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1:悪魔の息子達<母子>
投稿者:
好色小説家
その日、達彦は予定通り清水君の所に行った様でした。所が、夕方近くにな
った突然その清水君から家に電話がありました。 「あっ! 小母さんですか? 清水です。」 「どうも・・いつもあの子がお世話になっている様で・・。」 一応形ばかりの挨拶をしたのですが、 「実は、達彦今気分が悪いといって横になっているんです。大した事は無い と思うのですが一応連絡をと思いまして・・。」 年の割りにはしっかりとした話し方でしたのです。 「今お袋に変ります・・」 清水君が突然そう言うと幸代が電話口に出たのです。 「はじめまして・・靖男の母です。すみませんね、あまり心配するような事 は無さそうですがもしもと言う事ありますから・・よろしかったら迎えに来 られた方が・・?」 「はい、そうさせていただきます。これから直ぐに伺いますので」 電話で住所を聞き、急いで清水家を訪ねていきました。 ご心配だと思いますが別に心配なさるようなことではないと思いますよ。 チャイムを鳴らすと直ぐに清水君が顔を見せました。そしてすぐ後ろから 幸代さんが出てきたのです。 やや細めの体型ですが均整の取れたスタイルの持ち主でした。 短めのスカートに胸元が大きくVカットされたサマーセーター、オシャレな 雰囲気が漂っていました。 リビングと思われる部屋に通されました。 「今達彦を連れてきますから・・」 清水君がそう言って出て行くと、 「どうぞ・・お座りください・・立っているのもなんですから。」 幸代さんが座るように薦めてくれましたので、ソファーに腰を下ろし達彦を 待ちました。 「何か・・同じ様な環境の様ですね・・靖男がそんな事を話してたようです が・・」 初めその幸代さんのその言葉の意味が飲み込めませんでした。 「私のところは主人を随分と以前に亡くしてしまいましてね・・」 幸代さんがそう語り始めましたので、私は静かに聞いておりました。 「あの子のためなら。そう思いまして・・、これでも悩んだんでよ・・。」 「????」 そんな感じで幸代さんの話を聞いていた時でした。奥から達彦が現れまし た。 「大丈夫? 」 た達彦が私の横に、清水君が真向かいの幸代さんの隣にそれぞれ腰を下ろし ました。 「顔色は大丈夫そうね・・」 達彦の額に手をあてがい、熱を測る仕草をすると、 「大丈夫だよ・・心配ないって・・・」 「それじゃ帰る様にしましょう・・」 「折角なんですから・・少しユックリされたら如何ですか? 達彦君も心配 無さそうですし・・」 幸代夫人の誘いを断る理由も無かったので、そのまま暫くおじゃまする事に しました。 まさか・・この後この2組の母子が繰りひろげる事となる性の饗宴を、私は まだ知る由もありませんでした。
2006/06/10 14:28:46(6EVgOptf)
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