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1:双子の気持ち
投稿者:
ユウ
◆XFPROZh.pg
この間起こった事を書き込もうと思います。
大学の授業が休講になることになり、金曜日が休日になりました。そこでアリスと三連休どうする? という相談をしていたのですが、なかなかいい案が浮かばず、とうとう夜になっても決められずにいました。その時に、俺の携帯に着信が 「はい、○○(苗字)ですが・・・・・・」 「あ、ユウ兄?」 「凜か?」 相手はこの間も書き込んだ、下の妹の凜でした。電話の内容は金曜日が建校記念日(?)で休みになったから、俺らの通う大学近くの市街地を案内してほしい。というものでした。 「明日、お休みなんでしょ?」 「別に構わないけど・・・・・・母さんたちはなんて?」 「ユウ兄になら任せても安心だって言って、すぐにオッケーしてくれたよ」 「移動手段は?」 「電車でそっちに行く。その後、ユウ兄とアリス姉のとこで泊まろうかなって」 「一泊? それは、ちょっと・・・・・・」 「大丈夫、二人の邪魔はしないから」 「コラ!」 「とにかくお願い! 行ってみたいの!」 断ったり、拒む理由も無い。何より凜は俺とアリスの秘密を知っている。 仕方なく、俺達は凜が泊まることにオッケーを出した。 翌日。お昼頃になって俺とアリス、そして凜は合流した。そして約束通り、市街地で遊んで回った。実家の方はちょっと田舎なので、真新しいものが多いのか、凜はとても楽しそうにはしゃいでいた。 アパートに帰ると俺達は夕飯を作って食事を済ませた。それからもずっとゲームをしたりして、夜遅くまで遊んでいた。 深夜になると、みんないい具合に壊れてきて、いつの間にやら「下」の話になっていた。 「クラスの女の子の半分、もう処女じゃないんだよ」 「ヤダ、アンタも捨てたんじゃないでしょうね?」 「無理無理。クラスの男子はかっこよくないし、先生もおじさんばっかりだし」 「そうポンポン簡単に捨てるとか言うなよ・・・・・・そういうのは大事にしなさい」 「ユウ兄・・・・・・もしかして心配してくれてる?」 「当然だ。妹を心配しない兄がどこにいる」 「ユウってば、アタシの時なんて、次の日の朝に大泣きしてたんだから」 「ば、バカッ! それを言うな・・・・・・」 「へぇ~、ユウ兄がねぇ・・・・・・」 凜は悪戯っぽく笑い、俺を見る。そこでふと思い出したように口を開いた。 「そういえば、アタシの従兄弟はいつ生まれるの?」 「「ブッ!?」」 思わず俺とアリスは吹き出してしまった。 「い、従兄弟ってなに言ってるのよ!?」 「だって、毎日お楽しみなんでしょう?」 「そ、それは・・・・・・」 「まだこの話は凜には早いよ」 「ウチであんなことしてたのに?」 「う・・・・・・」 凜はニコニコとしながら俺達を見る。 「ひょっとして、私が来なかったら、ずっとHな事するつもりだった?」 「そ、そんなことないわよ! アタシだって毎日毎日 Hばっかりしてるわけじゃないわよっ」 「そっかなぁ? 新婚さんって、毎日そうなんでしょ?」 「ませちゃって、もう・・・・・・」 俺とアリスの関係を知り、凜はそれをからかいのネタにしてきていた。 「ねぇ、ユウ兄とアリス姉は、どんな風にするのが好きなの?」 「そ、そんなの言える訳無いでしょ?」 「見せてよぉ。いいじゃない一回見られたんだし、もう一回くらい」 「そんなこと出来ないわよ・・・・・・」 アリスは顔を真っ赤にして、慌てている。だが、凜も折れそうにない。 そこで、俺の中のS心が騒ぎ出した・・・・・・。 続きはあとで書きます・・・・・・
2009/11/20 19:05:21(3zNAOrVr)
投稿者:
ユウ
◆XFPROZh.pg
俺は最後の一滴までアリスに注ぎ込んだ後、繋がったまま凜に話し掛ける。
「凜・・・・・・これが大人のSEXだ・・・・・・凄いだろ?」 「・・・・・・え?」 凜はようやく気付いたように、ハッとして声を出す。 「凜、どうだった?」 「う、うん・・・・・・凄かったよ。ユウ兄もアリス姉も、別人みたいに・・・・・・その、えと・・・・・・」 「SEX?」 「うん・・・・・・別人みたいにSEXしてて、これが本物のSEXなんだ・・・・・・って思ったら、頭の中、真っ白になっちゃってて・・・・・・」 「ずっと見とれて、オナニーまでしてたんだな?」 「えっ!?」 凜はようやく自分の手が自らの股間にあるのに気付いていた。 「な、なんで・・・・・・?」 「無意識のうちに慰めてたんじゃないの・・・・・・お姉ちゃんと似て、実は淫乱?」 「っ!!?」 ビクッと身体が震えて、凜は慌ててこっちに背を向ける。恥ずかしかったのか、耳まで真っ赤にしていた。 (姉妹なんだなぁ、やっぱり) 思わずそう思わずにはいられなかった。アリスも、前はこんな風に俺に背を向けて、顔を真っ赤にしていたことがあった。 「・・・・・・凜、大人になってみるか?」 一瞬、自分の頭がおかしくなったんじゃないかと思った。 何を言っているんだろう、俺は。相手はそれこそ今まで妹として接してきた女の子に、いきなりこんな事を言うなんて。 「ユ、ユウ兄・・・・・・」 だが、凜は大きく拒絶することなく、ただ小さく俺の名を呼ぶだけだった。
09/11/22 06:58
(CLMdb7T.)
