絶頂母10

逃げるようにして自室に戻った私は、茫然自失して跪いた。どんなに振り払
おうとしても、先ほど見た光景が、私の意識から離れなかった。

幸生は仰向けに寝た母の腰を折り曲げるようにして、母の両膝を肩に担いで
いた。太い勃起をズブリズブリと突き立てる幸生。幸生に性器を突きまくら
れた母は、快感に耐えきれずに泣き喚いた。「もっとー　もっとやってー　
もっとょー　もっともっとー　きもちいぃー」と、母は阿鼻叫喚の状態に追
い込まれたのである。50才になろうとする母の性感は、これ程までに凄まじ
いものなのか。私は、快感に泣き狂う母の姿を、とうてい忘れることが出来
ない。

思えば、私が幼かった頃の母は、楚々とした居ずまいの貞女だった。化粧も
しっかりしていた母は。上品な雰囲気を身につけた美人だった。その母が、
全裸で幸生に犯されたのである。そして、幸生に貫かれた母は恥知らずな喜
悦の声を出しつづけた。幸生に突かれて母は、プルプルと腹肉を震わせた。
陰唇から漏れる淫液が泡立つ程に、幸生の勃起は激しく抜き差しされた。お
そらくは、凶暴な勃起の先端は子宮口にまで届いていたと思われる。

『壊れちゃうー　壊れちゃうー」という母の声は、おそらくは本音だったの
だろう。そして、幸生が破壊したのは母の肉体ではなくて、幸生と知り合う
までは貞女として生きてきた母の精神だった。アスリートのような肉体を持
つ幸生が腰の動きを加速させると、母の理性は木っ端微塵に打ち砕かれた。
そして、凄まじい肉の快楽は、母を発狂状態に追い込んだのである。

幸生の行為は、母の肉体を全身ごと震えさせた。母は、快感を訴える淫らな
言葉を吐きつづけた。そして、行為の間中、母の表情は、刻一刻と変化した。
羞恥から快感へ　快感から陶酔へ　陶酔から狂乱へと、母は爛熟した女体を
反応させた。そして、忘我した母は、発狂状態に追い込まれたのである。

母を人事不省にまで追い込む幸生の性交運動。母の肉体は嵐に翻弄される小
舟の様に揺さぶられた。それは、男女の営みなどという生易しい行為ではな
く、叩きつける様な腰の動きだった。「うぉー　あぁーっ　オマンコー　オ
マンコー」と、母は喚きつづけた。母は、これ以上無い最低の淫語を叫びつ
づけて、自らの意識を快楽へと落とし込んだ。「もっとょー　もっとオマン
コー　オチンチンオマンコー」と、母の言葉は既に意味をなさない。母は、
ひたすらに卑猥な性器の俗称を叫びつづける。「やってー　もっとオマンコー　
きもちいいー　きもちいいー　オマンコー」

私が自室に戻っても聞こえてくる母の絶叫。私が再び部屋に近づいても、ま
だ二人の肉体は離れなかった。肉欲に歪んだ母の顔。汗まみれで絡み合う二
人の肉体は、畳の上を転げまわった。既に幸生も興奮の極に追い込まれてい
て、幸生の性器は獣の様に母を突いていた。幸生は母の股を横割きにすると
股間に恥骨を叩きつけた。「あぁーっ　もっとー　もっとー　もっともっ
とー」と、貪欲に動きを求める母の声。発汗でヌルヌルになった二人の身体
が絡み合う様は凄絶だった。母の股間にめり込んだ幸生の勃起は、抜き差し
する度に膣肉を強く擦り付けた。勃起に絡みつく母の膣肉は、幸生の動きに
合わせて引き抜かれたかと思うと、次の瞬間には膣奥深くにめり込んだ。濡
れそぼった母の陰唇が激しく擦られると、母は狂喜の叫びを上げて悶え泣いた。

それは、凄まじい行為だった。母は腹肉を抉る様な突きに狂泣した。「き
もちいぃー　きもちいいょー　あたしー狂っちゃうー　きもちいいょー」
「もっとょー　もっともっとー」と、それでも母は行為を求めたのである。

母の肉体はピンク色に染まって、腰は大波がうねる様に動いた。背中から尻
に至る部分をくねらせた母は、快感が高まる度に腰を突き上げた。分厚い母
の腰は激しく痙攣して、発達した太股は、強い密着を求めて幸生の腰に絡み
ついた。

幸生の勃起は母の下腹を深く抉りつづける。「あぁーっ　またょー　気持ち
いいょー」と、母が何度目かの絶頂を訴えると、「おぉーっ　気持ちいいかー
　気持ちいいかー」と、興奮した幸生が声を出した。「智美・・智美・・気
持ちいいのかー　気持ちいいのかー」と、震えるような幸生の声。「すげえ
・・すげえ身体だ　スケベマンコー」「ほれー　ドスケベ女　もっと
悶えろ　スケベマンコー」

幸生は母を罵倒した。あらん限りの言葉で母を辱めた。しかし、母は既に快
感の虜になつていた。母は、幸生に下腹を突かれると、乳房と腹の柔肉をプ
ルプルと震わせた。幸生の固く引き締まった腹筋の威力は凄まじく、どれ程
の行為を繰り返しても疲れを知らなかった。そして、その力に母は翻弄された。