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プライベートレッスン<完>
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:近親相姦 官能小説   
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1:プライベートレッスン<完>
投稿者: ニキータ ◆W8U/HhicpU
手に入りそうにないってわかると、無性にそれが欲しくなる。
「人」って、ひどくわがまま。
でも、それが「人」の性。
半分は、手に入れた。
でも、完全に手に入れたわけじゃない。
歯を食いしばりながら、汗まみれになって、すべてを征服したわけじゃない。
想いは、まだ未完成。
自分勝手で、都合のいい夢。
ずっと笑っていて欲しかった。
笑ったままで「いいよ。」って、言ってもらいたかった。
すべてを手に入れたあとも、まだ、あの可愛らしい笑みは、僕に向けられるのか?
今まで通り、親子3人で仲良く暮らしていけるんだろうか?
天井を見上げながら、そんなことを考えてたら眠れなくなった。
頭の中で誰かが、ずっと囁いていた。

今ならまだ引き返せるよ。

うるさいって・・・。


朝になって、下に降りて行くと、父はとっくにお出かけのあと。
夕べ、ずっと変なことを考えてたおかげで、今朝は、目覚まし時計に叩き起こされること
に。
「おはよ。」
「おはよう・・・。」
やっと訪れた待望の朝。
僕と母の記念すべき日の始まり。
母は、いつもと変わらず、今朝もキッチンで朝ご飯づくり。
熱でもあるのか、ちょっと顔が赤い。
今日の母の粧いは、ひらひらとしたショートのキャミソール。
相変わらず、まぶしいくらい輝いて、まるで後光が差してるみたい。
アイボリーのキャミソールの上に、濃い柄物のキャミソールを重ねていて、上品な雰囲気
が、母のセンスの良さをうかがわせる。
でも、丈がすごく短かくて、屈んだら後ろからパンツが見えそう。
今日も、あのパンツ穿いてるのかな?
母をずっと守り続けたガードパンツ。
今日は、見たくないね。
昨日、泣きながら僕のものになるって誓わせた。
もう生理だなんて言わせない。
すぐにでも欲しかったけれど、やっぱり手に入るとわかっていると、なんだか心にもゆと
りが出てくる。
学校から帰ってくれば、母は間違いなく僕のもの。
そんなに焦る必要もない。
「今日のご飯、何?」
となりに立って、何気に母の手元をのぞき込んだ。
精神的な余裕が僕をおおらかにさせる。
なにもするつもりなんてなかった。
ただ傍にいたかっただけ。
愛しい人の隣に立ちたかっただけ。
肩が触れあうほどに、身体を寄せていった。
途端にビクリと震えた母の肩。
確かに聞こえた「ひっ!」と息を呑んだ声。
えっ?
顔を向けると、母は怖いものを見たくないように、ギュッと固く目を閉じている。
ははっ・・。
まだ、何もしないよ。
気持ちを和らげようと、手を伸ばしたつもり。
「やっ!」
途端に、勢いよく弾かれた僕の腕。
信じられない出来事に目がぱちくり。
「どうしたの?」
あどけない顔が、見る見る無惨に歪んでいく。
唇を震わせながら、向けられた怯えた眼。
母は、身を守るように胸を腕でかばいながら、じりじりと後ずさっていく。
「いったい、どうしたのさ?」
わけが、わからなかった。
ざわざわと黒いものが胸の中に広がっていく。
「なにもしないよ。」
不安を打ち消すように母に近づいた。
「来ないで!」
まるで怪物でも見るような目つき。
なんだよそれ?
どういうことだよ?
昨日、確かに約束をした。
今日こそ、僕のものになるって。
泣きながら僕に誓った。
すべてを僕にくれるって。
今日は、僕と母の記念すべき日になるはず。
母の歪んだ顔から、止め処もなく涙が流れ落ちていく。
拒むように手のひらを僕に向けて、突きだしていた母の腕。
必死に追いかけるように、その手首をつかんでいた。
今さら嫌だなんて、言わせない。
僕を怖がるなんて、許さない。
「いやぁっ!」
耳をつんざいた鋭い悲鳴。
母は、狂ったように、つかまれた腕を振り解こうとした。
泣きながら、必至に僕の指をはがそうとする。
この小さな身体のどこにこんな凄い力が眠っていたのか。
母は、泣き叫びながら半狂乱。
彼女の瞳には、僕なんかまったく映っていなかった。
立っている足から力が抜けていく。
彼女は、無理矢理僕の手を引きはがすと、脱兎のごとく駆け出して、バスルームの中へと
逃げ込んでいった。
扉が閉まると同時に聞こえた、カチッと鍵をかける音。
すぐに聞こえてきた母の号泣。
足に力が入らなくなって、崩れるように膝をついた。
呆然と見送るしかできなかった。
どうして・・・?
どんなに考えたところで、答えなんて、見つかるはずもなかった・・・。

