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彼の秘密と私の秘密①
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:女性向け官能小説
ルール: 女性目線のエロス、恋愛要素を含むなど、女性向けの小説をご投稿下さい
  
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1:彼の秘密と私の秘密①
投稿者: sayuri ◆lyJZzhuvUQ
午後8時30分を回った所で彼が席を立ってエレベータホールに向かって歩いていった。残業時間に入って2時間以上過ぎるとフロアの人はグッと減る。開発部の殆どの人は20時辺りでお役御免と帰路につくのは月30時間の残業制限が一応効いてるらしいからだ。開発助手の派遣で来た私は、残業代はカットされる事はないけど、それだけに無駄に残るわけにはいかないので帰りの支度をしてから彼を追いかける。昼間のピーク時なら100人程はいるのではないかという巨大な開発室を出てガラス扉で仕切られたエレベータホールに向かう。ホール側からは見えにくいように廊下の端をゆっくりと彼に追いつかないように歩き、人影がエレベーターに乗ったのを確認してから足早にホールに到着して階上へのボタンを押す。彼が乗ったであろうエレベータが最上階の8階で止まったの確認してから対面のもう一基のエレベータに乗りこんだ。幸い誰も乗っていなかったが、乗り込んでから首を傾げる。8階の最上階は大食堂や研修室、会議室等があるフロアだが、残業時間は人がいなくて静まり返ってるはずである。8階に到着すると彼に出くわさないよう慎重に降りた。ガラス扉の向こうに人影がないか確認してからカードを当てて扉を開ける。この時間にこのフロアに来る理由などトイレ以外にないと思うのだけど、左側の先にあるトイレの自動照明は点灯していない。正面の食堂は真っ暗で扉もしっかり施錠されている。右側しか選択肢はないけども奥に休憩室があるので、誰もいない休憩室が目的地かなと思いながらゆっくりと近づいていくと廊下の途中にある非常階段と書いてある鉄の扉の向こうから微かに物音が聞こえた気がした。私は音が出ないようにゆっくりと扉を開閉し非常階段に出て更に耳を澄ます。上の方で扉が開閉する音が響き、ようやく私は彼の目的地がわかった。屋上である。私は行った事がないが、テニスコートなどがあり、天気の良い昼休みには割と多くの人が休憩していると聞いた事がある。私は少し間を開けて静かに屋上へ向かう。屋上への扉は上部分が中に網掛けの補強があるガラスになっていたので、屋上の様子を覗いてみた。正面には2面のテニスコートがありその周囲をコンテナのような建物がぐるりと囲んでいてあまり明るくはないが外灯が何ヵ所か点いていた。何度見ても人の姿は見当たらず、かなり迷ったが、せっかくここまで勇気を出してきたのだからと言い聞かせて、静かに屋上に出てみる。テニスコートの角のコンテナとコンテナの間に通路のようなものがあり、そこを抜けると屋上の外側というか外景色側に出れるようだった。そちらに近づくと微かに高周波の音声が聞こえる。そっとコンテナの壁から覗くと、30m程先に胸の高さぐらいの格子のフェンスがありその前に外向きで立ってる赤城君の姿が見えた。心臓の音が聞こえそうなぐらい高鳴る。微かに聞こえる高周波の音は手に持って観ているスマホから聞こえる音のようだ。ふと、このまま引き返してきたら見つかると頭に浮かんで変な汗が出てくる。少し遠くなるがコートの反対側のコンテナの切れ間に慌てて移動する。そして壁から目だけを出して覗いてみる。高周波の音は離れたせいで聞こえなくなったが、さっきなんとなく聞こえてきたのは女性の喘ぎ声のような音声だった。見る角度が変わった事で彼の横側も少し見えるようになったのだが、彼の右手はどうやら股間に添えられていて、しかも前後に動作しているようだ。もうこの歳だからなんとなく何をしようとしてるのかは想像できたが、私の心臓も、いや子宮も高鳴りしているようだ。屋上の外側の外灯は社名を照らす電飾看板以外は暗く、手に握っているであろう赤城君の性器はよく見えなかったが、私は性器よりもうっすらと確認できる、見た事のない赤城君の表情が堪らなく愛おしくて、ずっと見ていたいと思うぐらい我を忘れて凝視しているのだった。
 
