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1:聖なる夜の過ごし方
投稿者:
ThirdMan
「寒いね。」と言って、となりに座る。
上品そうな淡いセーターを着込んで、マグカップを両手に挟んだまま、密着するほどに肩を寄せてきた母は、人肌で温めてもらおうかとしているようだった。 望み通り、細い肩に腕を回して、軽く引き寄せる。 じっと見上げてきた瞳と、視線が触れ合うと、母は静かに目を閉じた。 チュッとキスをしてやると、俺を見上げながら、嬉しそうに微笑む。 そのまま肩を寄せ合いながら二人でテレビを眺め、しばし穏やかな時間を過ごした。 小顔の丸顔は、それほど年齢を感じさせない。 五十になったはずだが、目元に小じわは目立たず、肌には張りもある。 髪の量が豊かで、肩まで伸ばした長い髪には、白髪などもまだ見つからなかった。 綺麗というよりは、可愛らしいひとである。 さすがに腹のあたりには、少々たるみが目立つようになったが、それでも身体は、まだまだ女だ。 小柄で背丈は、俺の胸ほどもなく、細い手足は、まったくの子供のようにしか見えない。 性格も子供のようだった。 依存心が強くて、俺に頼りきっている。 三十を目の前に控えても、結婚という人並みな暮らしに目が向かないのは、このひとがいるからだ。 四年前に、父が不慮の事故で死んでからは、この母親とふたり暮らし。 若くして次々と結婚した弟たちは、新しい生活が忙しすぎて、ここ数年、会いにも来ない。 幼い頃は、小さいながらも、にぎやかで楽しい我が家だった。 それが、あっという間に、たったふたりだけの生活になってしまい、今では、家の中に活気もない。 しかし、それを寂しがってもいないのは、長男の俺が残っているからに他ならない。 会話は、ほとんどない。 俺も母も饒舌ではなかったし、黙っていることが苦でもなかった。 何かを言わずとも、思っていることは、だいたい想像がつく。 ずっとふたりで、一緒に暮らしてきた。 だから、何を考えているかなど、すぐにわかる。 番組が終わって立ち上がると、母も一緒に立ち上がる。 俺の後についてきて、脱衣所に入ると、母も一緒についてくる。 無言のままに服を脱ぎ始めて、母が甲斐甲斐しく手伝ってくれる。 脱いだ服を丁寧に畳んで、かごの中へとしまっていくのは性分からだろう。 どうせ、洗濯機に放り込むのだから、畳む必要もないと思うが、何事も、きちんとしなければ気が済まないひとだった。 上を脱がせてしまうと、膝を付いて、いとも容易く、下着も脱がせてくれる。 目の前に、だらしなく伸びた肉塊が現れても平気な顔だ。 見飽きるほどに、見慣れているのだから驚くわけもない。 「寒いから、早く入ってしまいなさい。」 極端に寒がりの母は、「寒い」という言葉が、口癖になっている。 促されて浴室に入り、簡単に湯を浴びてから湯船に浸かっていると、曇り戸の向こうで、自分も服を脱ぎ始めた母の姿が見える。 思えば、やはり今くらいの時期だった。 ちょうど雪が降り始めた頃、極端に冷え込んだ冬の夜に、俺は母を欲しがったのだ。 いつになくしんしんと冷え込む、寒さの身に染みる夜だった。 昭和の中頃に建てられた平屋の木造家屋は、それほど暖房設備も整ってなく、何度かリフォームで改修を繰り返したものの、どこからともなく忍び込んでくるすきま風を、完全に防ぐだけの密閉度はなかった。 その夜は、とても冷え込み、ストーブやコタツだけでは、寒さを払いのけることができそうになかった。 早めに床に入って、寒さを忘れてしまうことにしたのだが、冷え性であり、極端な寒がりでもある母は、寒すぎて眠ることができないと、泣きそうな顔で訴えた。 「少しでいいから、一緒に寝て。」 いい年をした母と息子が、同じ布団に寝るなど、はばかられもしたが、この母にねだられると、どうしても断ることができない。 「ちょっとだけだぞ。」と、照れを隠しながら、渋々肯いてやると、母は、無邪気な子供のように喜んでいた。 布団の中に潜り込むと、温もりを欲しがるように、細くて小柄な身体をピタリと寄せてきた。 初めは、背中を向けていたものの、すぐに向きを変えると、「あったかい。」と嬉しそうに微笑みながら、子供のような顔で抱きついてきた。 