茫然自失。
どうやって、自分の部屋に戻ってきたのかさえ、よく覚えてない。
目を閉じると、まぶたの裏に蘇るのは、泣き叫んでいた母の姿。
ははっ・・・。
心の中が空っぽ。
あきれるくらい空虚な心。
不思議なほど、どんな感情も湧いてこない。
しばらくの間、壁により掛かって母の手首をつかんでいた手のひらを眺めていた。
そんなに、嫌だったの?
昨日、交わした固い約束。
泣きながら唇を重ねあった。
小さなおっぱいを口にして、噛んだところで、尾を引くような甘い声を出すだけで、怒っ
たりもしなかった。
抱きしめてキスを繰り返しながら、何度も僕のものになると誓わせた。
そりゃ怖いのは当たり前さ。
僕だって怖いよ。
だけど、あんなに約束したでしょ?
ちゃんと、「うん」って言ってくれたでしょ?
どうして、裏切るのさ?
脳裏に浮かぶのは、半狂乱になっていた母の怯えきった顔。
まだ耳に残ってる、鋭い悲鳴。
結局彼女は、最後まで母親の仮面を外すことが出来なかった。
僕のしてきたことって何だったんだ?
母から笑顔を奪っただけ?
大事なものを失っただけ?
やっぱりバカの思いつくことは、バカな結果しか生まないものらしい。
時計を見ると、もうすぐ9時。
とっくに学校は始まってる時間。
行く気になんてなれなかった。
これで学校に行くことができたなら、僕は自分を褒めてるよ。
耳をそばだてて下の様子をうかがっても、人の動く気配はない。
もう、バスルームから顔を出したかな?
あんな冷たいところで母がひとりで震えているのかと思ったら、ちょっとだけ可愛そうに
なった。
でも、裏切ったことは、やっぱり許せない。
捕まえて一日中やりまくってやる。
どんなに泣いたって許してなんかやらない。
虐めて、虐めて、虐めまくって、涙なんか出なくなるまで泣かしてやる。
頭の中に思い浮かべた妄想は、結局、僕が一番忌み嫌ってきたことばかり。
股間のバカチンも、この妄想には同意できなかったらしくて、そんなに元気もなかった。
あれやこれやと色んなことを考えたけど、バカなおつむで考えたって答えなんか出るはず
もない。
そのうちまぶたが重くなって、すべての事がどうでもよくなって、僕は布団を頭から被る
と、考えるのをやめた。

うつらうつらしてたら突然聞こえてきたホワイトベリーの「夏祭り」。
僕のケータイの着信音。
でも、この着信音は・・・。
ケータイを開くと、やっぱり母からのメール。
時計を見たら11時過ぎ。
ずいぶん寝たつもりになってたけど、まだ2時間くらいしか経ってない。
発信者の一番上にある「かあさん」の文字。
開くのが怖くて、しばらくじっと眺めてた。
中身は、だいたい予想がつく。
「やっぱり無理。」か「ごめんなさい。」
きっと、そんなところ。
もう、いいよ母さん。
所詮、無理なことだって、よくわかったよ。
眺めてるのが馬鹿らしくなって、メールを開いた。
小さなディスプレイに浮かんできたのは、予想通り、わずか1行の文字。
<シュークリームあるから、おりておいで>
だって。
ははっ・・・。
なんなんだ、いったい。

