僕はA雄、２５歳で、８つ離れた妹が居る。K子、１７歳の高校生。スリーサイズは教えてくれないが、胸は最近大きくなってきた。顔は上戸　彩似で、兄の僕からみても結構カワイイ。ある日を境に、Hする関係になった・・・。
　そんなある金曜の夜、僕とK子はカラオケ屋に向かっていた。家の近くには良い店が無いので、親父の車を借りて、隣町まで歌いに行くのである。
　『K子、明日友達とカラオケ行くんだろ？なんで今日も行くんだ？』
　『明日のために練習しておくの！あっ、コンビニに寄って！』
　僕らは途中のコンビニに入った。白いワゴン車の左に駐車し、車を降りたら、隣のワゴン車から二十歳前後のいかにも・・って感じの男三人が現れた。一人は坊主頭で、一人はキャップをかぶり、あとの一人はロン毛だ。そのロン毛の男と坊主頭が僕に近づき、
　『すいません、ちょっといいですか？』
　『・・はい？なにか・・・』と、不安げに僕は答えた。彼らの車のバッテリーが上がったから、僕の車のバッテリーと繋がせてくれと言う。少し安心して、彼らの車の側に行ったら、後ろからキャップの男が僕を羽交い絞めにした！首筋にはナイフが光る・・・。
　『キャッ！！』とK子の悲鳴が！見ると、坊主頭につかまれている！僕らは無理やり、ワゴン車に乗せられて、ロン毛男は走り出した！
　『おい！何するんだ！』と怒鳴るが、やつらはニヤニヤして答えない。坊主頭の男が、
　『彼女、カワイイねぇ。高校生？』と言いながらK子の体を触る。
　『キャッ！！』とK子は声をあげる。
　『おい！妹に手を出すな！』と、僕は怒鳴る。
　『へぇー、妹さんかぁ。カワイイ妹だねぇ・・。』とロン毛男が運転席から振り向きながら言った。K子を眺める目がいやらしい。僕は隣のキャップ男の鼻を思い切り殴った！ぐふっといい、鼻血を出し、顔を抑えるが、
　『おっと、お兄さん。これ見てよ・・』と見ると、坊主頭がK子の頬にナイフを当てている。
　『や・・やめてよ・・・』と、K子が震えている。僕は固まり、なすすべが無い。さっき殴ったキャップ男が仕返しに僕の腹を殴る。僕はうめきながらうな垂れる・・・。
　車は山道を走り、だんだん明かりが少なくなる。やがて、無舗装の道を通り、林の中に行く。そして止まった・・・。
　『じゃあ、俺たちは妹と遊ぶから、お兄さん待っててね』とロン毛が言っった。僕は車から降ろされ、さるぐつわをされ、一本の木にロープで縛られた。どんなに動いてもビクともしない。見るとK子が僕を見て、
　『お兄ちゃーん！！』と叫ぶ！
　『んんんー！んんんーー！！』と僕は吠えるが、その遠吠えは闇の山中に消えて行く・・・。

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