恥ずかしさはあったものの、あまり嬉しそうにしているものだから無下にもできず、しばらくはそのままで、母と床に入っていた。 冷え性というだけあって、腕の中に抱えた母の身体は、冷えきっていた。 背中を撫でてやり、冷えきった足も、手のひらでさすってやった。 「あったかいよ。」 嬉しそうに微笑みながら、母は、感謝の気持ちを表すかのように、小さな身体をさらに小さく丸めて、腕の中深くと潜り込んできた。 親とはいえ、女性には違いない。 鼻の奥に届く、甘い匂いが心地よかったし、何より押しつけてくるやわらかい肌が気持ちよかった。 はっきりと乳房の膨らみを胸に感じて、知らず知らずのうちに勃起してしまい、それを隠すのに苦労した。 腰をひきながら、うまく誤魔化したものの、腕の中にある温かさが心地よくて、ずっとこうしていたいと思ってしまったのも事実だ。 だからかもしれない。 「明日も、一緒に寝よう・・。」 可愛らしい顔でそうせがまれて、俺は「ああ、いいよ。」と肯いていたのだ。 風呂に入ったあとに、すぐに寝るのが、冷え性の身体には一番効く。 だから、母は、風呂から上がると、すぐに俺の腕を引くようになった。 嬉しくもあったが、恥ずかしさもあった。 それに、やりたいことだってあったが、母は、おかまいなしだった。 「ちょっとだけでいいから、お願い・・。」 嫌そうな態度を顔に出すと、いつも甘えた顔で、そうねだられた。 仕方なしに布団に潜り込んでやると、本当に嬉しそうな顔で抱きついてきた。 無邪気な顔をしながら、胸に顔を埋めてくる。 母親には違いなかったが、女としての魅力がないわけではない。 綺麗な身体をしていたし、容貌だって悪くはなかった。 だから、どことなく気恥ずかしさがあって、母と一緒に寝ていると、なぜか不思議と緊張していたものだ。 しかし、毎晩同じ布団に潜り込むのだから、そんなことが何日も続けば、誰だって一緒に寝るのに慣れていく。 恥ずかしさが薄れていくと、母を腕の中に包んでいる時間が楽しくもなった。 腕の中に入れながら、いつも身体をさすってやった。 俺だって、当たり前の男だから、人並みに性欲はある。 細い身体を腕の中に入れ、甘い匂いに惑わせられながら、柔肌に触れ続けていれば、欲情だってする。 初めは、背中や足だけだったのが、そのうち尻や内股にも手を伸ばすようになった。 撫でる手の平に、いやらしさが滲むようになったのは、母の身体に、女としての魅力を見いだしてしまったからに他ならない。 いやらしさを巧みに匂わせないようにしながら、母の身体に触れ続けた。 母は、いつだって静かに目を閉じているだけだった。 撫でる時間は、日が経つごとに長くなっていった。 何も言わないことが、許しているように思えた。 そして、ある晩、俺はとうとう我慢できなくなって、母を強く抱きしめながら、露骨に尻をまさぐったのだ。 完全に勃起していて、それを隠しもしなかった。 それどころか、気付かせるように腹のあたりに押しつけてもいた。 いよいよ我慢も限界となって、襲いかかる寸前まで気持ちが高ぶっていたときだ。 「明日から、一緒にお風呂に入ろうか?・・・。」 されるがままに尻を撫でられていた母が、胸に顔を埋めながら、不意に、そうつぶやいた。 その言葉を聞いた途端、急に毒気を抜かれた気持ちになった。 俺の目の前に裸身をさらす。 それはつまり、禁断の関係を許すということだ。 あからさまに母親の身体を求めてしまった。 しかし、肉欲に負けたからといって、していいことではない。 母親を肉欲の対象にしてはならない。 だが、母はそれを許すという。 ひどく申し訳ない気持ちになった。 自分から望んで、そんな関係を持ちたがるひとではなかった。 悲しんでいると思った。 自分が、息子を狂わせてしまった。 だから、償いの気持ちから、そんなことを言ったのだろうと思った。 馬鹿な息子の性欲を満足させるために、自分の身を捧げようとしている。 何も言葉が出なかった。 唐突に萎えて、いやらしさなど、微塵も消えた。 「ごめん。」 それだけを言った。 重い空気が流れた。 抱き合ったまま、何も言えずに、薄明かりの中で、息を殺すように潜めていた。 「しなくて、いいの?・・。」 しばらくして、問いかけてきた母に、「ああ。」とだけ答えた。 