2023/03/01 11:33:12(YNPWdFn2)
2
投稿者: sayuri ◆lyJZzhuvUQ
~彼の秘密と私の秘密②~

大手総合電機メーカーの開発部に派遣されて丸3年が経とうとしている。派遣された当初はいろんな部署から歓迎会やら飲み会やらと誘われては参加していたが、そのうちによく顔を合わせるようになった5歳上の広報部の社員と交際することになった。交際を公にすると、途端に飲み会には声が掛からなくなったが、私が派遣元の会社に大手への派遣を希望していたのは、ある意味婚活の一端のようなものだったので、目的は果たせたのではないかと思う。ちょうど1年後ぐらいに結婚式をあげる予定で動いている所である。彼、山下陽介は広報部ではエース的存在らしいが、仕事の出来不出来はよくわからない。一人っ子の私を大切に育ててくれた田舎の両親を喜ばせてあげたかったので私は安定した結婚生活を望んでいたのだと思う。大学卒業から銀行に就職して人間関係で1年で辞めてしまった事は後悔はしてなかったが、離れて暮らしている両親にはそれ以降かなり心配をかけた気もするからだ。陽介は社交的で名前の通り陽気な人間であるが、神経質で自尊心が高い事もあって時々喧嘩になる。普段は優しいのだが、喧嘩になると暴力などはする人間ではないが、モラハラというか酷く口の悪い時がある。結婚の為だと思って、仲直りした後は、忘れているフリをしているが、言われた言葉は重く心に残って、ふと思い出したときに涙しそうになる事もあった。それでも陽介を好きだという気持ちはもちろんあったし、この人となら安定した結婚生活や将来の家庭像というのが想像しやすかったというのがプロポーズを受け入れた一番の理由である。しかしそんな私の平穏を揺さぶりはじめる事態が2ヵ月前に訪れた。私の派遣されてる部署に院卒の新入社員が配属されてきた。院卒なので歳は3つ下になる。背の高いイケメンではあるけどいわゆる草食的な素朴さを持っていて、屈託のない笑顔が天使のような子供っぽさを持っているのである。もちろんはじめは恋愛対象ではなかったのだけど、その赤城君の歓迎会で私は部署の課長にセクハラ気味に絡まれ、今にも泣きそうになっていたのに誰も助けてくれず困っていた所に凄く酔った赤城君が逆に課長に絡みだして粗相をしてくれたおかげで逃れる事ができたのだ。帰りの駅で心配になって声を掛けると、私を助けたいが為に必死に酔った演技をしただけなので大丈夫です、と笑顔で返してくれたのだけど、その笑顔に心を撃ち抜かれたような衝撃を受けてから赤城君の事が職場で凄く気になるようになっていった。残業時間になると人が減って話しやすくなるので、業務に支障をきたさない程度に赤城君に話しかけて彼の情報を入手しつつ心の距離を近づけるように意識していた。現在交際相手がいない事も本人から聞き出した。そうこう過ごしているうちに赤城君が残業中に消息不明になる時間があることに気付いた。どこで何をしてるのか気になって、もしかして同期とかに恋人のような女性がいて休憩がてら会ってるのではないかと行き過ぎた想像をしてみたりもしたが、考えれば考える程気になってきた私は、尾行して調べる決心したのが今朝の事であった。
23/03/01 11:40 (YNPWdFn2)
3
投稿者: sayuri ◆lyJZzhuvUQ
~彼の秘密と私の秘密③~

