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裏母 その2
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:近親相姦 官能小説   
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1:裏母 その2
投稿者: 影法師

家には既に夫が帰っており、私の姿を見るなり、
「何だ、買い物に行ったのか? てっきり迎えかと思った?」
夫は、彼がまだ帰っていない様な口ぶりです。
「あの子、まだ帰っていませんか?」
「ああ、鍵は俺が開けたんだからな?」
もう当に帰っているはずなのに、何処へ寄ったのかと思いました。
「健太は、一緒じゃなかったのか?」
「スーパーで降ろしたの。」
「そうか、それじゃ友達の処にでも行ったかな?」
夫の話はもっともですが、この時間から誰の処へ寄ったのか気になりました。
主人がテレビを見ている間に、私は部屋に引き揚げると急いで着替えを始めま
した。
もちろんあの下着です。
主人の目に触れさせてはならないので、急いで着替えると秘密の場所に隠しま
した。
キッチンへ戻り、夕食の支度をはじめても、息子が戻る気配は有りません。
私別の事を考えていたのです。
そう、ホテルでの事でした。
何か彼の気に入らない様な事が有ったのだろうかと?
それを私に抗議する為に、わざと、こんな事をしているのではないのか?
夫が想像もしない様な事を、私は考えておりました。
(あの子、足りなかったのかな?)
(私は十分満足出来たのだけど・・。)
そんな時、携帯の着信音が鳴ったのです。
「如何したの? 今何処なの?」
つい先ほど別れたばかりの彼なのに、久しぶりに感じた。
「スーパーの前で叔母さんに逢っちゃって・・、荷物持ち頼まれた。」
「真理子に?」
真理子は私の妹で、比較的近所に住んでいるのです。
「そう、なら良いんだけど、それで今は何処なの?」
「まだ叔母さんのとこ。」
「判ったわ、ならすぐ帰っていらっしゃい?」
妹の処と聞いて、正直気になりました。
妹もどちらかと言うと私と同じで、油断の無いところがあります。
こと男に関しては、私より発展家で、初体験は私より早かったはず。
今でも、噂の範囲では有るけど、何度か浮気をしているらしい。
義弟は夫と同じ超まじめタイプ、何で妹なんかと結婚したかと思う程、不釣り
合いなんだけど、そこが男と女の不思議なところ、
最近は、姉の私が見ても、フェロモン出し過ぎの処があるのです。
「真理子に捕まったらしいわ、荷物持ちさせられたんだって。」
「そうか、真理ちゃんとこね。」
夫はそれっきり心配なさそうに、再びテレビへ。
彼が家に帰って来たのは、それからなんと2時間も後でした。
「ご飯食べて来たって・・、健太、なんでそうな、家で食べなさい。」
「叔母さんが食べてけって言うから・・断るのも悪いじゃん。」
悪びれもせず、笑いながら応える彼の言葉に、チョッと違和感を覚えました。
(この子、嘘ついている。)
母親の感と言うか、そんな気がしました。
そして、同時に私は新たな不安が心の中に広がって行ったのです。
こんな事は今まで無かった事で、自分自身その事に驚かされました。
夜寝る前に、私は彼の部屋を訪ねました。
「ちょっといい?」
私の訪問に、息子は驚いた様ですが、
「こんな時間に何?」
「真理子のとこ、叔父さん帰っていたの?」
何となく、おかしな質問とは思いましたが、そう訊いてみました。
「何でそんな事聞くの?」
「いや、別に意味は無いわよ、聞いちゃいけない?」
彼の机の脇に立っていると、不意に私の手を掴みました。
「ダメよ、ここではダメ。」
「まだ帰っていなかったよ、残業で遅くなるんだって。」
「真理子と二人で食事したの?」
「そうだよ、一人じゃ寂しいから、一緒に食べてけって・・。」
筋は通る話だけど、彼は嘘をついている。
妹の処に居たのが本当なのか、それとも違う場所に居たのか?
私には不安だけが残りました。


**ノンジャンル体験小説に「さみしい人妻」という別作品も掲載中です。良か
ったら読んでみて下さい。こちらは不倫中の人妻の心境を書いたものです。
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2010/11/01 23:17:03(L2rEHubH)
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