欲情の火は、完全には消えていなかった。 でも、するつもりにもなれなかった。 「我慢しなくて、いいのよ・・・。」 「いいよ。自分でするから。」 そんなことを告げても、恥ずかしさがなかったのは、本性を知られてしまったからだ。 「明日、一緒にお風呂に入ろうね。」 母は、また繰り返した。 「どうして?そんな必要ないよ。」 「どうしても・・・。だから、今夜は我慢してね。」 何を考えているかわからなかった。 でも、なにかを決めているようだった。 急に母をひとり残して部屋を去ることも躊躇われ、その夜は、仕方なしに、母をそのまま抱きしめながら眠りについた。 しかし、眠れるわけなんてない。 心が葛藤して、いつまでたっても眠れずにいた。 目を開けると、やはり、同じように眠れなかったらしい母と目があった。 じっと、俺を見つめていた。 目と鼻の先に、母の顔があった。 綺麗な瞳だった。 とても可愛らしい顔でもあった。 ずっと、俺の母親だった。 でも、目の前にいたのは、不思議なほど女の顔をした素敵な女性だった。 自然と唇を重ねていた。 唇を離すと、母は、じっと俺を見つめていた。 「明日は、一緒にお風呂に入って、そして、また一緒に寝ようね・・・。」 それだけを言って、彼女は目を閉じた。 仕事から帰っても落ち着かなかった。 飯を食っても、味などわかりもしなかった。 「お風呂、沸いたよ。」 食事のあとに、普通に告げられ、心臓がドクンとなった。 母は、まったくいつもと変わらなかった。 期待してはならない。 でも、どこかで期待している。 そんな自分を、なぜか恥じた。 脱衣所で服を脱いでいると、母も入ってきた。 脱ぐのを手伝ってくれて、下着も下ろしてくれた。 目の前にしても、顔色は変わらなかった。 「恥ずかしいから、先に入ってて。」 ほんの少し頬を赤く染めながら、母に促された。 先に湯船に浸かっていると、胸にタオルを掛けただけの母が、浴室に入ってきた。 俺の視線を気にしまいとしているのか、目を合わせようとはしなかった。 ざっと湯を浴びると、「おいで」と呼ばれた。 母の裸を見たことがないわけではない。 むしろ、見慣れていたと言ってもいい。 しかし、その夜の母の裸体は、ひどく綺麗で新鮮だった。 初めから勃起していた。 隠そうとはしなかった。 誘われるままに、湯船から出た。 背中ではなく、向かい合うように母の正面に腰を下ろした。 屹立したペニスを母に見せつけた。 恥ずかしさよりも、期待の方が強かった。 「すごいね。」 母の方こそ、恥ずかしかったに違いない。 それを誤魔化すように、母は笑っていた。 泡のついた手の平で身体を洗ってくれた。 母の腕の動きに合わせるように、目の前で、小振りな乳房が揺れた。 まだ、女を失ってないことが、嬉しくてならなかった。 胸を洗い、足を洗い、そして、さりげなくペニスを握ってきた。 泡に滑らせながら、上下に扱いてくれた。 「おっきいね。」 笑ってばかりだった。 「もうすぐ、母さんの中に入るよ。」 腹を決めていた。 一度は、諦めようとした。 無理に思い出させたのは、このひとだ。 「そだね・・・。」 目を合わせようとはしなかった。 このひとも覚悟を決めている。 そうとわかったら、待つことはない。 腹を決めてしまえば、あとはするだけだった。 「おいでよ。」 いつまでも、ゆるゆると扱いていた母の腕をとって、立たせた。 「どうするの?」 不安そうな顔だった。 「今度は、俺が洗ってあげるよ。」 足を掴んで、ひざを跨がせた。 跨いだ足の直下に、屹立したペニスがあった。 ペニスは、母の手の平で、泡にまみれきっていた。 母にもわかったようだった。 「うん・・。じゃあ、綺麗にして・・。」 ゆっくりと腰を落としてきた。 目の前を黒い茂みがゆっくりと下りていった。 母の性器は、綺麗なほどに陰毛が手入れされていた。 きっと、昼間に処理をしたのに違いない。 何事にも、きちんとしなければ、気が済まないひとだった。 だから、夕べは我慢させた。 たぶん、目にすることはなかったが、下着も新しいものを身につけていたことだろう。 母とは、そういうひとだった。 自分で掴んで、直立させていた。 母は、そこを目がけて、尻を落とした。 両肩に手が乗せられ、胸を合わせてきた。 