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(無題)
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:近親相姦 官能小説   
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1:(無題)
投稿者: 思ひ出ぽろぽろ
今でも忘れられない思い出がある。
ちょっとした過ちというにはあまりにもヘヴィだが、当時の僕からすれば当然の成り行きかもしれない。
と思う。
二十歳かそこらの若者にはありがちな話だが、そのころの僕は性に関してずいぶんとなげやりになっていた。
自分のことなのでひいき目かもしれないが、子供のころから容姿には恵まれていたほうだ。スポーツもできたほうだし、集合写真なんかを撮るときは、いつも真ん中にいるような性格だった。
それが大学に合格し、髪型や服装の改造に凝りだして、いっきにハジけたようだった。
実際に当時はよくモテた。
某国立大学の名前も手伝って、19歳の一年間だけで7~8人くらいの女の子と寝た思い出がある。
夏の若さにまかせて、モラルが吹き飛んでしまっていたのかもしれない。
       ・
       ・

そんなこんなの大学に入ったばかりの夏休み、友人数人と妹を連れて和歌山の別荘に遊びに行くことになった。
別荘といっても祖父母が若い頃に使っていた日本家屋で、今はほとんど使われていない。
庭先のガレージには、鍬や鋤などの農具が無造作に掛けられていて、その横にはくもの巣にまみれて、かろうじてホンダのロゴが読み取れるカブが一台置きっぱなしになっている。そんな場所だ。
もちろん夏休みに遊びに来るのだから、お決まりの遊び場も近くにある。
海だ。
山の中腹にあるこの家のためだけの山道を下って、形だけ舗装された一車線の道路を渡ると、そこはもう海岸だった。
遠浅の太平洋に続く湾で、防波堤に登ると海岸線の何ヶ所かが海水浴場になっているのを見渡すことができる。沖に浮かぶ白い灯台や、テトラポッドから突き出た波止場も。
ここでは何もかもが子供の頃のままだった。
そんな子供時代の共有の思い出が、妹と僕の間に妙な共感を駆り立てたのかもしれない。
妹は僕とは違うタイプだが、よくモテた。
スラッと背が高くて、コロコロとよく笑う。肩まである髪を明るい茶色に染めていて、少し舌ったらずの甘えたような声が爆発的に男受けが良かった。
どちらかというと年上のほうが好きな僕だが、たまに部屋に来ては、甘い声で、「あにきぃ」と呼ばれると、ほんの少しだけ鼓動が速まることがあった。
僕より二つ下の十七歳だったが、兄妹の仲はよく、一人暮らしを始めた僕の部屋にもよく遊びに来ている。
性に関してもオープンで、付き合っている男が変わるたびに僕にわざわざ紹介しにきたもんだ。
今回のバカンスの予定は二泊三日。
メンツはその時に付き合っていたエリコという子と、妹と妹の彼氏、それに、女は現地調達するからどーしても連れて行ってくれとせがんだ友人数人だ。
我が家のファミリーカーを借り出して別荘に乗りつけたその晩、僕はカレーを食べながら頭の中をめぐらせていた。
どうでもいいが、夏の別荘=カレーという発想が全会一致で承認されるのが日本人のいいところだ。
それはともかく。
考えていたのは部屋割りのこと。この家には部屋は3つしかない。畳の六畳間が三つだ。
ここは当然、妹カップルと僕カップル、とその他、・・・というのがいわずもがなだ。
おもしろみがないなあ・・・。というのは正直な意見。
エリコとはもう飽きるほどだ。
昼間の日焼けでのぼせ上がった頭でそんなことを考えていると、
「あにきー、ちょい来てよー」
という妹の声が聞こえた。
あん?と言いながら玄関のほうに行くと、昼に砂浜ではいていたビーチサンダルをつっかけた妹が待っていた。
「写真屋さん連れってってよ。見たい!」
と言って一日中撮りまくっていたカメラをさしだした。
そういえば、車で少しのところに24時間営業の写真屋があった。
「んじゃ、行くかよ?」
妹は薄闇の中で、日焼けで赤くなった頬を持ちあげてニッカと笑った。
      ・

