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回想夢 - メサイア
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:女性向け官能小説
ルール: 女性目線のエロス、恋愛要素を含むなど、女性向けの小説をご投稿下さい
  
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1:回想夢 - メサイア
投稿者: グレッグ
その日に見る夢は、その日に起きたことや感じたこと、あるいは読んだ小説や聴いた音楽、交わした会話に影響を受けるのだろう。

そう考えると、K子と初めて会った日を夢に見たのには納得がいく。その日はあるテレビ番組でるジョージ・フレデリック・ヘンデルの「ミサイア『ハレルヤ・コーラス』」が紹介されていたのを観たからだろうことは明らかだ。

ドイツ人でありながらイギリスで活躍し、イギリス人が誇りにする音楽家となったヘンデルのこの楽曲は誰しもが耳にしたことがあるだろう。そして、『ハレルヤ・コーラス』はK子の好きな楽曲であり、彼女の声楽の能力を計るための課題曲槌だった。

少女時代をドイツで過ごしたK子は、いわゆる帰国子女として日本人の感性とは多少ずれていたと思う。意外に思ったドイツ人の習慣や考え方をK子から聞くのは楽しみだった。

高校生までをドイツで過ごし、日本で音大を卒業し声楽家を夢見てドイツに留学するための資金を手っ取り早く用意するためにガールズバーで働いていた。

K子と知り合ったのは、そのガールズバーを辞めて翌週ドイツに旅立つというタイミングの土曜日の夜だった。当時は土曜日の夜には仲間たちと車で山道を走りに行くか、都内をクルージングすることが多かった。クルージングと言えば聞こえはいいが、成功率の極めて低いナンパが目的だった。

その一方で山道を走るときは、ひたすら硬派だった。ただただ運転が上手くなりたくて、排気量の小さい車で大きな排気量の車を追い回した。登りではエンジンのパワーの差はいかんともし難いが、下りはパワーのハンデが減り道を譲らせた時は射精するのと同じくらいの快感を得られるのだ。

あっ自分のことはどうでも良かったね。ただ運転が上手くなりたい気持ちも根底は女に持てたいという気持ちだよね。

日本で過ごす最後の土曜日をK子は引き払ったアパートに程近いホテルで滞在していた。そしてK子と出会ったのは、このホテルに隣接するコンビニだった。

この日は仲間との都合が合わずに山道に繰り出すことも、街に繰り出すことも出来なかった。それでも知人が働いているガレージでエンジンオイルを交換させてもらっていた。ただでオイルを交換させてもらったお礼に、知人の終業を待ち晩飯をご馳走するつもりがご馳走してもらうというラッキーな夜だった。

少し遠回りした帰宅途中に立ち寄ったコンビニで車を降りた正面にK子がいたのだ。ガラス越しに目が合った瞬間に一瞬微笑んでくれた。ただ希望を持っていたからそう感じただけかも知れないが、駐車場に面した雑誌のラックの前でレディースコミックを立読みしてたのがK子だった。

キラキラと輝く吸い込まれそうな大きな瞳と槌ソバカス、明るい栗色の髪の毛に槌目を奪われてしまった。それよりも目が釘付けになったのはパーカー越しに自己主張するように前に突き出した胸元だった。当時は巨乳と言う表現がブームだったかも知れない、巨乳と言われるグラビアアイドルが時には水着姿で深夜のテレビ番組に出演槌していた。

そんなグラビアアイドルに劣ることのない、いや完全に凌駕するほどの印象を瞬時に受けた。あまり不自然な印象を与えないように女性誌のラックから離れたラックから自動車雑誌を取り上げた。まあコンビニに立ち寄った元々の槌目的を遂行したまでだ。

K子はレディコミに没頭している印象だった。後で聞いた話ではドイツでは入手が困難、入手出来てもドイツ語に翻訳されるコストが上乗せされコミックとは言えないほどの値段なのだそうだ。K子がレジに行くタイミングを見計らって声を掛ける計画を頭の中で練っていたため、雑誌の中味は入ってこなかった。それ以上にK子の横顔と胸元が気になって仕方がなかった。

 
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2019/01/23 21:16:07(mSv5WIxK)
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