少し薄くはなっていたけれど、まだ立派な膨らみを持つ女性の乳房だった。 これからは、この乳房がずっと自分のものになる。 そう思うだけで、心臓が破裂しそうなほど、気持ちが高ぶった。 ぬるりとしたものに、ゆっくりと包まれていった。 母は、耐えきれないように細い声を出した。 根本まで収めてしまうと、口惜しそうに唇を噛みしめた。 堅く目を閉じたまま、俺を見ようとはしなかった。 やわらかい尻を掴んで、ゆっくりと動いた。 気持ちよさを教えてくれるように、母は、俺にしがみつきながら、耳元で切なげな甘い息を吐きつづけた。 濡れた母の性器は、かつてどの女にも感じたことがないほどに、やわらかくて、そして温かかった。 「クリスマス・・どこかに食べに行く?」 あの日から、俺たちは夫婦同然になった。 いつも一緒に風呂に入り、同じ布団に寝る。 「なにか、食べたいものある?」 冷え性の母だけど、裸にしたところで、なにも文句は言わない。 布団の中では身体をさすってやり、隅々まで手の平で撫でてやる。 「んふ。あなたのおちんちん。」 寝る前の軽い運動は、血行をよくもするらしい。 でも、寒がりだから、いつも布団を被ったままだ。 軽い運動だけでは済まずに、汗を滴らせるほどに熱さを覚えることもあるけれど、寒がりの母のために我慢している。 「もう、食べてるでしょ?そうじゃなくて、お腹に入れるもの。」 風呂に入れば、母の膣は、俺のペニスで洗う。 もう、当たり前のことだ。 細い身体を膝の上に乗せていた。 「ワインの・・美味しいお店が、いいかな?・・。」 母は、胸を合わせて、俺にしがみつきながら、泡にまみれた身体を上下させていた。 「いいお店は、もう残ってないよ。むずかしいかもね。」 これまでに何リットルの精液を、この女性の胎内に注ぎ込んできたか、わからない。 「じゃあ、・・おうちにいよう・・。」 でも、彼女は、まだ妊娠しない。 「去年もそうだったよ。」 生理はある。 子供を産むことも、まだ可能だ。 しかし、彼女は妊娠しない。 これまでのように、ふたりだけの穏やかな暮らしもいいものだ。 だが、昔のように笑いの絶えない生活も懐かしい。 もう一度、にぎやかにしたいね。 母も俺も、その意見では一致している。 だから、子作りに励む。 「去年みたいに、裸でケーキ食べよう・・・。」 弟たちには、きっと母のこんな姿は、想像の埒外でしかないだろう。 去年のクリスマスは、どこにも出掛けず、一晩中うちの中で裸で過ごした。 少し変態的なセックスもして、面白半分に互いの性器に塗ったケーキを舐めあったりもした。 両手を縛り、目隠しをしてやると、母は、怖がっていたくせに、いつになく悶えて、燃え上がっていた。 「それじゃ、そうしよう。」 「うん。」 仮に母に子供ができたところで、弟たちは、なんの不思議にも思わないに違いない。 それだけの容姿をしたひとであるし、素敵な女性でもある。 今さらながらに恋をしたところで、おかしくはない母なのだ。 だが、それが俺の子供とは、到底思わないだろう。 絶対的に、そんなことができるような俺たちではなかったし、弟たちも母の気性は知っている。 だから、疑いようもない。 「寒くなってきたから、早く出しちゃって。」 「ああ。」 しかし、俺たちは、あっさりと禁断の関係になった。 視点を変えれば、違った世界を見つけることができる。 今では、こんな世界があったことが嬉しくてならないし、そこの住人になれたことが幸福でもある。 「逝くよ。」 「うん!」 当たり前に膣を与えてくれて、当たり前に精液を注ぎ込ませてくれる。 こんな素晴らしい母親は、どこにもいない。 「あ・・すごい・・・。」 おそらく俺は結婚しない。 そして、この母と離れて暮らすことも、この先永久にないだろう。 ひとしきり余韻を楽しんでから、互いの身体にシャワーを掛けて、狭い湯船に一緒に浸かる。 背中を預けて、肩に頭をもたれさせながら、うっとりと目を閉じている母は、本当に安心しきっているかのようだった。 ほんのりと朱色に染まる頬が無性に艶めかしく、自然と唇を重ねていた。 唇を離すと、必ず嬉しそうに笑っている。 無邪気に笑うその顔に偽りはない。 母は、今の生活を心から喜んでいるし、後悔もしていない。 「温まったら、出ようか?」 「うん。」 