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1:悪魔の業 第11回
投稿者:
シラノthe D
ミカエルは栗丘達に言う
「天犬ケツベロスの事を教えてあげよう。天界の警察官のようなものだ。普通の魂は連行するだけだが、腐った魂は食い千切ってしまう。間違いなくお前達は食い殺されるだろう。でも、安心するがいい、天界で蘇るのだから、ケツベロスの糞の中から」 わめき散らす栗丘達を無視して、ミカエルが部屋の一点を指差し何事か唱えると、その空間が鼓動するように波打ち、やがて渦を巻いてポッカリと穴が開いた。 声も出せない栗丘達が仰ぎ見る、その穴の深部から、衝撃波ともいえる吼声がすると、 「天犬ケツベロス召喚に成功せり。さあこの場を去るぞ」そう言ってミカエルが中島美嘉の手をとる。 助けてもらえるのだと、美しい女性に引き起こされながら、しかし美嘉は、次の瞬間、身体に異変を感じていた。そう、それは栗丘にミニブタに変えられたときの感覚に酷似していて、一種の恐怖に眼を堅く閉じる。 が、不思議な浮遊感覚に眼を開けると、そこにはすでに、さっきまでの部屋はなく、光が目まぐるしく変化する空間で、天使にしかりと抱かれながら、その中を高速で移動しているところだった。 しかし、そう見たというのではない、感じたのだ。美嘉はそのとき実体がなかったのだから。 やがて抱かれていた天使から下ろされる感覚と同時に、しっかりと回りが目に見える、それは驚愕するような場所ではなく、見慣れた部屋、テレビだの机だの、その他調度品のあるふつうの部屋の中だった。 「ここは?」未だ全裸の中島美嘉がそう呟く。 部屋には先程の二人がいた。 男は椅子に座り、その傍らに透ける衣でほぼ全裸の天使が立っていた。 「ここは中層。本来ならば人間が来られる所ではない。そしてその中にある我が主の家だ。」そう言ったのは、天使、ミカエルと名乗った女天使だった。 中層とは地上と天界の間であり、それは部屋と部屋の間のようなもの、有って無い場所なのだ。よく臨死体験者が、トンネルを通り抜けたような後で見た事も無い川のほとりに出た、という話をするが、そのトンネルにあたる場所だと考えればいいだろうとミカエルは教えてくれた。 話を聞きながら、ふと思い出したように助けてもらったお礼を述べると 「礼ならば、膝を着いてこちらのご主人様に言え」とミカエルが促すと、ご主人様と言われた男は苦笑して言った 「ミカ、膝を着かなくてもいいだろう?俺は中島美嘉ちゃんのご主人様ではないのだから」 「いや、でも、人間の女ごときに舐められてはかないませんから」 「ごとき?それはどういう意味だ!」そう言ってミカエルの乳首をつまみ捻り上げる。「アンっ、痛いです。お許しを」と乳首を離されうな垂れる。 ミカエルは、否、ミカエルに限らず、天使は人間を下位の者としてみている。中島美嘉に天使様と敬われて当然だと思うのに、自分が絶対服従を誓った主、漆原と同等な扱いならば、自分よりも上位になってしまう。その事が耐えられない、矜持、プライドといえるものであろう。 ミカエルの主である漆原は、勿論人間であるが、これは特殊な例である。ミカエルと漆原の出会いの話しでも、はじめ上位に立っていたのはミカエルであった。 いまでは主従の契約によってミカエルの全てが漆原の物になっている。主の命令は絶対、例えば、うんこを食えと命じられれば、泣きながらでも食うであろう。これは天使の本能、否、DNAに刻み込まれたものといってもいい、拒絶することは不可能である。主従の契約を結んだ天使は、その主の命令を遂行することが幸せであり、主に従うことは神に従うこと。主の喜びは神の喜びであり、主を通して神の愛を受ける。また、主に触れられることも喜びであり、髪を撫でられただけで全てを忘れるほどウットリしてしまうのであるから、漆原に仕込まれるSEXは通常の数百倍の快感をミカエルに与えていた。 