赤城君は暗い夜空に顔を向けて、口を半開きにして苦悶のような表情を浮かべながら手を激しく前後にしごいている。やがてもう少し口を大きく開けたかと思うと体全体がビュクッと震えて一瞬止まり、そのままゆっくり手を動かしてハァハァと深呼吸するように落ち着かせるのだった。私は一瞬たりともその姿から目を離さず焼き付けたが、気付いたら私自身も膝と膝を合わせたまま下腹部を幾度となく硬直させたりもぞもぞとした動きを繰り返し、物凄くドキドキしている事に気が付く。赤城君はティッシュのような物で性器を軽く拭うとスタスタとテニスコートの方へ戻る。そしてそのまま扉から階下に降りていったようだった。私は深呼吸して自分を落ち着かせたが乾いた風のせいもあってか涙目になっている。十分辺りを警戒してから赤城君が立っていた所に歩き出す。さっきよりも心臓が高鳴るのは想像しているものを目の当たりにするだろうからだろうか。薄暗くはあるが白っぽい円状の液溜りを見つける。もう一度背後を確認してからしゃがんでスマホの懐中電灯を点けてみた。グロテスクに白い粘液が浮かびあがる。私は震える右手の人差し指に少しその白い粘液をつけて親指でこすり合わせて練った後、鼻に近づけて嗅いでみた。鼻の奥がツンとして、草いきれのような独特の匂いが拡がる。紛れもなく赤城君の精液だと確信し、まるで世紀の宝物を発見した探検家のような気持ちになる。今度は左手の人差し指にその精液が滴り落ちない程度にしっかと掬い取り、足早かつ慎重に屋上から8階に戻る。向かった先は誰もいない真っ暗なトイレ。自動センサーで点灯して少し心拍数が上がったが、一番奥の個室に入る。手提げ鞄をフックにかけて、制服のベストのボタンを片手で外して、ブラウスの裾をスカートから出し、便座に座り込む。ブラウスを捲り上げるよう下から手を入れて乳房を掴み、指でブラの上端を下げて乳首に触れると既に硬く鋭敏に突起して、触れるか否かの辺りで電気で打たれたように全身を震わせた。そして左手の精液を親指を使って捏ねまわしては何度も匂いを嗅いでみた。今までの性体験の中でも圧倒的に突出して淫靡な気分になって興奮している私は右手をやや強引にブラの下の入れて激しく乳房を揉み上げ同時に指で乳首を刺激すると、何度も声が出ちゃいそうになるぐらい気持ちよく感じていた。我慢できずに立ち上がって、ストッキングを膝までおろして更に左足を抜き、スカート捲り上げながら左足を便座に上げながら再び座ると、ショーツの上部から手を陰部に向かって流し込んだ。もうグニュグニュと音がするほどヌメリを帯びていたので、そのまま指二本をヴァギナの中に滑り込ませて激しくかき混ぜる。さっきの赤城君の手の動きや、顔の表情、体の反応を思い出しながら乱暴に刺激すると、赤城君のフィニッシュの残像に合わせるように絶頂を迎えた。自宅以外のトイレとかで多少陰部を刺激するような事は経験としてあったけど、こんなに絶頂するほどの乱れた自慰行為をするのは初めてだった。いや自宅でもこれほど頭がぐちゃぐちゃになるぐらいの快楽と興奮を体験した自慰行為はなかったかも知れない。数分の間は動けずにいたけど我に返って、慌てて服を整え、手を洗って、また忍び足でエレベーターに乗って、開発棟を後にした。自分を落ち着かせるように福祉棟で着替えると、ようやく夢から醒めた感覚で会社を後にした。
23/03/01 11:58 (YNPWdFn2)
4
投稿者: sayuri ◆lyJZzhuvUQ
~彼の秘密と私の秘密④~

