トントン
「どうしたの?さっきから呼んでるのよ?具合でも悪いの」
私が身体の異変に気がついて部屋であたふたしてるうちにどのくらいの時間が経ったんだろう?お母さんが心配して部屋にきた。
ヤバい!バレる!!!
「開けるわよ?」
ガチャ
「お母さん…あの…えっと…これは…」
「どうしたの?裕二?体調悪いの?学校遅れるわよ」
「学校そう…学校ね」えっ?
「…裕二?」
「そうよ裕二大丈夫?」
裕二?私裕子だよ?
「お母さん裕二って私?」
「そうよあんた裕二でしょ。熱でもあるの…オカマみたいな喋り方して」
お母さんが不信そうな目で見てる。
「なっなんでもねぇよ!すぐ仕度するから下行ってて」
「そう?」
ガチャ
無理矢理ドアを閉めてお母さんを追い払った。
私…本当に男になったんだ。