結局、車は使わず歩いていくことにした。
車だと10分もしない道のりだが、歩いていくと20分以上かかる。
海岸沿いにずっとまっすぐだ。
なまあったかいふわふわとした夏の夜道を歩きながら、僕たちは当たり前のように子供のころの話をした。
小学生のころ、近くの波止場に釣りに行ったときと同じ道だ。あの時も、虫や蛙の声を聞きながら妹の手を引いてこの道を歩いた。
「アニキさあ、エリコさん飽きてきてるっしょ?」
「はあ?んなことねえよ」
まったくその通りだ。
「胸で女選ぶからだって。運転中も揉みまくりだし。」
「いわゆる一種の筋トレっすよ」
はあ?という顔で値踏みするような視線をむけてくる。サイドブレーキを握ろうが乳を握ろうが僕の勝手だ。
「おまえは?まさみち(彼氏)とはどうなんよ?」
「それがさあ・・・・」
といって妹は語り始めた。
人工物がほとんどない一帯で、異常にライトアップされた写真屋が山手のほうに見え始めたころだった。
       ・

現像を待つ30分くらいの間、妹は話し続けた。
妹の話を要約するとこいういうこらしい。
一月ほど前にまさみちは浮気をした。
妹と付き合うまでは童貞だったのだが、女の味を知ってどうにも欲が出だしたらしいのだ。
とりあえずその場は治まって、二度としないと誓い倒したのだが、どうも信用できないそぶりを見せているらしい・・・ということだった。
帰り道、妹は自分の話にあまりにしょげかえっているので、手をつないで歩いてやることにした。
自分で話しておきながら、勝手なやつだ。とは思うものの、ほうっては置けない。
気のせいか、口数もずいぶん減った気がする。
気まずいのを嫌って、僕がどうでもいい話を始めると、妹はムクれた顔でこっちを向いた。
「ちょっと~、妹がヘコんでんだからなんか慰めよーよお」
「いや、つってもなあ。まさみちも18歳やしなあ。つーか俺が責めれた立場にいるハズないしよお」
「うっわ~、ショボ!手つないで終わりって?」
「あ~、うん。今はこれがせいいっぱい・・・」
「カリオストロかよ」
といってケタケタと笑った。
切り替えの早いのは妹のいいところだ。
ようやく残り半分くらいまで来たころになって、僕の携帯が鳴った。
別荘で待つ友人からだ。
「おう、はよ帰って来いや。もう始まってんで~」
と、かなりハイな声が聞こえてきた。
電話越しに、皆のはしゃぎ声も聞こえてくる。僕は適当に相槌を打ってから、急いで帰るわ、と言って電話を切った。
「みんな何やってるって?」
と言って妹が再び手を差し出してくる。
「酒盛り」
と言って僕はその手を取る。
妹の手はひんやりと冷たい。
たぶん帰ったら、写真を見てみんなであーだこーだ言うのだろう。昼間にバカ騒ぎした写真を見てバカ騒ぎするのだ。
僕の心を見透かしたのか、妹が、
「早くみんなで見ようよ。あたしカワイく写ってるしー」
と言った。
ヘイヘイと言いながら、僕たちは少しだけ歩調を速めた。
確かに現像してもらったアルバムには、ピースを決めた妹が大量に写っていた。
僕はあまり写真が好きではない。
写真には、妹を包む空気も光も、冷たい手の感触も写っていない。
僕たちは子供のころのように、左手の山から虫の声、右手に夜の波音を聞きながら家に帰った。
      ・


次の日も朝から快晴だった。
真夏の太陽が部屋に直角に差し込んでくる。
というか、これだけ日差しが高いと、逆に晴れやかな気分にになれないくらいだ。
それでも皆で一部屋に集まって、酒の残った頭で、もそもそと遅い朝食をとった。
不思議なもので、ものを食べればなぜだか元気が沸いてくる。
食事の終わりにさしかかるころには、今日も遊ぶぞ~と言う空気が部屋にみなぎっていた。
今日は釣りに行く予定だった。
ガレージの物置に祖父が使っていた竿が数本あったので、皆でまわせば充分楽しめる。
僕は子供のころから釣りが大好きだったので、この日は本当に楽しかった。
が、ここではその話は省略したい。
あまりに長くなってしまうからだ。だから要点だけ書き記すことにする。
      ・


