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熟年離婚
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:女性向け官能小説
ルール: 女性目線のエロス、恋愛要素を含むなど、女性向けの小説をご投稿下さい
  
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1:熟年離婚
投稿者: 仁美
三年近く続いた夫との不仲。早くに離婚を切り出していたのは私でしたが、ようやく夫が納得をしてくれたようです。
慰謝料は特にはなく、お互いに貯めていた貯金を持って出ることに決まりました。夫54歳、私が44歳、19年の結婚生活でした。

離婚届を出すのが来週の月曜日と決まったことで、皮肉にも夫との会話は弾んだものとなっていました。
お互いにバカを言い合いながら、自分の愚かさを露呈するのです。ひさしぶりに楽しめる夫婦の会話でした。
そんな時、夫から数年振りのベッドインを誘われます。妻としては受け入れる選択もありましたが、来週になれば他人。
その時には、私はお断りを致しました。

しかし、離婚日の前日の夕方。私は別れる夫とラブホテルにいました。数回に渡る夫の押しに、私が折れたのです。
『最後くらい、いいか。』、そんな気持ちでした。それが間違いでした。


何度も叩きつけられる夫のモノ。私は『夫婦としての最後の思い出。』と感じながら、彼の攻めを受け止めていました。
そんな彼の口から溢れたのは、信じられない言葉でした。

『中…、中に出すぞ…、』

それは私に聞こえるか聞こえないかという、とても小さな声でした。彼は独り言を呟き、私との合意をしたのです。

『いかんー!いかんてぇぇー!』

私は慌てました。身体に刺さり続ける夫の肉棒は、別れる私の中にその種を残そうとしています。
私は夫の顔を手で押し、薄くなり始めた髪にも手を延ばしました。しかし、夫の力は強く、全てが押さえつけられたのです。

『お父さん、ダメってぇ~!お父さん、だしたら』



 
2021/04/30 18:22:21(QuGmz5e0)
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