静かに階段を下りていくと、居間のテーブルに並べてあった二つの皿。
その横には、母のお気に入りのティーカップ。
僕の足音を聞きつけて、母がキッチンから顔を出す。
僕の顔を見て、すごく安堵した表情。
僕も泣いていない母の顔を見て、ちょっとだけホッとする。
でも、素直になれない15歳。
むすっ、とした顔をしながら居間のソファに。
母は、すぐに忙しく動き始めて、冷蔵庫からシュークリームの入った箱を取り出し、皿の
上に並べていく。
一言もしゃべらなかったけど、ちょこまかと動き回る姿は、いつもと変わらない様子。
お湯を注いだティーポットを手にしながら居間に戻ってきて、静かに僕のとなりに座る。
話すべき言葉なんてなかった。
ひどい裏切り。
お腹の中には、沸々と煮えたぎったもの。
でも、それをどうやって表現すればいいのかわからない。
なじることは簡単だった。
身体で訴えることも。
でも、母には、そんなことをさせない不思議な魔力がある。
無言のままに母がティーカップに紅茶を注いでいく。
母は、コーヒーよりも紅茶が好き。
僕は、コーヒーのほうが好き。
でも、こんな状況じゃ贅沢も言っていられない。
僕のとなりに座ったけれど、ちょっと距離を置いている彼女。
丁寧に紅茶を注ぎ終わってから、「はい。」って、フォークを僕に渡してくれる。
じっと僕を見つめて、なんだか照れたような顔。
なんなんだ、いったい?
さっきまで、泣きまくってたくせに。
フォークを無造作に突き刺して、シュークリームを口の中に。
甘っ。
甘い系は大好きな母。
女なら当たり前か。
カスタードクリームが柔らかくて、噛むとすぐにムニュッって口から飛び出していく。
ふて腐れまくりの僕。
口の端からクリームがこぼれ落ちたって、かまわずムシャムシャ。
慌てて母が手のひらで受け止めてくれる。
「ほんとに・・・いつまでたっても赤ちゃんみたいだね。」
手のひらに落ちたクリームをしっかり舐めながら、向けてきた悪戯っぽい瞳。
はいはい、そうですよ。どうせ、赤ちゃんですよ。
幼稚でバカだから変なことしたがるんです。
やっぱり素直になれない15歳。
今日は、人生で一番ハッピーな一日になるはずだった。
でも、朝から最悪のバッドデイ。
僕の人生の回顧録に間違いなく載るよ!
納得できない母の裏切り。
ぶすっとした顔をしていたら、不意に近づいてきた甘い匂い。
まだ、口の端に少し残っていたカスタードクリーム。
ヌルリとしたものが唇にあてられて、器用に舐めとっていく。
「どういうつもり?」
まったく、なにを考えてんのか、わかんない。
逃げてったり、近づいてきたり。
ハッとなりはしたけど、怒りは最大級モードのまま。
母は、小さくなって、僕の様子をうかがうように上目遣い。
「だって・・・」
もう半分くらい泣きそうな顔。
「だって、なに?」
「怖かったんだもん・・・」
また、それだよ・・。
身体をもじもじとさせながら、繰り返される小さなため息。
「怒ってる?・・・」
怒ってるよ!
当たり前だろ!
無茶苦茶怒ってるよ。
でも、口から出たのは違う言葉。
「怒ってないよ。」
ため息混じりに答えてた。
母の気持ちも、わからなくはない。
そりゃ怖いよね。
僕だって怖いよ。
僕も心のどこかでホッとしてる。
そんな自分に気がついて、ちょっとだけ戸惑った。
「ほんとに?・・・」
ちょっとだけ嬉しそうな顔。
でも、まだ信じ切れないっていった表情も。
「ほんとに、怒ってない?」
しつこいって。
「怒ってるって言ったら、どうするの?」
じろって睨みつけたら、途端に、しゅんとなる。
「やっぱり、怒ってるの?・・・」
30過ぎのくせに、どうしてそんな可愛い顔ができるのさ?
処女の生き血でも飲んでんの?
僕を見つめる、あどけない顔。
彼女の顔を見ているだけで、胸の中に噴き溜まった黒々としたものが、少しずつ消えてい
くがわかる。
キスがしたくて仕方なかった。
また、近づいたら逃げるのかな?
怯えきっていた瞳。
もう二度と、あんな顔は見たくない。
「どうして、逃げたの?・・・」
わかってはいたけれど、ちゃんと母の口から確かめたかった。
昨日、泣きながら僕に誓った。
今日こそ、僕のものになるって。
期待するのが当たり前。
でも母がしたことは、まるっきり逆のこと。
ショックでEDになるかと思ったよ。
