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相姦生活 最終章
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:近親相姦 官能小説   
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1:相姦生活 最終章
投稿者: 影法師
真一は迷っていた。

昨夜母の気持はその身体を通して、真一にも感じ取る事は出来た。
だが、本当にそれでいいのだろうか?
このまま二人で、本当に生きて行く事が可能なのか、それが二人にとって真の
幸せと言えるのか・・?
母の本当の幸せを考えるならば、寺田と一緒になる事の方が良い様にも思え
た。
いつまでも自分といる事が、母の幸せとも言えない。
自分の愚かな行動が招いてしまった、母との相姦生活だ。
その責任を、今こそ自分が果たさなくてはならない気がしていた。
愛する母なればこそ、その幸せを願うのが、自分の真の責任にだと、強く思う
真一であった。


「呼び出したりして、すみません。」
寺田は、思いがけない人物の訪問に驚いた。
真一が、今度の話には反対の立場だと思っていたからだ。
その当人が、寺田の前に現れた。
「いや、それは構わないけど、真ちゃんの方から来るなんて、珍しい事もある
な?」
寺田はそう言って、正直な気持ちを話した。
「この前の話なんですが?」
「ああ、お母さんの事?」
寺田は、真一が寿美子との事で、何か、気持ちの変化が有ったのかと考えた。
「あれから、母と話をしました。黙っていたのは悪かったと、謝ってくれまし
た。」
「何か言っていた? 俺との事?」
寺田の問いに、一瞬真一は間を開けた。
「迷っているって・・言っていました。」
真一は嘘をついた。
咄嗟に口から出た言葉だった。
寿美子は、そんな事は、ひと言も言ってはいなかった。
寺田と一緒になる気は無いと、ハッキリと真一に言った。
「そうか、そんな事言っていたのか? 嬉しいな?」
「おじさん、お願いします。もうひと押しして上げて下さい。母の迷う気持ち
を、もっと強く引き寄せて下さい。」
寺田は、真一の意外な後押しに対し、勇気が湧いて来た。
「そう言われてもなあ・・? やれる事は全てやったつもりだからな?」
寺田は、そう言って真一に手の内を話した。
「迷っているのは事実なんです。後ひと押しなんです、寺田さん、この際思い
切って、実力行使をするしかないのでは?」
寺田は真一の口から、背中を押される言葉を受けた。
「真ちゃん、良いのか、そんな事言って、お前のお母さんの話だぞ。」
「母の幸せの為です。僕はそう思っています。その為なら、何でもお手伝いし
ます、僕。」
寺田と話しながら、真一は次第にそうする事が、寿美子の本当の幸せの様に思
えて来た。
「協力してくれるのは嬉しいけど、何か良い方法はあるの?」
寺田が、心細げに真一に訊ねると、
「強硬手段ですけど・・。」
そう言って、真一は有る提案を寺田に伝えた。


寿美子は何時もの時間に家に着いた。
背中を向けて寝ている真一に向かい、無言の挨拶をすませ、手早く着替えを済
ませると、彼が延べてくれた横の蒲団へもぐり込んだ。
枕元の灯りを消して、目を閉じた。
これで、明日の朝までユックリと眠れると思った。

<影法師>
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2010/05/23 05:08:43(.o0wUVnb)
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