浴室から出ると、自分よりも先に俺の身体を拭いてくれる。 見下ろすほどに小柄な女性が、甲斐甲斐しくタオルをあててくれ、熱心に水気を拭き取るその姿は、慈愛に満ちていて、いつだった幸福感を覚える。 俺が可愛らしくてならないといった顔をしてくれるのだから、俺だって嬉しくないわけがない。 何事にも女は時間が掛かるから、先に脱衣所から出て、缶ビールを飲みながら、母が上がってくるのを待つのが、毎夜の習慣だ。 関係を持つまでは、母の寝間着はパジャマばかりだった。 俺は、どうせ裸になってしまうのだから、下着さえも履かない。 母も同じだけれど、彼女はちゃんと着替える。 そういうところは、ちゃんとしていて、惰性で生活が乱れることはない。 しかし、着替えるといっても、裸同然の姿ではある。 丈の短いネグリジェは、意外とお気に入りらしい。 「今夜も、冷えるね。」 両腕をさすりながら、素肌が透けるほどの薄いネグリジェに身を包み、寒そうに脱衣所から出てくる母には、笑いさえ込み上げる。 寒いのならば、温かい格好をすればいい。 それでも俺に気をつかって、いつだって露骨に肌を晒す下着姿になってくれる。 派手な下着もだいぶ増えた。 下着と一緒に、大人の玩具もすっかり増えてしまった。 「早く、寝よう。」 慈悲を乞うように、腕を掴まれて、引っ張られる。 まだ、9時を少し過ぎたばかり。 大人の寝る時間には、早すぎる。 でも、布団の中に潜り込んだからといって、大人しく眠るわけでもない。 次の日の仕事を考えれば、それほど夜更かしもできない。 だから、早めに床につく。 ひょいと、ひざの裏に腕を入れて持ち上げた。 小柄な身体は、おそらく俺の半分ほどの体重しかない。 嬉しそうに笑いながら、俺を見上げてくる。 その顔には、あどけなさがあり、俺と関係を持ってからは、はるかに若返ったようにも思う。 「今日も、一緒に寝てくれる?」 腕の中で、愉快そうに見上げてきた。 わかりきったことなのに、母は、いつも面白がって同じ事を訊く。 最初の頃は、母がねだってばかりいた。 今では、俺が一緒に寝たくてならない。 それを知っているから、面白がっているわけだ。 その問いかけに答えたことはない。 替わりに、寝室へと連れて行き、そこですぐさま裸にしてしまう。 どれだけ欲しがってるかを、荒々しくして教えてやる。 こんなに一緒に寝たいんだと、母の身体に教え込む。 その答えを教えきった頃には、すっかり夜中だ。 あたりには、手錠やバイブ。 布団の中では、目隠しをされたまま、足を拡げきって、股間から俺の精液を滴らせる母の姿がある。 汗にまみれた母の身体を腕にして、大きく喘いでいるだけの彼女の頭を撫でながら、耳元でささやく。 「明日も、一緒に寝るからな・・。」 そして、母は、放心したまま、かすかにつぶやくのだ。 「うん・・。」と・・・。 明日はクリスマス。 多くの思い出をこの人と一緒に作りたい。 隣にいるだけで、優越感に浸れる女性でもある。 だから、見せつけたい気持ちもあるし、何より、たくさんの思い出を残していきたい。 でも、俺たちは、きっと、どこへも行かないだろう。 愛する人がそばにいるなら、それがどこだろうとかまわない。 心の底から一緒にいたいと願うのであれば、そこに血の繋がりは意味を持たない。 年上の聖女が与えてくれるプレゼント。 それは、彼女自身。 他には、何もいらない・・・。
2011/12/24 16:03:06(yyTqZL9J)
投稿者:
ThirdMan
過疎らないように、俺もアゲてみる。
11/12/24 16:04
(yyTqZL9J)
投稿者:
プレミア
最高です!どんどん続けて下さい。
11/12/25 21:32
(XSxe/76C)
投稿者:
ROMER
いいですね。母子が特に多くを語らずとも心が通じ合っている様が、
短いセンテンスの中に凝縮されていて、巧さを感じます。 激しく淫語を並べ立てる手法も興奮しますが、こういった 日常っぽい会話から、母子の緊密さを読み取るのもまたオツなものです。 ぜひこれからも投稿を続けて下さい。楽しみに待ってます。
12/01/02 00:33
(RyGrgHcg)
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