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性差遺伝子***1***
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:変身体験・願望告白
ルール: 変身自由自在、あなたならどうする?
  
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1:性差遺伝子***1***
投稿者: 明美 ◆53E7pceueU
性差遺伝子

俺は、バイオ企業の研究所に勤務している。
そこでは、年老いた遺伝子学博士の下で、
俺と、一人女の助手、弘子が働いていた。
博士とその女の話によると、研究費は乏しいが、
今に世界を驚嘆させる研究が進められていた。

俺は三流大学を卒業して、ほとんど生物の知識がないのに、
ここに採用された。俺のすることは、ほとんどが雑用で、
しかもその女助手、弘子につまらないことまで命令されていた。
しかし博士は、俺の方にいろいろな研究の話をして、
明らかに弘子は俺に嫉妬しているのがわかった。
博士の俺に対する買いかぶりは、いろいろな事実から
博士がゲイで弘美には全く関心がなく、三流大学出の俺をひいきした。

研究の目途も立って、動物実験では間違いなく研究の成果が確かめられた。
研究というのは、動物の性別を決定する遺伝子を究明することで
この研究はこれからの遺伝子研究の基礎となる根幹の部分で
将来何らの遺伝子治療をするにしても、
遺伝子操作の羅針盤のようなものらしい。

今は、もうすぐ神戸で行われる学会にこの研究を発表する予定で
博士も弘美も毎日論文の作成に忙しい。
人間の性差遺伝子も分離抽出されて、低温金庫の中に保管されている。
俺のしたことと言えば、研究所専用の特殊なテプラで
ラベルを作ったことくらいだ。
男性性差遺伝子には「MALE」、女性性差遺伝子には「FEMALE」と、
二人の監視の下当然間違うことなく、
しかも博士がICチップをラベルに剥離不可能に取り付けた。

「博士、この遺伝子だけでも何か効果があるのですか?」
「ふふ」弘美が馬鹿にして俺を見た。
「ああ、君にMALEを特別な機器で体に入れて何週間か、
そのくらいはかかるだろうな、君は二十歳くらいの男に戻れるだろう」
「遺伝子は二十歳過ぎると傷つき、正確に体を新陳代謝できないのよ」
「遺伝子は、いわば設計図でそれを元に体が新陳代謝のたびに
古い組織が死んでは新しい組織が生まれて、君の体が維持できているんだ」

「変な質問ですが、俺に女性用を入れたらどうなるんですか?」
「そんな馬鹿はしないよ、間違いないように万全を期しているよ」
「誰かが悪用して・・」
「簡単に注射とはいかないよ、私の監視下でかなりシビアな処置を進めないと
ただの異物として体の白血球のえさになるだけさ、もったいないけどな」

「博士、学会にはやはり実験結果を報告した方がいいんじゃないですか?」
「しかし人体実験はできんだろ」
「ただの臨床試験ですよ、誰かに志願してもらって」
「しかしなー」
「ねえ、あなたはどう?二十歳の若さに戻れるわよ」
俺はもう三十半ばだ。体育会系で体には自信があった。
それしか自慢するところがなく、最近あのときの体力があればなあと
思うことがしばしばだった。「えっ、俺が実験台か?」
「心配ないわよ、動物実験でも成功したし、理論も完璧よ」

俺は渋々了解したように見せたが、期待の方が大きかった。
博士と弘美が、厳密な手順に従って俺に遺伝子を注入した。
何の問題もなく、処置が済んで、三人で乾杯した。
「毎日少しずつ新陳代謝で新しい組織に置き換わるが
気分が悪ければ遠慮なく弘美君に電話で言って休みにしてくれ」
学会まで一ヶ月ほどあった。
遺伝子注入の前に、体力測定やその他精密検査をすませた。
遺伝子治療の後の体力と比べるためだ。
しかし期待とは違って、毎朝起きるとだんだんと
体力が減っていくように感じていた。




 
2005/09/22 22:00:31(l1Cj1YJ.)
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