検察官の主人とは、4年前私が事務員をしていた銀座の法律事務所で知り合いました。当時主人は司法試験に27歳で合格し、司法修習生として私の勤める法律事務所に弁護士修習に来ていました。夫の印象は長い受験生活に疲れやや暗くダサい感じでしたが、私は超まじめで堅実な人柄に惹かれました。私は6歳のときに両親が離婚し、母子家庭で育ちました。原因は父の乱れた女性関係とギャンブルでした。だからまじめで誠実な男性に憬れていました。夫も私を気に入ってくれて、交際が始まり1年後に結婚しました。当初、義母は私が母子家庭の子であることから結婚に反対だったようですが、裁判官をしていた義父が説得してくれたそうです。