この日、釣竿を持って車に乗り込んだ僕たちは近くの岬に向かった。
せいぜいがガシラや河豚くらいしか釣れないが、子供のころに見つけた穴場だ。
この日、切り立った崖を背にした岩場で、釣竿をたらしながら、僕と妹は密談をした。
今夜、まさみちとエリコを同じ部屋に寝かせてみようというのだ。
そんな状況になれば、浮気心なんかなくても襲いかかってしまいそうなものだが、妹に言わせればそうではないらしかった。
恋人が隣の部屋にいて、ましてやエリコは僕の彼女である。よほどヤル気満々でなければ、そうそうできるわけがない。と言うのが妹の言い分だった。
もちろんクジ引きか何かで、偶然を装ってである。
僕としては特に反対することもなかった。今から思えば、かなりエグイ話のような気もするが、そのとき僕は十九歳だった。
いまさらエリコに対する思い入れが残っているわけでもなく、何よりかなり、おもしろい。。。
いやあ、ここにきて盛り上がってきたなー、と思いつつ、僕たちは準備を進めながらその夜を待った。
       ・


「ホンマに?そんなん許されるんスかっ?」
と言いながら、まさみちはエリコと僕のほうを見た。
みんなの輪の真ん中には、八百長のアミダが置かれている。
エリコは
「えへへ、よろしくぅ」
と言って、すでに荷物をバッグに詰め始めていた。こういうところにほとんど頓着しないのは、エリコが男に好かれるところだ。
あの後、たいした打ち合わせもしなかったのに、あんまりにもアッサリいったので、妹もほっとしたような顔をしていた。一応、まさみちを軽くにらむ振りくらいはしていたようだが。
しばらくの間テレビを見ながら、皆でウダウダやっていたのだが、やがて皆それぞれの部屋に向かって大移動をし始めた。
ゆうべは中央の部屋に集まって、そのまま酔いつぶれてしまったので、別れて眠るのは今日が始めてだ。
今夜はその部屋が僕と妹の部屋である。
野郎の二人部屋になった友人は妹に向かって、トレードしようぜトレード、などと言っていたが、妹はしれっと笑顔で受け流していたようだ。
やがて二人きりになって横開きのドアをガチャンと閉めると、僕と妹は顔を見合わせた。
僕のほうは今にも笑い出しそうにニンマリとしていたのだが、妹のほうは口を一文字にして、かなり真剣な面持ちなようだった。覚悟完了、とほっぺたに書いてある。
「まあまあ、とりあえず」
といって、僕は昼間に海に持っていったクーラーボックスから、少しぬるくなった缶チューハイを取り出した。
プシュっとタブを空けてやると、妹は「サンキュ」と言っていっきに半分まで飲み干した。まだまだ十七歳、妹はあまり強いほうではないはずだ。
それからしばらくして、そろそろかな?という時刻に、僕たちは押入れに山積みになっている布団を片端から運び出し始めた。
この部屋とエリコとまさみちのいる部屋は、お互いに押入れが向かい合っていて、薄い板壁一枚で仕切られているのだ。
その板壁もいまや節穴だらけで、子供のころはそれぞれの部屋から指を出し合ってはモグラ叩きをしてよく遊んだものだ。
さすがにこんな形で役に立つとは想像もしなかったけれど・・・。
向こうも押入れなので覗くことはできないが、この壁のおかげで向こうの会話は手に取るように知ることができる。
一番下の一枚を除いて布団をすべて取り出した後、電気を消して、僕と妹は押入れの中に入り込んだ。
そして二人で壁に耳をつけた途端、
「やあぁ~」
というエリコの声が聞こえてきた。
本当にいきなりだった。
チュクチュクッという音と、エリコの「ん、ん、ん」と言う声だけが聞こえてくる。
ドタドタと動く音はしないので、指で中を掻き回しているのだろう。
どうやら交渉の時間はとっくに終わってしまったらしい。
妹としては、まさみちがエリコを口説きだした時に現場を押さえるつもりだったのだろう。
暗闇の中で、妹の表情はよくわからない。
が、こうなってしまってはとりあえず、壁に意識を集中することにした。
エリコの中をかき回す音と、まさみちの声が聞こえてくる。
