舞さんは兄の部屋には寄らず直接俺の部屋に来た。
「遊くんオハヨウ、身体大丈夫？」「うん、なんとかね」答えたが昨日、兄とＨしたと考えると舞さんの顔をまともに見れない。
「ふ～ん、なるほど～遊くん、もともとカワイイ顔立ちだったけど女になったら、さらに可愛いくなったね」と言ってきた。
［これって誉めてるの？］と疑問に思いながらも「ありがと」と答えた。
「あっ遊くん服ないでしょ、私のなんだけど着てみる？カワイイの持ってきたから」
そう言うと、舞さんの後ろから兄貴が紙袋を見せた。
たしかに今日買い物に着ていく服に悩んでいたんだ。まぁ男物でもいいか、と諦めていたのだが、カワイイ服を着てみたかったので「舞さん、ありがとう」と素直に喜んだ。
そして着替える事になった。着替える時になっても部屋に兄がいるので舞さんは兄を一睨みして「聡さん今から着替えるから！」
すると兄は紙袋を渡すと残念そうに自分の部屋に戻って行った。
［舞さんツエー！］
「それじゃ着替えよっか」そう舞さんに言われ服を脱いだ。
「あっ」自分がノーパンノーブラを忘れてた。
舞さんもびっくりして固まった。「あ、あっ、これは下着がなくて、今日買いにねっ、あっ、行かないと、ははっ」俺もあせって、しどろもどろになる。
ようやく舞さんも冷静になり「そうだよね、良く考えたら下着もいるんだったね。あっ今日持って来たのスカートだけど大丈夫かなぁ？」
「えっ」少しびっくりしたが、大丈夫だろうと思い、「大丈夫、大丈夫、問題ないよ」舞さんが持ってきた服も見ずにそう答えてしまった。

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