真っ暗な部屋に帰り着いたが、照明のスイッチも入れずベッドに倒れ込んだ。ふと左手の指を嗅いでみるが微かに精液の匂いがするような、または記憶がそうさせているだけなのかよくわからないが、帰りの電車に乗った頃から何故あんな大胆な事をしてしまったのか、尾行も覗きも精液泥棒も会社での自慰行為も全てが今までの自分では考えられないような行動で思い出せば思い出すほど自己嫌悪に陥ったし、どの行動一つ取っても誰かに見られていたらと考えると恐くなるのだった。一方で体にはまだ先程の強烈な快楽の余韻があり、このままぐったりその余韻に浸っていたくもなったが明日も仕事があるので、疲れ切った体を引き起こしてシャワーを浴びて眠りについた。ところが翌朝目覚めた瞬間にまた新たな計画を思いついていた。昨夜の罪悪感はかなり薄れてしまったようだ。その計画の準備をしてから出社した。そして福祉棟から開発棟に移動する時にいいタイミングで赤城君に会った。

 私:おはよう。昨日も遅かったね。今日も残業?

 赤城:今日も終電コースですよ。体キツけど明日は花金、頑張ります。

今日の残業確認ができたのと昨夜の尾行等がばれてなかったようなのでホッとした。いつものように仕事を開始したが、残業時間の計画実行の事ばかり頭をよぎって、いつもより仕事への集中力が落ちていた気がする。長く感じた1日も終わりが近づきようやくその時が訪れた。昨夜と同じぐらいの時刻で赤城君は席を立ってエレベーターホールに向かって歩き出した。私はひとまず、もうすぐ片がつく作業をやり終える事にした。しかしその間、赤城君の昨日の残像にトレースしながら一挙手一投足を想像していたので、あまり業務に集中できていなかったような気がする。そして赤城君がコトをやり終えたと想像した所で集中力を取り戻し、最後の業務のチェックをしっかり行ってやるべき業務を終わらせた。そしてゆっくり目に帰り支度を整えてエレベーターホールに向かう。2基のエレベータの駐機フロアを確認すると、どちらも8階にはなかった。辺りを確認してから階上釦を押し、念の為のアリバイ用に階下釦も押しておいた。無人のエレベータに乗り8階に着く。昨日と同様に慎重に行動してようやくお目当ての場所にたどり着く。赤城君にもばったり出くわすような事はなかった。昨日と似た場所に白い精液溜まりを見つけた。朝に用意した直径3cmの平たい蓋付きの容器を取り出す。百均で化粧品を取り分ける為に購入していた容器の一つだ。蓋を開けて容器で精液を掬った。思った程に入らなかったので、もう一度指も添えて掬うとある程度の量を採取できた。指を立てながらしっかりと蓋をして半透明のビニール袋に入れて鞄にしまう。指についた精液を少し擦って嗅ぐと、間違いなく赤城君の精液だと嬉しくなる。そして今日はもうそのまま8階から地上まで降りて、着替えに向かった。
23/03/02 13:54 (U3zTdf90)
5
投稿者: sayuri ◆lyJZzhuvUQ
~彼の秘密と私の秘密⑤~

昨夜のような罪悪感も自己嫌悪もなく、少しワクワクした気持ちでいつもより足早に感じながら自宅マンションに帰り着いた。鞄とスマホをテーブルに置いて上着をクローゼットにかけた所でスマホが鳴る。画面には陽介の文字と22時24分という表示が見て取れて一瞬嫌な予感がしたが出ないわけにもいかないので応答ボタンを押した。

 陽介:もう帰ってるの?

 私:今帰宅した所だよ。

 陽介:俺も今、接待から解放された所だけど、今から行っていい?

陽介は今夜は接待の会食で何時に帰宅かわからないと言っていたけど、思いのほか早く解放されたようだった。元々明日の金曜日は残業せずに陽介とディナーをしてそのまま私の部屋に二人で帰って来る段取りになっている。それでもいつもなら陽介と過ごす夜が急に増えたなら嬉しい気持ちになって二つ返事でOKしていたはずだったが、煩わしい気持ちが湧き出てきて一瞬沈黙してしまった。なにか返さなきゃと思って、

 私:結構早く解放されたんだね…。どうしようかな…。

 陽介:ん、どうしたの?何かあった?

