 「じゃあ、準備して出掛けよ!」 「待って・・もう少し、こうしてたい」 「うん、いいよ」 ぎゅっと抱き締めた。 デートにくり出すには少し時間がかかりそうだ。 でもまだ時間はたっぷりある。
10/11/02 22:53
(qlkXaa6s)
投稿者:
真一
なかなか、純情ですね~。
sexyな場面があっても、純情を描けるなんて、上手いですね~。 本にすればいいのにねぇ。
10/11/05 22:56
(8v1qMejb)
終わりなんかな?
10/11/16 19:45
(W5rZ8s4c)
自慰の為に読み出した小説…自慰を忘れ読み続け、美咲と別れの時泣きそうになり、とてもこんな所で読んでいいような話ではありませんでした。終わり方はハッピーエンドでしたがもう少し読みたくなるような作品でした…ミューズさんありがとうございました。
11/10/02 01:38
(/LOzHhTJ)
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