2組の母子が全裸でいる風景は異状なものでした。達彦と清水君がなにやら話
をしているようでした。幸代さんがバスタオルを私に手渡しながら
「先にシャワー使ってください・・あまり考えない方がいいわよ」
そう話しかけてくれました。全裸の身体にバスタオルを巻きつけると逃げる
様にバスルームに駆け込みました。そして中出しされたところを丹念に洗い
ました。
「新しい下着よ・・使って、着て来たのは破れちゃってるみたいだら・・」
「すみません。助かります。」
幸代さんがその場で私がいる浴室に向かい話しかけました。
「ゴメンなさいね。こんな事になってしまって、＊＊さんまだだったんです
ね？」
「えっ？」
「私てっきりもう達也君と貴女が出来てると思ったの・・。私と靖男と同じ
様に・・。そうじゃなかったんだ・・靖男と達也君が計画したんですね。多
分・・。」
私は胸が一杯になり思わず込み上げて来ました。
私の嗚咽に幸代さんが気がついたみたいで、
「あまり考えちゃダメよ、今日の事は決して特別な事なんかじゃないんだか
ら・・。」
「そんな・・私の産んだ子なんですよ・・その子供と私・・」
「私もネ・・本当の事言うとね、実は靖男に犯されちゃったのよ、恥ずかし
い話だけど。もう昔の話だけど。」
幸代さんはそう言ってその時の事を私に語り始めました。