スマホを耳と肩に挟んだまま、スカートを回してホックを外して半分地面に落としたまま足を抜いた。動作しながら考えた答えは、

 私:最近残業続いてて疲れてるから、今日はパスでいい? 明日楽しみたいし。

 陽介:ああ…、そっか、最近結構遅くまで頑張ってるもんね。

やはり予想外に断られてショックそうではあるが、私への気遣いも見せてくれて理解してくれたようで少し罪悪感を感じた。

 私:本当にごめんね。でも週末は二人で過ごすの楽しみだから。

 陽介:そうだね。明日会えるしね。悪かったね、遅くに。じゃあ明日。

私は脱いだスカートをハンガーにかけ終えると同時に電話を切って、スマホを置いた。ソファに腰を降ろしてストッキングを脱ぐと開放感が溢れ出る。先程採取した粘液を鞄から取り出し、ビニール袋を丸めてゴミ箱に放り込んだ。テレビを点けて音量を調整すると照明は全て消した。カットソーとインナーシャツを一緒に脱いで投げ、続いてブラのホックを外して肩から抜いて投げる。目を閉じて、両手で包むように乳房を掴むと赤城君の昨日の映像が鮮明に脳裏に浮かび、興奮を呼び覚ます。乳首も硬く鋭敏になっていて刺激を欲している。おもむろにケースに採取した粘液を持ち上げ蓋を開けて嗅いでみると淫靡な空気が全身にいきわたる。顔が熱く火照っている気がする。赤城君の精液を右の人差し指に掬い乳首に塗りたくって刺激する。ヌルヌルした感触が突起物を擦るにちょうど良い潤滑液となる。自分のしてる事や客観的な姿が物凄くいやらしく感じて心身ともに激しい興奮を覚えるが、上気してくる匂いが更に追い打ちをかけて加速させる。やがてぬめりがなくなり凝固してきた頃、自然と下方に手が伸びてショーツの上から突起したクリトリスを摩っていた。こみ上げるものが我慢できなくなると急いでショーツを脱いで投げた。また右の人差し指で残っていた精液を全て掬うとドキドキしながらゆっくりと自分のクリトリスの粘液と混ぜるように塗りまわす。思わず声が出そうになる。昨日以上に淫靡な瞬間に酔っている。味わうようにゆっくりこねくり回す。全身にゾワゾワした快感が波のように押し寄せて心地よく喘いだ。ベッドの下の箱から陽介が持ってきたヴァイブを取り出した。陽介は嬉しそうに私に使うが私は今一つ感触が良くなく、自慰行為では使った事がなかった。恐る恐る挿入してみるとはじめは異物感があったが、私の粘液がヴァイブ全体に回るとスムーズに出し入れできた。自分で良いポイントを探りながら動かすととても気持ちよく、手と声がとまらなくなった。その時に妄想していたのはもちろん陽介ではなく赤城君だった。赤城君と結ばれて興奮していた。最後は四つん這いになって必死に手で口を押さえながら激しく出し入れし、絶頂の瞬間、耐え切れずヴァイブを引き抜くと同時に陰部から液体が飛び散った。その瞬間私はキャッと声をあげてそのままソファにぐったりとへたり込んでしまい、膝のあたりがガクガクと震えていた。
23/03/02 14:02 (U3zTdf90)
6
投稿者: sayuri ◆lyJZzhuvUQ
~彼の秘密と私の秘密⑥~

ふと目が覚めると、もう外は明るかった。ちゃんとベッドに寝ていたようだが、昨夜遅くにソファから起きてシャワーを浴びてから眠った記憶がある。いつもの起床時間よりまだ早かったのでもう一度昨夜の幸せな気持ちを回想してから起きた。昨日と同じ時間に会社に入ると昨日と同じタイミングで赤城君に会う。話しかける時に一瞬脳裏に昨夜の妄想が浮かんでドキドキした。

 私:おはよう。昨日も残業お疲れさんだね。

 赤城:やっと金曜日なんで今日は定時です。

 赤城:ところで、ちょっと相談あるんですけど、18時過ぎに8階に来てくれませんか?

