親父の友人は、かなり霊感があって、僕が会いに来ていた女性は２年前にここで不慮の事故で亡くなった人だと言う。ちなみに彼氏は健在だと。その彼氏に姿格好が僕とよく似ていて、僕につきまとったと言う・・・。
　『そんな・・・ウソだろ？・・・』と、僕は呆然となる。
　ワンワン！ワンワン！
　犬の鳴き声がした。あの女性が連れていた犬だ！一緒にいたおばさんに事情を話したら、
　『実は、この子が２年前、波にさらわれて・・・あの女の人が助けてくれたんだけど・・・帰らぬ人になってねぇ・・・よくここに彼氏と釣りに来たのよ・・。犬の好きな人で、私が散歩に来たら、よくかわいがっていたわ・・・。かわいそうだったわ・・・』とおばさんは、涙を流し言った。その話しにつられる様に、K子も泣き出した。僕も涙が流れた・・・。
　　
　それから、親父の友人の勧めで、僕はお払いを受け、事なきを得た。
　
　とあるラブホテルの一室。僕とK子はベッドで寝転んでいた。
　『元気になってよかったね！お兄ちゃん！』と、K子が僕に言った。
　『あぁ、心配かけてごめんな。あの時は自分でも訳がわからなかったんだよ。もう大丈夫だ！』と、言うと、
　『じゃあ、あの人にしたみたいに、K子が求めようかなぁ？』と、K子がニヤリと笑いながら言うと、
　『おいおい！ほどほどにしてくれよ！』と、言ってK子にキスをして、Hを何度もした。また痩せてしまうよ・・・。（完）
　

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