母は、返す言葉が見つからないように、指を絡ませながらもじもじ。
顔をうつむかせて、何度もためらうように唇を噛んでは、小さなため息を繰り返す。
「あのね・・・」
「なに?」
「かあさんね・・・」
小さくなった声。
なにかを告げようとするけれど、喉まで出掛かっては、また飲み込んでしまう。
「いったい、なにさ!?」
イラつく気持ちが声に出た。
「怒らないで!」
怒りたくないけど、母さんが怒らせるんだよ!
「怒ってないよ。だから言いなよ。」
イライラしすぎて、お腹の中がねじ切れそう。
「うん。あのね・・・かあさんね、パパ以外の人、知らないの・・・」
はいっ?
「パパが初めての人で、ずっとパパだけだったの・・・」
意外な告白に目が点。
それは、息子にしていい告白か?
「だからね・・・今日は覚悟しなきゃだめなんだって思ってたんだけど、やっぱりパパ以
外の人に変なことされるって思ったら、・・・怖くなっちゃって、足が震えてき
て・・・」
今にも泣き出しそうだった。
違った意味で僕も足が震えたよ。
その場にくずおれたよ。
「父さんと、そんなに違うの?」
母は、泣きそうな顔をしながら小さく肯いた。
「パパは、優しいもん・・・」
「僕だって、優しくしたでしょ?」
「ううん、すごく意地悪だった・・・。」
「どこが?」
「私がこんなに怖がってるのに、ずっといやらしいことしてきたでしょ?」
「それは・・・それは、好きだからでしょ!好きだから欲しかったんじゃないか。母さん
だって、わかってくれてたんじゃないの?」
たまらなく好きだった。
欲しくてしかたなかった。
僕の気持ちを、受け入れてくれたと信じていたのに・・。
じっと見つめていた大きな瞳。
そこだけ、なぜか大きく聞こえた母の声。
「わかってたよ。だから、怖かったの。・・・あなたのしてくることが、全部怖かく
て、仕方なかったの・・・」
すごい衝撃。
ハンマーで頭を殴られるって、こんなこと?
「嫌で仕方なかったってこと?」
ふて腐れながら言った。
僕がこんなに好きだったのに、母はそうじゃなかった。
嫌でしょうがなかったけど、仕方なしに僕につき合っていた。
なんだか、泣きそうになるくらい悲しくなって、母から目を背けていた。
「そうじゃないよ。すごく嬉しかったよ。嬉しくて嬉しくて、しかたなかった・・・。」
「・・・・・・」
「だって、すごく好いてくれてるんだって、わかったもん。あんなに好きになってもらえ
て嬉しくないわけないでしょ?」
「じゃあ、なんで逃げたのさ?」
「嬉しかったけど怖くって。怖かったけど嬉しくって。毎日それが行ったり来たり。どう
していいのかわかんなくて・・・」
で、逃げたわけ?
「今日はもう覚悟しなきゃだめなんだ、って思ったら、急に怖くなっちゃって・・・」
で、逃げ出したわけだ。
「だって、変なこと考えてるときに急に来るんだもん!」
そんなことわかるかってーのっ!
エスパーじゃあるまいし、母さんが何考えてるかなんて、わかるわけないじゃん!
わかるんなら、こんな苦労してないよ!
朝から、変なこと考えてたわけね。
「パパとはぜんぜん違うし・・・ベッドの中で、自分の子供にあんな恥ずかしいことされ
るのかって思ったら、やっぱり怖いじゃない!」
それで?
「だから・・・ねっ?。」
僕を諫めるような目が向けられた。
もう、答えなんかわかってる。
結局、最後まで、僕は彼女の母親の仮面を剥がすことが出来なかった。
できないままに強要してしまった。
僕の負け。
ただ彼女を泣かせただけ
その先の答えなんて、聞きたくはなかった。
「もう、いいよ!」
「・・・・・・しよう・・・。」
母の口が開くと同時に、僕は拒絶の言葉を聞きたくなくて、半ば自棄気味に答えていた。
「えっ?・・」
だから、同時に発した母の言葉がよく理解出来なかった。
「今・・・・なんて言ったの?」
母は、顔を真っ赤にして俯いていた。
「だからね・・・」
今にも泣き出しそうだった瞳。
恥ずかしさをこらえるように、小さく唇を噛んでいた。
何度も僕を見ては、その恥ずかしさに堪えきれないように顔を俯かせる。
「だからね・・・」
うん・・・。
「そのね・・・。」
うん。
「最初は・・・」
うん!
「お風呂からにしよう・・・。」
その声を聞くと同時に、僕は母の胸に飛び込んでいった。