急な展開に戸惑ったが、少し考えてから、

 私:少しなら大丈夫だけど、ちょっと約束あるから…

 赤城:そんなに大した事じゃないので少しの時間で大丈夫です。

仕方なく了解した雰囲気を出しつつも内心は、かなりドキドキしていた。もちろん日中の業務はあまり手につかずフワフワとしたまま終業時間になった。赤城君が鞄を持って帰りのエレベーターホールに向かう。ワンテンポ遅らせてから私も席を立った。金曜日は基本的にノー残業デーなので18時過ぎといえど殆どの人が帰りに向かったので8階はシーンとしていた。

 赤城:あ、こっちです。

赤城君は屋上への鉄扉の前で待っていた。そしてそのまま屋上へ一緒に上がるように促された。

 私:これが屋上への階段なんだ。

 赤城:昼休みとかは結構人がいますよ。

初めて来たみたいな空気を作りながら、屋上へ出る。そのままテニスコートの角を抜けてコンテナの裏に連れてこられた。心音が聞こえそうなぐらい鼓動が高まっていた。

 私:相談てどんな事?

 赤城:覗いてだろ…

 私:えっ?

急に壁ドンの態勢で退路を断たれて上に、怒気をはらんだ声で凄まれた。大げさに戸惑いの反応をしてごまかそうとしたが、何のことかはよくわかっていた。

 赤城:俺はなッ!俺をこき使うこの巨大な会社へ、お前らの駒じゃないぞって屋上からぶっかけてんだよ!

私の耳元で怒鳴っている。私は思わず手で塞ごうとしたが手首と顎を強く掴まれ強烈に睨みつけられた。もう恐怖で震えていた。

 赤城:しかもお前、盗んだだろっ!

顔面蒼白になって硬直する。蛇に睨まれた蛙になった気分で震えながら

 私:ご、ごめんなさぃ…

ほとんど聞こえないような小声だった。さっきまで抱いていた優しい赤城君の幻想や甘い時間の妄想は微塵もなくなり、ただただ恐怖に晒されていた。
23/03/07 18:18 (hGstCvHU)
7
投稿者: sayuri ◆lyJZzhuvUQ
~彼の秘密と私の秘密⑦~

赤城君は怒りに満ちた表情のまま、目を見開き少しニヤついたかと思った瞬間、唇が耳に触れるぐらい顔を寄せてきた。

 赤城:持って帰った俺の精子、何に使ったんだよ。

ささやき声ではあるが、ドスは効いている。自分のした事の情景は浮かんでいたが、恥ずかしさと恐怖で言葉にできず躊躇していた。そんな態度を見て赤城君は掴んだ顎というか喉元を上にゆっくり突き上げてくる。私は痛みの防御で背伸びしてこらえようとするが足元が震えた。拷問のように追い込まれながら、ようやく絞り出すような声で、

 私:匂いを嗅ぎました…。

恥ずかしさでごまかした言い方をしたが、もちろん逃してくれない。不十分だと言わんばかりに更に喉元を引き上げようとする。

 私:に、匂いを嗅ぎながら、自分でしました…。

赤城君は怖い顔のままニヤニヤして、また耳元に口をつけてきた。

 赤城:女子アナみたいに清楚に振舞ってるくせに、頭の中はエロい事でいっぱいなんだな。

言い放ったあとに、私を蔑むような見つめてきたが、私はもう目を合わす事が出来なかった。

 赤城:まだあるよなっ?

羞恥心と恐怖心で思考が停止し、とにかく早く許しを得て解放されたい思いだけになっていた私は、もう従順な犬になりつつあった。

 私:赤城君の精子を乳首とアソコに塗ってオナニーしました…

赤城君は少し声を出して笑ったあとに、

 赤城:すごいな!お前。やってる事は俺以上のド変態、いやド淫乱女だろ!

