思えば義母との相思相愛は長年叶うことのない夢でした。
いざ、それが実現すると多少の不安要素が生まれてしまう。
何に変えても義母と肉体の関係を持ちたいと欲望だけで走った時期が過ぎ、
それが達成すると義母の言動が今後不利に働かないようにと願ってしまう。
祈願達成の瞬間からそんなに気合入れなくていいよと弱腰になるような感
覚。
元来、強気で実行主義の義母は自ずと行動派。
この歳になって十数年ぶりに子宮を弄られ、恋する時代に突入したのなら盲
目にはならないで欲しい…

ホテルでのこと。
慣れてないのか、ぎこちないフェラまで披露してくれた。
６９のスタイルも躊躇することなく応じてくれる。
全裸を見られることの恥ずかしさは消え、逆に全て見て欲しいかのような大
の字。

　中に入れて…
　いっぱい入れて！
一瞬、入れてるのにイチモツが小さ過ぎて感じないのかと耳を疑いました
が、中に出してという意味に気付きます。
想像もしていなかった言葉に内心驚きますが、男にとっては嬉しい響き。
「男はいつもしっかり居座ているのよ！」と説教した義母のこれまでのイメ
ージが壊れていきます。
ギャップが大き過ぎるかな。
こんなに女らしい一面を持ち合わせていたなんて…
今までにない大きな声で義母の名前を呼んでしまいます。
腰の動きが早くなり、びっしょり濡れた膣には出し入れする抵抗感がありま
せん。
極まってイクよー！と思いっきり一滴も残すことなく義母の中に送り込みま
す。
来てー！と声に出し、しがみ付いてくる義母を見るのも初めて。
首を振りながら、髪を乱す姿にも男として優越感に浸れる。
全てが新しい発見のようで、義母がとても新鮮に感じます。
この女と暮らしたい…なんて正直思うのです。

人様から見ると、やはり義母が年上に見えるでしょうが自分では全く違和感
がありません。
会話ですれ違うこともなく、年代を感じる部分も無い。
男は義父ひとりしか知らなかったのも魅力のひとつか。
　もう他の男としないでよ…
　この乳首は誰にも吸わせないで…
左腕の中で息を整えている義母の乳房を揉みながら我侭なお願い。
　私…　私もう…　と小さな呟きです。
ゆっくりと胸の上に乗りかかり、虚ろな目で見つめてきます。
どのくらい私のことが好き？と、まるで少女のような質問に　え？
冷静に間近くで見ると目の周りにある刻まれた小じわ、髪の生え際に白いも
の、少し弛んだ頬肉。
これに凄く女を感じるのは自分も歳のせいか。
　うんん…まぁまぁ好きくらいかな
このジョークでＨの幕は閉じました。

折角だからとふたりで浅い湯船に浸かり、対面にいる義母の足の裏をマッサ
ージ。
ジェットバスで泡に包まれた義母は、こんなに気持ちいいの久しぶりと満悦
の表情です。
歳がいくごとに乳首の色が薄くなってるの…と自分で両乳房を掴んで見せる
ので、思わず泡まみれになりながら乳首にむしゃぶり付くと、
「私だけのもの…」と甘い声で囁いていました。
私が義母のものになったら将来どうなるのでしょうか。

今夜は外で食べましょうと義母から。
満足した二人は気だるさを残しホテルを出ますが、お互いの手は握ったまま
です。
いつも和食ばかりなのでたまには肉でもと、ちょっと弾みますが有名ステー
キハウスまで走り出します。
さすが雰囲気のある店、恋人気分でエスコートします。
今日は嬉しかったから私が出すわと高価なコースを注文していました。
ソムリエに勧められたワインを義母は美味しいの連発でボトル１本を軽く空
けてしまうのにはびっくり。
口が肥えてないのか、そんなに旨いと感じなかった私はビール専門です。
身体を交えたあとの二人にお喋りは飾りと同じ、見つめ合うだけで気持ちが
通じるようです。
隣席に聞こえないように
　お義母さんをこれからもっと大切にしたい
声にしてるのは義母の名前。
　私もあなたが大切
　…でも二番目でいいからね
この時の複雑な気持ちは表現できません。
でも、義母の真剣な眼差しに心の奥底から少しの不安が湧いてくるのです。

その夜のことは想像に任せます、書き表すほどの事でもなく普通の夫婦のよ
うな自然な感じです。
その日はしがらみを忘れ去り、女の本性を見せてくれた義母に大きな満足と
小さな不安が残る特別な日になったのです。

言い換えれば、裏切りに支えられたこんな二人に期待する未来が見えないの
は当然のような気がします。