高校受験を間近に控えて、頭の良かった母は、家庭教師代わりに僕に個人指導。
わからないところを訊ねると、後ろに立って丁寧に教えてくれる。
柔らかいおっぱいが背中に当たっても、彼女は全然平気な顔。
当たり前といえば当たり前だけど、おかげで僕は勉強になんか集中できなかった。
隣に座りながら勉強を教えてもらい、わからないところを鉛筆で指していくと、ぐいっと
身を乗り出してきて、参考書の文字を目で追っていく。
開いた胸元から、ブラジャーがわずかに見えて、それが見たくて何度も、参考書に線を引
いた。
落とした消しゴムを探す振りをして、スカートの中をのぞいていたら、しっかりとばれ
て、頭をコツンとやられる。
「減るもんじゃないんだから、見たっていいじゃん!」
唇を尖らせたら、その唇を思いっきりつねられた。
「減らないけど、有り難みは減るでしょ?」
そりゃ、そうだけどさ・・・。

あの日・・・僕たちは、やっとひとつになった。
結局、我慢なんか出来なくて、僕は浴室の中で母を抱いた。
震える彼女を手で洗いながら、壁の隅に閉じこめて、そして逃げられなくなった母の足を
担ぎ上げた。
母は、怖さを忘れようとするかのように僕にしがみつき、華奢な肩を震わせながら片足の
ままで立っていた。
何も考えなかった。
ただ、無性に欲しかった。
全然上手に出来なくて、何度も狙いを外して、焦りまくった。
母は、決して手伝ってはくれなかった。
でも、ようやく狙いを定めたとき、母は、小さな声で「そこ・・。」と囁いてくれた。
それが無性に嬉しくて、僕は何も考えずに力任せに押し込んでいた。
浴室に短い悲鳴が響いた。
それが痛みからだったのか、怖さからだったのかは、わからない。
僕が通ってきた道を、僕のもので塞ぎきったとき、母は、力の限りに僕にしがみつき、そ
して、小さな声で泣いた。
ずっと母を欲しがっていた僕。
あきらめないで、手に入れた。
やっと、僕の望みを叶えてあげられた。
その嬉しさに母は泣いたんだ。
僕は、そう信じたい・・・。
浴室を出てからも、ふたりが服を着ることはなかった。
父と母が寝るベッドで、欲望のままに母を貪り続け、無言のままに互いを求め合い、時間
すらも忘れて絡み合った。
日が暮れてからも、僕たちがベッドから出ることはなかった。
「今日も遅くなるよ。」と言う父の電話に、母は裸のままで出た。
そして、電話を切ると・・・また、僕を求めてきた・・・。