女の子の乳首をつねり上げる怖い行為を呆然と見る中島美嘉に男が口を開く 「美嘉ちゃん、ここにいればもう大丈夫。助けてあげるって夢に出たでしょ?」 夢?そう言った男、漆原を見て、ハッと思い当たった。 あれはミニブタに姿を変えられていたとき、確かにみた夢。 助けてくれると言った男に身体を開いて抱かれた夢。Hな夢。目覚めてヌルヌルの液が尻から漏れ、床に流れているのを前足で拭おうとした恥ずかしさ。真っ赤になってうつむいた。 それを見て察したのか、漆原が言う 「俺は思念を伝染させられるみたいだが、人の心を読んだり覗いたりはできないぞ。だから夢に出たでしょと聞いたのだ」 「は、はい。ちゃんと伝わりました。でもただの夢だと思っていたので…」 「うむ。なんとか伝わったようだな。奴らにも美嘉ちゃんを人間に戻すために思念を送ったのだが、それもうまくいったし」 「ただのHな妄想じゃないか…変態男」漆原の傍らでうつむくミカエルがつぶやくと、漆原は片眉を上げて一瞥する。 そう、栗丘達が急に、人間の中島美嘉を犯したいと思ったのは漆原の思念、というか、気持ちであった。漆原は底なしのHである。 あっ、と声を上げたのは中島美嘉 「シメ子が、友達がまだ動物に変えられているんです。お願いです、助けてください」 漆原は困ったように黙ってミカエルを見る 「人間の女、それは難しい。私がお前の身体を分解して、また戻すことは簡単だ。だが、それは私が手がけたからだ。残念だが、私はお前の友達を知らない、それをやるには時間もかかり、完全に元に戻すことも保証できない。それができるのは手がけた奴だ。」 「そ、それじゃあ、栗丘さんがケ、ケツベロスにやられたら戻せなくなってしまう!」 「栗丘?あの人間の女か。それは違う」言って中島美嘉に説明する。実は背後に何者かがいて操っている事。栗丘自体もその何者かによって操られている被害者である事。 「あの女には腐った魂が憑依している。ケツベロスが食らうのは、その腐った魂だけだ。それで女は解放される。だが、背後で操っている奴にはケツベロスでは対抗できない」 助かった思いから一転、苦悩に戻された美嘉に漆原が言う 「友達の事、なんとかする。こちらには神に匹敵する力がある。見捨てないさ。なっ、ミカエル」 「御命令とあらば」 ☆彡☆彡☆彡 栗丘達の目の前で、ミカエル といった露出狂女が中島美嘉を消した。そしてミカエルも消えた。それを見て、また空間に空いた穴に目を移すと、その穴の大きさには見合わない巨大な獣が出現した。 三つ首の犬、大きさは犬どころではない、象と同じほどでかいだろうか。深く蒼く輝く毛並みに凶暴な牙を剥き出しにしてこちらを見る。 「ケ、ケツベロス?」後ずさる栗丘達、蟻ノ戸はペニスからはチョロチョロと尿を漏らし、動く事もできない。 そのとき、例の黒マントの男が現れた。 ケツベロスの登場に目を丸くして、そして素早く歩み寄ろうとして、激しく何かにぶつかりうずくまる。 「な、空間が使役されている…こ、これは…。我は大天使ガブリエルの高使(こうし)クワェル、空間の使役を解く、我に従え!」 言って静かに空間に手を伸ばすが、見えない壁が消えた様子はない。 数十名の大天使、それぞれが従える数十名の側近の助手、これを高使と呼ぶ。天軍には、下使(げし)と呼ばれる数百の天使がいて、それを束ねる中使(なかし)と呼ばれる天使が数十、更にそれを束ねる高使がいて、ひとつの大天使軍は数万からの天使でなる。高使の力は大天使に匹敵するといってもよい、だが、その高使にすら使役される事を嫌がるのは、この空間が大天使ミカエルの名で使役されたからに他ならない。 中に入る事を断念したクワェルはケツベロスに声をかける 「待てケツベロス、その者達は故あって我が拘す。我はガブリエルが高使クワェルなり」するとケツベロスの左の首が声出した。 「ふっ、高使か、ならば俺達が元々ルシフェルの高使だった事を知らぬ訳ではあるまい」 しゃ、しゃべった~と声を上げたのは自分の小便の上に座り込んだ栗丘。 