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1:夏の日に・Ⅲ
投稿者:
曼珠
カズヤにとって初めて見る大人の女の局部であった…幼少の頃ミチコと一緒に風呂に入ったりもしたが見たのは陰毛に覆われた股間であり、園児の女子にしても割目のくぼみだけであった。
開らかれた陰部をみたのは初めてである。 カズヤの脳裏に女教師・小林の股間と目の前の母の陰部が交差しだした。 (あの先公もこんな形してるんだろなぁ) ミチコの枕元で微風を送り出している扇風機がソープの香りと乳臭さ、オンナのフェロモンを否応無しにカズヤに浴びせた。 女を知らない少年の体がブルッと武者震いした。 (小林やかあちゃんもココにチンコを突っ込まれて…) すでにペニスの亀頭部が濡れかかってきていた…小林のイメージを壊さないように母と顔を会わすのは避けたかったが、目の前にある全裸の女体はもはや母ではなかった。 (ちょっとチンコで触るくらいならいいだろ…) 兄のユウヤは高校の部活の合宿で一週間ちかく帰ってこない。 家の中は二人だけである。 ズボンとパンツを下げ少年は硬くなったペニスを母の陰唇の狭間にあてがった。 (柔らか~っ!!) ペニスを充てたことで陰唇がやや開いた。 カズヤは陰茎を見つけ… (おんなにもチンコみたいのがあるのかぁ?) 好奇心から亀頭の先を接触させる…と、その時 「フゥンン…」 ミチコが突然腰を浮かし亀頭部に陰唇がヒタリと付いた。 依然として母は寝息をたてたままである。 (あぁぁ…) 敏感なペニスの先に今まで経験したことのない感触がうぶな少年の理性を失わせつつあった。 (少しくらい入れても気がつかへんやろ) カズヤも自慰のあとの心地よい疲労が深い眠りへといざなうを知っている。 地震があって目が覚めないこともあったから…ミチコもそんな状態だと思いこんだ。 熱く硬い肉棒が母の淫液に濡らされその出所に侵入しようとした。 「ハゥゥン」 母の腰が大きく先ほどより浮いた…その拍子にペニスが半分ほど入り込んでしまった。 (あーっ!!) カズヤは今にも射精しそうな興奮に達した。 『か、かあちゃ~ん!!』 少年はただやみくもにペニスをグッグッと押し込んだ。 『ハァウゥゥーッ』 カズヤの押す力でミチコの上体が反りかえり思わず発した喘ぎ声…母の体内に息子の精液が一気に注がれた。 我が身の異変にようやく目が覚めたミチコ…すぐに事態を把握するのには無理があったのか… 自分の脚間に息子が虚ろ顔で座っている…が、陰部に熱いモノが突っ込まれていると自覚しだすとあっけにとられていた顔が困惑に変わり、やがて悲痛な表情に変化した。 『あぁ、アッ!!…』 カズヤを押しのけ思わず股間を手でぬぐう…指にベットリと付くオトコの印し。 『いやぁ~っ』 ミチコは即座にトイレに駆け込んだ…カズヤの心に虚脱感と罪悪感が交互に襲ってきた。 彼は母が出てこぬうちに自分の部屋に閉じこもった。 ベッドで布団をすっぽり被り意味のない闇の中に己を逃避させた。 夏なのに汗も出てこない…むしろ、暑さも感じていなかった。 (布団の向こうにかあちゃんが…) いつ捲くられるかも知れないと少年はギュウッと布団を握った。 自分の過ちから逃げようと目をかたくなに閉じた…あの甘美な感触を思い返すことなくただジーっと目を閉じた。 どれくらいの時が過ぎたのか…窓に外は暗くなっていた カズヤはハッと目が覚めた。 (夢か?…) 自分の下半身を見たが夢精らしき痕跡はない 『カズヤァ…ご飯よ…おりてらっしゃい』 母の呼ぶ声がする (おれ…かあちゃんにヤッたんと…) 頭の中を霞がかったような思いで食卓についた…チラッと母を見るカズヤ。 (べつにいつもと変わりないなぁ…) ミチコもカズヤをチラッと見るがすぐに視線を外した…いつもなにかと話し掛けてくる母に比べるとなにか違っていた。 カズヤの心の片隅に昼間の出来事がようやく浮かんできた。 (あれは夢じゃなくて…やっぱり…) プロ野球の中継に夢中の父ヨシオはそんな母子の表情には注意していなかった。 カズヤは手早に食事を済ませ自室に戻った。 (かあちゃんのあの顔は…でも、怒ってないみたいだし、とうちゃんも…) カズヤの幼稚な推測では中々と解決できない。 『カズヤァ…風呂が沸いたよ…入ったら』 いつもと比べるとうわづって聞こえる母の声。 『うん…』 素直に従って風呂場に入る…パンツを脱いでペニスを掴んでみたが何か手触りが違っていた。 湯に浸って今一度、思い振り返ってみた…そんな時、戸の向こう側にミチコが立っていた。 『カズヤ…いつから出るようになったの?』 知らぬ間に母が立ち声をかけられカズヤはビックリして即答できなかった。 『オチンチンから出るアレよ…』 ドキドキしながら母の質問に答える。 『去年ごろから…』 次に何を問い掛けてくるか全く予想できない母の言葉にカズヤは萎縮した。 ミチコは兄ユウヤの夢精を高校1年の時に確認している…カズヤもそれくらいの時期だと思っていた。 自分の認識の甘さに痛感しながらも話しかけた。 『そう…早いのね…』 カズヤが早いという訳ではなくユウヤが借りたり自分で買っていたりするアダルト本を盗み見して自然と覚え、兄にも感化されていったのも一因である。 『かあさんがあんな格好で寝てたのも悪いけど…』 ミチコの話しがそこで止まった。 カズヤがプールに行くとき、帰りは友達の家に寄ってTVゲームをしてくると言って出ていった…それがいつものパターンだったし、そう信じていた。 だから、誰にもはばかるコトなく自慰に耽ってしまった…それが予想外に。 そんな非を息子に負わせれる筈がない。 『今日のコトは忘れるのよ…おとうさんにも話してないし…いいわね?』 カズヤの胸を縛り付けていた鎖が少し解かれた気分だ。 『うん…』詫びるような切ない返事をした。 ミチコはまだ何か言いたそうだったが、まとめづらい話なのかその場から出ていった。 カズヤは僅かばかりの安堵を感じた。 あごの下まで湯に浸かり大きくため息をついた。 その夜、彼等の住む地方を激しい雷雨が襲った。 これからカズヤの身に起きる事を暗示するかのように…。 、、、続く
2004/03/14 20:49:48(o9hTP3Z7)
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