いつもどおりの昼だった。昨日もおれは、ホストのバイトが終わった後、女の
家にいって、そのまま寝てしまっていた。
「あきら~、起きたの?」台所から女の声が聞こえる。
そっか、昨日はこいつの家に来たんだったな。
「あたしそろそろ、仕事に行くわよ、あきらはどうするの?」
「そうだな、おれも出るよ」
おれは「スドウ アキラ」。ホストをやっている。現在18歳である。
住んでいる家はなく、基本女の家を渡り歩いている。
小さい頃に両親がおれを施設に捨てた。それ以来他人を信じることをやめた。
女は14の時に覚えた。それ以来、高校にもいかず、女たちの世話になってい
る。
昨日泊った女も2週間前に知り合った女だった。
「さて、仕事までまだ時間あるけどどうすっかな~」
そのときだった。
急に大きな衝撃を受けたと思ったら、目の前が真っ白になった。