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青い匂い
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:女性向け官能小説
ルール: 女性目線のエロス、恋愛要素を含むなど、女性向けの小説をご投稿下さい
  
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1:青い匂い
投稿者: 真由美 ◆x6MqriDaKo
アパレル勤務30歳。時々声を掛けられるけど美人でもない平凡な私。
恋人不在は二年を超えて独りは気楽と強がっている。

たまには飲みに行くけれど、職場と部屋の往復が日課の退屈な生活。
ストレスが溜ると無性に男が欲しくなるけど、そんな時に限って相手がいない。ナンパしてくる男性も軽そうだったり、しばらく付き合ってみたい相手でもない人ばかり。

バスタブに浸かりながら油断しないよう自分でマッサージをしながら、マイペースで慰める方が気持ち良いって、負け組?

それでもふくらはぎを撫でて太ももを揉みながら血行を促し、腕のたるみを引き締めて乳房を持ち上げながら乳首を抓る。
『あん!』
とっくに妄想が脳内を駆け巡り男に抱かれている。
十代の初体験の相手はやはり初めてで上手さはなかったが、そのきれいな顔立ちが未だに忘れられず、自分を慰める時の相手は彼だけ。
『柔らかいね。乳首立ってる。』
『入れていい?』
何度も抱き合ったが彼が口にするのはいつも変わらなかった。
慣れた頃に彼の愛撫や挿入し腰を振る表情を見ていて気付いたのが、私の快感は彼の容姿あってのものという事だった。

思い出すと乳房を揉みながら少し乳首を舐めて、内股から淫裂を舌でなぞり挿入するだけの幼いセックスだった。
幸い持続力はあったのか彼が射精するまでに小さな波と大波をそれぞれ感じる事はできたし、目をつぶり堪えながら腰を振る彼の表情が美しく、
『精一杯に私を愛してくれている』
と思うと快感に包まれた。

就職し少し派手な生活を覚えると、様々な相手に抱かれては彼とのセックスが子どものそれだと理解した。
荒々しく乳房を揉み乳首に噛み付く男や、小ビンのような長く太い物で奥を突き破るほどピストンしてくる中年などその場は興奮したが、部屋に戻れば美しかった彼との思い出にその身体をゆだねて白い指が敏感な部分に深く沈み、溢れる汁と淫らな音に犯されながら快感の声をあげなければ満足できなかった。

年末にデパートの友人から食事会の誘いがあった。
『若い子も呼んだからね』
と笑う彼女に
『おばさんを合コンに誘うの?』
と聞くが気にするなと手を振り仕事に戻った。
『また数合わせか…。』
彼女のグループは二十代前半のスタイルも良い可愛い子たち。
どうせ暇だからいいや、と溜め息をついた。
 
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2014/09/07 20:21:28(JGKoX/V2)
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