 私:はい…ごめんなさい…

もう涙が溢れて頬をつたって地面に落ちていた。喉元の力も解放されでもこれで許してもらえるはずと淡い期待を抱いていたが、強引に後ろ向きに体を回され、羽交い絞めにされ、そのまま壁に私を押し付けようするので思わず壁に両手をついた。

 赤城:窃盗犯にはおしおきが必要だな!

罪悪感を煽るような口ぶりに、おしおきされてもやむなしという感情が芽生えていた。
23/03/10 15:36 (umaQgUNz)
8
投稿者: sayuri ◆lyJZzhuvUQ
~彼の秘密と私の秘密⑧~

赤城君は私の両の腰骨を鷲掴みにして後ろに引いた。スカートを捲り上げるやいなやストッキングごと両手で一気に下着を膝まで擦り下げ、お尻が露わになる。羞恥心がさらに昂り体は熱くなっていく。そして私に耳打ちしてきた。そんな事とても言えないというような恥ずかしい事を言うように強要してきた。躊躇していると何故か赤城君の精液や昨日までの自分の姿が脳裏に湧いてきて、心とは裏腹に体が淫らに燃え上がるよう気分になり、

 私:婚約者よりも、他の男の精液をいっぱい浴びたい淫乱浮気女ですっ…

 バァッチンッーー!!

雷で打たれたような衝撃と音が鳴って、私は思わず、あぁっと叫びを上げお尻に強烈な痛みを感じた。

 赤城君:声が小さいんだよ!そんなんで許されると思ったかっ!

また大声で怒鳴ったかと思うと左手で更に私の腰骨を引き、足で私の足を蹴って開かせると右手は自分のモノを添えながら勢いをつけて私の穴に押し込む。加速度をつけて一番奥の壁を破壊しにきた瞬間、私は泣き叫び、何もかもが真っ白になっていった……………………

…………………………自分の泣き叫ぶ声がだんだん遠くになってもう聞こえなくなるという所で目が覚めた。涙で枕が冷たく感じた。ゆっくり目を開けると、窓の外が白々と明るく、サイドボードのスマホが目に入る。触れると画面表示が出て金曜日の朝の6時前だと認識した。昨夜初めてヴァイブでの自慰行為をした後、シャワーを浴びてから眠ったようだ。しかし自分がどうして赤城君にいれあげてたのか不思議になるぐらい興味が薄れ、早く陽介に会いたい気持ちでいっぱいになっていた。念入りにデート用の服を選び、入念におめかしして玄関を出る。出る時に何かを蹴ったような気がしたが、ドアの施錠をした後に赤城君の精液を採取した容器が足元に見えた。シャワーの時に洗浄した所までは記憶にあったが知らない間に床に転がっていたようだ。また開錠するのが面倒だったし、なんとなく今晩陽介が来るのに置いておくのはどうかという気持ちになって鞄にしまって出社した。昨日より早目に着替えて慎重に確認しながら赤城君に会わないように開発棟に向かったつもりだったが
いきなり後ろから肩を叩かれ、振り返ると赤城君だった。

 赤城君:おはようございます…。どうしたんですか?そんなに驚いて…

 私:い、いや…考え事してたからびっくりして…。今日やっと金曜日だね。

顔が引きつっていたのか、動揺したのがバレバレのようだ。何気ない日常会話をしてみたが、夢の中の赤城君とは違って穏やかだった。ただ、心の底では恐怖心が払しょくできずにいたのでデスクに辿り着いた時にはかなりホッとした。仕事前にスマホのメッセージを確認しておこうと鞄から取り出した時に、スマホに引っかかって一緒に出たものが床に落ちて転がり始めた。円を描いて蛇行した後に背中側にある赤城君の席の足元に転がって止まった。気付いた赤城君が拾い上げて、私にゆっくり向かってきた。

 赤城君:大事な採取用の容器でしょ。でも俺、今日はしませんよ。

私は顔面蒼白で固まって動けなった。赤城君は手渡すとすぐに席に戻ったが、振り返る時にまるで悪魔がニヤリと微笑んだように思えたのだった。


 ~終わり~
23/03/13 14:49 (eN50ezBn)
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