「ねえ、Kさん(僕)って上手いんスか?エッチ」
「えー?、結構うまいよ。いっつも指だけでイキそうになるもん。」
「どんなふうにやるんスか?ちょい伝授してくださいよ」
「んー、よくわかんないけど、指をちょっと上に曲げて、んあっ、そう、、あぁ、ん、ん、んっ」
エリコの声は続いている。
僕は興奮しながらも余裕を見せて、小声で
「ほら、俺、上手いってよ」
と妹に囁きかけた。
妹はうつむいたまま。返事はない。
僕はそっと妹の肩を抱き寄せた。特に意識してやったわけではないが、男の習性かもしれない。
押入れの中まではクーラーが届かないせいか、二人とも妙に体が熱っぽかった。
しばらく頭を撫でてやっていると、「ありがと」と言って妹は顔を上げた。
「んー、もうどうでもいい」
と言って僕の顔を見上げた。
僕のほうも、このころには暗闇に目が慣れていたので、妹の顔をはっきり見ることができた。
涙はもう乾いていたけれど、瞳はまだ濡れていた。
芯のあるヤツ・・・と思いながら、僕は妹の髪をよしよしと撫でてやった。
「どうでもよくなったんだけどさ、ヤバイくらい興奮すんね、これ」
といって妹は壁を指差した。本当にそのとおりだった。
アダルトビデオなんか見飽きたはずだが、壁一枚隔てたところから聞こえてくる声には、異様に興奮するものがあった。
ましてや、聞きなれたエリコの声だ。それとも顔見知りだから余計なのだろうか。
とにかく押入れの中の熱気も手伝って、僕と妹は尋常ではない空間に閉じこめられていた。
エリコの声は、いまや壁に耳をつけないでも聞こえてくる。
「あっ、は、はあ、ん、ん、い、気持ちいい・・」
挿入したのだろう、肌のぶつかる音が一緒に聞こえてくる。エリコもいつもより興奮しているようだった。
「まさみちってデカいの?」
「うーん、普通くらいかな。どれくらいが普通かわかんないけど。あ、でも、けっこう早いかも」
僕たちは時々そんな会話をしながら、数分の間、エリコとまさみちのセックスに聞き入っていた。
少し足がしびれてきたので、体勢を変えようとしたときに、腕の中の妹が
「あっ」
と声を上げた。右足に僕のペニスが触れたのだ。
「アニキ、起ってるよ・・・。」
といって、僕のペニスにそっと手をおいた。
「そりゃそうだって、この状況じゃん」
と言いながらも、僕はかなり照れた。
「そっか」
と言う妹の手は僕のペニスに置かれたままだ。
壁の向こうではエリコが盛り上がってきていて、
「あぁ、だめ、だめ、いいっ、もれる、あぁ、もれるよっ!」
と言う声が聞こえてくる。
この時、ついに僕は妹の顔をグッと抱き寄せた。
理性が吹き飛んだと言うわけではなかったが、もうほかにどんな選択肢も残されていと言う感じだった。
それくらい異様な興奮の渦の中にいたのだ。
僕は妹の少し薄い唇に唇で触れた。あたたかく柔らかい輪郭を舌でゆっくりとなぞる。
意外なことに、妹は何の抵抗もしなかった。「アニキ・・」という小さな声が聞こえた気がしたが、僕の気のせいかもしれない。
妹の小さく開いた唇に舌を入れると、妹は首に手を回して、それに答えてきた。
ぼくはTシャツの上から胸をもみながら、夢中になって舌を絡めあった。キスだけでこんなに燃えたのは、初めてかもしれない。
奪い合うように、夢中でなめあった。
そして、下着に手を掛けると、
「アニキ、やばいよ・・」
と、今度は聞き取れる声で妹が言った。
しかしそれっきりで、下着をずらしていくと、脱がせやすいように少し腰を浮かせてくれた。
きっと妹も僕と同じくらいの興奮に取りつかれているのだろう。
首筋や内腿を愛撫したあと、妹が溢れそうなくらい潤っていることを確認して、僕はそっとクリトリスを剥き上げた。
「んああ~!、アニキぃっ」
抑えていた妹がいっきに声を漏らした。
家族の僕がこれまでに聞いたことのない種類の声だった。しばらくクリトリスを愛撫した後、そっと指を侵入させ、膣の上部に突き上げた。
「ふぁぁっ」と妹の腰が反り返る。そのまま指を動かし続ける。