投稿者:
プードル
いつも楽しんでます
後がかなり気になります
09/11/22 10:48
(5uoccMXQ)
投稿者:
ユウ
◆XFPROZh.pg
「えと・・・・・・その、私、その、ユウ兄と・・・・・・」
凜は目を白黒させて、俺と、俺に抱き着き、肩で息をしているアリスとを見比べながら、どうしようかと迷っていたようだった。 その仕草がなんだか可愛くて、そしてちょっと面白かった。 「ふふふ、冗談だよ」 「へ?」 「お前まで近親相姦に巻き込みたくないよ。何より、俺は子供にまで守備範囲は届いてないから」 「なっ、ユウ兄ってば、ヒドイ!」 凜は顔を膨らませて、怒っていた。俺はそんな姿を笑いながら見ていた。 ようやく睡魔が働き始めたのだろう。凜はアリスの部屋に行ってしまった。 それを見た後、俺はアパートを飛び出して、汗だくになるまで走りつづけた。30分くらい走ると、冬のように寒い外だというのに、身体が燃えるように熱くなって、息も出来ないくらいに肺がキリキリと痛くなった。 「ああああああああっっ!! 畜生がっ!!」 自分に無性に腹が立った。 確かに最初は悪戯心で、凜の前でアリスと触れ合っていた。だが、そこで終わらせるつもりだった。 だがSEXしてしまった。 そればかりか、凜まで巻き込もうとしてしまった。 最低だ。 しばらくしてアパートに戻って、シャワーを浴びようとすると、既にアリスがシャワーを浴びていた。 「おかえり~、もうちょっとで上がるから待って~」 「うん・・・・・・」 ガラス戸越しにそう言われ、俺は素直にアリスの言うことに従った。 少しするとアリスがバスタオルをまとった姿でバスルームから出て来た。 「お先に~♪ あぁ、サッパリした」 「ん、先に寝てていいぞ・・・・・・」 「うん、そうする~」 俺はすぐにシャワーを浴びた。アリスが上がったあとのシャワーは、シャンプーの匂いか、なんだか甘ったるくて、心が揉みほぐされるような気がした。 そこで俺は少しだけ泣いてしまった。 理由はわからない。でもただただ涙が出て来て、止まらなかった。 ひとしきり泣いて、頭がスッキリしたのか、ちょっと気が楽になった。そのまま自分の部屋に行くと、アリスは既にベッドの上ですやすやと寝息を立てていた。 「・・・・・・ゴメンな」 寝る直前で俺は、アリスに謝っていた。絶対に聞こえていないはずなのに、それでも謝りたかった。 翌朝は別段、気まずいだとかそういうことも無く、映画に行ったりゲーセンに行ったりして普通に楽しんでいた。 そして、その日の夕方の電車で凜は帰っていった。 見送る直前に、俺はまたアリスと凜に謝っていた。 二人は気にしないと言っていた。 凜が帰っていったのを見て、俺は帰りながらアリスに話をした。 「本当にゴメン・・・・・・どうかしてた」 「もういいって。ホントに気にしてないし、ユウも反省してるでしょ?」 「うん・・・・・・でも」 「なに? じゃ、アタシとは別れるの?」 「そんなこと、するもんか!」 「じゃ、それでいいじゃない。少なくとも、凜は<知ってる>けど、<関わって>はいないでしょ?」 「・・・・・・うん」 そう言われて俺は少しだけ心が楽になった気がした。 その日の夜。俺はアリスと寝ることをためらった。 でも、正直な事を言うと、俺はアリスの事を<妹>としてではなく、一人の<女性>として好きだった。 だから俺はアリスと一緒にいることを選んだ。 「アリス・・・・・・俺のこと、好きか?」 「何をいきなり・・・・・・」 「答えてくれ」 「・・・・・・もちろん、好きだよ。愛してる」 そう言ってアリスは俺に抱き着いた。でもいつもの感じではなくて、優しく、まるで母親のように抱きしめられた。 「だから、安心して? アタシはずっと一緒にいるから・・・・・・」 それを聞いて、俺はまた涙がでた。
09/11/22 12:19
(CLMdb7T.)
投稿者:
プードル
なんか切ないですね…
09/11/22 23:18
(5uoccMXQ)
投稿者:
ユウ
◆XFPROZh.pg
今回は長々と続いてしまいました。書いていくたびに思い出して、自己嫌悪になってしまって、ここまでかかってしまいました。
今度からきちんと書きます。 それと、これがきっかけでアリスとの仲を無かったことにするつもりはないですので、ご安心を(?) それでは今後もよろしくお願いします。
09/11/23 01:04
(ZM3s.Hud)
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