今のところ、僕たちの生活に変わりはない。
前と同じ。
違うのは、ちょっとだけ、母が協力的になったこと。
それだけ。
求めたら、与えてはくれる。
でも・・・。
やっぱり母は、手強いんだ・・・。

「なんで、ここでこんな公式使うの?」
いや、そんな怒った顔されても・・・。
「やる気あるの?」
ありますよ・・・。
でも、こればっかりはね。
やって頭が良くなるんなら、誰も苦労なんてしないよ。
って言うか、もう3日もやらせてもらってないんですけど・・。
「やる気がないなら、もう教えてあげないよ。」
「ご褒美が少ないと、やる気にもならない。」
きっぱり言ってみた。
「自分が悪いんでしょう?あんな点数取ってくるんだから・・・。」
だからって、なにもお預けにしなくても・・・。
「次のテストで頑張ってくるまでは、ご褒美はなしよ。」
ガルルルッ・・。
いっそ力ずくで襲っちゃおうかな?
でも、本当に無邪気であどけなくて可愛らしい母。
どうしても、最後には僕にそれを躊躇わせる。
ずるい人・・・。
鼻に飛び込んでくる、甘い匂い。
気が狂いそ。
「ちゃんと頑張ったら、うんとご褒美あげる・・・。」
耳に吹き込まれた熱い吐息。
振り返ると、とてつもなくあどけない顔が悪戯っぽい目で笑っていた。
僕、頑張る!!!
所詮は母の手のひらの中で踊る猿。
飛んでいく世界にはどんな世界が待っているのやら。
「ねえ・・。」
鉛筆を走らせながら、母に訊ねた。
「なに?」
「僕を生んで良かった?」
視線はノートに落としたままだった。
「こんなバカなら生まなきゃ良かった?」
勉強だけじゃなくてさ・・・。
母が身体を寄せてきて、柔らかい手のひらに、頬を包まれた。
さっきよりも、もっと甘い匂いが鼻に飛び込んでくる。
されるがままに顔を向けていた。
しっとりとした唇が、力強く押しつけられ、僕は目を閉じた。
「そんなことを思ったことは、一度もないわ・・。」
唇が離されると、呆れるほど綺麗な瞳が僕を見つめていた。
「あなたを生んで後悔したことなんか、一度もない・・・。」
「僕を生んで、良かった?」
答える変わりに、また唇が重ねられ、すがるように母の手が僕の肩に乗せられた。
さっきよりも濃密なキス。
抱き寄せて、母の頭を抱え込んだ。
舌を絡め合いながら、貪るように唇を奪い合った。
もう、限界・・。
今夜も、父は遅い。
家の中に、僕たちを咎める者なんて、誰もいない。
それに、ここは飢えた野獣の檻。
入ってきたのは、母自らの意志。
抱きかかえた。
「あ、こらっ・・」
すぐに意図を察して母が慌てる。
かまわず、ベッドの上に運んだ。
「ダメだってば・・・。」
聞く耳なし。
悪いのは母さんでしょ?
ベッドに寝かせて、すぐに短いスカートの中に手を入れた。
「ご褒美は・・・なしって言ったじゃない・・・。」
下着の上から触れていく。
「あっ・・・約束が・・違うよ・・・。」
そんな約束した覚えないよ。
下着の中に、手を滑り込ませた。
手のひらに伝わる、柔らかな茂みの感触。
その中にひっそり息づく谷間に、指を埋めていくと、すぐに熱い吐息が返ってくる。
「あっ、あっ・・・。」
解き放たれる、甘い声。
瞬く間に濡れた粘液が指に絡みついていく。
泣きそうな瞳が、僕に向けられた。
「いたずらっ子・・・」
「生んで良かったでしょ?」
にっこりと笑うと、母もかすかに笑みを浮かべ、そして、甘えるように唇を重ねてき
た・・・。


