「えへへ…♪」
大鳥夕凪(おおとりゆうな)はウキウキだった、突然弟の大樹と身体が入れ替わってしまったからだ。
「このオチンチンがあたしのものに…」
股間を覗きながらニヤニヤしている姿はかなり異様だろう。
「遅いよぉ!早く出かけるよ。お母さんも仕事行ったみたいだし」
「おお…」
心なしか大樹は落ち込んでいるようだ。
二人は中学校の道を歩きながらお互いの情報交換をしていた、小学校までの友達なら二人ともわかるのだが中学になるとクラスが違っていて知らない友達もたくさんいた。
三年生の階に着いてお互いのクラスへと入っていった、幸い今は休み時間だった。
「おっす!!大樹、遅いじゃん!」
大樹の同級生の加納賢太
(かのうけんた)が話し掛けて来た。
「お、おお…まあな」
「あ、そうだ。昨日の…」賢太君は何か話かけてきてたけどそれよりもこっちに向けられてる視線が夕凪は気になっていた。この娘が大樹の言っていた優実ちゃんらしい…
日曜日まで戻らないように願う夕凪だった…