「ふぁ~、い、やばい、やばいよ、ああっ・・」と妹はあえぎ続けている。
そのとき、壁の向こうから「俺、いく」と言うまさみちの声が聞こえてきた。
続いて、パンパンと言う音とともに、1オクターブ上がったエリコの声が聞こえてくる。
「ああっ、イキそう、イクっ、イクッ、やああぁ、あ、あ、あっ」
その声に呑まれて、僕はもうこれ以上はないと言うくらい固くなったペニスを妹の入り口にあてがった。
「ダメだって・・・」
と一言妹は言ったが、足は開かれたままだ。
ペニスの先端を愛液で濡らすと、そのまま奥まで押し入った。
真ん中くらいまで入ったとき妹は「ん、太い・・」と一言いっただけで、そのまま奥まで挿入すると、
「ああっ」
と言って背中を浮かせて、僕のほうを視線を向けた。。
僕は挿入した瞬間の、眉根をぎゅっと寄せる切なそうな女性の表情が好きだ。
妹のその表情は、今まで見た子たちの誰よりも切なげだった。
実際にそうなのかもしれない。
隣の部屋はすでに事を終えて、静かになってしまっていたが、僕たちは止まらなかった。
僕は腰を動かし続ける。
「ああっ!あにき、ああっ!なにこれっ、うああっ」
狭い押入れの中なので、体位を変えることはできなかったが、気持ちは昂ぶり続けた。
妹も普段とは段違いの快感に戸惑っているようだ。
「隣に聞こえたらまずいよ」
「うん、・・・んあっ!」
妹は必死に声を抑えているが、注意した僕も声が出てしまいそうだ。
正直、これほどまでに快感の強いセックスがあるとは思わなかった。
兄妹というタブーを犯しているからなのか、DNAの相性なのかは知ったことじゃない。
ただもう、その感触にすっかり溺れて、日に焼けた茶色い髪に手を入れて、僕はただまっすぐ腰を動かした。
五分も経たないうちに、下半身に破裂しそうな感覚が走り出した。
いつもなら三十分は軽いところだ。
「あにき、もうだめ!だめ!」
と妹が下で声を上げる。
まだいっちゃだめだとは思うが、あたたかい妹の中につけ根まで濡らされて、僕はもう限界だった。
が、妹のほうが早かった。
「あ!あ!いくっ、あにき、あたしいく!」
と言って、ビクンと一度大きくケイレンし、あー、と長い叫び声を上げた。
その直後、僕は最後の理性をふり絞ってペニスを引き抜いた。
ペニスからはいっきにしぶきが飛び出して、終わらないかと思うほどドクンドクンと波打った。
すべてを搾り取るような大きな波だった。
お腹に僕を受け止めた妹は、まだ、
「あ、はあ、はあ、はあ・・・」
と体で大きく息をしている。
僕は激しい喉の渇きを覚え、押入れから出てポカリを一気に飲み干した。
それからバックからタオルを取ってきて、お腹をきれいに拭いてやると、妹はのっそりと起き上がって、
「えへへ、どうしよっか?」
と言って、ゆうべと同じ笑顔で、ニッカと笑った。
     ・
     ・


その後のことも、ついでに書いておこうと思う。
次の日、まさみちは妹に、
「まる聞こえなんだよ!おめえはよ!」
と、さんざんなじられ、あげく海に入ることもなく一人電車で帰らされてしまった。
この後ふたりはさっくり別れたようだ。
エリコと僕のほうは、「ごめんね」「いや、別にいーし」の二言で片付いてしまったので、友人たちに多少奇異な目で見られたが、べつだん構わない。
      ・

家に帰った後も、特に妹と気まずい思いをすることもなく、今に至っている。
すっかり社会人になった今も、時々妹は遊びにやってくる。
あれから、妹と寝ることも何度かあったが、ほんの気まぐれで、数回だけだ。
手をつないでデートに出かけるくらいはするけれど。
もしこの長い思い出話を最後まで読んでくれた人がいるなら、ぜひ感想を聞かせてほしい。
思うところある人だけでいい。
ほかの誰にも話せない機密の秘密の内緒話だから。
   ・
   ・




 
2004/07/01 01:23:05(U4I5xGe5)
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