頭の良かった母は、僕に個人指導。
「あ・・・いい・・・上手よ・・・。」
わからないところを訊ねると、丁寧に教えてくれる。
「ここ?」
「あっ!あっ!そこっ!」
柔らかなおっぱいを手に平に包まれても平気な顔。
「ああっ・・・もっと強く握っても大丈夫・・お願い・・・強く掴んで・・・」
おかげで、僕は勉強になんか集中出来なかった。
次の試験も、またダメかも・・・。

だけど、後悔なんかしない・・・。
やっと手に入れた大事な宝物。
お腹の下で跳ねる可愛い母。
ずっと、このまま可愛がってあげたい・・・。
プライベートレッスン・・・何日目だろう?
終了する日は・・・まだまだ来そうにない・・・。

2010/05/04 05:05:26(9I0VUKfg)
2
投稿者: やん
お久しぶりですね。
何年前でしょうか?
プライベートレッスン大好きでした。
待ってましたよ。
結構な月日が経過しましたが、読めてよかったです。
できればこれからも続けていただけるとうれしいです。
10/05/04 06:02 (aMJ9wIHf)
3
投稿者: 英
見事な出来栄え、素晴らしい。
我凡人には絶対表す事の表現、言葉、つまらぬ妄想を長々と読くかと思いき
や随所随所に読みどころで母との絡み入れ、感動しました。

2番のやんさんと同様、投稿をこころ待ちしてます。
10/05/04 13:51 (bQiOxoE9)
4
投稿者: じゅにあ
ニキータさん 
プライベートレッスンとっても良かったです超興奮しました。

お風呂に一緒に入ると我慢出来ずにしたくなっちゃうんですよね。


10/05/08 20:14 (IkHFq4Io)
5
投稿者: せんた
前回の続きと思って読むと ちょっと違うかなと思いますが、相変わらず描写は素晴らしいです。
最後の一線を越える所は物足りなさがありましたが、是非続きを書いて欲しいと思います
10/05/10 12:13 (94YePsw2)
6
投稿者: サンキータ
二キータさんお久し振りです。
ついに問題の最終章を投稿してくれましたね。
一番最初の投稿が2009年1月27日で最後の投稿「8日目2分の2」
が3月16日でしたね。
その後、多くのファンの願いも空しく、とうとう最終章は投稿されず
じまいでした。
それが1年以上もたった頃、唐突に、あまりにも唐突に投稿されました。
たまたま、投稿を見つけたファンの一人として、嬉しいような空しい
ような…複雑な感じです。
あの時、すぐに最終章が上梓されていれば、多くのファンが喜んだで
あろうし、なんで1年以上も経過した今頃になって、今更…意味ないよ!
という感もあります。
まあ、嬉しさ3割、今更感7割というところでしょうか…。

文章を読ませてもらう限り、本物の二キータさんの手になるものと
推測されます。
文章は確かに素晴らしいのですが、下の「せんた」同様に、私も
もう少し、母とのベッドインに詳細さが無いというか、物足りなさを感じ
ます(要は勃起度が低いという意味です)。

時々で結構なので、その後の経過報告をして頂ければ、ファンとして
嬉しいです。
10/05/19 13:11 (7PfQmuKk)
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