「分かっている。召喚したからには、それなりに…」クワェルは言って栗丘を見る。 意を解した栗丘が立ち尽くす蟻ノ戸を突き飛ばした。 同時にケツベロスが、吼える、というより衝撃波に近い声を出した。その衝撃で蟻ノ戸の身体から黒い影が飛び出し、それに飛び掛るとバキバキと音を立てて食らいつく。食い尽くすと栗丘達を睨みながら渦の中に消えていった。 「何があった?あの女はどうしたんだ?」 「そ、それが、あなたのようにいきなり現れた奴らがいて…連れていってしまいました…確か…自分の事をミカエルだとか言ってたんだけど」 黒マントの男、クワェルはミカエルという名前を聞いて身構える。その脅えかた、緊張が栗丘達にも伝わって、栗丘がつぶやいた 「あの露出狂の女ってそんなにすごい女なの?」 「女?ミカエルと名乗ったのは女か?」驚いてうなずく栗丘をみてクワェルがつぶやいた 「聖天使…小娘が…。消滅したと聞いたが、噂通りならば中層のどこかにいるはず。尻を引っ叩いてくれるわ」 ☆彡☆彡☆彡 中島美嘉が天界のことについてミカエルから話を聞いていると、部屋に響き渡る声が聞こえた。 「み、美嘉~っ、来てはダメ。無視して絶対来ないで~」 「そうよ、マキの言うとおり、もう散々な事をされて、でもあなただけでも助けられればそれも意味がでる。来てはダメよ~」 あれは…マキの、そしてシメ子の声。 「漆原さん、ミカさん」 「うむ。救出法を考える必要もなかったようだ。ミカ、頼むぞ。美嘉ちゃんは…勿論…」 「行きます」 ☆彡 全裸のマキとシメ子が机に縛られている。 正座したうえで、まるで机を抱くようにされ、机の上に両の乳房を乗せて。 「何を言っているの、『美嘉、助けて~』でしょ。ダメねぇ」 栗丘がそう言いながらマキの巨乳を撫でる。サワサワと撫でられるマキの乳房は、すでに紫のうっ血がみられ、静かに触れているのだが、顔は苦痛に歪んでいる。 「ほらっ、もう一度言いなさい」そう言って、グウに結んだ拳をマキの乳房に叩き落した。 「ぐぎゃあぁぁっ~~」耳を塞ぎたくなる程の悲鳴をあげマキがのけ反る。正座した股間からは、シュルッっという音と共に黄色い尿が垂落ちる。 「また出たの?さっき漏らしたばかりなのに、汚い女ね~。おっほっほっ、身体もでかいし、この牛のような巨乳、きっと膀胱もでかいのね。やれやれ、こっちは気絶したよ、そっちは?」 「おうっ、こっちも負けていられないぞ、それっ、助けてって言えっ」 同じように乳房を机に乗せたシメ子がいた。シメ子の乳房もマキほどでないにしろ豊満である。乳房の置かれた前に、白い液体が飛び散っている。 ほらほらっ、狩九が机に乗り、シメ子の乳房を足で潰す。 「アガッヒギャ~」潰されて乳首から白い母乳がピュッピュッと飛ぶ。 「あ~っはっはっはっ、母乳を出す高校生って、しかも生まれた子供が獣なんて、あはっあ~っはっはっ、惨めな女ね、シメ子って」 「ちっ、こいつも気絶しやがった。まったく…どうする?」 「これで焼くか?」ジュボッと音を立ててライターを見せる 「正座してケツの穴が寂しそうにみえるから、火あぶりにしてみようぜ」 「おいっ、お前異常だぞ。んでも、焼いちまうか、飛び起きるところも楽しみだしな」 皆が覗き込んで火を近づけると、火から逃れようとするようにアヌスがヒクッと引きつる。それを見て、全員が転げて笑う。 「気絶していても、お尻の穴がぴくつくなんて、おもしろいわ~」また、縛られた女の子の尻の割れ目に全員が注目すると背後で声がした 「もうやめなさい」全裸の中島美嘉が立っていた。 その後ろにはミカエルと漆原が、背中を向けて、二人の前にはクワェルが立っている。 次回最終回。。
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2003/11/15 11:42:42(DjvG0HnE)
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